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女性の疾患と美容のための機能性素材の開発    
Development of Functional Materials for Diseases and Beauty in Women
[コードNo.2014T937]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 山地亮一
■体裁/ B5判 273ページ
■発行/ 2014年7月3日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 61,560円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-0946-0

 
★QOL向上を支える「健康と美容」に応える素材を紹介
★これからの「性差医療」における、女性の疾患予防やその症状改善を目指した食品を開発
★「内外美容」としてエビデンスの高い素材の機能と応用を詳述

キーワード

性差医療 / 内外美容 / 冷え症 / PMS / 更年期障害 / 骨粗しょう症 / 抗酸化 / 抗糖化 / 美白/美肌

刊行にあたって

 行動学的にも生物学的にも男女間での違いは多い。Genderは社会的・文化的観点から見た性別、Sexは生物学的な男女・雌雄の性を意味している。つまりGender differenceは行動、振る舞い、言動や日頃の行い(生活スタイル)に起因する。一方、sex differenceが意味する性差は、異なる生殖器官に由来する生殖機能や性ホルモン産生量のような生物学的な要因に基づいている。実際に男性と女性の肉体を見比べたとき、男性の方が女性よりも背が高いとの一般的な認識がある。また、男性の方が筋肉量が多く、したがって筋力が強いとの認識が当然のようにある。もっと良く観察すれば、加齢に伴い男女間での脂肪のつき方が異なり、男性では内蔵に、そして女性では皮下につきやすくなるという違いも分かる。また私たちの体表面を覆う皮膚の生理的な特徴も男女で異なる。このような男女の肉体的な違いをもたらす要因として性ホルモンがあげられるが、性ホルモンのレベルは男女間の生体内環境で異なり、生涯に渡って一定でない。
 性差は寿命にも影響しているようである。2013年に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、男性が79.94年、女性が86.41年であり、世界で第1位である。平均寿命は年々増加しており、前年と比較して男性は0.50年、女性は0.51年上回っている。平均寿命の年次推移は男性よりも女性の寿命の方が上であり、国際的に比較しても女性の平均寿命は男性を上回る。
 近年、性差医療という医学領域が発展してきており、男女ともに罹患する疾病でも、罹患率、再発率、そして死亡率が男女間で異なる場合は、男女間の違いを認識して病気の予防と治療を目指している。一方で、食品成分を含む各種素材の機能性を利用して、生活習慣病を含む様々な疾病の予防、あるいは美容に対する有効性を期待する研究が展開されている。美容に関しては、外用的に利用できるものに限らず、内服的にも利用できるものにも注目されており、内外両面からの効果が検討されている。
 このような背景のもとに、今後性差を意識した食品成分を含む各種素材の機能性に関する研究が進むと思われ、本書は、女性の疾患と美容に有効な機能性を持つ素材の基礎研究から応用研究までの成果について概説されており、研究を行う上でも、開発に携わる上でも必読の書であると確信する。
 最後に、ご多忙の中、本書の執筆に携わっていただきました大学・研究所・病院関係の先生方、ならびに企業の担当者の皆様には心よりお礼を申し上げます。

(本書「諸言」より)

著者一覧

山地亮一大阪府立大学
小川真弘大阪府立大学
原田直樹大阪府立大学
増田秀樹小川香料(株)
単少傑オリザ油化(株)
灘本知憲滋賀県立大学名誉教授
亀井優徳森永製菓(株)
宅見央子江崎グリコ(株)
早川享志岐阜大学
原英彰岐阜薬科大学
柿野衛岐阜薬科大学
小関誠太陽化学(株)
久保田芳郎キッコーマン(株)
小野佳子サントリーウエルネス(株)
飯野妙子サントリーウエルネス(株)
小濱隆文恵寿総合病院
藤田拓男葛城病院名誉院長;神戸大学名誉教授
河村幸雄京都女子大学
杉浦実(独)農業・食品産業技術総合研究機構
佐野倫代(医法)佐野レディースクリニック
平山卓磨ビーエイチエヌ(株)
富永國比古ロマリンダクリニック
高橋洋スノーデン(株)
坪井誠一丸ファルコス(株)
小山洋一(株)ニッピ
楠畑雅(株)ニッピ
草場宣廷(株)東洋新薬
中山樹一郎福岡大学
湯浅(小島)明子大阪市立大学
菅沼薫(株)エフシージー総合研究所
藤井健志(株)カネカ
下田博司オリザ油化(株)
坂東紀子徳島大学
寺尾純二徳島大学
渥美祐太ナガセケムテックス(株)
前田衣織九州工業大学

目 次

【第1編 疾患と機能性食品】
第1章骨格筋と女性ホルモン/大豆イソフラボン  (小川真弘、原田直樹、山地亮一)
1はじめに
2骨格筋とは?
2.1筋繊維タイプ
2.2骨格筋の性差
2.3骨格筋量の調節
3女性ホルモン(エストロゲン)
3.1性ホルモン
3.2エストロゲンシグナル
4骨格筋と大豆イソフラボン
4.1骨格筋の成長と再生における大豆イソフラボン
4.2抗糖尿病効果としての大豆イソフラボン
5おわりに
第2章冷え症
1ウィンターセイボリー  (増田秀樹)
1.1はじめに
1.2ウィンターセイボリーとは
1.3ウィンターセイボリーの冷え抑制効果
1.4ウィンターセイボリー中の有効成分
1.5応用試験 ―サーモグラフィによる温感効果検討―
1.6おわりに
2黒ショウガ  (単少傑)
2.1はじめに
2.2黒ショウガとは
2.3黒ショウガエキスに含まれる成分
2.4黒ショウガエキスのヒトにおける血流改善作用
2.5黒ショウガエキスの血管拡張作用
2.6黒ショウガエキスの血管内皮細胞におけるNO産生促進作用
2.7おわりに
3ココアの冷え抑制効果  (灘本知憲、亀井優徳)
3.1はじめに
3.2実験方法
3.3結果
3.4まとめと考察
4糖転移ヘスペリジン  (宅見央子)
4.1はじめに
4.2糖転移ヘスペリジンについて
4.3冷え性改善作用
4.4おわりに
第3章便秘解消
1便秘予防に役立つルミナコイド  (早川享志)
1.1はじめに
1.2便秘を予防する食品成分としてのルミナコイド
1.3健康成分としての食物繊維の摂取状況
1.4排便を促進する食物繊維摂取量
1.5食物繊維の起源、種類と特性
1.6その他のルミナコイド
1.7排便促進にかかわるルミナコイドの特性
1.8ルミナコイドによる大腸内環境改善のメリット
2沈香(ジンコウ)葉エキスの便秘改善作用  (原英彰、柿野衛)
2.1要旨
2.2発見の経緯
2.3背景
2.4便秘モデル動物および正常動物を用いたジンコウ葉エキスの緩下作用
2.5ジンコウ葉エキスの緩下作用に関与する薬理活性成分
2.6ジンコウ葉エキスの消化管に及ぼす影響および作用メカニズムの解明
2.7ロペラミド誘発便秘モデルマウスにおけるジンコウ葉エキスおよびセンナの副作用の比較検討
2.8高タンパク・高脂肪食による腸内環境悪化モデルに対するジンコウ葉エキスの改善作用
2.9安全性試験
2.10ヒト臨床試験
第4章PMS、月経痛など
1テアニンの月経前症候群抑制効果  (小関誠)
1.1はじめに
1.2テアニン
1.3テアニンによるPMS症状の改善効果
1.4まとめ
2ピクノジェノールと月経困難症・子宮内膜症  (小濱隆文)
2.1はじめに
2.2ピクノジェノールの歴史
2.3月経困難症のオープン臨床試験
2.4ピクノジェノールの月経困難症に対する、多施設二重盲検臨床試験
2.5子宮内膜症患者に対するピクノジェノールとリュープリンとの比較試験
2.6婦人科ホルモン療法の副作用に対する、フランス海岸松樹皮抽出物の抑制効果について
2.7まとめ
第5章更年期障害
1大豆イソフラボン  (久保田芳郎)
1.1大豆イソフラボンとは
1.2イソフラボンの疫学的報告
1.3大豆イソフラボンの作用機序
1.4大豆イソフラボンの更年期障害緩和作用
1.5ホルモン補充療法(HRT)との比較
1.6おわりに
2ゴマリグナン・亜麻リグナン  (小野佳子、飯野妙子)
2.1序論
2.2腸内細菌による代謝
2.3セサミン(ゴマリグナン)
2.4亜麻リグナン
2.5安全性
2.6まとめ
3更年期障害とピクノジェノール  (小濱隆文)
3.1はじめに
3.2ピクノジェノールと更年期について
3.3台湾での臨床治験論文内容
3.4イタリアでの臨床治験内容
3.5今回の日本での臨床治験内容
3.6まとめ
第6章骨粗鬆症
1女性の健康とスリーAカルシウム(AAACa)  (藤田拓男)
1.1はじめに
1.2スリーAカルシウムの誕生
1.3まとめ
2葛イソフラボン  (河村幸雄)
2.1クズとは
2.2骨粗鬆症と食品の生理機能
2.3なぜ「クズ」
2.4クズには特有のイソフラボノイドが存在する
2.5クズ抽出物のイソフラボノイド含量
2.6クズの摂取は、閉経後の脂肪沈着による体重増加を抑制する
2.7クズエタノール抽出物は骨分解マーカーを低下させ骨量の減少を抑制する
2.8クズ抽出物摂取による骨量の減少抑制と骨構造の保持
2.9ヒトへの介入試験
2.10おわりに
3β-クリプトキサンチン  (杉浦実)
3.1はじめに
3.2最近の疫学研究からの知見
3.3ミカン産地住民を対象にした栄養疫学調査(三ヶ日町研究)からの知見
3.4β-クリプトキサンチンによる骨粗しょう症発症予防の可能性
3.5おわりに
第7章その他の疾患
1クランベリーエキス末(クランピュア)の尿路感染症(膀胱炎)再発予防および美容効果  (佐野倫代、平山卓磨)
1.1はじめに
1.2クランベリーについて
1.3尿路感染症とクランベリーについて
1.4クランベリーエキス末(クランピュア)の尿路感染症再発予防効果
1.5まとめ
2多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する「マイタケ」の活性成分の効果  (富永國比古)
2.1要約
2.2排卵のメカニズムとPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
2.3PCOSの原因
2.4PCOSの臨床的特徴
2.5PCOS治療に対する新たな提案―二つの臨床試験から
2.6補遺:マイタケ(Grifola frondosa)抽出成分の薬理学的研究
【第2編 内外美容と機能性素材】
第1章プラセンタ  (高橋洋)
1はじめに
2抗酸化作用・抗光老化作用
3線維芽細胞増殖作用
4抗アレルギー作用
5鎮痛作用
6自律神経系への影響
7放射線障害の軽減効果
8プラセンタエキスの服用者アンケート集計
第2章プロテオグリカン―関節と肌美容―  (坪井誠)
1はじめに
2プロテオグリカンとは
3プロテオグリカンの役割
4プロテオグリカンの開発
5食経験と歴史
6ヒト皮膚細胞への作用
7ヒト皮膚―塗布―
8ヒト皮膚―経口摂取―
9軟骨細胞への作用
10ヒト関節―経口摂取―
11おわりに
第3章シナロピクリン―美白、美肌、関節―  (坪井誠)
1はじめに
2シナロピクリン
3アーティチョーク
4光老化と変形性関節症
5美容効果外用
6光老化抑制作用
7ヒト美白試験
8メラニン生成抑制作用
9ストレス性胃炎抑制作用
10関節炎
11変形性関節症の原因分子(HIF2A)の発現抑制
12おわりに
第4章コラーゲン  (小山洋一、楠畑雅)
1コラーゲン、ゼラチンとコラーゲンペプチド
2化粧品原料としてのコラーゲン
2.1表示名称
2.2スキンケア用途
2.3ヘアケア用途
2.4今後期待される機能
3食品としてのコラーゲン
3.1美容効果
3.2コラーゲン摂取の作用メカニズム
4医療におけるコラーゲンの利用
4.1栄養補助としての医療応用
4.2医療基材としての医療応用
4.3「内外美容」から「内外医療」へ
第5章松樹皮抽出物フラバンジェノール®の内外美容  (草場宣廷、中山樹一郎)
1はじめに
2松樹皮抽出物フラバンジェノール®とは
3フラバンジェノール®内服のシミへの作用
4フラバンジェノール®外用のシミへの作用
5フラバンジェノール®の安全性について
6まとめ
第6章マテ茶の生理作用  (湯浅(小島)明子)
1はじめに
2活性酸素種(reactive oxygen species ; ROS)
3抗肥満作用
3.1肥満モデル動物を用いたin vivo実験
3.2ヒトを対象とした臨床研究
4マテ茶摂取と生活習慣病との関係
5その他のマテ茶の生理作用
5.1骨粗鬆症予防
5.2アルコール性肝疾患予防効果
6最後に
第7章アスタキサンチン  (菅沼薫)
1皮膚の加齢変化
2皮膚細胞内におけるアスタキサンチンの機能
3外用によるアスタキサンチンの効果
4経口摂取によるアスタキサンチンの効果
5まとめ
第8章還元型コエンザイムQ10(ユビキノール) ―インサイド、アウトサイド素材の活用―  (藤井健志)
1はじめに―コエンザイムQ10の歴史―
2ユビキノールの生理作用と美容の関係
3ユビキノールの美容効果
3.1in vitroメカニズム検討
3.2クリームによるシワ改善効果
3.3アトピー性皮膚炎モデルマウスでの改善効果
3.4サプリメントによるモニタリング評価
4ユビキノールの作用メカニズム
5内外美容:インサイド素材とアウトサイド素材の組み合わせ
6皮膚美容でのアウトサイドとインサイド
7まとめ
第9章桜花エキスの抗糖化作用および美肌作用  (下田博司)
1はじめに
2サクラ花部の含有成分と抗糖化作用
3AGEsによる線維芽細胞のアポトーシスに及ぼす作用
4コラーゲン産生促進作用
5ヒトにおける摂取時の抗糖化作用および肌質指標に及ぼす影響
6ヒトにおける塗布時の抗糖化作用および抗シワ作用
7おわりに
第10章カロテノイドの光老化制御  (板東紀子、寺尾純二)
1はじめに
2カロテノイドの抗酸化作用
3皮膚におけるROSの生成とβ-カロテンの作用
4ヒト皮膚におけるカロテノイドの蓄積と光酸化障害抑制作用
5光老化におけるmatrix metalloproteinaseの役割と過酸化脂質の関与
6β-カロテンによる光老化制御
第11章レシチンの美肌効果  (渥美祐太)
1はじめに
2ホスファチジルセリンによる美肌効果
2.1ホスファチジルセリン(PS)とは
2.2光老化によるコラーゲン分解の抑制効果とコラーゲン産生効果
2.3ヒアルロン酸産生効果
3ホスファチジルイノシトール(PI)による美肌効果
3.1ホスファチジルイノシトール(PI)とは
3.2ヒアルロン酸分解抑制効果
4リゾホスファチジルグリセロールによる美肌効果
4.1リゾホスファチジルグリセロール(LPG)とは
4.2抗ニキビ効果
5おわりに
第12章しなやかな身体とエラスチン  (前田衣織)
1エラスチンとは?
2生体内におけるエラスチンの役割
3エラスチンと疾患
4エラスチン研究の二本柱
5機能性素材としてのエラスチン
6エラスチンペプチドの生理活性
7水溶性エラスチンの製造技術の進歩
8美容と健康に関するエラスチンの研究エラスチンの研究



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