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ドラッグデリバリーシステムの新展開II    
―核酸医薬・抗体医薬・ワクチン医療を支えるDDS技術―
Recent Deployment of Drug Delivery System U
―DDS for Nucleic Acid Medicine, Antibody Drug and Vaccine―
[コードNo.2012T847]

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■監修/ 永井恒司・岡田弘晃
■体裁/ B5判 278ページ
■発行/ 2012年3月 (株)シーエムシー出版
■定価/ 71,280円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-0556-1

 
★究極の安全・有効な次世代医療を可能にするDDS技術を徹底解説!
★DDSの設計シミュレーション、体内動態評価、市場展望など、製造から臨床応用まで、あらゆる視点からDDSを詳述!
★腫瘍貫通性ペプチドや内視鏡DDSなど、DDSの更なる可能性に迫る一冊!

キーワード

ドラッグデリバリーシステム/DDS/薬物送達/核酸医薬/抗体医薬/ワクチン

刊行にあたって

DDS研究の新しい挑戦―Hybridizationの総合科学技術

 今日のDDS研究は、基礎的には益々生物学的要素の部分が拡大しつつある。同時に、それを臨床に使用できる医薬品製剤として仕上げるための新しい製剤技術、つまり生物学的な製剤技術が進展しつつある。これら両者のHybridizationが不可欠となる。これはまさに"治療の個別化"、または"Tailored drug therapy"と呼ばれる最適な臨床結果を求めるStrategyであり、挑戦ともいえる。それには、生物医学工学をはじめ、あらゆる学問分野を、患者に有効で安全な製品を仕上げるために活用することになる。同時に、ここでの"物づくり"のアプローチの過程でHybridizeされた知見・技術は新薬の創生・開発を導くことになる。
21世紀の科学技術の特徴は3H(Hi-quality,Husbandry,Hybrid)だと言われている。宇宙ロケットが頻繁に打ち上げられるようになったのはHi-qualityが達成されてきたからであり、人類の寿命を延ばすためには地球にやさしくHusbandryでなければならなくなってきたことからも、Hi-qualityおよびHusbandryがそれぞれ21世紀の科学技術の特徴になってきていることは実感できる。
そしてHybridは3Hの主軸をなすものと思われが、近年のノーベル賞はHybridの新規な大発見や発明が対象となることが多くなってきた。したがって、一言でいえば、21世紀の科学技術の特徴はHybridizationであるとも言える。
 Hybridizationの最たる例は、米国のアポロ計画の成功とそれに続く数々の宇宙開発だと言えよう。この20世紀における人類最高の業績を達成させた単位科学技術があるわけではない。まさに、物質材料科学、生命人間科学、情報科学を複合・総合させて組み立て最適化したものである。わが国の自動車が高い評価を受けるようになったのはHybridizationの科学技術が進歩したためとも言えるが、もともと、日本人はHybridizationが得意な国民だとは言えないように思う。例えば、過去においては異なる専門の人と人の共同作業により相乗効果が期待できるという意識は弱かったように思う。最近事情は少し変わりつつあるが、従来多くの場合、文科省等の大型共同研究費の申請は、似た領域の研究者から構成する研究者間で山分けするのが主たる目的で、真の各研究者同士の共同により実をあげるためとは言い難いところがあった。ノーベル賞の中で、とりわけHybridizationが強く求められる生理学・医学賞受賞者がわが国で生まれにくいことも関係するとも言われる。
昔から、"専門馬鹿"と呼ばれ、自分の専門以外のことには関心を持たない人物が尊ばれる風習があった。"専門馬鹿"は単純なSpecialistであり、HybridizationのためにはSpecialistであると同時にGeneralistでなければならない。つまり、単位科学技術を一つの目標に向けて実のあるものにまとめ上げる能力が求められる。アメリカの科学技術は、Hybridizationの実学から発展したとも言われる。フォード、ベル、エディソンの3大科学者は、それぞれ、自動車会社、電話会社、電気・電力・ガス会社を設立し、アメリカ国民のみならず、世界人類の幸福のために計り知れない貢献をしてきた。近年アメリカにおけるベンチャー企業隆盛の伝統はここから始まっているように思う。そして、これが今日のアメリカが世界最強の産業を維持している基盤になっている。
日本の製薬会社では、前の三共株式会社は高峰譲吉博士ら3人の科学者の共同で創られたが、実際にはこのような例は稀である。それは、科学者は純粋科学研究に没頭し、企業経営などには関心を示さないのが、美徳とされてきたからであろう。良い物をつくって人々を幸せにし、その報酬として、多額の収入を得ることは当然であるという欧米人の考え方とは隔たりがある。わが国では、今はともかく昔から一般に、大学の研究者はとかく企業の研究者より偉い(?)と見られがちであったように思う。私も、若い頃、そういう既成概念に染まっていた時があったが、アメリカ留学はそれを打ち砕いてくれた。アメリカには実学(企業)と基礎学(大学)とに差を設けない伝統があるように思う。
DDSの最終製品(Product)の品質はIdea,Design,Process,Service及びAssessmentの品質に依存する。これには、上述のことからわかるように、必然的に学際的・学融的であることと、国際的であることが求められ、そしてPhilosophyとEthicsが包含されることになる。DDS開発を振興する環境条件も進んできている。例えば、国家プロジェクトの中にDDS関連の研究が重視されるようになってきた。こうして、すぐれたDDSを作り上げる手法が一般化され、今世紀には、DDSが新薬の開発において、新規化合物の開発と並んで重要な地位を占めることになってきた。
 去る2011年3月11日、わが国は未曽有の大震災により、計り知れない損害をうけ、被災者には心かお見舞申し上げる次第である。関連して、当地でつくられる高品質の生産部品の供給に支障を来たし、日本のみならず、世界中の生産活動が影響を受けたことが報道された。このことは、当地が世界最高の優れた技術の宝庫であることを明らかにした。わが国のこのように豊富な優れた技術のHybridizationにより、人類の福祉に貢献するDDS製剤とその科学が生まれることが期待される。

2012年3月
財団法人永井記念薬学国際交流財団
永井恒司

著者一覧

永井恒司(財)永井記念薬学国際交流財団
西山伸宏東京大学 大学院医学系研究科 臨床医工学部門 准教授
片岡一則東京大学 大学院医学系研究科 臨床医工学部門、工学系研究科 マテリアル工学専攻 教授
三上益弘(独)産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 主任研究員
保地毅彦アステラス製薬(株) 製剤研究所 主管研究員
迫和博アステラス製薬(株) 製剤研究所 所長
畠山浩人北海道大学 大学院薬学研究院 未来創剤学研究室 特任助教
秋田英万北海道大学 大学院薬学研究院 薬剤分子設計学研究室 准教授
原島秀吉北海道大学 大学院薬学研究院 薬剤分子設計学研究室 教授
西川元也京都大学大学院 薬学研究科 病態情報薬学分野 准教授
毛利浩太京都大学大学院 薬学研究科 病態情報薬学分野
高橋有己京都大学大学院 薬学研究科 病態情報薬学分野 助教
高倉喜信京都大学大学院 薬学研究科 病態情報薬学分野 教授
吉岡祐亮(独)国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野 研修生
竹下文隆(独)国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野 主任研究員
小坂展慶(独)国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野 研究員
落谷孝広(独)国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野 分野長
中西真人(独)産業技術総合研究所 幹細胞工学研究センター 副センター長
櫻井文教大阪大学大学院 薬学研究科 分子生物学分野 准教授
水口裕之大阪大学大学院 薬学研究科 分子生物学分野 教授;大阪大学 MEIセンター 教授;(独)医薬基盤研究所 幹細胞制御プロジェクト チーフプロジェクトリーダー
根岸洋一東京薬科大学 薬学部 薬物送達学教室 准教授
橋葉子東京薬科大学 薬学部 薬物送達学教室 助手
新槇幸彦東京薬科大学 薬学部 薬物送達学教室 教授
岡田弘晃(株)岡田DDS研究所 所長
小河崇也明治製菓(株) 医薬総合研究所 CMC研究所 薬剤研究室
田中晃東京薬科大学 薬学部 製剤設計学教室
金沢貴憲東京薬科大学 薬学部 製剤設計学教室 助教
片山佳樹九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 教授
村上正裕大阪大谷大学 薬学部 薬剤学講座 教授
横田隆徳東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 脳神経病態学分野 教授
高島由季東京薬科大学 薬学部 医療薬物薬学科 製剤設計学教室 准教授
向井英史(独)理化学研究所 分子イメージング科学研究センター 分子プローブ動態応用研究チーム 研究員
渡辺恭良(独)理化学研究所 分子イメージング科学研究センター センター長
小澤健夫POCクリニカルリサーチ(株) 代表取締役社長
鈴木亮帝京大学 薬学部 生物薬剤学教室 講師
小田雄介帝京大学 薬学部 生物薬剤学教室 助手
丸山一雄帝京大学 薬学部 生物薬剤学教室 教授
谷口博昭東京大学 医科学研究所 抗体・ワクチン・分子標的治療研究寄付部門 特任助教
今井浩三東京大学 医科学研究所 附属病院長、先端医療研究センター 癌制御分野 教授
津本浩平東京大学 医科学研究所 教授
珠玖洋三重大学 大学院医学系研究科 がんワクチン治療学/遺伝子・免疫細胞治療学 教授
原田直純三重大学 大学院医学系研究科 がんワクチン治療学 リサーチアソシエイト
池田裕明三重大学 大学院医学系研究科 遺伝子・免疫細胞治療学 准教授
安永正浩(独)国立がん研究センター東病院 臨床開発センター がん治療開発部 薬理薬効室長
眞鍋史乃(独)理化学研究所 基幹研究所 伊藤細胞制御化学 専任研究員
松村保広(独)国立がん研究センター東病院 臨床開発センター がん治療開発部 部長
藤井郁雄大阪府立大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 生体分子科学分野 教授
國澤純東京大学 医科学研究所 炎症免疫学分野 講師
松尾一彦大阪大学 薬学研究科 薬剤学分野 特任研究員
岡田直貴大阪大学 薬学研究科 薬剤学分野 准教授
中川晋作大阪大学 薬学研究科 薬剤学分野 教授
小檜山康司(独)医薬基盤研究所 アジュバント開発プロジェクト プロジェクト研究員
石井健(独)医薬基盤研究所 アジュバント開発プロジェクト プロジェクトリーダー
宇高恵子高知大学 医学部 免疫学 教授
弓場英司大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 助教
河野健司大阪府立大学大学院 工学研究科 物質・化学系専攻 応用化学分野 教授
大谷敬亨片山化学工業(株) R&Dセンター 研究開発課 主任研究員
北川寛之片山化学工業(株) R&Dセンター 研究開発課 研究員
五十嵐貢一片山化学工業(株) R&Dセンター 所長
水島徹慶應義塾大学 薬学部 分析科学講座 教授
加藤泰己ナノキャリア(株) 取締役CSO
松村学第一三共(株) 研究開発本部 トランスレーショナルメディシン部 グループ長
菅原一樹Cancer Research Center, Sanford-Burnham Medical Research Center, Research Assistant Professor
松浦和則九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授
新留琢郎九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門 准教授
平井敏郎大阪大学 大学院薬学研究科 毒性学分野;(独)医薬基盤研究所 バイオ創薬プロジェクト
吉岡靖雄大阪大学 臨床医工学融合研究教育センター 特任准教授(常勤);(独)医薬基盤研究所 バイオ創薬プロジェクト
鍋師裕美大阪大学 大学院薬学研究科 附属実践薬学教育研究センター 特任助教(常勤);(独)医薬基盤研究所 バイオ創薬プロジェクト
吉川友章大阪大学 大学院薬学研究科 毒性学分野 助教;(独)医薬基盤研究所 バイオ創薬プロジェクト
堤康央大阪大学 大学院薬学研究科 毒性学分野 教授;(独)医薬基盤研究所 バイオ創薬プロジェクト;大阪大学 臨床医工学融合研究教育センター
澤芳樹大阪大学大学院 医学系研究科 外科学講座 心臓血管外科学 教授
大木岳志東京女子医科大学 消化器外科 准講師;東京女子医科大学 先端生命医科学研究所
橋田泰彦京都大学 物質―細胞統合システム拠点 特定研究員
樋口ゆり子京都大学大学院 薬学研究科 革新的ナノバイオ創薬研究拠点 特定助教
橋田充京都大学大学院 薬学研究科 教授
口丸高弘東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 生体機能制御工学分野 特別研究員
門之園哲哉東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 生体機能制御工学分野 助教
近藤科江東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 生体機能制御工学分野 教授
樋口和秀大阪医科大学 第二内科 教授
森田英次郎大阪医科大学 第二内科
進藤康則龍谷大学 理工学部 機械システム工学科
能田貞治大阪医科大学 第二内科
倉本貴典大阪医科大学 第二内科
井上拓也大阪医科大学 第二内科
時岡聡大阪医科大学 第二内科
梅垣英次大阪医科大学 第二内科
大塚尚武(株)ミュー

目   次

第1章総論
1DDSを用いた薬剤耐性の克服  西山伸宏、片岡一則
1.1はじめに
1.2薬物の細胞内動態の制御に基づく耐性機構の回避
1.3DDSがもたらす薬物の薬理作用の変化
1.4おわりに
2DDSにおける放出制御・製剤設計シミュレーション  三上益弘
2.1はじめに
2.2放出制御シミュレーション
2.3製剤設計シミュレーション
2.4マルチスケールDDSシミュレーション
3DDSの将来予想と市場展望  保地毅彦、迫 和博
3.1はじめに
3.2抗体医薬品
3.3ワクチン医薬品
3.4核酸医薬品
3.5おわりに
第2章核酸医薬への展開
1DDS技術を利用した核酸医薬の開発  畠山浩人、秋田英万、原島秀吉
1.1細胞内動態を考慮した遺伝子・核酸デリバリー戦略
1.2遺伝子・核酸の細胞内動態・脱被覆制御可能型MENDとワクチンへの展開
1.3in vivoがんへの核酸DDSとPEGのジレンマ
1.4PEGのジレンマを解決する戦略
1.5展望
2立体化によるDNAアジュバントの高機能化  西川元也、毛利浩太、高橋有己、高倉喜信
2.1DNAナノテクノロジーを基盤とするDNAの立体化
2.2DNAアジュバントのデザインと疾患治療への応用
2.3多足型構造を形成する核酸を利用したCpG DNAの高機能化
2.4多足型構造DNAの連結によるデンドリマー型DNAおよびDNAハイドロゲルの開発
2.5ダンベル型CpG DNA
2.6多角型DNAへのCpG DNAの結合による活性増強
2.7おわりに
3エクソソームを用いた新規核酸デリバリーシステム  吉岡祐亮、竹下文隆、小坂展慶、落谷孝広
3.1はじめに
3.2siRNAのデリバリーシステム
3.3microRNAによる核酸医薬
3.4miRNAを体内輸送するエクソソーム
3.5デリバリーシステムとしてのエクソソーム
3.6おわりに
4先端医療の実現に向けたウイルスベクターの開発  中西真人
4.1はじめに
4.2ウイルスベクター開発の歴史
4.3ウイルスベクターの特性
4.4Ex vivo遺伝子治療に使われるウイルスベクター
4.5人体に直接投与する核酸医薬としてのウイルスベクター
4.6ヒト細胞のリプログラミング技術とウイルスベクター
4.7先端医療技術に応用されるウイルスベクター
5microRNAによる遺伝子発現制御システムを搭載した遺伝子発現ベクター  櫻井文教、水口裕之
5.1はじめに
5.2miRNAによる遺伝子発現制御機構
5.3miRNAを利用した遺伝子発現制御システム
5.4miRNAによる遺伝子発現制御システムの応用例
5.5おわりに
6バブルリポソームによる超音波核酸デリバリーシステム  根岸洋一、橋葉子、新槇幸彦
6.1はじめに
6.2バブルリポソームによる超音波siRNAデリバリーシステム
6.3siRNA搭載型バブルリポソーム
6.3.1コレステロール修飾siRNA搭載型バブルリポソーム
6.3.2カチオン性脂質含有siRNA搭載型バブルリポソーム
6.4まとめ
7細胞質感受性核酸DDS  岡田弘晃、小河崇也 、田中 晃、金沢貴憲
7.1はじめに
7.2siRNAによる創薬
7.3siRNA局所投与による疾患治療
7.4細胞質感受性核酸キャリア
7.5おわりに
8細胞シグナル応答型遺伝子キャリア  片山佳樹
8.1遺伝子送達の問題点
8.2遺伝子送達と細胞内シグナル
8.3細胞内シグナル応答型遺伝子送達システムのデザイン
8.4プロテインキナーゼ応答型システム
8.5プロテアーゼ応答型システム
8.6おわりに
9ビタミンE結合型siRNAの経腸デリバリーによる肝遺伝子発現の抑制  村上正裕、横田隆徳
9.1はじめに
9.2経腸デリバリー技術の課題
9.3In vivo fabricationコンセプトの導入
9.4肝標的経腸デリバリーのマウスにおける検証
9.5今後の展望
10経眼投与型網膜標的化リポソーム  高島由季
10.1はじめに
10.2薬物送達性を制限する血液-眼関門
10.3核酸内封トランスフェリン修飾リポソームの調製と細胞内局在化能
10.4核酸内封トランスフェリン修飾リポソームのラット点眼後の眼内分布
10.5おわりに
11分子イメージング技術のDDS製剤性能評価への応用  向井英史、渡辺恭良
11.1分子イメージング技術とは
11.2体内動態評価への応用
11.3薬効評価への応用
11.4今後の展望
12siRNA医薬開発上の留意点  小澤健夫
12.1はじめに
12.2siRNAの分子機構
12.3RNAiによる遺伝子発現抑制
12.4siRNAの配列選択
12.5医薬品としてのsiRNA
12.6siRNAの化学修飾およびデリバリーシステム(Drug Delivery System:DDS)
12.7siRNAの安全性
12.8siRNAの合成コスト
12.9siRNAの特許
12.10核酸医薬品開発における薬事規制から見た品質・安全性面の課題
13リポソームと超音波技術を駆使した遺伝子デリバリー  鈴木 亮、小田雄介、丸山一雄
13.1はじめに
13.2バブルリポソームの特徴
13.3バブルリポソームと超音波照射による培養細胞への遺伝子デリバリー
13.4バブルリポソームと超音波の併用による in vivo 血管への遺伝子デリバリー
13.5バブルリポソームを利用した超音波がん遺伝子治療
13.6おわりに
第3章抗体医薬への展開
1DDSを利用した抗体医薬の展望  谷口博昭、今井浩三
1.1世界の大型医薬品に占める抗体医薬のインパクト
1.2抗体医薬の作用機序
1.3ドラッグデリバリーの担体としての抗体医薬品
1.4抗体医薬品の今後の展望
2次世代抗体創製のための分子認識機構の解明  津本浩平
2.1はじめに
2.2抗体の分子認識機構:モデル抗体を用いた分子認識機構解析
2.3親和性の向上:相互作用界面だけの変化で達成されるとは限らない
2.4ヒト化抗体:VH-VL相互作用制御の重要性
2.5ループ領域を支えるVernier残基の役割
2.6おわりに
3複合的がん免疫療法  珠玖 洋、原田直純、池田裕明
3.1はじめに
3.2複合的がん免疫療法
3.2.1がんワクチン
3.2.2細胞移入療法
3.2.3抗体等による免疫抑制の解除
3.3おわりに
4抗間質抗体を利用したがん標的治療  安永正浩、眞鍋史乃、松村保広
4.1はじめに
4.2がん間質と抗体デリバリー
4.3抗間質抗体と腫瘍ターゲッティング
4.4抗間質抗体・抗がん剤複合体
4.5抗腫瘍効果と腫瘍血管抑制作用
4.6おわりに
5マイクロ抗体:抗体様分子標的ペプチドの設計  藤井郁雄
5.1はじめに
5.2マイクロ抗体の分子設計
5.3マイクロ抗体のスクリーニング
5.4次世代抗体としての可能性
5.5おわりに
第4章ワクチンへの展開
1粘膜ワクチンの現状と未来  國澤 純
1.1粘膜ワクチンの利点
1.2粘膜組織における獲得免疫機能
1.3すでに実用化されている粘膜ワクチン
1.4安全性、かつ有効性の高い粘膜ワクチンの開発に向けた課題
1.5DDSの粘膜ワクチンへの応用
1.6DDSを応用した粘膜ワクチンの実用化に向けた今後の展望
2アルツハイマー型認知症に対する経皮ワクチン療法  松尾一彦、岡田直貴、中川晋作
2.1はじめに
2.2アミロイドカスケード仮説
2.3Aβを標的としたADに対する治療戦略
2.3.1Aβの代謝経路を標的とした治療法
2.3.2免疫療法
2.4ワクチン療法の新展開
2.5皮膚内溶解型マイクロニードルを用いたADに対する経皮ワクチン療法
2.6おわりに
3インフルエンザワクチン  小檜山康司、石井 健
3.1はじめに
3.2インフルエンザウイルス
3.3インフルエンザワクチンの現状
3.4ワクチンにおけるアジュバント
3.5インフルエンザワクチンの効果とその作用機序
3.6インフルエンザワクチンとDDS
3.7経鼻投与
3.8経口ワクチン
3.9経皮
3.10抗原提示細胞への標的
3.11おわりに
4ペプチドがんワクチン  宇高恵子
4.1悪性腫瘍に対する免疫応答
4.2CTLの標的となるMHC-I結合性ペプチドの抗原提示経路
4.3CTLが認識する腫瘍抗原および、腫瘍抗原ペプチド
4.4悪性腫瘍に対するT細胞誘導型ペプチド免疫療法
4.5ペプチド免疫療法に関するDDS開発の必要性
5高感度pH応答性リポソームのワクチンへの応用  弓場英司、河野健司
5.1はじめに
5.2抗原提示経路
5.3pH応答性リポソーム
5.4カルボキシ基をもつポリグリシドール誘導体
5.5pH応答性リポソームを用いた抗原特異的免疫の誘導
5.6pH応答性リポソームを用いた樹状細胞への遺伝子デリバリー
5.7おわりに
第5章企業によるDDSプラットフォーム技術
1グライコリポTMテクノロジーと温度感受性リポソーム  大谷敬亨、北川寛之、五十嵐貢一
1.1はじめに
1.2グライコリポTMテクノロジーによる分子イメージング
1.2.1蛍光物質内包リポソームの調製
1.2.2炎症および癌部位のイメージング
1.3腫瘍血管内皮を標的化したシスプラチン内包リポソーム
1.3.1シスプラチン内包リポソームの調製
1.3.2CDDP‐リポソームの癌組織への集積性、抗癌活性および副作用
1.4経皮投与を目的とした温度感受性リポソーム
1.4.1温度感受性リポソームの調製
1.4.2リポソームの温度感受性の検討
1.4.3皮膚透過性の検討
1.5おわりに
2レシチン化SOD吸入製剤  水島 徹
2.1はじめに
2.2IPF治療薬としてのPC-SODの開発
2.3COPD治療薬としてのPC-SODの開発
2.4おわりに
3高分子ミセル  加藤泰己
3.1高分子ミセルの構造
3.2NC-6004(シスプラチン内包ミセル)
3.3pH応答性ミセル
3.4タンパク質への応用
4マイクロバブル超音波造影剤  松村 学
4.1マイクロバブル超音波造影剤について
4.2超音波造影剤ソナゾイド
4.2.1製剤の特徴
4.2.2ソナゾイド(R)の造影効果と体内動態
4.3マイクロバブル製剤の今後の展開
第6章DDSの新たな可能性
1腫瘍貫通性ペプチドを用いたDDSの開発  菅原一樹
1.1はじめに
1.2Synaphic targeting
1.3C-end Rule(CendR)ペプチド
1.4Internalizing RGD(iRGD)ペプチド
1.5iRGD combination therapy
1.6おわりに
2ウイルス由来ペプチドの自己集合ナノカプセル  松浦和則
3金ナノロッドのDDSテクノロジー 新留琢郎
3.1はじめに
3.2金ナノロッドのDDS
3.2.1EPR効果による腫瘍組織へのデリバリー
3.2.2リガンド修飾によるデリバリー
3.2.3ペプチドが切断されることによるデリバリー
3.2.4温度感受性ポリマーによるデリバリー
3.3金ナノロッドのフォトサーマル効果によりトリガーされるコントロールリリースシステム
3.3.1二本鎖DNAの解離を使ったコントロールリリースシステム
3.3.2逆Diels-Alder反応を使ったコントロールリリースシステム
3.3.3角質層の透過性亢進による経皮デリバリーシステム
3.4おわりに
4ナノカーボンDDSの現状とその安全性確保に向けて  平井敏郎、吉岡靖雄、鍋師裕美、吉川友章、堤 康央
4.1はじめに
4.2ナノカーボンDDSの可能性
4.3安全なナノDDS医薬の開発に向けて
4.4おわりに
5iPS細胞による心筋再生治療  澤 芳樹
5.1はじめに
5.2iPS細胞の開発
5.3細胞シート工学
5.4iPS細胞シートによる心筋再生への期待
5.5iPS細胞の心筋への分化誘導と細胞シート移植の試み
5.6おわりに
6細胞シート工学による食道癌内視鏡治療  大木岳志
6.1はじめに
6.2消化器内視鏡治療後の狭窄の問題
6.3温度応答性培養皿による細胞シートの作製
6.4培養口腔粘膜上皮細胞シート移植の実際
6.5おわりに
7新規DDS素材の開発―CNT、量子ドット研究  橋田泰彦、樋口ゆり子、橋田 充
7.1はじめに
7.2カーボンナノチューブの構造とDDSキャリアとしての特長
7.3カーボンナノチューブの水溶液中への分散
7.4カーボンナノチューブDDSキャリアの課題と今後の展望
7.5量子ドットの特徴とイメージングへの応用
7.6量子ドットのDDS開発への応用と今後の展望
8膜透過性タンパク質を用いた低酸素誘導因子HIF関連疾患のイメージング  口丸高弘、門之園哲哉、近藤科江
8.1はじめに
8.2腫瘍内低酸素領域とHIF
8.3POHイメージングプローブの開発
8.4POHイメージングプローブによるHIF活性部位の非侵襲的可視化
8.5HIF活性を有する疾患部位特異的なDDS
8.6おわりに
9磁場により駆動制御を行う自走式カプセル内視鏡のDDSにおける可能性  樋口和秀、森田英次郎、進藤康則、能田貞治、倉本貴典、井上拓也、時岡 聡、梅垣英次、大塚尚武
9.1はじめに
9.2カプセル内視鏡開発の歴史と問題点
9.3自走式カプセル内視鏡の必要性
9.4磁場により駆動制御を行う自走式CE
9.5自走式カプセル内視鏡の研究成果
9.6自走式カプセル内視鏡のDDSにおける可能性



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