TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要


ご購入またはご試読は、画面下の「書籍購入」あるいは「書籍試読申込」ボタンから  
シランカップリング剤の効果と使用法 全面改訂版    
[コードNo.12STA090]

■体裁/ B5判上製本 395ページ
■発行/ 2012年11月15日 S&T出版(株)
■定価/ 64,800円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-907002-07-7

著者

永田員也旭化成ケミカルズ(株)
吉沢武東レ・ダウコーニング(株)
中村吉伸大阪工業大学
※吉は土に口です
柳澤秀好信越化学工業(株)
船見文寧元湘南工科大学/元旭ファイバーグラス(株)
西野孝神戸大学
山田聿男ダイソー(株)
山辺秀敏住友金属鉱山(株)
高橋勝メック(株)
小川俊夫金沢工業大学
川瀬豊生川瀬テクニカル・コンサルタンシー
近藤哲男九州大学
横田慎吾九州大学
今井高史モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社
三刀基郷接着技術コンサルタント
小曽根雄一リンテック(株)
渡部功治ナガセケムテックス(株)
日野実岡山県工業技術研究所
河合晃長岡技術科学大学
平井義彦大阪府立大学
飯田和生三重大学
好野則夫東京理科大学
山口和夫神奈川大学
伊藤倫子神奈川大学
北野博巳富山大学
李黎夫富山大学
中路正富山大学
澤田英夫弘前大学
岩崎富生(株)日立製作所

書籍趣旨


 「シランカップリング剤の効果と使用法」が2006年に発刊されて速いものでもう6年が経過した。様々な企業の方から私へのシランカップリング剤についての相談は、特に最近増加している。肝心の部分を隠されての相談も多い(企業時代の私もそうだった)が、確実にその応用範囲が広がっていることを感じる。また、確立された製造組成中のシランカップリング剤を、より効果を高めるために見直そうという動きもある。このように相談に来られた方のほとんどが、既に本書を読まれて来られたのにも驚いた。2006年の発刊に当たり、多くの応用分野におけるシランカップリング剤の使い方と効果を単に並べて解説するだけでなく、従来ブラックボックスであったシランカップリング剤による界面の構造を、本書から読者に考えて頂けることを目的とした。複合材料の特性は「界面」で決まる。成功例も「why」を考えないと次につながらない。つまり、本書からこの「why」への解答が見えてくるような内容にすることを目的とした。「why」の追求は、きっと強力な「How」に結びつくはずである。このような目的で書かれた本書が、最前線で十分に役立ってきたと感じた。
 改訂版でも上述の「Why」や「How」を考えるための書にしようとする基本路線は継承し、これをより充実させようとした。応用分野はできる限り最新の情報を取り入れようと努力した。でき上がった目次を見比べるとたった6年間でのシランカップリング剤の応用の広がりが実感できる。21世紀の材料開発でも重要な役割を演じ続けているのである。

(はじめに/中村吉伸 抜粋)

目次

1章シランカップリング剤の機能
1加水分解反応とシランカップリング剤の構造
2加水分解反応と外的因子および実用上での注意点
3フィラー表面での反応
2章加水分解反応
1加水分解反応機構
2加水分解反応と構造の関係
3加水分解反応と外的要因
4加水分解反応の速度予想とコントロール
3章縮合反応(※)
1基材との反応 シランカップリング剤と無機表面との反応機構
2基材表面でのシランカップリング剤の縮合反応
2.1湿式法
2.2乾式法
2.3インテグラルブレンド法
3縮合反応とシランカップリング剤層の構造
4シランカップリング剤の構造の影響
5縮合反応に影響する要因
6縮合反応のコントロール
4章シランの処理作用と効果(※)
1界面強化作用
2成形性向上作用
3境界層形成作用
4無機材料への作用機構
5有機材料への作用機構
5.1熱可塑性樹脂
5.2熱硬化性樹脂
5章シランカップリング剤の使用方法と注意点(※)
1シランカップリング剤使用方法の概要
2シランカップリング剤の湿式処理法
3シランカップリング剤の乾式処理法
4シランカップリング剤の有機材料への添加
5シランカップリング剤の使用量
6章シランカップリング剤による有機/無機界面の制御
1節ガラス繊維/樹脂コンポジットにおけるシランカップリング剤の効果と使用法
1ガラス繊維基材の製造プロセスとシランカップリング剤処理
2ガラス繊維/樹脂コンポジットとシランカップリング剤
2.1ガラス繊維/熱硬化性樹脂コンポジットとシランカップリング剤処理
2.2ガラス繊維/熱可塑性樹脂コンポジットとシランカップリング剤処理
2.2.1PBT用バインダーとGFRTP強度
2.2.2PC用バインダーとGFRTP強度
2.2.3PA用バインダーとGFRTP強度
2.2.4その他の熱可塑性樹脂用バインダーとGFRTP強度
2節フィラー/樹脂コンポジットにおけるシランカップリング剤の効果と使用法
1シランカップリング剤によるフィラーの分散性の獲得
2シランカップリング剤処理による複合材料の補強性の評価
3セルロース繊維充てん複合材料におけるシランカップリング剤処理の効果
4全セルロースナノ複合材料と表面処理としてのシランカップリング剤処理効果
3節ゴム/フィラーにおけるシランカップリング剤の効果と使用法
1各種ゴムへのスルフィド系CAの応用
1.1最近の動向
1.2日本のラベリング制度
1.2.1最近のCAの開発動向
1.2.2最近のCAの開発動向
2スルフィド系CAの応用
2.1スルフィド系CA処理シリカの特性
2.2スルフィド系CA処理シリカの防振ゴムへの応用
2.2.1防振ゴムの必要特性
2.2.2スルフィド系CA処理シリカの防振ゴムへの応用
4節プライマーにおけるシランカップリング剤の選び方と使い方(※)
1シランカップリング剤のプライマーへの応用
2シランカップリング剤を使用したプライマーの調製方法
3シラン系プライマーの塗布方法
4環境にやさしく安全なシラン系プライマー
5節金属への接着安定性向上のためのシランカップリング剤の効果と使用法(※)
1金属接着界面への水の浸入および蓄積
2クロスオーバータイムと耐湿接着性
3金属用接着用カップリング剤
3.1シランカップリング剤
3.2ポリカルボン酸系カップリング剤
3.3チオール系カップリング剤
4カップリング剤使用上のポイント
6節銅箔におけるシランカップリング剤の効果と使用法
1電解銅箔の製造法
1.1電解工程
1.2表面処理工程
2プリント樹脂基材(プリプレグ)
3引き剥がし強さ(ピール強度)
4アンカー効果
5シランカップリング剤
5.1γ-APS濃度
5.2γ-APS水溶液のpH値
5.3γ-APS皮膜に対する熱処理条件
5.4引き剥がし面の元素分析
5.5γ-APS皮膜の構造
5.5.1γ-APSの熱処理温度と分子構造
5.5.2γ-APS皮膜の深さ方向の元素分析
6最近の技術動向
7節ポリイミド/銅箔の接着性向上のためのシランカップリング剤の効果と使用法
1扱う材料の性質
1.1シランカプリング剤
1.2芳香族ポリイミドフィルム
1.3銅箔
2実験
2.1銅箔のシランカップリング剤処理
2.2圧着、剥離試験
2.3表面分析
3シランカップリング剤の沈着状態
4シランカプリング剤の溶解状態
5剥離強度におよぼす処理濃度効果
6シランカップリング剤の沈着と剥離モデル
8節ガラス/樹脂の接着発現性向上のためのシランカップリング剤の効果と使用法
1ガラスアッセンブリー工程
2.1位置決めピンの概要
2.2シランカップリング剤含浸材料の選定
2.3接着メカニズム
2.4.1位置決めピンの収縮による被着ガラス剥離有無の確認
2.4.2位置決めピンの収縮応力とガラス剥離応力
2.4.3ナイロン系エラストマーブレンド材による接着品の接着強度確認
2.5.1速硬化接着仕様
2.5.2シランカップリング剤接着仕様の高周波誘電加熱条件の設定
3.1シランカップリング剤接着仕様のドアガラス昇降部品への適用
3.2ドアガラスホルダーの仕様
3.3速硬化接着仕様
3.4.1ガラスインサート成形
3.4.2ナイロン製材料による部品性能確認
3.4.3成形時における被着ガラスの割れ防止
3.4.4金型構造
3.4.5シランカップリング剤含浸樹脂の作製
3.4.6ガラスの破壊強度の把握と射出圧の設定
3.4.7成形条件
3.4.8接着性樹脂・PA6における接着力向上要因
3.4.9成形品の耐久性能
3.4.10量産への対応
3.4.10.1位置決めピン
3.4.10.2ドアガラスホルダー
9節セルロースナノロッド/樹脂の接着向上のためのシランカップリング剤の効果と使用法
1セルロースナノファイバーとナノロッド
2異種材料間接着用のシランカップリング剤
3セルロースナノロッド/樹脂の接着向上のためのシランカップリング剤の添加効果例
7章材料におけるシランカップリング剤の効果と使用方法
1節ポリマー改質・変性におけるシランカップリング剤の効果と使用方法
1シランカップリング剤と有機ポリマーの反応
1.1有機ポリマーの官能基との化学反応
1.2グラフト化
1.3シランカップリング剤による有機ポリマー重合時の末端封鎖
1.4シランカップリング剤をモノマー成分として用いる共重合
2反応に用いるシランカップリング剤の選定
3シランカップリング剤によるポリマー改質・変性の例とその効果
3.1アルコキシシリル基末端テレケリックポリマー
3.2水架橋ポリエチレン
3.3アルコキシシリル基含有スチレンブタジエンゴム
2節接着剤におけるシランカップリング剤の効果と使用方法
1ポリマー末端への加水分解性基の導入
1.1ヒドロシリル化によるアルコキシシリル基の導入
1.2メルカプタン付加によるアルコキシシリル基の導入
1.3末端イソシアナートポリマーへのアミノシランカップリング剤付加による導入
1.4イソシアナートシランカップリング剤によるアルコキシシリル基の導入
2ポリマー側鎖への加水分解性基の導入
2.1共重合による導入
2.2グラフト反応による導入
2.3その他の導入方法
3シランカップリング剤の他の用法
3.1接着付与剤としてのシランカップリング剤
3.2ゴムの加硫接着剤としてのシランカップリング剤
3節粘着剤中におけるシランカップリング剤の分散状態とその性能
1シランカップリング剤添加系粘着剤の応用分野
 ・ウィンドーフィルム用粘着剤
 ・光学機能部材用粘着剤
 ・半導体パッケージ用粘接着剤
2シランカップリング剤分散状態の解析
2.1ゴム系材料
2.2アクリル系粘着剤
2.3半導体パッケージ用粘接着剤
4節封止材におけるシランカップリング剤の効果と使用方法
1半導体パッケージにおける構造
2半導体封止材における使用方法と材料組成割合
3シランカップリング材の添加作用とその効用
3.1シリカ表面処理
3.2界面への密着性と貯蔵安定性
3.3揮発性
3.4新規適応品
  ・イソシアヌレート型
  ・イミダゾール型
  ・材料反応型
5節めっきにおけるシランカップリング剤の効果と使用方法
1めっきの種類と特徴
2めっき膜へのシランカップリング剤の適用と高分子密着性
3亜鉛系めっきへのシリカ複合化とシランカップリング処理
6節レジストにおけるシランカップリング剤の効果と使用方法および処理装置
1微細加工(μリソグラフィ)におけるシランカップリング処理
2濡れ性によるカップリング処理表面の評価
3プロセス条件の最適化
4処理装置の構成および最適化
5HMDS処理による基板上の付着性コントロール
6剥離トラブル
7節シランカップリング剤のナノインプリントへの応用
1ナノインプリントとその課題
1.1ナノインプリントとは
1.2ナノインプリントの成立要件と課題
1.2.1ナノモールドの作製
1.2.2モールドと基板の平坦性、コンフォーマル(形状適応)性
1.2.3モールドの離型
2モールドの離型とシランカップリング剤
2.1シランカップリング剤による単分子フッ素樹脂膜のコーティング
3モールドの表面自由エネルギーと樹脂の付着力
3.1UVオゾン照射による表面自由エネルギーの制御
3.2劣化モールドを用いた離型性評価 (分子量依存性)
4リバーサル・ナノインプリントとモールド表面処理
8章機能性シランカップリング剤と応用技術
1節耐熱性シランカップリング剤と応用
1芳香環を含むカップリング剤
2シリコーン鎖のカップリング剤としての応用
2.1ガラス-ポリアミドイミド複合体
2.2ガラス-エポキシ複合体
2節耐水性シランカップリング剤と応用
1フッ素系シランカップリング剤の合成
1.1RfCH2CH2SiCl3の合成
1.2RfCH2CH2Si(OCH3)3の合成
1.3RfCH2CH2Si(OCH2CH3)3の合成
1.4RfCH2CH2Si(NCO)3の合成
1.5ベンゼン環を持つフッ素系シランカップリング剤の合成
1.6ビフェニル環を持つフッ素系シランカップリング剤の合成
2ガラスの表面改質
2.1フッ素系メトキシ型シランカップリング剤、F(CF2)nCH2CH2Si(OCH3)3、によるガラスの表面改質
2.2改質ガラス表面の耐酸化性、耐酸性
2.3イソシアナト型シランカップリング剤によるガラスの表面改質
2.4改質表面の耐熱性
3節抗菌性シランカップリング剤と応用
1実験
1.1合成試薬
1.2最小発育阻止濃度ならびにシェークフラスコ試験
1.3菌類
1.4機器
1.4.1測定機器
1.4.2最小発育阻止濃度ならびにシェークフラスコ試験用機器
1.5合成
1.5.1アミノシラン(MDAA3M)
1.5.2n-Xの合成
1.5.3最小発育阻止濃度(MIC)試験
1.5.3.1培地の調製
1.5.3.2菌の接種と培養
1.5.4改質磁製板による抗菌試験
1.5.4.1バクテリア分散液の調製
1.5.4.2磁性板の表面改質
1.5.4.3改質磁製板の抗菌能
1.5.4.4改質磁製板の抗菌能の経時変化
1.5.4.5改質磁性板の抗菌能の持続性
2結果と考察
2.1アミノシラン(MDAA3M)の合成
2.2第4級アンモニウム塩型シランカップリング剤(n-X)の合成
2.3抗菌試験
2.3.1最小発育阻止濃度(MIC )試験
2.3.2シェークフラスコ試験
2.3.3改質磁製板の抗菌能の経時変化
2.3.4改質磁性板の抗菌能の持続性
4節光応答性シランカップリング剤と応用
1光応答性基板の作製のための化合物
1.1光分解性シランカップリング剤
1.2光応答性リンカー
1.3光応答性基板の作製
2光応答性基板の評価と応用
2.1光応答性基板の評価
2.1.1紫外光応答性基板
2.1.2二光子励起による光分解
2.2光応答性基板の応用
2.2.1細胞のパターニングへの応用
2.2.2DNAやタンパク質への応用
2.2.3その他の応用
2.2.4光分解性基以外の光応答性基の利用
5節双性イオン型高分子シランカップリング剤とその応用
1修飾法
1.1シランカップリング基担持共重合体
1.2シランカップリング基を末端に有する高分子
1.3ガラス表面へのシランカップリングによる高分子の修飾
2修飾された基材の表面特性
2.1接触角測定による濡れ性評価
2.2PCMBの濡れ性に対するCMB分率の影響
2.3楕円偏光測定(エリプソメトリー)による膜厚の評価
2.4ゼータ電位測定による表面電位の評価
2.5BCA法によるタンパク質吸着測定
2.6双性イオン型共重合体シランカップリング剤修飾表面への細胞接着
2.7TMS-PCMBによるS-PCMB基板表面の修飾
2.8PCMBをグラフトしたPCMB薄膜表面への細胞付着
6節オリゴメリックなフッ素系シランカップリング剤の開発と表面処理剤への応用
1オリゴメリックなフッ素系シランカップリング剤による高分子ナノ粒子の調製
2種々の低分子芳香族化合物をカプセル化させたオリゴメリックなフッ素系シランカップリング剤の調製と表面処理剤への応用
3オリゴメリックなフッ素系シランカップリング剤/酸化チタンナノコンポジットの調製
4オリゴメリックなフッ素系シランカップリング剤/ヒドロキシアパタイトナノコンポジットの調製と表面改質剤への応用
9章シランカップリング剤の分析技術
1節シランカップリング剤処理層の構造解析
1シラン処理層の構造の制御とキャラクタリゼーション
2パルスNMRによるシラン処理層の構造解析
3シラン処理層の構造が充てん系の力学特性におよぼす影響
2節処理界面の力学特性評価法(※)
1弾性率
2降伏強度
3衝撃強度(靱性)
4動的粘弾性特性
5その他の評価方法
3節金属/シランカップリング剤界面の密着性解析
1材料設計における高効率化の課題
2カップリング剤との密着強度に優れた金属箔を設計する解析モデル
3解析方法
3.1分子動力学法による密着強度の解析手法
3.2タグチメソッドによる直交表を用いた感度解析の方法
4解析結果および考察
4.1密着強度の感度についての解析結果
4.2ロバスト性の解析結果
4.3設計指針および結果の考察
5実験との比較
(※)印のあるものは2006年発刊(2010年新装版)【シランカップリング剤の効果と使用 】とほぼ同じ内容です



SSL グローバルサインのサイトシール
FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ
 弊社までご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
※PDF形式のファイルをご覧頂くための Adobe Reader は、アドビ システムズ社から無償提供されています。
                Adobe Reader 最新版ダウンロードはこちらから
■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(書籍)』をご一読下さいませ ■
■ セミナー・講習会のご案内はこちらでございます ■