TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要


ご購入は、画面下の「書籍購入」ボタンから  
がん免疫療法    
―実用化へのチャレンジ―
Cancer Immunotherapy:Challenge to Practical Use
[コードNo.2010T759]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 珠玖洋
■体裁/ B5判 250ページ
■発行/ 2010年 9月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 70,200円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-0269-0

 
★外科、放射線、抗がん剤に続く「第四のがん治療法」として注目されている「がん免疫療法」!
★がんワクチン、細胞療法、免疫抑制解除などの各種治療法のほか、開発状況、規制、GMP化、臨床試験・評価など、
  実用化に向けた知見を徹底解説!

刊行にあたって

 本年4月、アメリカFDAにより、Dendreon社のホルモン抵抗性前立腺がんに対するがんワクチン「Provenge®」が承認された。既にロシアでは、2008年4月にAntigenics社の難治性腎臓癌に対するがんワクチン「Oncophage®」が承認を受けている。がんに対する免疫的治療法実用化の幕開けを裏付ける画期的な出来事である。
 本書では、日本を代表する研究者の方々に、様々ながん免疫療法開発の技術基盤、GMP準拠の治験薬製造、この新しい分野発展に向けてのレギュレーションや評価の考え方等、免疫療法実用化に向けての現状と課題等を書いていただいた。
(「はじめに」より一部抜粋)
2010年9月  珠玖洋

キーワード

がん免疫療法/がんワクチン/ペプチドワクチン/蛋白ワクチン/樹状細胞ワクチン/抗原/アジュバント/デリバリーシステム/細胞療法/ヘルパーT細胞/メモリーT細胞/細胞傷害性T細胞/NKT細胞/γδ型T細胞/制御性T細胞/遺伝子改変/ベクター/免疫抑制解除/規制/GMP/臨床試験/臨床評価

執筆者一覧

珠玖洋三重大学 大学院医学系研究科 がんワクチン治療学 遺伝子・免疫細胞治療学 教授
守田玲菜札幌医科大学 第1病理 研究生
廣橋良彦札幌医科大学 第1病理 助教
鳥越俊彦札幌医科大学 第1病理 准教授
佐藤昇志札幌医科大学 第1病理 教授
伊東恭悟久留米大学 医学部 免疫・免疫治療学講座 教授
野口正典久留米大学 先端癌治療研究センター 教授
笹田哲朗久留米大学 医学部 免疫・免疫治療学講座 准教授
山田亮久留米大学 先端癌治療研究センター 教授
和田尚大阪大学 大学院医学系研究科 外科学講座 消化器外科学
垣見和宏東京大学医学部附属病院 免疫細胞治療学(メディネット) 特任准教授
中山睿一川崎医療福祉大学 医療福祉学部 教授
北脇年雄京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 産官学連携研究員
門脇則光京都大学大学院 医学研究科 血液・腫瘍内科学 講師
瀬谷司北海道大学 大学院医学研究科 免疫学分野 教授
安岡潤一東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 大学院生命情報科学教育部 博士後期課程
秋吉一成東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授
平野直人Dana-Farber Cancer Institute,Department of Medical Oncology,Assistant Professor of Medicine
田中真己人Dana-Farber Cancer Institute,Department of Medical Oncology,Research fellow
今滝修Dana-Farber Cancer Institute,Department of Medical Oncology,Research fellow
加藤光次九州大学病院 血液腫瘍内科 助教
池田裕明三重大学 大学院医学系研究科 遺伝子・免疫細胞治療学 准教授
西村孝司北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫制御分野/ROYCE’健康バイオ研究部門 教授
脇田大功北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫制御分野 助教
大栗敬幸北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫制御分野 特任助教
北村秀光北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫制御分野 准教授
本橋新一郎千葉大学 大学院医学研究院 免疫細胞医学 准教授
中山俊憲千葉大学 大学院医学研究院 免疫発生学 教授
小林博人東京女子医科大学 腎臓病総合医療センター 泌尿器科 助教
峰野純一タカラバイオ(株) 細胞・遺伝子治療センター センター長
河上裕慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 細胞情報研究部門 所長、教授
西川博嘉大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 実験免疫学 特任准教授
原田直純(株)イミュノフロンティア 研究推進部 研究推進部長
村岡大輔(株)イミュノフロンティア 研究推進部 研究員
小澤健夫POCクリニカルリサーチ(株) 代表取締役社長
松下(佐藤)まりも東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター 外科・臓器細胞工学分野 助教
田原秀晃東京大学 医科学研究所 先端医療研究センター 外科・臓器細胞工学分野 教授
榎竜嗣タカラバイオ(株) 細胞・遺伝子治療センター 主任研究員
影山慎一三重大学 大学院医学系研究科 遺伝子・免疫細胞治療学講座 准教授

構成および内容

第1章癌免疫療法―現状から未来へ―(珠玖洋)
1癌発生から治癒までの「癌免疫」の重要な役割
2多彩ながんワクチン開発
2.1ペプチドワクチン
2.2蛋白ワクチン
2.3DNAワクチン
3がんワクチンの承認から実用化へ
4多様な細胞療法の開発研究
4.1樹状細胞の利用
4.2エフェクター細胞療法
5腫瘍局所に於ける免疫抑制解除は今後の重要な課題
6複合的癌免疫療法により癌のコントロールから治癒へ
7複合的免疫療法の効率良い開発を目指して
第2章がん免疫療法の標的抗原(守田玲菜、廣橋良彦、鳥越俊彦、佐藤昇志)
1緒言
2がん抗原のカテゴリー
3結語
第3章ペプチドワクチン療法:高度医療承認から医薬品化への道(伊東恭悟、野口正典、笹田哲朗、山田亮)
1はじめに
2免疫学の歴史からみたペプチドワクチン療法
3ペプチドワクチン療法の原理
4ペプチドワクチン療法の限界
5ペプチドワクチン療法の有害事象(副作用)
6ペプチドワクチン療法の免疫賦活能と臨床効果
7ペプチドワクチン療法のバイオマーカー
8ペプチドワクチンのランダム化比較試験
9テーラーメイドペプチドワクチンとは?
10おわりに
第4章癌ワクチン―蛋白とロングペプチド―(和田尚、垣見和宏、中山睿一)
1はじめに
2NY-ESO-1抗原を用いた癌ワクチン
2.1NY-ESO-1抗原
2.2NY-ESO-1短鎖エピトープペプチドを用いた癌ワクチン療法
2.3NY-ESO-1短鎖エピトープペプチドワクチンの問題点
3NY-ESO-1蛋白を用いた癌ワクチン
3.1NY-ESO-1総蛋白による免疫
3.2CHP-NY-ESO-1癌ワクチン
3.3その他のNY-ESO-1癌ワクチン
4長鎖複合ペプチドワクチン(long overlapping peptide vaccine)
4.1短鎖エピトープペプチドワクチンの問題点
4.2長鎖複合ペプチドによるトレランスの回避と免疫応答の誘導
4.3ヘルパーT細胞のエピトープペプチド
4.4APCによる長鎖複合ペプチドの抗原提示
4.5サブドミナントエピトープに対する免疫応答の誘導
4.6HPV16長鎖複合ペプチドワクチン
4.7p53長鎖複合ペプチドワクチン
5NY-ESO-1長鎖複合ペプチドワクチン
5.1CHP-NY-ESO-1投与患者におけるエピトープ解析
5.2NY-ESO-1長鎖複合ペプチドを用いた癌ワクチン臨床試験
6おわりに
第5章樹状細胞ワクチン(北脇年雄、門脇則光)
1はじめに―DC療法開発の現状―
2DCによるT細胞活性化メカニズム
2.1T細胞にシグナルを誘導するDCの分子
2.1.1抗原提示分子(MHC分子)
2.1.2共刺激分子
2.1.3サイトカイン
2.1.4その他の分子
2.2DCとT細胞が遭遇するメカニズム
3DC療法の方法
3.1DCの調製
3.1.1単球
3.1.2CD34陽性造血前駆細胞(hematopoietic precursor cell:HPC)
3.1.3末梢血DC濃縮分画
3.2抗原の添加
3.2.1抗原のソース
3.2.2抗原の添加方法
3.3DCの成熟刺激
3.4DCの投与法
4DC療法の臨床試験
5DC療法の問題点と対策
5.1腫瘍巣における免疫抑制の解除
5.2免疫療法に適した病期
5.3他の治療法の併用
6おわりに
第6章がんワクチンとアジュバント(瀬谷司)
1はじめに
2アジュバントの多様性
2.1TLR依存性MyD88経路
2.2TLR依存性TICAM-1経路
2.3RLR依存性IPS-1経路
2.4NLR依存性ASC経路
3その他のアジュバント
4経口ワクチンの可能性
5おわりに
第7章ワクチン抗原デリバリーシステム(安岡潤一、秋吉一成)
1はじめに
2生体成分由来ワクチンシステム
2.1ウイルスベクターワクチン
2.2ウイルス様粒子およびvirosome
2.3分子シャペロン-抗原複合体
2.4サポニン-脂質複合体微粒子
3ナノ微粒子キャリアシステム
3.1エマルジョンMontanide™
3.2リポソーム
3.3バブルリポソーム-超音波
3.4高分子ナノ微粒子
3.5多糖ナノゲル
4おわりに
第8章T細胞を用いた養子免疫細胞療法:人工抗原提示細胞による優れたT細胞の作製(平野直人、田中真己人、今滝修)
1はじめに
2養子免疫細胞療法に最適なCTLとは?
2.1標的とするがん関連抗原
2.2輸注するCTLの分化段階
2.3T細胞の抗原親和性(avidity)
3養子免疫細胞療法に最適なCTLを誘導、増幅するには?
3.1抗原提示細胞
3.2T細胞増殖因子
4人工抗原提示細胞(aAPC)を用いたT細胞の体外増幅
5人工抗原提示細胞で作られたCTLを用いてどんな養子免疫細胞療法の臨床試験を行うか?
6人工抗原提示細胞で作られたCTLを輸注する養子免疫細胞療法の臨床試験に伴う規制の克服
7養子免疫細胞療法の結果
8養子免疫細胞療法の新展開
9おわりに
第9章免疫療法におけるメモリーT細胞(加藤光次)
1はじめに
2腫瘍免疫におけるメモリーT細胞
3ナイーブからメモリーT細胞への分化
4メモリーT細胞分化の分子基盤
4.1細胞外シグナル
4.2細胞内シグナル
4.3細胞外から細胞内へのシグナル伝達経路
5“Stemness”を標的にしたメモリーT細胞誘導
6今後の展望
第10章遺伝子改変T細胞療法―CTL―(池田裕明)
1はじめに
2期待される腫瘍特異的T細胞輸注療法
3TCR改変T細胞療法
4TCRミスペアリングを防ぐ新規ベクターの開発
5キメラ抗原受容体(CAR)遺伝子導入T細胞療法
6T細胞のクオリティー向上を目指した遺伝子改変
7おわりに
第11章ヘルパーT細胞を軸とした抗腫瘍免疫の制御:基盤研究から臨床応用まで(西村孝司、脇田大功、大栗敬幸、北村秀光)
1はじめに
2免疫抑制・癌エスケープを制御するRegulatory T細胞(Treg):癌幹細胞とTreg
3担癌生体におけるミエロイド由来免疫抑制性細胞(MDSC)
4癌組織に浸潤したIL-17産生γδT細胞は血管新生を促進して癌の増殖を助ける
5担癌生体の免疫抑制を打破するTh1細胞治療
6癌抗原Helper/killer hybrid epitope long peptide(H/K HELP)のヒトTh1細胞治療への応用
7おわりに
第12章NKT細胞免疫療法(本橋新一郎、中山俊憲)
1はじめに
2肺癌に対するiNKT細胞免疫系を用いた能動免疫療法の臨床研究
3頭頸部癌に対するiNKT細胞免疫系を用いた能動免疫療法の臨床研究
4肺癌に対するiNKT細胞免疫系を用いた受動免疫療法の臨床研究
5頭頸部癌に対するiNKT細胞免疫系を用いた複合免疫療法の臨床研究
6おわりに
第13章自己活性化γδ型T細胞を用いた癌免疫療法(小林博人)
1進行性腎癌の治療と免疫
2腎癌とγδ型T細胞
3γδ型T細胞による抗腫瘍活性の機序と問題点
4γδ型T細胞を用いた臨床試験
5今後の展望について
第14章遺伝子・免疫療法―レトロウイルスベクターを中心に―(峰野純一)
1はじめに
2レトロウイルスベクターの基礎と改良
3レトロウイルスベクターの問題点(ジーンサイレンシングとクロナリティ)
4がん免疫遺伝子治療とレトロウイルスベクター
5おわりに
第15章がん関連微小環境における免疫抑制とその制御(河上裕)
1はじめに
2がん形成過程におけるがん細胞と免疫細胞の相互作用による抗腫瘍免疫環境の形成
3がん細胞の免疫抵抗性の獲得機構と制御法
3.1腫瘍抗原やその提示に関与する分子の異常
3.2免疫抵抗性がん細胞群
4がん細胞による免疫抑制分子の発現機構と制御法
4.1がん細胞が分泌する免疫抑制分子と制御法
4.2がん細胞が発現する免疫抑制性膜分子と制御法
4.3がん細胞が発現する免疫抑制に関与する細胞内酵素と制御
5がん細胞による免疫抑制性細胞の誘導機構と制御法
5.1制御性T細胞
5.2骨髄由来免疫抑制細胞・腫瘍関連マクロファージ
5.3寛容性樹状細胞
5.4免疫抑制性NKT細胞とγδT細胞
6免疫抑制環境の改善による免疫療法の効果増強
7免疫状態の総合的評価法の開発
8おわりに
第16章がん免疫応答における制御性T細胞の役割とその克服(西川博嘉)
1はじめに
2Tregsとは
3Tregsは腫瘍免疫応答を抑制する
3.1マウスモデル
3.2がん患者
4腫瘍局所に集積したTregs
5CD4+CD25+ Treg抑制の克服の可能性
5.1IL-2/CD25
5.2Toll様受容体(TLR)
5.3GITR
5.4CTLA-4
5.5OX40
5.6FR4(Folate receptor 4)
6おわりに
第17章免疫抑制因子阻害剤:がん免疫療法の新たな標的(原田直純、村岡大輔)
1はじめに:がんを攻撃する免疫反応とそれを抑制する免疫反応
2免疫抑制性受容体分子CTLA-4およびPD-1
3転写制御因子STAT3
4インドールアミン2,3ジオキシゲナーゼ(IDO)
5細胞外アデノシン産生酵素CD39・CD73とアデノシンA2A受容体
6おわりに
第18章がん免疫療法開発と日本における規制(小澤健夫)
1はじめに
2がん免疫療法の歴史
3がん治療ワクチンの開発状況
3.1PersonalizedワクチンとStandardizedワクチン
3.2テクノロジープラットフォーム
3.3開発対象となるがん種
3.4治療ターゲットとなるがん抗原
4がん治療ワクチンの臨床試験デザイン
4.1患者の選択
4.2投与量
4.3エンドポイント
5がん治療ワクチン開発における日本の規制
5.1薬事法規制下で行われる治験と研究者指導で行われる臨床研究
5.2がん治療ワクチン開発に係る規制
5.2.1細胞加工を必要とするがん治療ワクチン開発に係る規制
5.2.2遺伝子治療の概念が適用されるがん治療ワクチン開発に係る規制
6おわりに
第19章ワクチン製剤の非臨床試験―GLPとnon GLP―(原田直純)
1はじめに
2薬理試験
3薬物動態試験
4毒性試験
5おわりに
第20章細胞療法におけるGMP化―樹状細胞を例として―(松下(佐藤)まりも、田原秀晃)
1はじめに
2樹状細胞のプロセッシング
2.1未熟樹状細胞のプロセッシング
2.2成熟化
2.3抗原提示
3臨床試験プロトコール
3.1これまでの臨床試験の成果と問題点
3.2樹状細胞を用いた癌免疫遺伝子治療
4樹状細胞の品質管理
4.1樹状細胞療法のレギュレーション(東京大学医科学研究所 治療ベクター開発室の例)
4.1.1インフラストラクチャーの整備
4.1.2運営および管理
5おわりに
第21章細胞療法におけるGMP化―リンパ球製剤を例として―(榎竜嗣)
1はじめに
2治験薬GMPの概要
3リンパ球製剤を製造する際の原材料について
4製造工程について
5品質管理について
6リンパ球製剤の保管、運搬
7おわりに
第22章がん免疫療法の新たな臨床評価―RECISTと臨床評価法―(影山慎一)
1はじめに
2がん免疫療法の種類
3真のエンドポイント、サロゲート・エンドポイント
4化学療法剤での「腫瘍縮小」をサロゲート・エンドポイントとするための検証
5腫瘍縮小評価法としてのRECIST
6がん免疫療法の試験デザイン(FDAガイダンスより)
7がん免疫療法の新しい臨床評価法
8がん免疫療法の生存率評価
9おわりに



※ 本書籍はご試読頂けません ※

SSL グローバルサインのサイトシール
FAXでもお申し込みいただけます。FAXお申し込み用紙(PDF)を印刷いただき、必要事項をご記入のうえ
 弊社までご送信ください。(FAX番号は、お申込用紙に印刷されています)
※PDF形式のファイルをご覧頂くための Adobe Reader は、アドビ システムズ社から無償提供されています。
                Adobe Reader 最新版ダウンロードはこちらから
■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(書籍)』をご一読下さいませ ■
■ セミナー・講習会のご案内はこちらでございます ■