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化粧品に求められる
使用感の共有と感性価値の数値化・定量化  
 
〜「触感、香り、色、言葉、脳」多角的に捉えるヒトの感性に訴求する化粧品の開発〜
〜使用者に影響を与える物理的因子/感情的因子の把握・コントロール〜
[コードNo.14STP090]

■体裁/ B5判並製本 234ページ
■発行/ 2014年10月27日 サイエンス&テクノロジー(株)
■定価/ 48,600円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-86428-112-6
 
★感性価値の高い化粧品を生み出すための必読書★
★消費者との「使用感の共有」なくしてより良い化粧品は生まれない!★

【物理的】+【感性的】両側面からの感性価値付与へのアプローチ


●「使用感」をどのように評価し製品開発へ繋げるのか
 〜科学的側面と感性的側面、両者を活用し感性価値の高い製品を生み出す方法
●肌、唇、毛髪の生理・触感に基づいた化粧品設計と評価・数値化
●化粧行動・使用感の個人差を発生させる要因解析と製品への取り入れ方
●評価項目、パネル設定、教育、、、官能評価で客観的な評価結果を得るコツ
●消費者は化粧品の何をもって高級感を感じているのか
 〜触感、香り、見た目、、、それぞれの「高級感因子」と商品への取り入れ方
●各社はどのように「感性に訴求する化粧品開発」へアプローチしているのか
 〜香り、ネーミング、パッケージ、、、実例に基づいたアイディア発想術

◎「使用感」を科学し、感性を数値化・定量化して化粧品開発へ取り入れる為に◎

執筆者

菅沼薫(株)エフシージー総合研究所
猿渡敬志(株)カネボウ化粧品
秋山庸子大阪大学
中野健横浜国立大学
福田亮子社会福祉法人 こうほうえん
【元 慶應義塾大学】
佐藤孝元 ポーラ化成工業(株)
川副智行(株)資生堂
柴田雅史東京工科大学
矢田幸博花王(株)
齊藤尚仁(株)ヤクルト本社
高橋正二郎(株)日本オリエンテーション
【元 (株)資生堂】
新井幸江(株)アンビアンス
越川靖子目白大学
戸木純(株)ジェイズボーテ
【元 (株)資生堂】
稲葉隆(株)日本カラーデザイン研究所

書籍趣旨

<ここがポイント>

*科学的視点・根拠から「使用感の良い」化粧品を開発する*

●使用感を左右する「触感・肌触り」の発現メカニズム
●「使用感」を客観的に評価し数値・定量化する〜消費者の感じる使用感を共有するための取り組み〜
●化粧品において重要視される「高級感」の感じ方とは?
 〜高級感を演出する香り、触感、視覚、+αの因子と商品開発への応用〜
●皮膚、毛髪、唇の生理・触感に基づいた商品開発ノウハウ
「化粧行動」が脳に与える影響から消費者が求める化粧品開発へのヒントを探る
●化粧行動・使用感の個人差を発生させる要因解析と製品への取り入れ方

*「感性価値」を定量化し人の感性に訴求する化粧品を開発する*
●事例から学ぶ客観性のある官能評価を行うためのコツ
 〜パネル設定、教育、評価ワードの選択から評価結果の商品開発応用事例まで〜
●心理・生理学的にみる香りのメカニズムと快・不快の感じ方
●「香り」で他社競合製品と差別化する!ターゲット別好まれる賦香と香りによる商品差別化事例
●どのようにコンセプトをネーミング、訴求ワードに落とし込むのか、事例をもとに一から解説
●ターゲット別好まれる色彩・形状から「売れる」パッケージ原則を解説

目次

第1章感性価値を切り口にした消費者の購買意識の分析と化粧品トレンド予測
〜時代の流れを読む〜
はじめに
1化粧品の感性価値
2化粧品購入チャネルの変遷
3化粧品ブランドマーケティングの変遷
4化粧品の技術開発動向と社会背景
5化粧品のトレンド予測
第2章脳科学から見た化粧行動の認知と商品開発への応用可能性
はじめに
1デザイン思考について
2脳科学を使用する意義
3化粧の効用
4脳科学を用いた実験系の確立
5結果
おわりに
第3章触感・肌触りの発現メカニズムと数値化・定量化〜使用感を科学する〜
第1節使用感に影響を与えるさまざまな物理的因子と人の感性との相関
はじめに
1物理的因子を意識した官能評価
2多変量解析を用いた触感の因子の解析
2.1化粧水の「さっぱり感」と「しっとり感」の物理的内部構造
2.2物性評価
2.3化粧水の組成設計
2.4組成設計の妥当性の評価
3多変量解析の盲点を意識した物理モデルの構築
3.1「しっとり感」と「べたつき」の物理的解釈の仮設
3.2「しっとり感」の物理現象の検証
3.3「べたつき」の物理現象の検証
おわりに
第2節化粧品開発におけるトライボロジーと情緒性
はじめに
1評価装置
2パウダーファンデーションの塗布触感
2.1サンプル
2.2評価装置を用いて得られる信号
2.3塗布感触との関係
3エマルジョンファンデーションの塗布触感
3.1サンプル
3.2スライベック線図
3.3評価装置を用いて得られる信号
3.4塗布触感との関係
おわりに
第3節高級感の感じ方とその因子
はじめに
1化粧品の購買から使用に至るまでのプロセスにおいて受容される情報
2受容した情報に基づく高級感の形成
3触覚により得られる高級感
4嗅覚により得られる高級感
おわりに
第4節香りにおける高級感とは〜高級感を演出する香りのトレンドと開発〜
1香りを感じる前に
1.1香りの場合高級感を感じる個人差が大きい
1.2個人の体験、興味、価値観による高級感のイメージの差異
1.3香りにおける民族性、人種性による食文化の違い
2どのような香りが高級感を表現できるのか
2.1センシティブな日本の香り
2.2オレンジの香りのイメージ
2.3香水の支持率
2.4年齢層による高級感の違い
3香りに関する化粧品以外の試み
4目的・狙いに合った香りのイメージ表現とは(ターゲット選定)
5弊社(ポーラ)の実例
5.1フレグランス類の事例
5.2メイクの香りの事例
6香りで勝負
おわりに
第5節指による毛髪ダメージの認識と毛髪感触の測定方法
はじめに
1ダメージによる毛髪表面の変化とダメージ認識
1.1ダメージによる毛髪表面の変化
1.2毛髪モデル基板の作製
1.3毛髪モデル基板の感性評価
1.4SAM膜処理による親疎水性の付与
1.5親疎水性毛髪モデル基板の感性評価
2毛髪モデル基板を用いた触感計測手法
2.1毛髪モデル基板の摩擦計測
2.2指摩擦特性によるダメージ実感の計測
2.3頭髪用洗浄製品の触感改善効果
2.4PVDFフィルムを受感材としたセンサシステムによる計測
3毛髪ケラチンフィルムを用いた触感評価手法
3.1毛髪の代替品としての毛髪ケラチンフィルム
3.2毛髪ケラチンフィルムの製作
3.3毛髪ケラチンフィルムの有効性と触感計測への活用
おわりに
第6節唇の生理・触感に基づいた化粧品設計と評価・数値化
はじめに
1唇の構造と口唇化粧料の処方設計
2油性ゲルについて
2.1油性ゲルの構成
2.2油性ゲルの構造と硬度の制御
3油性ゲルの安定性と感触の両立
3.1スティックの折れ抑制とつきの向上
4油性ゲル塗膜の物性測定
4.1粘弾性測定装置を用いた油性ゲル塗膜の物性測定方法と感触との対応
4.2水晶振動子微量天秤を用いたゲル塗膜の物性解析
おわりに
第4章生活環境や加齢による肌性状変化及び化粧品の使用感、効果の捉え方
はじめに
1生活環境や加齢に伴う肌性状変化
1.1皮膚の乾燥とかゆみ
1.2肌の黒化とシミの形成
1.3シワの発生とハリの低下によるたるみの発生
1.4皮膚血流の低下とくすみの発生
2化粧品の使用感、効果の捉え方
2.1官能評価法による化粧品の使用感評価
2.2官能評価法としての分析型評価及び嗜好型官能評価法
3官能評価の信頼性、妥当性に影響を与える要因について
3.1被験者選出の仕方と留意点
第5章官能評価の客観性向上と製品開発応用〜評価項目からパネル教育まで〜
第1節官能評価における客観性
1業務で求められる客観性とは
2官能評価の特性
3官能評価の再現性を向上させるために
4官能評価の客観性を向上させるために
第2節官能評価実施に合わせたパネル選定のポイント
はじめに
1官能評価手法とパネル
2官能評価におけるパネルとは
3専門パネル(分析型パネル)の選定と維持管理
4一般パネル(嗜好型パネル)の選定と維持管理
おわりに
第3節製品に応じた評価項目の選定とワード選定
はじめに
1官能評価と用語
1.1まずは用語
1.2用語とは
1.3ソムリエの言葉とブレンダーの言葉
1.4モノつくりの用語、新たな感覚を探査する官能空間に対するそれぞれの用語
2官能用語の選定の難しさ
2.1あるメーカーでの官能用語の選定事例
2.2実施上の問題点
3モノつくり言葉の言葉出しの工夫と選定の試み
3.1意外と集まらない用語
3.2言葉の性質を考える
4用語の機能
4.1言葉の大小による位置づけ
4.2目的系、操作系、コンセプト系
4.3分化、汎化、樹状化
5官能空間の設定でのイメージの用語
5.1色、香り等のイメージの記述
5.2言葉の構成
おわりに
第4節官能評価結果の商品開発への応用
はじめに
1感性価値と感性価値を込めた商品開発
1.1感性価値
1.2化粧品と感性価値
1.3思いをことばに、ことばをかたちに
1.4SH変換−感性価値を伝えることば−
2化粧品使用感における【集・創・伝】の体系
2.1感性価値の集・創・伝
2.2お客さまの望む使用感を把握する【集】
2.2.12つの官能評価
2.2.2専門パネルのQDAから把握する
2.2.3U型官能評価による属性別の使用感の把握
2.2.4思いをことばに
2.3把握した使用感を込めた商品をつくる【創】
2.4共感を呼ぶ訴求をする【伝】
2.4.1真の共感訴求
2.4.2攻撃的特性と守備的特性
3評価系の併設と感性価値の再開発
3.1感性価値における評価系
3.2設計完了時の評価
3.3発売直前の評価
3.4感性価値の再開発
第6章香りがもたらす効果・嗜好性分析とターゲットに応じた賦香
第1節香りの認知過程及び生理学的・心理学的な効果
はじめに
1香りの認知過程とその機構について
2香りの生理学的・心理学的な効果とその評価法について
2.1心理学的な評価法(質問紙を中心に)
2.2生理学的な評価法
2.2.1近赤外線分光法(NIRS:near-infrared spectroscopy)による大脳活動解析
2.2.2心電図測定による自律神経活動の解析
2.2.3瞳孔対光計測による自律神経活動の解析
3香り評価における課題と今後
第2節ターゲットや製品に応じた賦香と商品差別化への取り組み
はじめに:香りのある商品開発の経験値から
1無意識のうちに働く五感が購入意欲を左右する
2「欲しい物」選択目線の変化を読み解くために〜製品別嗜好の傾向と賦香率の傾向、そしてこれから〜
2.1香水・オードトワレ等のフレグランス類
2.2スキンケア・基礎化粧品
2.3ヘアケア・バスプロダクツ
2.4生活シーン全体へ広がる香り使用の習慣
2.5子供たちに向けて心の生活習慣を担う香り:家庭でのプチ祈りの場
おわりに:まとめと私見
第7章言葉がもたらす効果と商品コンセプトからネーミング・訴求ワードへの展開
第1節言葉がもたらす心理的効果と使用感の伝達方法
はじめに
1ブランド・ネームとその研究
1.1アメリカにおけるブランド・ネーム研究
1.2日本におけるブランドネーム研究
1.2.1日本語の特徴とその研究
1.2.2音象徴とその研究
2化粧品のブランド・ネームとその音象徴の検証
2.1基礎化粧品
2.2メイクアップ品
2.3セルフ化粧品
おわりに
第2節化粧品における商品ネーミング作成とコンセプト・訴求ワードへの展開例
はじめに
1化粧品における「名前」
1.1ブランド名
1.1.1作り手(売り手)の思い/フィロソフィー
1.1.2ユーザーへの提供価値
1.1.3ブランドの世界観(イメージ)
1.1.4ブランド特有の機能(効果・成分)
1.1.5その他
1.2ライン名
1.3アイテム名
1.4単品ブランド名
1.5種類別名称
2ネーミングにあたって留意する要素
2.1コンセプト(フィロソフィー・物語)
2.2ゴロ(語呂)イメージ
2.3ロゴ(書体)イメージ
2.4コミュニケーション効果
2.5商標確認と登録
2.6薬事法での確認
3ネーミングの方法
3.1単語の抽出
3.2造語
3.2.1語尾変化
3.2.2結合
3.2.3語尾変化+結合
3.2.4読み方の変化
4時代と共に変わるネーミング
第8章色彩・質感から見る魅力ある化粧品パッケージの開発
はじめに
1パッケージの色彩がもたらす心理的な効果
1.1色彩を整理する基準
1.1.1識別の効果を生む色相
1.1.2印象を左右するトーン
1.1.3HUE&TONEカラーシステム
1.1.4化粧品容器色のHUE&TONE分析例
1.2色彩による心理的効果
1.2.1色彩の連想イメージ
1.2.2カラーイメージはどのように捉えられているか
1.2.3カラーイメージスケール
1.2.4造形のイメージスケール
1.2.5化粧品容器色のイメージスケール分析例
2化粧品容器の材質とその質感
2.1化粧品容器の材質の持つイメージ
2.1.1ガラス系
2.1.2プラスチック系
2.1.3金属系
2.2加飾によるイメージ訴求
2.2.1生地着色と塗装着色
2.2.2フロスト加工・サンドブラスト加工
2.2.3シルクスクリーン印刷
2.2.4ホットスタンプ(箔押し)
2.2.5真空蒸着
2.2.6ラメ・ストーン・スタッツ
3色彩と質感によるパターン分類
3.1化粧品容器に求められる訴求イメージとは
3.2コンセプト・パターン
3.2.1可愛い/プリティ
3.2.2元気/カジュアル
3.2.3刺激/ダイナミック
3.2.4清楚/ロマンチック
3.2.5優雅/エレガント
3.2.6豪華/ゴージャス
3.2.7自然/ナチュラル
3.2.8丹念/クラシック
3.2.9静謐/シック
3.2.10本格/ダンディ
3.2.11正統/フォーマル
3.2.12清潔/シンプル・クリア
3.2.13爽快/クールカジュアル
3.2.14先進/モダン
3.3ブランドらしさとパッケージ



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