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エネルギーの貯蔵・輸送

[コードNo.08NTS205]

■体裁/ B5判・508頁
■発行/ 2008年 6月 5日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 52,360円(税込価格)


※ 正誤表(PDF) ※
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●産業分野における余剰エネルギーの利用と、民生分野におけるエネルギーの有効利用を実現するための「熱エネルギー」「電気エネルギー」「化学エネルギー」の貯蔵および輸送技術の開発動向、系統連携技術を、応用面や事例とあわせて解説!


執筆者一覧(掲載順)

内山洋司 筑波大学 大学院システム情報工学研究科 教授
小泉孝行 東京電力(株) 技術開発研究所 電力貯蔵ソリューショングループ 主任
堤香津雄 川崎重工業(株) 車両カンパニー技術本部 開発部 担当部長
辰巳国昭 (独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 蓄電デバイス研究グループ グループ長
松井啓真 (株)指月電機製作所 開発本部FARADCAP技術本部 部長
山野佳哉 (株)指月電機製作所 開発本部FARADCAP技術本部 担当部長
嶋田隆一 東京工業大学 統合研究院 ソリューション研究機構 教授
佐藤義久 大同工業大学 工学部 教授
伊東洋一 マイウェイ技研(株) ユニット開発グループ・リーダ
長屋重夫 中部電力(株) 技術開発本部 電力技術研究所 超電導グループ長/研究主査
藤井康正 東京大学 大学院工学系研究科 教授
合田忠弘 九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授
毛利邦彦 (株) eL-Power Technology 取締役 技術部長/筑波大学 大学院システム情報工学研究科 非常勤講師
浅野浩志 東京大学 大学院工学系研究科 教授
垣内博行 (株)三菱化学 科学技術研究センター
稲葉英男 津山工業高等専門学校 校長
岩井良博 三機工業(株) 環境システム事業部 環境事業推進室 室長
青木勇 (株)神鋼環境ソリューション 技術開発本部 プロセス技術開発部 廃棄物処理室 課長
池上康之 佐賀大学 海洋エネルギー研究センター 准教授
長野克則 北海道大学 大学院工学研究科 教授
粕谷敦 (株)竹中工務店 大阪本店設計部設備部門 課長代理
岸本昭 岡山大学 大学院自然科学研究科 教授
濱本芳徳 九州大学 大学院工学研究院 准教授
加藤之貴 東京工業大学 原子炉工学研究所 准教授
秋澤淳 東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 教授
琵琶哲志 東北大学 大学院工学研究科 准教授
中田俊彦 東北大学 大学院工学研究科 教授
藤田原野 東北大学 大学院工学研究科
高野俊夫 JFEコンテイナー(株) GSE事業部 参与/GSE事業部長
松岡美治 岩谷産業(株) 水素エネルギー部 シニア・マネージャー
栗山信宏 (独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門新エネルギー媒体研究グループ グループ長
市川勝 北海道大学名誉教授
藤元薫 北九州市立大学 国際環境工学部 教授
田中忠良 (財)省エネルギーセンター エネルギー環境技術本部技術部 部長
青柳祐介 大阪ガス(株) エネルギー開発部環境・燃焼技術チーム 副課長
矢部孝 東京工業大学 大学院理工学研究科 教授
舟橋良次 (独)産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 主任研究員
浦田さおり(独)科学技術振興機構 CREST技術員(2008年4月より、(独)産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門)
中丸正 地域社会パートナーズ(株) 代表取締役/エグゼクティブパートナー

詳細目次

第1編 エネルギー貯蔵・輸送技術の開発動向

1はじめに
2エネルギー輸送
3エネルギー・電力貯蔵
4まとめ
第2編 電気エネルギー編

第1章電池電力貯蔵技術
第1節ナトリウム─硫黄電池(NAS電池)
1はじめに
2NAS電池の動作原理・構造・特徴
3課題と対応策
4NAS電池システムの用途と設置事例
5導入実績
6まとめ
第2節ニッケル水素電池
1概要
2ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵による省エネルギー
3ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵によるディマンド削減
4ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵による安全・安心
5ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵によるアメニティー
6ニッケル水素電池の課題と今後の発展性
第3節リチウムイオン電池
1リチウムイオン二次電池の特徴
2リチウムイオン二次電池の大容量用途への可能性
3大容量リチウムイオン二次電池に向けた多様な電極材料の可能性
4おわりに
第4節電気二重層キャパシタ
1はじめに
2原理と基本構造
3エネルギーと出力
4キャパシタの機能・性能、用途
5導入事例
6まとめ
第2章電力貯蔵技術
第1節フライホイール
1フライホイールの歴史
2FWES の原理と特徴
3他の貯蔵要素との比較
4実用化事例
5開発動向
6おわりに
第2節超電導磁気エネルギー貯蔵(SMES)
1SMES の基本構造
2開発の現状
第3章経済性からみた電力貯蔵システムの評価
1はじめに
2負荷平準化の経済価値
3電力市場の不規則な価格変動を利用した電力取引
4電力供給障害抑制の経済評価
5おわりに
第4章新しい電力供給システム
第1節マイクログリッドシステムの構築
1ネットワーク電源と分散型電源の共生
2マイクログリッドの定義とその構成
3単独運転・自立運転と単独運転防止
4制御目標と電力品質
5制御技術と保護技術
6商用系統への接続時の諸課題
7おわりに
第2節マイクログリッドシステムの経済性評価と事業性について
1はじめに
2マイクログリッドシステムの事業モデル
3マイクログリッド事業モデルの基本的な考え方
4基本モデルをベースに考慮すべき事業化要件
5マイクログリッドの経済性評価の方法
6マイクログリッドの試算モデル
7マイクログリッドの試算事例とその評価
8報告に対する事業主体の判断
9新規事業モデルによるマイクログリッドの事業化について
10まとめ
第3節電力貯蔵を含む分散型エネルギーシステムの最適経済運用
1はじめに
2分散型電力貯蔵技術の利用方法
3マイクログリッドの運用問題
4蓄電池の経済性
5おわりに
第3編 熱エネルギー編

第1章潜熱蓄熱材、化学蓄熱材の開発動向
1はじめに
2潜熱蓄熱材、化学蓄熱材の開発動向
3各種候補材料の特徴
4おわりに
第2章潜熱の蓄熱輸送技術
第1節機能性二次冷媒による熱輸送技術
1冷熱エネルギー輸送技術開発の動向
2二次冷媒の種類とその特徴
3二次冷媒を輸送システムへ適用した場合に要求される機能
4機能性二次冷媒の技術開発の現状と展望
5機能性二次冷媒の今後の展開
第2節潜熱蓄熱輸送システム「トランスヒートコンテナ」の開発
1はじめに
2トランスヒートコンテナ技術の特徴
3導入実績および国内への適用
4実証試験概要
5導入事例
6おわりに
第3節直接接触潜熱蓄熱技術を用いた廃熱輸送システムの開発
1高効率蓄熱輸送システム「サーモウェイ」の技術概要
2高性能蓄熱装置の原理
3高効率蓄熱輸送システム「サーモウェイ」の特徴
4「サーモウェイ」の用途
5「サーモウェイ」の適用例
第4節アンモニア/ 水を利用したエネルギー変換装置の開発
1はじめに
2アンモニア/ 水を用いた発電システムの特徴と課題
3アンモニア/ 水を用いたエネルギー変換装置の現状と実績
4アンモニア/ 水を用いた海洋温度差発電システムの研究開発
5おわりに
第3章顕熱の蓄熱と輸送技術
第1節地中熱利用システム〜大規模地中熱ヒートポンプシステム〜
1はじめに
2地中熱とは
3地中熱利用の方法と地中熱ヒートポンプ
4GSHP の設計法
5大規模地中熱源ヒートポンプシステム
6大口径鋼管基礎杭利用GSHP の運転例
7まとめ
第2節躯体蓄熱システム
1躯体蓄熱システムの背景と目的
2躯体蓄熱システムの種類と特徴
3躯体蓄熱システムの実施事例
(ドームシティガスビル、大阪市中区)
4躯体蓄熱システムの実施事例
(JTB ビル、大阪市中央区)
5おわりに
第3節真空断熱材技術
1省エネルギーと断熱
2保冷・保温に生かされる魔法瓶の技術
3魔法瓶を大型化する─冷蔵庫の断熱壁
4窓ガラス─景観を損ねることなく真空断熱
5高温真空断熱─真空耐火物への挑戦
第4章吸収・吸着熱輸送
第1節吸収・吸着デシカント材による熱輸送技術
1原理と特性
2吸収現象を応用した熱輸送変換システム
3吸着現象を応用した熱輸送変換システム
4おわりに
第2節水蒸気脱着型蓄熱材による熱輸送技術
1はじめに
2化学蓄熱の適用温度域
3化学蓄熱のための反応系の選択
4水蒸気脱着型化学蓄熱による熱輸送の可能性
5水蒸気脱着型化学蓄熱材の開発事例
6おわりに
第3節吸収ヒートポンプを応用した熱輸送および貯蔵技術
1はじめに
2溶液輸送型吸収ヒートポンプによる熱輸送の原理
3溶液輸送型吸収ヒートポンプの実験による熱輸送性能実証
4溶液輸送型吸収ヒートポンプによる温熱輸送への応用
5溶液輸送型吸収ヒートポンプの熱輸送距離
6溶液貯蔵型吸収ヒートポンプによる蓄熱への展開
7おわりに
第5章熱音響エネルギー変換技術
1はじめに
2熱音響デバイスの歴史と現状
3エネルギー流に基づく熱音響デバイスの分類
4熱音響エネルギー変換の原理
5熱音響デバイスの展望
第6章熱貯蔵を考慮した地域熱供給システムの設計
1はじめに
2地域熱供給システムの意義と役割
3地域熱供給システム設計手法
4解析結果の代表例
5おわりに
第4編 化学エネルギー編

第1章水素貯蔵・輸送技術
第1節高圧水素ガスの貯蔵・輸送技術
1はじめに
2水素エネルギーの導入の方向性
3高圧水素貯蔵用複合容器の技術の現状
4高圧水素貯蔵用複合容器の技術の内容
5高圧水素貯蔵用複合容器の技術開発の取り組み状況
6高圧水素貯蔵用複合容器の技術課題
7まとめ
第2節液体水素貯蔵・輸送技術
1はじめに
2液体水素の物性
3水素の液化技術
4液体水素の貯蔵・輸送システム
5液体水素の貯蔵・輸送技術
6おわりに
第2章水素吸蔵・輸送技術〜水素吸蔵合金・水素貯蔵材料〜
1はじめに
2水素貯蔵材料の概要
3水素貯蔵材料による水素貯蔵容器
4おわりに
第3章エネルギー貯蔵材料としての有機ハイドライドと再生型水素電池の開発
1はじめに
2有機ハイドライドの水素貯蔵および運搬性能
3有機ハイドライドを利用する高密度エネルギー貯蔵技術
4高容量の有機ハイドライド再生型水素電池の研究開発
5有機ハイドライド再生型水素電池の出力特性
6有機ハイドライドの選択と再生型電池の出力性能
7有機ハイドライド蓄電池の充電性能
8有機ハイドライド熱再生型電池の開発
9有機ハイドライド再生型水素電池の特徴と応用
10有機ハイドライド蓄電池の実用化開発と展開
11おわりに
第4章DME
1エネルギー媒体としてのDME
2DMEの製造
3DMEの流通システム
4DMEの利用
第5編 トライジェネレーションと熱・電気一体エネルギー貯蔵技術

第1章トライジェネレーションシステムと熱・電気一体貯蔵
1トライジェネレーション
2エネルギー貯蔵
3ソーラートライジェネレーションシステムの今後の展開
4おわりに
第2章トリジェネレーション
1はじめに
2工業用トリジェネレーション
3農業用トリジェネレーション
4今後の課題
5おわりに
第3章太陽光励起レーザー/ 水/ マグネシウムエネルギー供給システム
1はじめに
2マグネシウムの加水反応
3マグネシウム還元
4水を抜きにエネルギーを語れない
5実用化ロードマップ
6さらなる夢
第4章酸化物熱電発電技術の新展開
1はじめに
2熱電発電のメカニズムと特長
3熱電材料
4熱電発電
5実機搭載
6おわりに
第6編 エネルギー貯蔵輸送の展望
     〜エネルギー政策・市場から見た事業開発〜

1国の動向
2エネルギーの貯蔵・輸送─今後の展開
3おわりに



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