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リポソーム応用の新展開
〜人工細胞の開発に向けて〜
[コードNo.05NTS136]

■監修/ 秋吉一成(東京医科歯科大学)
辻井薫(北海道大学)
■体裁/ B5判・752頁
■発行/ 2005年 6月 1日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 55,080円(税込価格)
 
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 リポソームを人工生体膜として捉え、DDSに代表される医薬応用のみならず、認識・応答・自己組織化・生体機能の発現など様々な可能性を追及し、人工細胞開発を目指すためのハンドブック。

出版にあたって
 生体膜の主要脂質成分であるリン脂質を水中に分散して撹拌や超音波処理を行うことで、袋状のリポソームと呼ばれる閉鎖小胞体(ベシクル)が形成されることが、1964年、Banghamらにより発見されました。この発見以来、リポソームモデル系は生体膜の機能解明に大きく貢献してきました。また、薬学・医学領域ではいわゆるドラッグデリバリーシステムとして利用されています。また、生体脂質のみならず、リポソーム様の構造(ベシクル)を形成する分子、高分子も数多く見いだされ、マテリアルサイエンスの新しい分野が進展し、さらに化粧品、食品などの産業面でも広範に利用されるに至っています。
 一方、ポストゲノム時代に入り、生命現象の要素としての物質の理解はもとより、その要素を統合して機能システムを組み上げていくことが可能な時代になってきました。人工的な生命体(人工細胞)への挑戦です。その際、生命進化の過程をみても明らかなように細胞膜モデルとしてのリポソームの果たす役割は不可欠でしょう。
 本書は、物理、化学、生物、薬学そして医学など広範な分野にまたがるリポソーム研究の基礎から応用まで、これまで得られてきた情報のエッセンスを集大成し、さらに人工細胞の実現を射程に入れた広義の人工生体膜としてのリポソームの科学、応用研究を網羅したハンドブックを目指しました。リポソームとは本来天然リン脂質の閉じた小胞体という意味ですが、ここではあえて様々な両親媒性分子が形成するベシクルに関する研究まで含めて取り上げています。
 第1編の“リポソームの科学”では、リポソーム(ベシクル)の構成分子、その集合体のキャラクタリゼーション、物性について最新の研究手法について概説されています。第2編では、物質の透過・輸送、エネルギーの変換、生体情報伝達に関わる実際の生体膜機能に関する最新の研究を概観するとともに、それぞれの機能モデル研究の最前線と対比する形で“人工細胞への挑戦”という章を設けました。また、細胞らしい機能を有する原始細胞モデル研究の最近の進展が議論されています。第3編の“はたらくリポソーム”では、バイオエンジニアリング、分析化学、医学・薬学さらに農学、食品や化粧品分野での実際応用まで現状を幅広く概観し、実用書としても充実した内容になっています。本書はリポソーム研究者の座右の書として活用して頂けるものと確信しています。また、今後のリポソーム研究のさらなる進展の一助となることを願っています。
 本書は、各分野の第一線で活躍されている研究者、技術者の方々にご執筆をお願い致しました。お忙しい中ご執筆を快くお引き受けいただき心よりお礼申し上げます。また、本書の企画提案から出版にいたるまで終始、熱意を持って協力してくださった松風まさみさん、松塚愛さんをはじめとするエヌ・ティー・エス編集企画部の方々に心から感謝申し上げます。
2005年5月 監修者  秋吉一成、辻井 薫

監修者(五十音順)
秋吉一成 東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授
辻井薫 北海道大学電子科学研究所附属ナノテクノロジー研究センター教授
 
編集委員(五十音順)
奥直人 静岡県立大学薬学部教授
久保井亮一 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域教授
宝谷紘一 (独)科学技術振興機構 CRESTソフトナノマシン領域 研究総括
 
執筆者(執筆順)
奥直人 静岡県立大学薬学部教授
内海英雄 九州大学大学院薬学研究院教授
佐々木善浩 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科バイオミメティック科学講座助手
秋山恵里 花王(株)スキンケア研究所
秋吉一成 東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授
佐塚泰之 静岡県立大学薬学部講師
島内寿徳 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域助手
久保井亮一 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域教授
荻原直子 信州大学医学部組織発生学講座助手
佐々木克典 信州大学医学部組織発生学講座教授
植松正吾 静岡県立大学薬学部助手
佐野洋 摂南大学薬学部教授
上田岳彦 鹿児島大学工学部生体工学科助教授
勝 孝 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授
吉村哲郎 三重大学工学部分子素材工学科教授
湊元幹太 三重大学工学部分子素材工学科助手
阿久津秀雄 大阪大学蛋白質研究所教授
五島綾子 静岡県立大学経営情報学部・同大学院経営情報学研究科教授
福田宏 静岡県立大学経営情報学部・同大学院経営情報学研究科助教授
吉岡寿 静岡県立大学環境科学研究所教授
四方俊幸 大阪大学大学院理学研究科高分子科学専攻助教授
石黒亮 岐阜大学工学部助手
辻井薫 北海道大学電子科学研究所附属ナノテクノロジー研究センター教授
金品昌志 徳島大学工学部生物工学科教授
八田一郎 福井工業大学工学部教授
末崎幸生 佐賀大学医学部名誉教授
山崎昌一 静岡大学理学部物理学科助教授
丹波之宏 静岡大学理学部物理学科研究員
松崎勝巳 京都大学大学院薬学研究科薬品機能解析学分野教授
浅井知浩 静岡県立大学薬学部講師
加藤詩子 京都大学化学研究所 複合基盤化学研究系 超分子生物学領域助手
稲留弘乃 京都大学化学研究所 複合基盤化学研究系 超分子生物学領域教務職員
梅田真郷 京都大学化学研究所 複合基盤化学研究系 超分子生物学領域教授
平田肇 兵庫県立大学大学院生命理学研究科生命科学専攻教授
佐藤智 京都大学大学院理学研究科講師
阪口雅郎 兵庫県立大学大学院生命理学研究科教授
小夫家芳明 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科教授
釘宮愼一 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科助教授
新垣尚捷 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス 分子細胞薬品学助教授
蔵本良範 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス 分子細胞薬品学博士前期2年
樋口富彦 徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス 分子細胞薬品学教授
出羽毅久 名古屋工業大学大学院 物質工学専攻 講師
南後守 名古屋工業大学大学院 物質工学専攻 教授
坂野聡美 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻大学院生
川岸郁朗 名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻助教授
清末和之 (独)産業技術総合研究所脳神経情報研究部門 主任研究員
田口隆久 (独)産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門 副部門長
庄籠秀彦 (独)理化学研究所フロンティア研究システム 生体超分子システム研究グループ スフィンゴ脂質機能研究チーム 研究員
小林俊秀 (独)理化学研究所小林脂質生物学研究室 主任研究員
成瀬恵治 名古屋大学大学院医学系研究科 細胞情報医学・細胞生物物理学講座助教授
菊池純一 奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科教授
范聖第 大連民族学院生物工程系教授
村瀬琴乃 (独)理化学研究所フロンティア研究システム・スフィンゴ脂質機能研究チーム
楠見明弘 京都大学再生医科学研究所・科学技術振興機構 ICORP 膜機構プロジェクト
村田昌之 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系教授
木原隆典 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系博士課程2年
加納ふみ 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系助手
黒田照夫 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科ゲノム応用微生物研究分野助教授
中西洋一 名古屋大学大学院生命農学研究科細胞ダイナミクス研究室助手
岩崎郁子 秋田県立大学生物資源科学部 学部教育研究支援遺伝子工学研究グループ助教授
矢部勇 東京大学分子細胞生物学研究情報伝達研究分野助手
中谷陽一 Universit・Louis Pasteur 教授
Guy Ourisson Universit・Louis Pasteur 名誉教授
野村M.慎一郎 東京医科歯科大学生体材料工学研究所 素材部門有機材料分野COE特任講師
菅原正 東京大学大学院総合文化研究科教授
高倉克人 鈴鹿工業高等専門学校 生物応用化学科講師
庄田耕一郎 東京大学大学院総合文化研究科博士研究員
豊田太郎 東京大学大学院総合文化研究科博士研究員
宝谷紘一 (独)科学技術振興機構 CREST ソフトナノマシン領域 研究総括
有賀克彦 (独)物質・材料研究機構物質研究所 超分子グループ ディレクター
松村英夫 (独)産業技術総合研究所光技術研究部門 主任研究員
馬越大 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻化学工学領域助教授
加藤敬一 愛媛大学工学部応用化学科助教授
森田誠一 和歌山工業高等専門学校物質工学科助教授
森垣憲一 (独)産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門・分子創製研究グループ 研究員
市川創作 筑波大学大学院生命環境科学研究科講師
吉本誠 山口大学工学部応用化学工学科助教授
中尾勝實 山口大学名誉教授
加藤滋雄 神戸大学自然科学研究科
熊田陽一 神戸大学自然科学研究科
上舘民夫 北海道大学大学院工学研究科教授
谷博文 北海道大学大学院工学研究科助教授
石田晃彦 北海道大学大学院工学研究科助手
石田竜弘 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 薬物動態学分野助教授
際田弘志 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 薬物動態学分野教授
加茂直樹 北海道大学大学院薬学研究科教授
宮内正二 北海道大学大学院薬学研究科助教授
井上香織 北海道大学大学院薬学研究科博士研究員
小暮健太朗 北海道大学大学院薬学研究科講師
原島秀吉 北海道大学大学院薬学研究科教授
丸山一雄 帝京大学薬学部教授
上野雅晴 富山医科薬科大学薬学部教授
井藤彰 名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻助手
本多裕之 名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻教授
小林猛 中部大学応用生物学部教授
河野健司 大阪府立大学大学院工学研究科教授
杉田敏樹 大阪大学大学院薬学研究科 薬剤学分野博士後期課程1年
中川晋作 大阪大学大学院薬学研究科 薬剤学分野助教授
中西守 名古屋市立大学大学院薬学研究科教授
高倉喜信 京都大学大学院薬学研究科教授
山内仁史 埼玉第一製薬(株)研究部 部長
岩永一範 大阪薬科大学薬剤学教室 助手
武岡真司 早稲田大学理工学術院 教授
西谷孝子 ナノキャリア(株)主席研究員
菊池寛 第一製薬(株)研究開発本部創剤代謝研究所 研究グループ長
内藤昇 (株)コーセー第2開発研究所 所長
一色隆 (株)コーセー製品研究所
西田光広 日本油脂(株)DDS事業開発部 研究統括部リン脂質グループ グループリーダー
北本大 (独)産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 バイオ・ケミカル材料グループ長
今中宏真 サンスター(株)商品開発研究部 主任研究員
石角篤 サンスター(株)商品開発研究部 研究員
桂木能久 花王(株)ヘルスケア第一研究所健康機能評価センター 室長
井村知弘 (独)産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 バイオ・ケミカル材料グループ研究員

詳細目次
第1編リポソームの科学

第1章リポソーム概論

第2章リポソームの分子構築

第1節リポソーム(ベシクル)構成分子
1.生体脂質分子
2.合成脂質分子
3.両親媒性高分子
第2節リポソームの調製法
1.MLV、SUVリポソームの調製法
2.セルサイズリポソームの調製法
 
第3章リポソーム・キャラクタリゼーションの最前線

第1節電子顕微鏡
1.はじめに
2.リポソームの可視化
3.マーカーを含んだリポソーム
第2節原子間力顕微鏡(AFM)
1.はじめに
2.原子間力顕微鏡の原理
3.AFM試料の調製法
4.おわりに
第3節光散乱
1.静的光散乱法によるリポソームの特性化
2.準弾性光散乱法によるリポソームの粒径測定
3.電気泳動光散乱法による界面電位の測定
第4節DSCによるリポソームの解析
1.はじめに
2.DSCの原理
3.入力補償型DSCの特徴
4.リポソームのDSC測定法
5.リポソームのキャラクタリゼーション
6.MTDSCの原理とその可能性
7.MTDSCによるリポソームの相転移温度の高精度決定
8.DSCによるリポソーム研究の展望
第5節イオン電極
1.はじめに
2.イオン電極による測定原理と自作のポイント
3.リポソーム膜透過性変化の測定
4.リポソーム内水相への有機アミンの取り込み測定
5.おわりに
第6節蛍光法―FRETを中心に―
1.はじめに
2.リポソームと蛍光法
3.FRET(蛍光共鳴法エネルギー移動)のあらまし
4.リポソームとFRET
5.まとめ
第7節核磁気共鳴法(NMR)によるリポソーム系の研究
1.はじめに
2.NMRはリポソームについてどのような情報を与えるか
3.液晶状態にあるリン脂質極性基の構造決定
4.リポソーム表面の電場環境や膜構造の弾性変形の検出
5.二次元溶媒としてのリン脂質の分子間相互作用の解析
6.リン脂質二重膜のミクロドメイン構造と脂質・タンパク質相互作用
第8節ESRスペクトルのシミュレーションによる膜の動態の解明
1.はじめに
2.スピンプローブとESRスペクトル
3.分子の等方性回転と異方性回転
4.ESRシミュレーションの新しい展開
5.膜のESRスペクトル解析を目的としたFreedらのプログラムの改良
6.おわりに
第9節誘電緩和
1.はじめに
2.誘電緩和とその測定法
3.水溶液試料の誘電緩和
4.両性イオン型界面活性剤ミセル水溶液の誘電緩和
5.リポソーム/水懸濁液の誘電緩和I
6.リポソーム/水懸濁液の誘電緩和II
7.おわりに
第10節脂質膜間の表面力測定
1.はじめに
2.脂質膜間表面力の測定法
3.脂質膜間の表面力の特徴
4.SFAによる膜融合過程の観察
5.おわりに
 
第4章リポソームの物性

第1節リポソームの基本的物性
1.リポソームの基本的物性
1.1両親媒性化合物溶液の観点から
1.2高圧力下における相挙動
第2節リポソーム膜の相転移と多形現象
1.炭化水素鎖融解相転移
2.充填パラメータ
3.リポソーム膜の相転移とリップル構造
第3節リポソームの安定性の理論
1.いわずもがなのこと
2.構成分子から見た膜の安定性
3.黒膜とリポソーム
4.リポソームに働く力学的な力(曲げ弾性エネルギー)
5.閉じたリポソームの安定性
6.多成分リポソーム系
7.おわりに
 
第5章リポソーム(脂質膜)と分子・高分子の相互作用

第1節脂質膜界面の特性とその分子認識および膜物性への効果
1.はじめに
2.最近の脂質膜界面の物理的描像
3.オスモティック・ストレス
4.生体膜/脂質膜の表面セグメントと溶媒の相互作用自由エネルギー
5.電気的に中性の脂質膜界面へのペプチドの結合(コラム1、コラム2)
6.電気的に中性のリン脂質膜と多価カチオンとの相互作用
7.脂質膜界面の制御による巨大リポソーム(GUV)の生成とその特性
8.秩序液体相の脂質膜の界面とリポソームの特性
9.おわりに
第2節ペプチドとリポソームの相互作用
1.はじめに
2.ペプチドとリポソームの主な相互作用様式
3.ペプチドとリポソームの新しい相互作用様式
4.ペプチドとリポソームの相互作用研究法
5.おわりに
第3節リポソーム内への物質の封入(分子、高分子)
1.はじめに
2.物質封入の基礎
3.凍結融解法
4.界面活性剤除去法
5.リモートローディング法
6.脂溶性物質の封入
7.擬似リン脂質誘導体
8.タンパク質の封入
9.プラスミドDNAの封入
 
第2編人工細胞への挑戦〜生体膜機能とシミュレーション〜

第6章生体膜機能とシミュレーション

第1節物質の透過・輸送
1.膜内外での脂質の輸送:膜脂質の非対称性とフリップ・フロップ
2.イオンポンプ・チャンネル・トランスポーター
3.小胞輸送
4.生体膜の膜タンパク質構造構築システム
5.人工イオンチャンネルの機能設計
第2節エネルギーの変換
1.ミトコンドリアのダイナミズム
2.膜質膜中での光合成アンテナ系膜タンパク質複合体の自己組織化
第3節生体情報・情報伝達
1.膜を介したシグナル伝達
2.ニューロンにおける情報伝達―シナプス形成機構の解明から人工神経細胞素子へ─
3.脂質の分子集積とラフト機能
4.細胞骨格と情報伝達―細胞テンセグリティー・モデルを中心に―
5.人工情報伝達系
第4節生体膜研究の新手法
1.細胞分子の一分子観察と操作
2.セミインタクト細胞アッセイ
3.新しいイオン輸送体アッセイ法:E−cellのデータベースの構築を目指す
 
第7章原始細胞モデル研究の進展

第1節細胞構築における脂質の進化
1.はじめに
2.生体膜:脂質二重膜とその補強
3.生体膜テルペノイド起源と進化
4.ベシクルから原始細胞へ
5.おわりに
第2節タンパク質合成能を有する人工細胞とネットワーク化
1.はじめに
2.タンパク質合成反応とリポソームへの封入
3.タンパク質を発現する人工細胞
4.人工細胞のネットワーク化
第3節自己複製する細胞モデル
1.「人工細胞を創って細胞を理解する」を目指して
2.ジャイアント・ベシクルの形態変化誘導実験
3.膜内で異種の膜分子を生産し分裂する人工脂質型ジャイアント・ベシクル
4.膜内で同種の膜分子を生産し分裂する人工脂質型ジャイアント・ベシクル
5.水溶性膜養分を添加することで繰り返し膜分子を生産し分裂する人工脂質型ジャイアント・ベシクル
6.オリゴヌクレオチド担持型ジャイアント・ベシクルとその性質
7.おわりに
第4節自在な細胞モデルとしてのリポソーム
1.はじめに
2.細胞モデルとは
3.微小管成長によるリポソームの形態制御
4.アクチン線維成長によるリポソームの変形
5.リポソームのトポロジー変換
6.人工細胞への挑戦
 
第3編はたらくリポソーム

第8章バイオエンジニアリングにおけるリポソーム

第1節超分子系リポソームとその機能
1.はじめに
2.人工脂質の開発とその機能
3.二分子膜構造の形成メカニズムの拡張
4.小胞体からチューブ・リボンへ
5.新概念の超分子ベシクル
6.おわりに
第2節リポソームの固体微粒子との複合化とエレクトロ・パーミエーション
1.はじめに
2.リポソームと固体微粒子の複合微粒子
3.リポソームのエレクトロ・パーミエーション
第3節人工酵素リポソーム
1.はじめに
2.反応場としてのリポソーム界面の基本的プロフィール
3.人工シャペロンリポソーム〜リポソーム上におけるタンパク質の構造形成反応〜
4.生体酵素の特徴と人工酵素へのアプローチ
5.リポソーム界面における化学反応の特徴と界面の機能化による触媒反応の誘導
6.リポソーム―ペプチド複合体の酵素活性〜天然要素物質を有効利用する人工酵素リポソームシステム〜
7.酸化ストレス応答型人工SODリポソーム〜リガンド組込み型人工酵素リポソーム〜
8.おわりに
第4節非イオン性界面活性剤Span80ベシクルの構造と利用
1.はじめに
2.Span80の構造と組成
3.Spanベシクルの調製法
4.Spanベシクルの膜構造
5.Spanベシクルの特徴
6.Spanベシクルの利用例
7.おわりに
第5節リポソームの固定化
1.はじめに
2.各種のリポソームの固定化方法の特徴
3.三次元マトリックスを有する担体への固定化
4.固体表面へのリン脂質膜の固定化方法
5.センサー利用を目的としたintactリポソームの固定化方法
6.おわりに
第6節二分子膜固定化ゲルとその性質
1.はじめに
2.二分子膜の規則構造による発色現象とその構造のヒドロゲル中への固定化
3.二分子膜固定化ヒドロゲルの物性
4.異方性ヒドロゲル
5.おわりに
第7節固体基板上におけるパターン化モデル生体膜の構築
1.はじめに
2.固体表面におけるモデル生体膜構築
3.ベシクル融合法
4.生体膜モデルの微細パターン化
5.おわりに
第8節酵素内包リポソームの調製とその利用
1.はじめに
2.酵素内包リポソームの調製法
3.酵素内包リポソームの利用
4.おわりに
第9節リポソーム利用型バイオリアクター
1.はじめに
2.生体触媒としての酵素封入リポソームの特性
3.担体に固定化された酵素封入リポソームの特性
4.固定化リポソーム内封入酵素に適したエアリフト型気泡塔バイオリアクターの特性
5.エアリフト型気泡塔バイオリアクターにおける固定化リポソーム内封入グルコースオキシダーゼ反応操作
6.おわりに
第10節リポソームの人工シャペロン機能
1.はじめに
2.バイオプロセスにおけるタンパク質のリフォールディング操作
3.生体系における分子シャペロン
4.分子シャペロン機能の定量的な理解
5.人工シャペロンの概要
6.人工シャペロンの分類
7.人工シャペロンとしてのリポソーム
8.固定化リポソームクロマトグラフィーを用いたリフォールディングシステム
9.おわりに
 
第9章分析化学でのリポソーム

第1節固定化リポソームクロマトグラフィー
1.はじめに
2.生理活性物質の表面特性の解析手法
3.固定化リポソームクロマトグラフィーを用いた分析手法
4.固定化リポソームクロマトグラフィーの応用
5.機能性リポソームを利用したILC
6.おわりに
第2節固定化リポソームセンサーとタンパク質の構造異常診断
1.はじめに
2.タンパク質の構造異常化I(変性)
3.タンパク質構造異常化II(アミロイドーシス)
4.タンパク質構造異常の評価
5.構造異常診断ツール開発に向けて
第3節リポソームイムノアッセイ
1.イムノアッセイの原理
2.イムノアッセイにおけるリポソームの利用
3.均一法による抗体および補体活性の測定
4.リポソームイムノアッセイにおける結合親和性とシグナル強度
5.リポソームメンブレンブロット法
第4節リポソームを利用した高感度計測法
1.はじめに
2.リポソーム表界面を分析反応場に利用する高感度分析法
3.分析化学反応場としてのリポソーム内水相の利用
4.分離・濃縮媒体としてのリポソームの応用
 
第10章医学・薬学でのリポソーム応用

第1節細胞との相互作用
1.リポソーム細胞との相互作用
2.リポソームの吸着および結合
3.エンドサイトーシス
4.リポソーム膜と細胞膜との融合
第2節リポソームと薬物の相互作用の測定法
1.はじめに
2.等温滴定型熱量計を用いたリポソームと薬物相互作用研究
3.リポソームカラム(ILC)を用いたリポソームと薬物相互作用研究
4.おわりに
第3節リポソームの生体内動態
1.はじめに
2.リポソームの体内動態を支配する要因
3.リポソームの細胞内動態を支配する要因
4.革新的パッケージングコンセプト:Programmed Packaging
第4節長期血中滞留性リポソーム(パッシブターゲティング、抗癌剤への応用など)
1.長期滞留性リポソームの必要性
2.長期滞留性リポソーム開発までの道のり
3.パッシブターゲティング
第5節アクティブターゲティング
1.ペプチド
2.プロテオリポソーム
3.
4.イムノリポソーム
5.癌化学塞栓療法の新規機能性塞栓材料としての温度感受性、磁気感受性リポソーム
第6節機能性リポソーム
1.リポソームによる癌の温熱療法の開発
2.膜融合性リポソーム
第7節免疫とリポソーム
1.はじめに
2.MHC class I, class II抗原提示経路の概説
3.抗原提示細胞への抗原送達
4.細胞質内への抗原送達
5.ワクチンアジュバント
6.粘膜免疫と経粘膜ワクチン
7.おわりに
第8節遺伝子導入ベクター
1.ベクターの開発
2.体内動態
第9節リポソームの外用剤への展開
1.はじめに
2.経皮投与のメリット
3.経皮投与におけるバリア
4.吸収促進剤としてのリン脂質
5.リポソームの外用剤への応用
6.リポソームと皮膚との相互作用
7.変形能の高いリポソームによる経皮吸収
8.おわりに
第10節経口投与製剤への応用
1.はじめに
2.消化管の特徴
3.消化管内安定性の評価
4.消化管吸収性の評価
5.表面修飾化リポソームの応用
6.経口免疫療法へのリポソームの応用
7.おわりに
第11節ヘモグロビンをカプセル化した人工赤血球
1.はじめに
2.赤血球の酸素運搬能のしくみと赤血球製剤
3.人工赤血球(赤血球代替物)はタンパク質製剤か、リポソーム製剤か
4.ヘモグロビン小包体の特徴
5.動物試験による機能と安全性の評価
6.おわりに
第12節血小板代替物
1.はじめに
2.血小板
3.血小板代替物の開発
4.おわりに
第13節リポソーム製剤の最近の動向
1.はじめに
2.リポソーム製剤の調整方法と安定化方法
3.リポソーム医薬品
4.遺伝子導入用リポソーム試薬
5.おわりに
 
第11章食品・化粧品等への応用

第1節化粧品とリポソーム
1.はじめに
2.化粧品市場におけるリポソーム製剤
3.化粧品におけるリポソーム製剤化研究
4.化粧品におけるリポソームの有用性
5.おわりに
第2節脂質の製品化
1.はじめに
2.レシチンの製品化
3.合成ホスファチジルコリンの製品化
4.レシチンの改質と他のリン脂質への改変
5.1位、2位アシル基組み替えリン脂質の製造
第3節微生物によるベシクル材料の生産
1.ベシクル形成を示す両親媒性脂質
2.バイオサーファクタントの基本特性
3.微生物によるバイオサーファクタントの生産
4.各種バイオサーファクタントの微生物生産と界面特性
5.バイオサーファクタントの将来展望
第4節リポソームの食品への応用
1.はじめに
2.消化に対する安定性
3.ラット急性肝障害に対する炎症抑制効果
4.マウス末梢血単球からのTNF−α産生抑制作用
5.腸管からの吸収性
6.リポソーム化ラクトフェリンの安全性
7.IFN−α産生能の向上作用
8.おわりに
第5節苦味マスキング剤:その基礎と応用
1.はじめに
2.苦味の受容機構
3.苦味の定量化方法
4.苦味マスキング技術
5.苦味マスキング剤
6.おわりに
第6節農学および環境におけるリポソームの用途
1.農学におけるリポソーム
2.おわりに
 
略語一覧
事項索引
リポソームとそのキャラクタリゼーション一覧(※執筆者へのアンケートに基づく)
 

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