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化学物質の毒性情報として充実
定量的構造活性相関

QSAR手法を用いた化学物質の手計算による
生態毒性予測(環境生物)
第3巻 生物濃縮性

[コードNo.01LIC010]

■著者/
松尾 昌  住友化学工業(株)生物環境科学研究所 研究主幹
      大阪大学先端科学技術共同研究センター 客員教授
      工学博士
■体裁/ A4判・150頁
■発行/ 1999年 11月 (株)エル・アイ・シー
■定価/ 20,520円(税込価格)

発刊にあたって
 本書では、過去20年間に発表された諸論文を基に生物濃縮や生態蓄積の大きさを定量的に
予測する手法について詳述する。
 生物濃縮はBCF(Bioconcentration factor:生物濃縮係数)やE.M.(Ecological Magnifica
tion:生態蓄積倍率)などで表されるが、これらは化学構造との直接的な相関より物理化学的
性質との相関が一般的に良い。
 特にオクタノール/水分配係数log Pや分子の無機性値(Σi);有機性値(Σo)との相関が期
待されるが、事実ほとんどのQSAR式がlog Pを含んでいる。又,Σi;Σoに関してもlog BCF
との相関式が数多くあり、理論的な背景もあって興味深い。
 化学物質の生物濃縮性はlog PやΣi;Σoなどで精度高く予測できる。
 この手法を充分活用し、新規化学物質のR&Dや既存化学部室の再点検を科学的かつ省資源的
に行うことを期待するものである。


 解  説:
  1.はじめに
  2.生物濃縮試験法
  3.生物濃縮性とQSAR式
   (1)パラコア(Parachor, Pc)   (2)無機性,有機性値(Σi;Σo, Σi /Σo)
  4. 手計算による生物濃縮性の予測
   (1) チャートの使い方     (2) QSAR式
  5.おわりに
  6.引用文献

 QSAR手法に必要なパラメータ一覧(付表):
  1.Hammettの置換基定数(σ)
  2.Taftの置換基定数(σ)
  3.TaftのEs
  4.ファンデルワールス半径(γvdw)
  5.代表的な化合物のlog P
  6.疎水性置換基定数など
  7.モレキュラーコネクティビティインデックス(MCI)
  8.代表的な置換基のMR
  9.パラコア(Parachor)
  10.無機性値(i),有機性値(o)

 手計算による生物濃縮性の予測チャート:
  1.手計算による生物濃縮性の予測チャート(1)
  2.手計算による生物濃縮性の予測チャート(2)

 文献からみたQSAR式(文献名,化合物,実験条件,使用パラメータ,計算式,
           予測値と実測値,計算例):
No.文献化合物
NO.1Neely, W.B.ら, Environ.Sci.Technol.塩素化炭化水素,フェニルエーテルなど
NO.2Freed, V.H.ら, Environ.Health Persp.有機塩素化合物
NO.3Veith, G.D.ら, J.Fish.Res.Board Can.ハロゲン化炭化水素,農薬,PCBなど
NO.4Schuurman, G.ら, Chemosphereハロゲン化炭化水素,多環芳香族など(49種)
NO.5Hawker, D., Chemosphere塩素化炭素水素類
NO.6Ogata, M.ら, Bull.Environ.Contam.Toxicol.芳香族炭化水素
NO.7Konemann, H.ら, Chemosphereクロロベンゼン類(6種)
NO.8Matsuo, M., Chemosphereクロロベンゼン類
NO.9Matsuo, M., Chemosphereクロロベンゼン,クロロナフタリン類
NO.10Sabljic, A.ら, Chem.-Biol.Interact.クロロベンゼン類,PCBなど
NO.11Oliver, B.G.ら, Environ.Sci.Technol.クロロベンゼン類
NO.12Oliver, B.G.,"QSAR Environ.Toxicol."ハロゲン化化合物(ハロゲン化ベンゼン,他)
NO.13Chiou, C.T., Environ.Sci.Technol.クロロベンゼン類など
NO.14Oliver, B.G.ら, Environ.Sci.Technol.ハロゲン化有機化合物
NO.15Tadokoro, H.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-U"クロロベンゼン類,PCBなど
NO.16Markwell, R.D.ら, Water Res.ハロゲン化炭化水素,PCBなど
NO.17Saarikeski, J.ら, Ecotox.Environ.Saf.置換フェノール類
NO.18Butte, W.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-U"フェノール類
NO.19藤原ら, 油化学アルキルエーテル類
NO.20Deneer, J.W.ら, Aq.Toxicol.ニトロベンゼン類
NO.21Zok, S.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-W"置換アニリン類
NO.22Southworth, G.R.ら, Water Res.多環芳香族炭化水素
NO.23Eastmond, D.A.ら, Arch. Environ.Contam.Toxicol.多環芳香族,複素環(S)化合物
NO.24Hawker, D.W.ら, Ecotox.Environ.Saf.多環芳香族,農薬など
NO.25Baughman, G.L.ら, CRC Crit.Rev.Microbiol.多環芳香族,農薬など
NO.26Southworth, G.R.ら, Environ.Sci.Technol.アザアレン類
NO.27Ogata, M.ら, Bull.Environ.Contam.Toxicol.ジベンゾチオフェン類
NO.28Metcalf, R.L.ら, Arch.Environ.Contam.Toxicol.PCB,ベンゼン誘導体など
NO.29Matsuo, M., Chemosphereハロゲン化ビフェニル類
NO.30Farrington, J.W.ら,"Org.Marine Geochem."PCB類
NO.31Anliker, R.ら, Chemosphere分散染料など
NO.32Coats, J.R.ら, Environ.Health Persp.薬剤(4種)
NO.33Matsuo, M., Chemosphere有機リン殺虫剤
NO.34Hermens, J.L.M.ら, Chem.Magazine, Okt.有機リン殺虫剤
NO.35De Bruijn, J.ら, Environ.Toxicol.Chem.有機リン系農薬(12種)
NO.36Hermens, J.L.M.ら,"QSAR Environ.Toxicol."有機リン剤(12種)
NO.37Metcalf, R.L.ら, Environ.Health Persp.有機塩素系農薬
NO.38Kenaga, E.E.ら,"Aq.Toxicol."有機塩素系農薬,塩素化炭化水素など
NO.39Ellgehausen, H.ら, Ecotox.Environ.Saf.有機塩素系農薬など
NO.40Zaroogian, G.E.ら, Environ.Toxicol.Chem.有機塩素系農薬
NO.41Ernst, W., Chemosphere有機塩素系農薬
NO.42Hawker, D.W.ら, Ecotox.Environ.Saf.塩素化炭化水素,農薬など
NO.43Kenaga, E.E., Ecotox.Environ.Saf.農薬を含む一般化学物質(358種)
NO.44Connell, D.W.ら, Chemosphere農薬
NO.45Lu, P.-Y.ら, Environ.Health Persp.一般化学物質
NO.46Veith, G.D.ら,"Aq.Toxicol."一般化学物質(25種)
NO.47Mackay, D., Environ.Sci.Technol.一般化学物質
NO.48Veith, G.D.ら,"Physical behavior of PCBs in the Great Lakes"一般化学物質(122種)
NO.49Davies, R.P.ら, Water Res.一般化学物質(ハロゲン化炭化水素,炭化水素,フェノール,フタル酸エステル,農薬など)
NO.50Isnard, P.ら, Chemosphere一般化学物質(107種)
NO.51Saito, S.ら, Chemosphere一般化学物質
NO.52Saito, S.ら, Chemosphere一般化学物質(107種)
NO.53Bintein, S.ら, SAR QSAR Environ.Res.一般化学物質(154種)
NO.54Geyer, H.J.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-W"一般化学物質
NO.55Geyer, H.ら, Chemosphere一般化学物質
NO.56Geyer, H.J.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-W"一般化学物質
NO.57Geyer, H.ら, Chemosphere一般化学物質
NO.58Geyer, H.J.ら,"QSAR Environ.Toxicol.-W"一般化学物質
NO.59Connell, D.W.,"Rev.Environ.Contam.Toxicol."化学物質全般
NO.60McCarty, L.S.,"QSAR Environ.Toxicol.-U"化学物質全般
NO.61McCarty, L.S.ら, Environ.Toxicol.Chem.一般化学物質(中性ナルコシス化合物)
NO.62McCarty, L.S.ら, Ecotox.Environ.Saf.置換フェノール(極性ナルコシス化合物)
NO.63McCarty, L.S.ら, Environ.Sci.Technol.化学物質全般
NO.64Opperhuizen, A.ら, Chemosphere有機塩素系化合物(ナフタリン,PCB,ダイオキシン)
NO.65Brooke, D.N.ら, Ecotox.Environ.Saf.化学物質全般(塩素化炭化水素を含む151種)
NO.66Niimi, A.J.ら, Can. J.Fish.Aquat. Sci.ハロゲン化化合物
NO.67Connell, D.W.ら, Ecotox.Environ.Saf.塩素化炭化水素
NO.68Nendza,M.,"Bioaccum.Aq.Systems"化学物質全般(132種)
NO.69Meylan, W.Mら, Environ.Toxicol.Chem.一般化学物質(694種)

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