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機能性インキの技術と応用    
Technologies and Applications of Functional Inks
[コードNo.2015T984]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■体裁/ B5判 228ページ
■発行/ 2015年10月20日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 66,960円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-1091-6

 
★ 進化を続ける各種インキ技術を17のメーカーが解説!
★ 基本的な原理から最新技術まで、インキ開発のヒントがここに!

キーワード

印刷インキ/パッケージ用インキ/エレクトロニクス用インキ/低環境負荷/インクペースト/UVインキ/フレキソインキ/高演色/不可視インキ

刊行にあたって

 近年のデジタル化の影響により出版用インキの需要がやや伸び悩む反面、食品や日用品向けのパッケージ用インキなどは新興国を中心に世界でも需要が拡大しており、国内のインキメーカーは海外での新工場の建設や設備の増強によって生産体制の強化を進めています。さらに、環境負荷の低減が世界的に求められており、水性インキやUVインキ、植物油を使ったインキなど、有機溶媒の使用を制限したインキへのニーズが高まっています。また、プリンテッドエレクトロニクスが広く実用化されていくに伴い、電子製品向けの特殊インキについても需要が急増しています。
 本書では、各種インキにまつわる基本的な技術や性質、原料などについてあらためてまとめるとともに、最新動向についてもご解説いただいております。本分野に関連する方々、また参入をご検討されている方々に、ぜひお役立ていただければ幸いです。

(本書「刊行にあたって」より一部抜粋)

著者一覧

吉澤純キヤノン(株)
城内一博東洋インキ(株)
有村英俊石原ケミカル(株)
片山嘉則DIC(株)
名和成明トッパン・フォームズ(株)
鈴木恵一東洋インキ(株)
橋本秀美DICグラフィックス(株)
安田秀樹東洋インキ(株)
伴亨富士インキ工業(株)
七條吉行富士インキ工業(株)
谷本直樹大日精化工業(株)
澤田和秀(株)T&K TOKA
和田竜二女神インキ工業(株)
藪野通夫東洋インキ(株)
市川秀寿三菱鉛筆(株)
坂岡宏司センショウ化成(株)
落合可江東洋インキ(株)
川越圭生(株)DNPファインケミカル
久保井伸輔久保井インキ(株)
青木康充(株)ネモト・ルミマテリアル
難波正敬東洋インキ(株)
青山祐子大日本印刷(株)
矢野省一南寧哈利瑪化工有限公司

目 次

【第I編 電気・電子機能分野への展開】
第1章インクジェットインク(吉澤純)
1はじめに
2インクジェットインクの構成要素
2.1構成材料
2.2染料
2.2.1色ごとの代表的な構造
2.2.2インクジェット向けカスタム染料
2.3顔料
2.3.1色ごとの代表的な構造
2.3.2代表的な分散方法(自己分散、樹脂分散)
3インクジェットインクに求められる画像性能
3.1フォト画像性能
3.1.1画像堅牢性
3.1.2光沢
3.2普通紙画像性能
4インクジェットインクに求められる信頼性
5まとめ
第2章POD用インクジェットインキ(城内一博)
1インクジェットインキの変遷
1.1はじめに
1.2インクジェットの開発と市場動向
2POD印刷用インクジェットインキの技術進展と実績化
2.1流動特性制御
2.1.1粘度
2.1.2顔料粒子径
2.2表面張力制御
2.2.1高速印字安定性
2.2.2混色
3PODインクジェット市場での実績化
3.1UV系
3.2水系
4まとめ
第3章プリンテッドエレクトロニクス用インク
1導電性銅ナノインクと短時間焼成プロセス (有村英俊)
1.1はじめに
1.2PEに適した導電性銅ナノインクと焼成方法
1.2.1銅インクへの要求
1.2.2銅ナノインクと短時間焼成
1.2.3銅皮膜の諸特性
1.3フォトシンタリングメカニズム
1.4各種印刷法とインク特性
1.4.1吐出印刷
1.4.2有版印刷
1.5おわりに
2銀インク、ペースト(片山嘉則)
2.1はじめに
2.2導電性材料としての位置づけ
2.3物理的特徴とナノサイズ粒子
2.4組成
2.5おわりに
3低温焼成可能な「銀塩インク」を用いた印刷配線形成技術(名和成明)
3.1はじめに
3.2低温焼成インクの必要性
3.3低温焼成可能な導電インクの開発の手段
3.4有機銀錯体化合物(銀塩)
3.5有機銀錯体化合物(銀塩)インク
3.680℃焼成インク
3.7印刷配線と基材との密着性確保
3.8銀塩インクの保管安定性
3.9耐環境性能(信頼性)
3.9.1クロスカット試験(碁盤目テープ試験)
3.9.2マイグレーション試験、その他試験
3.10印刷適正
3.11アプリケーション
3.11.1筐体ダイレクト印刷アンテナ
3.11.2印刷アンテナの性能
3.11.3アプリケーションの展開性
第4章機能性ハードコートの応用展開(鈴木恵一)
1光学ハードコートの概要
2光学HCの目的とその種類および機能
2.1スマートフォンの事例
2.2LCD-TVの事例
2.3要求性能の事例
3素材からみた光学ハードコート剤の特徴
3.1フィラー系ハードコートの事例
3.1.1高屈折ハードコート
3.1.2アンチブロッキングハードコート
3.2非フィラー系ハードコートの事例
3.2.1帯電防止ハードコート
3.2.2耐指紋・防汚ハードコート
4アプリケーション事例―ITOセンサー用電極フィルムへの応用―
4.1タッチパネルの構造:GFF方式の事例
4.2光学特性の改善
【第II編 低環境負荷と印刷インキ】
第5章オフセットインキと植物油(橋本秀美)
1はじめに
2植物油
3VOCの種類
4植物油インキ
4.1植物油インキマーク
4.2植物油インキが環境に優しい理由
4.3植物油インキの定義
4.4植物油インキの使用状況
5ノンVOCインキ
5.1ノンVOCインキの定義
5.2ノンVOCインキの品質
5.3ノンVOCインキの使用状況
6将来の展望
7おわりに
第6章軟包装用水性グラビアインキ(安田秀樹)
1はじめに
2印刷産業の市場予測
3グラビア印刷業界に関連する法規制の強化と対応状況
4インキの出荷動向
5水性化の目的、メリット
6水性化の課題〜乾燥性〜
6.1軟包装グラビアインキの組成
6.2水性インキの乾燥性
6.3軟包装水性グラビア印刷の設計
7水性化の課題〜プラスチックフィルムへの濡れ性〜
7.1水性インキの表面張力
7.2水性用フィルムの開発
8水性化の課題〜印刷適性〜
8.1版かぶり
8.2版かぶりの要因
8.3版かぶりのそのほかの要因
9水性化の課題〜塗膜物性〜
9.1水溶性樹脂
9.2水性インキの塗膜物性
9.3水性インキの架橋システム
10おわりに
第7章エチルアルコールを主原料としたグラビアインキ(伴亨、七條吉行)
1開発の経緯
1.1はじめに
1.2開発の理由
2エチルアルコールについて
3特徴
4インキ組成
5ベースインキラインナップ
6特性
6.1表刷用途(各種基材への適性)
6.2ドライラミネート適性
6.3残留溶剤比較
7現状における課題
7.1乾燥性
7.2コスト
8発売以来の経過と今後の展望
第8章軟包装用水性フレキソインキ(谷本直樹)
1はじめに
2軟包装用水性フレキソインキの組成と特徴
2.1用途と要求される性能
2.2基本組成
2.3着色剤
2.4バインダー樹脂
2.5溶媒
2.6添加剤、硬化剤
3軟包装用フレキソインキの印刷上の問題
3.1色再現・濃度再現
3.2印刷適性上のインキへの要求
4おわりに
第9章UVフレキソインキ(澤田和秀)
1はじめに
2フレキソ印刷
3インキ組成
3.1造膜成分
3.1.1オリゴマー
3.1.2モノマー
3.2光反応開始剤
3.2.1分子内開裂型
3.2.2水素引き抜き型
3.3揮発成分
3.4着色剤
3.5補助剤
4UVインキの硬化機構
5環境への対応
6おわりに
第10章低マイグレーションUVインキ(和田竜二)
1はじめに
2各国の法令・規制の状況
2.1日本の規制状況
2.2印刷インキに関する自主規制(NL規制)とは
2.3欧州の規制状況
2.4GMPとは
2.5スイス条例:Ordinance of the FDHA on Material and Articles
2.6欧州印刷インキ協会の自主規制
2.7米国の規制
2.8中国の規制
3マイグレーションの過程
3.1容器からの移行
3.2印刷工程での移行
3.3食品内包装を透過し移行
4マイグレーションの評価方法
5印刷インキの溶出試験
5.1溶出試験例
5.2ワーストケースの溶出量計算
6今後の展望
第11章高感度UVインキ(藪野通夫)
1はじめに
2近年の印刷市場と印刷インキ
3UVインキおよび印刷の特徴と環境性(nonVOCs)
4UV印刷の省電力化へのアプローチの課題
5高感度UV印刷システムの誕生と特徴(LED-UV印刷システム)
6高感度UV印刷機(省電力UV印刷機)へのさまざまなアプローチ
7高感度UVインキの開発経緯とその特徴
7.1UVインキの組成
7.2高感度UVインキの設計コンセプト
8高感度UVインキを使用するにあたって
9おわりに
【第III編 機能付加・高機能化に向けての技術】
第12章低摩擦油性ボールペンインク「JETSTREAM」(市川秀寿)
1はじめに
2ボールペンとその構成
3油性ボールペンとその課題
3.1書き味と筆記摩擦抵抗
3.2描線乾燥性
3.3描線濃度
3.4逆流
3.5直流
4ジェットストリームの特徴
4.1滑らかな書き味
4.2優れた描線乾燥
4.3濃くはっきりした描線濃度
4.4油性ボールペンで逆流させない工夫
4.5筆記時に直流させにくくする工夫
4.6世界で通用するボールペン
5おわりに
第13章繊維用インキ―ゆりかごから墓場までの繊維模様―(坂岡宏司)
1はじめに
2生後24カ月未満の乳幼児の肌着のホルムアルデヒド遊離
2.1乳幼児肌着基準
2.2乳幼児肌着の模様
2.3繊維製品に関する国内外の規制
3昔七五三着物、今Tシャツとジーパンなど、繊維素材と適性染料
3.1繊維製品に求められる品質
3.2繊維製品模様出しの流れのいろいろ
3.3和服・着物の模様出し
4フォーマルなファッション衣料とカジュアル衣料模様
5産業資材用繊維模様(非衣料)
6繊維独特の模様出し技術
6.1繊維への捺染に求められる品質
6.2防染・抜染・抜蝕
6.3繊維業界の模様出しの装置
7顔料捺染の色素・樹脂・塗膜・機能要約
7.1色素について(表3の顔料捺染のみ)
7.2バインダーについて
8防染抜染の染料・糊・塗膜・機能要約(ポリエステル編)
8.1染料
8.2
9機能化捺染の機能色素・ベヒクル・塗膜の問題点
10おわりに
第14章高演色インキ(落合可江)
1はじめに
2カレイド®シリーズ開発の背景
2.1Japan Colorについて
2.2広色域印刷について
2.2.1ハイファイ印刷(High-Fidelity Printing)
2.2.2ヘキサクロム印刷(Hexa Chrome Printing)
2.3RGB→CMYKの色再現について
3カレイド®シリーズの特徴
3.1黄・紅・藍インキ
3.2墨インキ
4カレイド®印刷の手順
4.1カレイド®適性濃度
4.2CTP出力カーブの補正とグレーバランス確認
4.3ICCプロファイルの作成
4.4最終確認
4.5印刷の注意点
5カレイド®を使用した応用例
5.1カレイド®最新プロファイル
5.1.1「Kaleido® GCR」
5.1.2「Kaleido® Vivid」
5.1.3「Kaleido® Super Vivid」
5.1.4「Kaleido® 3C」
5.2カレイド®印刷に適した用紙
6おわりに
第15章熱転写用インキと転写方法(川越圭生)
1はじめに
2熱転写記録方式
2.1溶融型熱転写記録方式
2.2溶融型熱転写記録用インキ構成材料
2.2.1背面層
2.2.2インキ層
2.3昇華型熱転写記録方式
2.4昇華型熱転写用インキ構成材料
2.4.1背面層
2.4.2インキ層
2.4.3受容層
3おわりに
第16章示温インキ(久保井伸輔)
1はじめに
2可逆性示温インキ概要
3示温インキの種類と温度域
第17章香料インキ(久保井伸輔)
1はじめに
2香料インキ概要
3カプセルタイプ香料インキの製造
4香料インキ印刷時の注意
第18章蓄光インキ(青木康充)
1はじめに
2蓄光インキの種類
3蓄光インキの特性
3.1発光特性
3.2残光特性
3.3耐候特性
3.4耐熱特性
4蓄光インキの留意点
4.1インキ用メジウムについて
4.2印刷厚について
4.3印刷下地色について
4.4着色について
5おわりに
第19章インビジブルインキ(難波正敬)
1はじめに
2インビジブルインキの種類
3インビジブルインキ(紫外線吸収タイプ)
3.1蛍光剤
3.2インビジブルインキ(紫外線吸収タイプ)を使用する際の注意点
4インビジブルインキ(近赤外線吸収タイプ)
4.1近赤外線吸収剤
4.2インビジブルインキ(近赤外線吸収タイプ)を使用する際の注意点
5おわりに
第20章人工DNAを含有した偽造防止向け印刷用インキ(青山祐子)
1はじめに
2セキュリティーという観点から見るDNA
2.1DNAの概要
2.2DNAの特長
2.3DNAの課題点
3セキュリティーという観点から見る人工DNA
3.1人工DNAの概要
3.2人工DNAの特長
3.3人工DNAの課題点
4印刷用インキの開発
4.1印刷方式
4.2オフセット印刷用インキの開発
4.3シルクスクリーン印刷用インキの開発
4.4印刷物の評価
5真贋判定方法
6今後の展開
7まとめ
第21章オフセット印刷インキ用ロジン変性フェノール樹脂(矢野省一)
1緒言
2ロジン変性フェノール樹脂の原料
2.1ロジン
2.1.1ガムロジン
2.1.2トール油ロジン
2.1.3ロジンの成分組成
2.2アルキルフェノール
2.3多価アルコール
3製造方法
3.1レゾール
3.2ロジンとレゾールとの反応およびエステル化
4ロジン変性フェノール樹脂の組成分析
5ロジン変性フェノール樹脂の性能評価
6ロジン変性フェノール樹脂の設計とインキ性能
7ロジン変性フェノール樹脂の今後の課題
8おわりに



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