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化粧品技術者のための素材開発実験プロトコール集    
Experimental Protocols for Developing Cosmetic Ingredients
[コードNo.2015S803]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 正木仁、岩渕徳郎、平尾哲二
■体裁/ B5判 約330ページ
■発行/ 2015年10月26日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 32,400円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-1089-3

 
★ 化粧品メーカーの研究者が実際に行っている実験手法を公開!
★ 試験の原理、試薬調製、細胞培養、実験操作を掲載!
★ 表皮、美白、抗老化、活性酸素、ニキビ、育毛剤、動物代替法・安全性に関する実験法を収録 !!

キーワード

角層 / 毛穴 / 美白 / メラノサイト / ケラチノサイト / UVB / コラーゲン / DNA / 活性酸素 / 糖化 / 過酸化水素 / ニキビ / 育毛剤 / 動物代替法

刊行にあたって

 化粧品、医薬部外品の開発に安全性および有用性評価は避けては通れない開発の過程です。EUでは2009年3月に化粧品指令の7次改正が施行され、動物試験による化粧品製剤と配合原料の安全性、有用性評価は全面的に禁止されています。この流れはEU内にとどまらず将来、アジア諸国へ伝播していくことが考えられます。このような国際的な環境変化は、動物を使用しない安全性評価法と有用性評価法の確立により拍車をかけているのが現状です。安全性評価については再生表皮モデルや再生角膜上皮モデルを用いた評価法が開発され、既に一部の試験法はOECDのガイドラインとして採用されています。また、感作性試験法については、未だに適切な代替試験のガイドライン化には至っておりませんが、国内において開発されたh-CLAT法を国際標準法へ発展させる検討が継続されています。有用性試験においては、動物試験において評価されていた美白試験が、再生皮膚モデルによる評価に切り替えられています。

 本書は2010年6月に発行された『機能性化粧品素材開発のための実験プロトコール集』の進化版です。皮膚科学の進歩に伴い化粧品の有用性評価もより多様性が増しています。そこで、表皮研究分野で活躍されている千葉科学大学の平尾哲司先生と毛髪研究分野で活躍されている東京工科大学の岩渕徳郎先生を監修にお迎えし、化粧品評価の現状にマッチした評価法を追加し、充実した内容で本書を企画いたしました。

 本書には、近年の皮膚有用性の多様化に対応して角層から真皮まで、さらには毛髪、皮脂腺にいたるまで、有効成分あるいは有効成分を配合した最終製剤の作用を評価するための、さらには安全性評価するための動物試験代替法に関する実験法が収載されています。

 本書が、化粧品開発に携わる研究者の皆様の有用性、安全性評価実験の一助となれば幸いです。

2015年10月 正木 仁

監修

正木仁東京工科大学
岩渕徳郎東京工科大学
平尾哲二千葉科学大学

執筆者

京谷大毅(株)ニコダームリサーチ
横田真理子(株)コスモステクニカルセンター
坂本一民東京理科大学
山下裕司千葉科学大学
井筒ゆき子(株)コスモステクニカルセンター
小幡誉子星薬科大学
松本雅之花王(株)
藤代美有紀(株)コスモステクニカルセンター
多田明弘ポーラ化成工業(株)
日比野利彦(株)資生堂
梅田麻衣花王(株)
菅原智子花王(株)
丹野修花王(株)
矢作彰一(株)コスモステクニカルセンター
行卓男花王(株)
波多野豊大分大学
木田尚子ポーラ化成工業(株)
矢田幸博花王(株)
山下由貴(株)ニコダームリサーチ
船坂陽子日本医科大学
近藤雅俊花王(株)
久間將義東洋ビューティ(株)
天野聡(株)資生堂
小倉有紀(株)資生堂
佐用哲也花王(株)
圷信子(株)資生堂
清水健司(株)コスモステクニカルセンター
笠明美(株)コーセー
水谷多恵子東京工科大学
岡野由利(株)CIEL
石渡潮路(株)ファンケル
赤松浩彦藤田保健衛生大学
長谷川靖司日本メナード化粧品(株)
木曽昭典丸善製薬(株)
飯田真智子名古屋大学
遠藤雄二郎ライオン(株)
相馬勤(株)資生堂
栗原浩司(株)ニコダームリサーチ
橋豊花王(株)
齋藤和智花王(株)
橋本悟(株)コスモステクニカルセンター
坂口斉花王(株)

目 次

【第T編 表皮関連実験法】
第1章脂質分析実験法
1皮脂分析(薄層板クロマトグラフィー(TLC)法)(京谷大毅)
2三次元培養表皮モデルの細胞間脂質分析法(横田真理)
3ESRによる角層ラメラ構造膜流動性測定(坂本一民、山下裕司)
4リポソームからの蛍光物質漏出を指標としたラメラ構造安定性評価(井筒ゆき子)
5X線回折による角層細胞間脂質の構造解析(小幡誉子)
第2章角層細胞分析実験法
1有核細胞染色(松本雅之)
2重層剥離染色(松本雅之)
3カルボニル化タンパク染色(藤代美有紀)
4角層細胞のAdvanced glycation end products(AGEs)染色法(多田明弘)
5SH染色(藤代美有紀)
6角層細胞コーニファイドエンベロープのインボルクリン染色(平尾哲二)
7角層細胞コーニファイドエンベロープのNile red染色(平尾哲二)
8角層プロテアーゼ活性の測定法(日比野利彦)
9角層中のカテプシンD活性測定法(梅田麻衣)
10遊離アミノ酸定量法(菅原智子)
第3章角化マーカー関連実験法
1セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)活性測定法(丹野修)
2セリンパルミトイルトランスフェラーゼmRNA発現評価(矢作彰一)
3タイトジャンクションの形成・機能の評価法(行卓男)
4フィラグリンタンパク定量法(ドットブロット法)(藤代美有紀)
5プロフィラグリンmRNA発現評価(藤代美有紀)
6再生表皮モデルを用いたTEWLの測定方法/再生表皮モデルを用いた皮膚バリア機能破壊モデルの調整法(波多野豊)
7カルシウムイメージング法を用いたイオンチャネルの機能評価(木田尚子)
第4章毛穴関連実験法
1ストレスファイバー染色(横田真理子)
2細胞内カルシウム濃度測定の試験法(矢田幸博)
3毛穴サイズ評価法(山下由貴)
【第U編 美白関連実験法】
第1章メラノサイトに関する実験法
1ヒトメラノサイトのtyrosinase活性抑制(船坂陽子)
2ラジオアイソトープを用いないヒトメラノサイトを用いたチロシナーゼ活性の抑制(井筒ゆき子)
3B16メラノーマ細胞を用いたメラニン産生抑制評価(横田真理子)
4ヒトメラノサイトのメラニン合成能の評価(矢田幸博)
5正常メラノサイト由来のチロシナーゼ生合成抑制評価法(近藤雅俊)
6メラノサイトのデンドライト形成阻害評価法(近藤雅俊)
第2章ケラチノサイトに関する実験法
1UVB照射ヒト培養ケラチノサイト由来のメラノサイト活性化抑制評価(横田真理子)
2表皮細胞のメラノソーム貪食抑制評価(横田真理子)
第3章再生皮膚モデルに関する実験法
13次元培養皮膚モデルを用いたメラニン産生抑制剤評価法(久間將義)
第4章ヒトボランティアを用いた実験法
1紫外線照射による色素沈着形成抑制評価(横田真理子)
2ヒト色素沈着改善作用評価(横田真理子)
3角層細胞中のメラニン顆粒染色法(横田真理子)
【第V編 抗老化実験法】
第1章細胞外マトリックス合成関連実験法
1ヒドロキシプロリン(Hydroxyproline)によるコラーゲン定量(大林恵)
2I型コラーゲン定量(ELISA)(矢作彰一)
3T型コラーゲンmRNA発現RT-PCR(矢作彰一)
4ヒト真皮線維芽細胞におけるW型コラーゲン産生促進を指標とした実験法(天野聡、小倉有紀)
5三次元培養皮膚モデルを用いた評価法(小倉有紀、天野聡)
6ヒアルロン酸合成評価法(佐用哲也)
7コラーゲンゲルの作製とゲル収縮活性測定法(圷信子)
第2章細胞外マトリックス分解関連実験法
1各刺激による線維芽細胞の誘導MMP-1(UVA、サイトカイン):FITC-ラベルコラーゲンを用いたMMP-1活性測定(大林恵)
2各刺激による線維芽細胞の誘導MMP-1:ウエスタンブロット法を用いたMMP-1の分析(大林恵)
3MMP-1、2、9のmRNA発現(山下由貴)
4好中球エラスターゼ活性抑制作用の測定方法(京谷大毅)
5線維芽細胞由来エラスターゼ活性抑制作用の測定方法(京谷大毅)
第3章DNA傷害関連実験法
1コメットアッセイによるDNA損傷評価実験法(清水健司)
2UVBによるDNA傷害評価法(8-OHdG)(清水健司)
第4章ヒトボランティアを用いた実験法
1シワ改善評価法 日本香粧品学会ガイドライン準拠(山下由貴)
【第W編 活性酸素関連実験法】
第1章化学的実験法
1ESRを用いたスーパーオキシドアニオン検出法/消去活性評価法(正木仁)
2スーパーオキサイド消去剤評価法1(チトクロームc法)(笠明美)
3スーパーオキサイド消去剤評価法2(NBT法)(笠明美)
4スーパーオキサイド消去剤評価法3(NBT法を用いた活性染色)(笠明美)
5吸光度変化の測定によるカタラーゼ活性の測定(笠明美)
6ESRを用いたヒドロキシラジカル検出法/消去活性評価法(正木仁)
7ESRを用いたペルオキシラジカル検出法/消去活性評価法(正木仁)
8ESRを用いた一重項酸素検出法/消去活性評価法(正木仁)
9一重項酸素消去剤評価法1(近赤外領域の発光の検出)(笠明美)
10一重項酸素消去剤評価法2(一重項酸素との反応性生物を測定する方法)(笠明美)
11DPPHラジカルを用いたラジカル除去能測定法(笠明美)
12糖化反応生成物生成阻害作用の評価法(清水健司)
13カルボニルタンパク質生成阻害作用の評価法(水谷多恵子)
第2章生物学的実験法
1過酸化水素による細胞傷害評価法(清水健司)
2脂質過酸化物(t-Butyl hydroperoxide)による細胞傷害評価法(清水健司)
3一重項酸素による細胞傷害評価法(岡野由利)
4UVBによる細胞傷害評価法(岡野由利)
5細胞内活性酸素レベルの低下評価法(水谷多恵子)
6細胞内活性酸素測定―UVB照射時の細胞内過酸化水素の検出(清水健司)
7過酸化水素暴露細胞の過酸化水素消去評価法(水谷多恵子)
第3章ヒト角層細胞を用いた実験法
1角層細胞のカタラーゼ活性測定法(山下由貴)
2角層細胞のGalectin-7の測定(石渡潮路)
【第X編 ニキビ関連実験法】
第1章P.acnesに対する実験法
1Propionibacterium acnes(P. acnes)抗菌作用評価、阻止円法(矢作彰一)
2Propionibacterium acnes(P. acnes)最小発育阻止濃度(MIC)(矢作彰一)
3Propionibacterium acnes(P. acnes)増殖抑制効果、濁度法(矢作彰一)
4Propionibacterium acnes(P. acnes)リパーゼ活性(矢作彰一)
第2章培養細胞を用いた実験法
1ハムスターおよびヒト皮脂腺の組織片培養法(赤松浩彦、長谷川靖司)
2ハムスター皮脂腺由来培養脂腺細胞、脂質合成量の評価法(赤松浩彦、長谷川靖司)
【第Y編 育毛剤実験法】
第1章生化学実験法
1皮脂腺に関連した5alpha-reductase阻害作用評価法(木曽昭典)
2毛包毛乳頭のアルカリフォスファターゼ活性評価法(飯田真智子)
3培養毛乳頭細胞のアルカリフォスファターゼ活性評価法(飯田真智子)
第2章培養細胞を用いた実験法
1ヒト毛包上皮系細胞の単離・培養と増殖を指標にした育毛剤評価実験法(岩渕徳郎)
2ヒト毛乳頭細胞の単離・培養と育毛剤評価実験法(岩渕徳郎)
3ヒト毛乳頭細胞および外毛根鞘細胞における遺伝子発現を指標とした実験法(岩渕徳郎)
4ヒト毛乳頭細胞を用いた網羅的遺伝子発現解析(遠藤雄二郎)
5マウスSC-3細胞株を用いた抗Androgen作用の評価法(木曽昭典)
第3章培養器官を用いた実験法
1毛包器官培養を用いた育毛剤評価実験法1(ヘマトキシリン-エオジン染色)(相馬勤)
2毛包器官培養を用いた育毛剤評価実験法2(TUNEL染色法)(相馬勤)
3毛包器官培養を用いた育毛剤評価実験法3(BrdU取り込みによるDNA合成部位の測定)(相馬勤)
4毛包器官培養を用いた育毛剤評価実験法4(毛幹伸長の測定)(岩渕徳郎)
第4章ヒトでの有効性試験法
1フォトトリコグラム試験法(岩渕徳郎)
【第Z編 動物代替法安全性実験法】
第1章皮膚腐食性試験法
1再生表皮モデルを用いた皮膚腐食性試験法(栗原浩司)
第2章皮膚一次刺激性試験法
1再生表皮モデルを用いた皮膚一次刺激性試験法(栗原浩司)
第3章眼刺激性実験法
1SIRC-NRU試験法(大林恵)
2再生眼上皮モデルを用いた眼刺激性試験法(大林恵)
3Short Time Exposure(STE)試験(橋豊、齋藤和智)
第4章光毒性試験実験法
13T3 NRUの光毒性試験法(大林恵)
第5章皮膚アレルギー性実験法
1タンパク結合性評価(橋本悟)
2ペプチド結合性評価(Direct Peptide Reactivity Assay:DPRA法)(藤代美有紀)
3THP-1細胞を用いたin vitro皮膚アレルギー性試験法、human Cell Line Activation Test(h-CLAT)(坂口斉)



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