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食のバイオ計測の最前線    
―機能解析と安全・安心の計測を目指して―
Frontier of Biomeasurement in Food Sciences
―Analysis of Function and Measurement with Accountability and Reliability―
[コードNo.2011T792]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 植田充美(京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 教授)
■体裁/ B5判 277ページ
■発行/ 2011年5月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 73,440円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-0346-8

 
★これまで評価が難しかった食品の機能や安全性を、バイオ計測を使い数値化して客観的に評価する!
★食品の安全・安心に対する関心が高まる今、必読の一冊!
★食品成分の機能を解析する【機能解析編】、食品の安全・安心の向上を目指した【安全・安心の計測編】、以上2編に
  共通する計測技術・機器を紹介する【計測開発編】を、大学・研究機関とメーカーの専門家がそれぞれの視点から詳細に
  解説!

キーワード

バイオセンサー/マイクロアレイ/抗体/ELISA法/電気泳動法/PCR法/食品分析/食品成分の機能解析/機能性食品/食中毒/食品アレルギー/残留農薬/安全性評価/原料・産地偽装/DNA鑑定/トレーサビリティ/リスク管理・評価

刊行にあたって

 東日本大震災での福島第一原発事件や中国での餃子事件でクローズアップされた、農作物をはじめとする食べ物の安全・安心に対する懸念は国民に深く浸透している。食物アレルギー、賞味期限と消費期限、産地偽装、残留農薬、放射能汚染など、こういった国内外での農作物や食品に関わる問題は、非常に身近で、健康に絡んだ重要なものだけに、多くの国民の関心事ともなっている。特に、乳幼児をはじめとする成長期の子供たちや、免疫系の低落しつつある高齢者などには、これまでの社会的信頼への裏切りと安全・安心への脅威ともなっている。安全と安心へのこだわりは、食に依存する生き物すべての本能的なもので、その追求は科学や科学計測の発展の原動力といっても過言ではないかもしれない。
 さて、失われつつある「食」の安全と安心という信頼を取り戻すためには、正確で再現できる数値化したデータを伴う指標を測定し表示していく分析説明責任の遂行が必須である。時同じくして、世界はゲノム解析が進み、すなわちポストゲノム時代を迎え、その膨大なデータを解析するコンピュータインフォマティックスとオミックス解析による生命や生物、さらに生体組織を構成する生体分子すべての網羅的デジタル定量解析研究が隆起してきている。これに伴い多くの解析装置や技術の飛躍的発展期を迎えており、食を含む多くの安全を安心できるデジタル数値で表示することが可能になってきており、安全と安心を可視化できる時代を迎えている。
 実際、「食」に直接関わる現場の農産物についても、感度が高く、安いコストで、定量的で、かつ再現性の良い、オンサイト、すなわち、現場で、検査が可能になれば、安全性の保障が飛躍的に向上し、消費者の安心度も非常にアップするだろう。本著では、これまでの流通・生産の現場レベルで使用可能な測定を上回る計測を可能にしつつある新しいコンセプトによるバイオ計測の開発と実践適用への事例の最新のデータを集め、産学官で進む「食」の機能解析と安全・安心のバイオ計測を目指した最前線の動向をまとめていくことを企画した。
 最後に、ご多忙の中、ご執筆いただきました先生方に、感謝いたしますとともに、本著での研究分野でのさらなるご活躍を祈念いたします。
植田充美「はじめに」

著者一覧

植田充美京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 教授
若山純一(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品工学研究領域 ナノバイオ工学ユニット 特別研究員
杉山滋(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品工学研究領域 ナノバイオ工学ユニット ユニット長
民谷栄一大阪大学 大学院工学研究科 教授
北川文彦京都大学 大学院工学研究科 材料化学専攻 講師
川井隆之京都大学 大学院工学研究科 材料化学専攻
大塚浩二京都大学 大学院工学研究科 材料化学専攻 教授
小西聡立命館大学 理工学部 マイクロ機械システム工学科 教授
小林大造立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 博士研究員
殿村渉立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 博士研究員
清水一憲京都大学 大学院薬学研究科 革新的ナノバイオ創薬研究拠点 特定助教;立命館大学 客員研究員
重村泰毅大阪夕陽丘学園短期大学 食物学科 助手
伊藤嘉浩(独)理化学研究所 伊藤ナノ医工学研究室 主任研究員
秋山真一名古屋大学 大学院医学系研究科 病態内科学講座 腎臓内科 特任講師
田丸浩三重大学 大学院生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻 水圏生物利用学教育研究分野 准教授
芝崎誠司兵庫医療大学 薬学部 准教授
野村聡(株)堀場製作所 開発企画センター 技術担当部長
稲森和紀東洋紡績(株) 知的財産部
境雅寿(株)森永生科学研究所 研究開発部 製品第2担当リーダー
高木陽子京都電子工業(株) バイオ研究部 主任研究員
遠藤真日本エイドー(株) 京阪営業所 営業所長
山本佳宏京都市産業技術研究所 加工技術グループ バイオチーム 主席研究員
谷敏夫(株)バイオエックス 代表取締役
坂本智弥京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 食品分子機能学分野
山口侑子京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 食品分子機能学分野
高橋信之京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 食品分子機能学分野 助教
河田照雄京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 食品分子機能学分野 教授
津川裕司大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻
小林志寿大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻
馬場健史大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻 准教授
福崎英一郎大阪大学 大学院工学研究科 生命先端工学専攻 教授
木村美恵子タケダライフサイエンスリサーチセンター 所長
齊藤雄飛京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 特任助教
増村威宏京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 講師;京都府農林水産技術センター 生物資源研究センター 主任研究員
山西倫太郎徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 食品機能学分野 准教授
柴田敏行三重大学 大学院生物資源学研究科 生物圏生命科学専攻 講師
廣岡青央京都市産業技術研究所 加工技術グループ バイオチーム 主席研究員
羽鳥由信日本新薬(株) 機能食品カンパニー 食品開発研究所 主任
村越倫明ライオン(株) 研究開発本部 副主席研究員
小野知二ライオン(株) 研究開発本部 主任研究員
森下聡ライオン(株) 研究開発本部 研究員
上林博明ライオン(株) 研究開発本部 副主任研究員
鈴木則行ライオン(株) 研究開発本部 副主任研究員
杉山圭吉ライオン(株) 常務取締役;立命館大学 総合理工学研究機構 チェアプロフェッサー
西野輔翼立命館大学 R-GIRO 特別招聘教授;京都府立医科大学 がん征圧センター 特任教授
高松清治不二製油(株) 研究本部 フードサイエンス研究所 副所長
米谷俊江崎グリコ(株) 研究本部 技術参与
丸勇史サンヨーファイン(株) バイオ開発部 部長
山口信也サンヨーファイン(株) 営業部 課長
馬場嘉信名古屋大学 大学院工学研究科 教授、革新ナノバイオデバイス研究センター センター長;(独)産業技術総合研究所 研究顧問
木船信行(財)日本食品分析センター 彩都研究所 試験研究部 部長
岡野敬一(独)農林水産消費安全技術センター 神戸センター 技術研究課 技術研究課長
矢野博(独)農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 品種識別・産地判別研究チーム長
万年英之大学院農学研究科 資源生命科学専攻 教授
笹崎晋史神戸大学 大学院農学研究科 資源生命科学専攻 講師
末信一朗福井大学 大学院工学研究科 生物応用化学専攻 教授
黒田浩一京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 准教授
家戸敬太郎近畿大学 水産研究所 准教授
中村伸(株)島津製作所 分析計測事業部 ライフサイエンス事業統括部 バイオ臨床ビジネスユニット プロダクト・マネージャー
大野克利日清食品ホールディングス(株) 食品安全研究所 係長
山田敏広日清食品ホールディングス(株) 食品安全研究所 上席執行役員、CQO、食品安全研究所長
天野典英サントリービジネスエキスパート(株) 安全性科学センター 技術顧問
橋爪克仁タカラバイオ(株) 事業開発部 部長
中筋愛タカラバイオ(株) 営業部
谷岡隆神鋼テクノ(株) 圧縮機本部 汎用グループ 担当次長
隈下祐一サラヤ(株) バイオケミカル研究所 課長補佐
永井博(株)堀場製作所 開発本部 先行開発センター センサ技術開発部 水質センサチーム

構成および内容

序章バイオ計測を用いた食の機能解析と安全・安心の向上(植田充美)
1「バイオ計測」によるデジタル定量分析
2革新的材料との融合による「バイオ計測」の飛躍
3「バイオ計測」を推進する拠点事業の展開モデル

【計測開発編】

第1章大学・研究機関の研究動向
1SPMナノセンサーと食品応用(若山純一、杉山 滋)
1.1はじめに
1.2従来のアレルゲン検出技術
1.3AFMによるアレルゲン検出の原理
1.4AFMによるアレルゲン検出の実際
1.4.1基板への抗原の固定
1.4.2探針上への抗体の固定
1.4.3AFMによる抗体抗原反応の計測
1.4.4測定溶液条件の検討とアレルゲンの検出
1.5今後の展開
2食品の安全性や機能を評価するPOC型バイオセンサーデバイスの開発(民谷栄一)
2.1はじめに
2.2印刷電極を用いたポータブル遺伝子センサー
2.3新たな印刷電極型免疫センサーの開発
2.4イムノクロマト検出キットと携帯電話通信技術との連携
2.5おわりに
3マイクロチップ電気泳動における糖鎖分析の高感度化(北川文彦、川井隆之、大塚浩二)
3.1はじめに
3.2PVA修飾チャネルにおけるLVSEPのイメージング
3.3オリゴ糖のLVSEP-MCE分析
4バイオセンサーデバイスにおけるサンプル前処理技術(小西 聡、小林大造、殿村 渉、清水一憲)
4.1はじめに
4.2μTASを応用したパーティクル分離技術
4.2.1膜フィルタ内蔵マイクロ流路チップを応用した分離技術
4.2.2遠心マイクロ流路チップを応用した分離技術
4.3μTASを応用した微量サンプル分注技術
4.4マイクロデバイスを用いた単一細胞の位置制御技術
4.4.1陰圧を用いた細胞群の位置制御
4.4.2磁力を用いた細胞群の位置制御
4.5おわりに
5機能性ペプチド探索のための新しいアプローチ―ヒト血液中からの食事由来ペプチドの検出と同定―(重村泰毅)
5.1はじめに
5.2ペプチド経口摂取による健康状態改善効果
5.3ペプチド摂取後の血液からの血球画分とタンパク質の除去
5.4血漿中食事由来コラーゲンペプチド(ペプチド型Hyp)濃度の測定
5.5HPLCによる血漿中食事由来ペプチドの同定
5.6プレカラム誘導化によるペプチド同定1(PITC誘導化)
5.7プレカラム誘導化によるペプチド同定2(AQC誘導化)
5.8おわりに
6食品関連マイクロアレイ技術(伊藤嘉浩)
6.1はじめに
6.2食品の遺伝子分析
6.2.1食品分析
6.2.2育種への応用
6.3食品の安全性・機能性評価
6.3.1安全性評価
6.3.2機能性食品の研究
6.4食品アレルギー研究、診断
6.4.1DNAマイクロアレイ
6.4.2抗原マイクロアレイ
6.4.3ペプチド・マイクロアレイ
6.5おわりに
7バイオ計測への魚類バイオテクノロジーの応用(秋山真一、田丸 浩)
7.1はじめに
7.2魚類によるバイオマテリアル生産技術の開発
7.2.1バイオマテリアル生産における魚類のアドバンテージ
7.2.2組換え体タンパク質生産
7.2.3抗体生産
7.3透明金魚を使った水質モニタリング
7.4おわりに―新産業の創出を目指して―
8特異的抗体の微生物生産と回収法の開発(芝崎誠司)
8.1はじめに
8.2抗体の調製方法
8.3分子ディスプレイ法
8.4酵母分子ディスプレイ
8.5Zドメインの分子ディスプレイと抗体の回収系
8.6抗体以外の親和性タンパク質の調製
第2章メーカー(企業)の開発動向
1食の機能と安全評価に寄与するpH計測(野村 聡)
1.1はじめに
1.2pH測定法の原理と電極のバリエーション
1.2.1ガラス電極とISFETの原理
1.2.2pH測定用電極のバリエーション
1.3半固形・固形食品の測定例
1.4pH測定電極のより効果的な活用法
1.4.1連続モニタリングによる反応解析
1.4.2電極の最適なメンテナンス
1.5おわりに
2SPRイメージングによるアレイ解析(稲森和紀)
2.1はじめに
2.2SPRイメージング解析によるペプチドアレイ上におけるリン酸化検出
2.2.1プロテインキナーゼの網羅的解析の重要性
2.2.2SPRイメージングによるOn-chipリン酸化の検出系
2.3ペプチドの金表面への固定化に関する表面化学
2.4SPRイメージングによる創薬スクリーニングへの展開の可能性
2.4.1細胞溶解液中のPK活性のSPR測定
2.4.2SPRイメージング解析によるPK阻害剤の評価
2.5おわりに
3ELISA法の原理と測定法―免疫反応の形式(サンドイッチ法、競合法)と測定反応(吸光法、蛍光法)ならびに測定時の注意点―(境 雅寿)
3.1はじめに
3.2ELISA法の分類
3.2.1サンドイッチ法
3.2.2競合法
3.2.3吸光法
3.2.4蛍光法
3.3測定時の注意点
3.3.1マイクロピペットの誤操作
3.3.2反応時間の厳守
3.3.3試薬温度
3.3.4反応温度
3.3.5プレートの乾燥
3.3.6洗浄不良
3.3.7プレート底面の汚れ
3.4おわりに
4低分子抗原用抗体およびイムノセンサの実用化(高木陽子)
4.1はじめに
4.2低分子抗原用抗体の開発
4.3イムノセンサの開発
4.4イムノセンサの実用化
4.5おわりに
5電気泳動用高度分析試薬の開発(遠藤 真、山本佳宏)
5.1はじめに
5.2抽出試薬キットの開発
5.3機器と試薬の最適化
5.4二次元電気泳動システムの検証と今後の展望
6高感度信号累積型ISFETバイオセンサーの開発(谷 敏夫)
6.1はじめに
6.2高感度半導体センサー開発の経過
6.3ISFETセンサーの原理
6.4高感度信号累積型ISFETプロトンセンサー(AMISセンサー)
6.5AMISセンサーの特徴
6.6おわりに

【機能解析編】

第3章大学・研究機関の研究動向
1食品成分の機能評価法:肥満・メタボリックシンドロームへのアプローチ(坂本智弥、山口侑子、高橋信之、河田照雄)
1.1背景・概要
1.2食品成分のスクリーニングとその機能解析
1.2.1ルシフェラーゼアッセイ
1.2.2抗炎症食品成分の機能解析
1.3新たなスクリーニング系の構築
1.3.1蛍光タンパク質レポーターを用いたスクリーニング系の構築
1.3.2蛍光タンパク質レポーターの課題
1.4まとめ
2メタボリックフィンガープリンティングによる食品/生薬の品質評価(津川裕司、小林志寿、馬場健史、福崎英一郎)
2.1はじめに
2.2食品/生薬研究におけるメタボロミクスの位置づけ
2.3GC/MSメタボロミクス
2.4データマイニングシステムの開発
2.5データマイニングシステムの緑茶研究での検証
2.6食品/生薬におけるメタボロミクス研究のこれから
3栄養アセスメントのための計測技術の現状と発展(木村美恵子)
3.1栄養アセスメント計測の現状
3.2日本人の食事摂取基準と日本食品標準成分表
3.3健康って何?
3.4健康増進志向の中での個人の栄養アセスメントの現状と課題
3.5栄養はバランスが最も重要
3.6健康栄養インフォメーション
3.7日常生活の見直し
3.8栄養状態表示のための生化学検査
3.8.1成分別測定の必要性
3.9他の栄養素のアンバランスを招く
3.10正確に栄養状態を反映する検査方法の開発と適正な栄養アセスメント
3.11まとめ
4新規半導体デバイス(積分型ISFET)の食・計測技術への展開(山本佳宏)
4.1食品産業における計測技術の重要性
4.2現在の分析技術の課題と解決のための技術開発
4.3食品分析領域へのバイオセンサーの応用
4.4測定用酵素反応機構の開発:食品管理項目の測定例
4.4.1エタノールの測定
4.4.2プロテアーゼ活性の測定
4.5まとめ
5米粒および米加工品におけるタンパク質の可視化技術の開発と利用(齊藤雄飛、増村威宏)
5.1はじめに
5.2米粒中のタンパク質分布の解析
5.3米加工品中のタンパク質の分析例
5.4おわりに
6カロテノイドの抗アレルギー作用(山西倫太郎)
6.1免疫機能に対するカロテノイドの影響に関する研究報告の歴史
6.2適応免疫系のTh1/Th2 バランスとアレルギー
6.3抗体産生に対するβ-カロテンの影響
6.3.1β-カロテン摂取とIgE抗体産生ならびにTh1/Th2バランス
6.3.2β-カロテンと抗原提示細胞の抗酸化性
6.3.3抗原呈示細胞内の酸化還元状態とTh1/Th2バランス
6.4肥満細胞に対するカロテノイドの影響に関する研究報告
6.5炎症の抑制とカロテノイド
7海藻の抗酸化物質とその機能解析(柴田敏行I)
7.1はじめに
7.2フロロタンニン類(海藻ポリフェノール類)
7.3ブロモフェノール類
7.4カロテノイド
7.5おわりに
8バイオ計測技術を応用した清酒酵母の分類と開発(廣岡青央)
8.1タンパク質の二次元電気泳動法を用いた清酒酵母の発現解析
8.2発現解析を応用した酵母の分類
8.3泡なし酵母の解析と開発
8.4吟醸酒製造用酵母の解析と開発
第4章メーカー(企業)の開発動向
1低分子ヒアルロン酸の開発(羽鳥由信)
1.1はじめに―ヒアルロン酸とは
1.2ヒアルロン酸の機能
1.3食品中のヒアルロン酸の分析
1.4ヒアルロン酸の経口吸収性
1.5ヒアルロン酸の体内動態
1.6ヒアルロン酸の経口摂取による効果(ヒトでの効果の検証)
1.7おわりに
2ラクトフェリンの脂質代謝抑制作用について(村越倫明、小野知二、森下 聡、上林博明、鈴木則行、杉山圭吉、西野輔翼)
2.1背景
2.2実験方法
2.2.1肥満成人男女を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験
2.2.2消化酵素によるラクトフェリンの分解試験
2.2.3ラット腸間膜由来前駆脂肪細胞試験
2.3結果
2.3.1ヒト試験によるラクトフェリン腸溶錠の内臓脂肪低減効果
2.3.2消化酵素によるラクトフェリンの分解挙動
2.3.3ラクトフェリン、およびそのペプシン分解物、トリプシン分解物による脂肪蓄積抑制効果
2.4考察
3遺伝子発現から見た大豆たん白の生理機能(高松清治)
3.1はじめに
3.2遺伝子発現に着目した大豆たん白質の機能研究
3.3網羅的遺伝子発現解析手法による大豆たん白質機能の解析
3.4オリゴヌクレオチドDNAマイクロアレイを用いた研究例
3.5おわりに
4GABA高含有チョコレートのストレス緩和効果について(米谷 俊)
4.1ストレス緩和の必要性
4.2ストレスの測定について
4.3γ-アミノ酪酸(GABA)について
4.4GABA高含有チョコレートのストレス緩和効果
4.4.1チョコレートとストレス緩和
4.4.2GABA高含有チョコレートとストレス緩和
4.5まとめ
5シアル酸の機能性(丸 勇史、山口信也)
5.1はじめに
5.2シアル酸の製造法
5.3シアル酸の安全性
5.4シアル酸の機能
5.4.1抗ウイルス作用
5.4.2学習能向上効果
5.4.3育毛効果
5.5おわりに

【安全・安心の計測編】

第5章大学・研究機関の研究動向
1食の安全・安心を計測するナノバイオ技術(馬場嘉信)
1.1はじめに
1.2ナノバイオデバイスによる遺伝子解析
1.3ナノバイオデバイスによるタンパク質解析
1.4おわりに
2食の安全・安心における分析者の役割(木船信行)
2.1食の安全と安心
2.2食品の安全性を揺るがした事件と分析の関わり
2.2.1食品添加物
2.2.2環境汚染(公害)問題と食品の安全性
2.2.3輸入食品の問題
2.2.4微生物(食中毒)の問題
2.3現在の状況(国際的動向を中心に)
2.3.1化学物質の評価
2.3.2国際的な食品の安全性評価
2.3.3Codex委員会における国際的な運用
2.3.4現在議論されている化学物質
2.3.5生活習慣病と食品栄養成分
2.4分析機関の今後の対応
2.5分析のコスト
2.6フード・ファディズムについて
2.7食の安心と食品分析の使命
3DNA分析の手法などを用いた食品表示の真正性確認(岡野敬一)
3.1食品表示と(独)農林水産消費安全技術センターの表示監視業務
3.2分析対象の表示
3.3FAMICが表示監視に利用する分析技術の概要
3.4PCR法を用いたDNA分析
3.4.1遺伝子組換え食品の表示確認分析
3.4.2名称および原材料の表示確認分析
3.4.3産地表示などの確認分析
3.5元素組成を用いた分析
3.6安定同位体比分析
3.6.1炭素安定同位体比を利用した原材料の推定分析
3.6.2その他の安定同位体比分析による原料推定
3.7その他の表示監視のための技術と社会的検証
4食品・農産物におけるDNA鑑定の実用化の現状と展望(矢野 博)
4.1はじめに
4.2DNA鑑定とは
4.3食品・農産物におけるDNA鑑定の現状
4.4食品・農産物におけるDNA鑑定の実用化のあり方
4.5おわりに
5DNA鑑定を利用した牛肉偽装表示の防止(万年英之、笹崎晋史)
5.1はじめに
5.2家畜牛の系統・品種
5.3偽装表示の背景
5.4国産牛の鑑別技術の開発
5.5輸入牛肉に対する鑑別技術の開発
5.6まとめ
6残留農薬を見逃さない検出・除去バイオ細胞センサー技術の開発(末信一朗)
6.1はじめに
6.2OPHを用いた有機リン系農薬のバイオセンシング
6.3酵母細胞表層工学を用いた有機リン検出用生体触媒
6.3.1OPHとEGFPの細胞表層上への共発現系の構築
6.3.2水ガラスに固定したOPH-EGFP共発現酵母での有機リン化合物に対する蛍光応答
6.4おわりに
7安全・安心な植物促進増産の新手法の開発とその機構解析(黒田浩一、植田充美)
7.1はじめに
7.2糖アルコールとその性質
7.3エリスリトールによる生育促進作用
7.4トランスクリプトームによる生育促進機構の解析
7.5おわりに
8完全養殖クロマグロのブランド化とトレーサビリティ手法(家戸敬太郎)
8.1完全養殖クロマグロ
8.2ブランド化戦略
8.3トレーサビリティ手法
第6章メーカー(企業)の開発動向
1DNA鑑定・食品検査システムの開発;核酸抽出、PCRから検出、判定まで(中村 伸)
1.1はじめに
1.2定性PCR法の課題と新たな提案
1.3定性PCR法にもとづくDNA鑑定システム
1.3.1定性PCR法の流れとシステム構成
1.3.2肉種鑑別への適用事例
1.3.3マグロ属魚類の品種判別への適用事例
1.3.4アレルギー物質を含む食品検査への適用事例
1.4今後の課題と将来の展望
2ヒト細胞を用いた新規遺伝毒性試験法 NESMAGET(大野克利、山田敏広)
2.1はじめに
2.2試験原理
2.3試験方法
2.4NESMAGETの特徴1:DNA損傷形式の異なる遺伝毒性物質の反応性
2.5NESMAGETの特徴2:既存の遺伝毒性試験との比較
2.6NESMAGETの特徴3:各細胞による反応性の差
2.7おわりに
3バイオ計測手法を活用した微生物の迅速検出・同定の試み(天野典英)
3.1緒言
3.2好気性有胞子細菌の菌種迅速同定用DNAマイクロアレイ
3.3蛍光マイクロコロニー法による微生物迅速検出
3.4結語
4リアルタイムPCR法を活用した工程管理の迅速簡便化(橋爪克仁、中筋 愛)
4.1はじめに
4.2リアルタイムPCR法の原理
4.3応用例の紹介
4.3.1牛挽肉増菌培養液からのベロ毒素遺伝子(VT1/VT2遺伝子)の検出
4.3.2ドライソーセージ原材料肉の判別
4.4おわりに
5直接電解オゾン水の食材洗浄への応用(谷岡 隆)
5.1はじめに
5.2オゾン水と塩素系薬剤との洗浄比較
5.3直接電解式オゾン水の生成
5.4オゾン水による食材洗浄
5.4.1オゾン水による食材の洗浄方法およびオゾン水供給方法
5.4.2オゾン水による食材洗浄の最適化
5.4.3オゾン水洗浄条件の検討
5.5おわりに
6ノロウイルス対策としての殺菌剤の有効利用(隈下祐一)
6.1はじめに
6.2ノロウイルスの特徴とその対策
6.3各種殺菌剤・洗浄剤のノロウイルスに対する有効性
6.4ノロウイルス対策としての消毒と手洗い
6.4.1手洗い
6.4.2モノ・環境
6.4.3汚物処理
6.5まとめ
7おいしい野菜づくりを支えるコンパクト硝酸イオンメータの開発(永井 博)
7.1はじめに
7.2農業用コンパクト硝酸イオンメータの開発
7.3硝酸イオンの測定方法
7.4コンパクト硝酸イオンメータによる測定方法
7.4.1作物体測定方法
7.4.2土壌測定方法
7.5イオンクロマトグラフとの相関
7.5.1作物体測定
7.5.2土壌測定
7.6おわりに



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