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接着工学
−接着剤の基礎、機械的特性、応用−

[コードNo.08NTS200]

■体裁/ B5判・488頁
■発行/ 2008年 4月 4日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 46,640円(税込価格)


原著の編者であるAdams教授は、この接着接合部の強度設計に関する第一人者であり、本分野に有限要素法を初めて導入したパイオニアであるばかりでなくヨーロッパ接着学会の重鎮でもある。また、最新の情報に基づいて、各分野の世界的第一人者により各章の執筆がなされており、接着関連の諸分野を横断的に取り扱う良書が少ない中で、接着に関連する歴史や科学、また関連技術を網羅した、幅広い内容の大著である。

原書『Adhesive bonding, -Science,technology and applications-』
Woodhead Publishing Limited ,2005


原著者一覧

Paul A. Fay
John Comyn
John F. Watts
D. M. Brewis
Andrew Crocombe
Peter Cawley
Chiaki Sato
David A. Dillard
Ian A. Ashcroft
Martin Hildebrand
Ewen J. C. Kellar
Peter Davies
IJsbrand J. van Straalen
Michel J. L. van Tooren
Erik Serrano
Bjorn Kallander
Klaus Dilger
Markku Hentinen
Jose Miguel Martin-Martinez
Jacques-Alain Petit and Valerie Nassiet
L. J. Hart-Smith

訳者一覧(執筆順)

岩ア玲奈テサ テープ(株) テサテクニカルセンター
寺川健太東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
松田翼 東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻
岡崎賢志東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻
山田智章東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻
横井達生東京工業大学大学院総合理工学研究科メカノマイクロ工学専攻
佐藤千明東京工業大学精密工学研究所先端材料部門極限材料分野
高橋耕雲(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペース 生産センター 生産技術グループ
森昌大 東京工業大学工学部機械宇宙学科
神谷大揮東京工業大学精密工学研究所先端材料部門極限材料分野
武田一朗東レ(株) 複合材料研究所

詳細目次

第1部 接着接合の基礎

第1章接着接合の歴史
 初期
接着剤製造の工業化
合成高分子の出現
第2章接着剤とシーラント、およびその機能
 序論
溶剤型接着剤
水性接着剤
ホットメルト接着剤
化学反応により硬化を生じる接着剤
硬化しない接着剤-粘着剤
物理吸着による接着
化学結合による接着
接着の静電気理論
機械的結合
接着の拡散理論
弱い境界層理論
粘着剤
将来の動向
情報の出典
第3章表面:評価方法
 序論
表面構造
表面熱力学
表面化学分析
結論
第4章表面:処理法
 序論
金属の前処理
無機材料の前処理
プラスチックの前処理
ゴムの前処理
要約と将来の傾向
出版物
第2部 機械的特性

第5章応力解析
 序論
接着継手における応力の定性的説明
接着継手における大域的応力解析(理論解析)
接着継手の有限要素解析
今後の発展
第6章環境(耐久性)の影響
 序論
紫外線-酸素劣化を軽減する添加剤
湿潤環境下における金属の構造接着部
水と接着剤
水と接着界面
他の流体
木材接着継手
今後のトレンド
さらに詳しい情報
第7章非破壊試験
 序論
従来の超音波技術
ボンドテスター
高速走査方法
凝集特性の測定
界面問題と周囲からの侵食の観察
結論
第8章接着接合部の衝撃強度
 序論
接着剤および接着接合部の実験的手法および高負荷速度域での接着剤の物性
衝撃負荷を受ける接着継手の応力分布と時間変化
衝撃負荷を考慮した実際の継手設計
今後のトレンドとさらなる情報
結論
第9章接着接合の破壊力学
 序論
破壊のエネルギー基準
応力拡大係数を用いる手法
エネルギー解放率を用いる手法
熱力学、材料の固有特性、そして実際の接着エネルギー
混合モードの効果
破壊エネルギーの実験的評価
耐久性
破壊力学による設計
最近の発展と研究分野の動向
結論
第10章疲労
 序論
応力-寿命評価法
疲労き裂進展アプローチ(FCG)
要約と今後の展望
さらなる情報
第11章制振
 序論
継手での減衰
制振の予測法
接着接合部の制振に関する実験データ
将来の動向
第3部 アプリケーション

第12章同種材料および異種材料の接合
 序論
接合部設計
接着剤の選定
表面処理
製造過程の問題とハイブリッドジョイント
今後の動向
第13章複合材料の接着
 序論
複合材料特有の性質
接着接合を用いた複合材料部品の設計
表面の前処理
試験
接着面厚さの問題
接着接合した複合材料構造物の実例
耐久性と長期にわたる性能
将来の動向
情報源
第14章建築物とその構造-鉄鋼とアルミ合金
 基本的な要求
接着剤の要求性能
表面処理
強度と耐久性
一般的な欠陥
検査、試験および品質管理
修理と強化
他の産業における固有の要因
第15章接着と建築-木材
 序論と概要
木工接着剤の用途使用条件
木材の特性
接着剤に求められる特性
表面処理と接着形態
強度と耐久性
共通の破壊
検査、試験および品質保証
補修
使用例
将来の傾向と追加情報
第16章自動車
 序論
基本要求
接着剤に要求される特性
下地処理
強度、耐久度
よくある不良要因
検査、試験、品質管理
修理、リサイクル
その他の業界固有要素
実用例
第17章ボートと海洋
 序論
一般的な要求
接着剤の要求事項
表面処理
強度と耐久性
一般的な欠陥
検査、試験、クオリティコントロール
修理
利用事例
将来の動向
第18章製靴産業
 序論
靴の上部構造と材質
靴底材料
製靴産業で使用される接着剤の分類
溶剤ベースポリウレタン接着剤
水性ポリウレタン接着剤
ポリクロロプレン(ネオプレン)接着剤
水性ポリクロロプレン接着剤
試験、品質管理および耐久性
将来の動向
第19章電子デバイス
 序論
基本要求
接着剤の特徴
下地処理
強度、耐久度:信頼性
よくある不良要因
検査、試験、品質管理
実用例
結び
第20章航空宇宙
 基本的ニーズ
設計や解析に必要な接着剤の特性
表面処理
接着接合の設計
接着接合の耐久性を保証する設計の特徴
はく離や多孔質周りの荷重再分配
接着接合の強度に対する被着体間の熱的不整合の効果
検査、試験および品質管理
接着による修理
産業特有の他の事項
航空機構造における接着接合の使用例



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