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脳機能改善食品素材の開発と応用    
Food Materials for Brain Functional Improvement -Development and Application-
[コードNo.2016T018]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 太田明一
■体裁/ B5判 257ページ
■発行/ 2016年8月25日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 66,960円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-1174-6

 
★健康食品市場で注目を集めている脳機能改善(サポート)食品素材について「リン脂質・脂肪酸」、「アミノ酸・ペプチド」、「植物エキス」と素材種類別に紹介!
★20品目以上(大豆、DHA/EPA、ミルクセラミド、テアニン、イチョウ葉エキス、山芋ジオスゲニン、レスベラトロール、ポリフェノール、フェルラ酸、GABAなど)の素材の基本的性質と効能、応用製品について、製造企業担当者が解説!!

キーワード

大豆レシチン / 大豆由来ホスファチジルセリン / DHA / EPA / ココナッツオイル / 中鎖脂肪酸 / α-GPC / ミルクセラミド / テアニン / カルニチン / ナットウキナーゼ / 大豆ペプチド / イチョウ葉エキス / ノビレチン / γ-オリザノール / アミセノン / 山芋ジオスゲニン / レスベラトロール / カシスポリフェノール / カカオポリフェノール / フェルラ酸 / PQQ / トコトリエノール / GABA / 酸乳

刊行にあたって

 「脳機能改善食品素材の開発と応用」というタイトルでの本を出したいという、シーエムシー出版の編集部の方にご相談を受けた折、間違いなく頭の働きがよくなる食べ物があるなら、ここにいる人だけの秘密にして勉強も仕事も大成功が可能なはずだとの笑い話からスタートした。受験生は当然のこと、高齢化が進んでいるなかで、65歳以上では4人に1人は認知症やその予備軍との怖い話も耳にする。高齢者のみの世帯数の推移も2005年に851万世帯、2015年に1,161万世帯、2025年には1,267万世帯とうなぎ登りである。このような環境の下では脳の働きをよくしたい、退化を防ぎたいという欲求はすべての人に共通していると思う。
 私は、健康食品を上手に活用できれば三方一両得が成り立つと考えている。国も企業も国民も大岡越前の「三方一両損」ならぬ近江商人の「三方得」のようなメリットが享受できるはずだ。健康食品関連の産業は知的集約型、情報集約型であり資源の乏しい我が国向きの産業であり、かつ我が国は品質管理も進んでいるので国内だけでなく有望な輸出産業になれるだろう。他国に遅れをとることのないよう、技術と制度、両面をさらに磨いていく必要がある。

(「巻頭言」より)

著者一覧

太田明一元キリンホールディングス(株)
茂木正樹愛媛大学
家森幸男武庫川女子大学
武田英二徳島健祥会福祉専門学校
佐藤美智子徳島健祥会福祉専門学校
池住祐哉徳島健祥会福祉専門学校
幾田一哉(株)J-オイルミルズ
佐藤俊郎(株)J-オイルミルズ
加藤豪人(株)ヤクルト本社
日比野英彦日本脂質栄養学会
矢澤一良早稲田大学
水野慎一郎DSMニュートリションジャパン(株)
田平武順天堂大学大学院
青山敏明日清オイリオグループ(株)
加藤智彦エイチ・ホルスタイン(株)
山田貴史中部大学
日暮聡志雪印メグミルク(株)
春田裕子雪印メグミルク(株)
横越英彦中部大学;静岡県立大学
衛藤英男静岡大学
勝又美紀ILS(株)
高岡晋作(株)日本生物.科学研究所
前渕元宏不二製油グループ本社(株)
中村裕道タマ生化学(株)
大泉康静岡県立大学
木村純子静岡県立大学
橋本博之築野食品工業(株)
澤田一恵築野食品工業(株)
松木翠築野食品工業(株)
中村智子(株)サン・メディカ
栗山雄司(株)アンチエイジング・プロ;順天堂大学
市川剛士サンブライト(株)
瀬戸美沙枝サンブライト(株)
佐藤充克山梨大学
柳町明敏(株)エイワイシー
倉重(岩崎)恵子(株)明治フードマテリア
大澤俊彦愛知学院大学
渡邉知倫(株)ファンケル
池本一人三菱瓦斯化学(株)
阿部皓一エーザイフード・ケミカル(株)
青木由典エーザイフード・ケミカル(株)
外薗英樹三和酒類(株)
大澤一仁アサヒグループホールディングス(株)

目 次

【第1編 総論】
第1章脳のアンチエイジング
1脳のアンチエイジングが目指すところ
2脳神経構成成分
3脳神経伝達物質成分
4抗酸化ストレス成分
5ビタミン成分
6血流改善成分
7おわりに
第2章大豆栄養の健康長寿への貢献
1日本人の長寿と日本食
2世界の栄養と健康
3女性の健康と大豆食
4大豆摂取と心臓死・癌
5大豆による介入研究
6栄養改善のポピュレーションアプローチ
7環境に優しい大豆食で人類の健康長寿を
第3章脳機能に対する栄養と食生活
1子どもの環境と脳機能
2オキシトシンと脳機能
3高齢者の認知機能
4認知機能と食生活
5認知機能と栄養
5.1炭水化物
5.2脂質
5.3タンパク質
5.4抗酸化栄養素
6まとめ
【第2編 素材】
第1章リン脂質、脂肪酸
1大豆レシチン
1.1はじめに
1.2製法・組成
1.3生理機能
1.3.1コリン供給源としての働き
1.3.2脳に対する機能
1.3.3認知症に対する大豆レシチンの効果
1.3.4健常者の記憶に対する大豆レシチンの効果
1.3.5子供の認知力に対する効果
1.4安全性
1.5おわりに
2大豆ホスファチジルセリンと記憶障害の研究・評価
2.1はじめに
2.2大豆PS
2.3大豆PSの記憶障害改善効果
2.3.1動物実験
(1)薬物誘発健忘モデル動物による効果検証
(2)老齢ラットを用いた記憶障害改善効果の検証
2.3.2ヒト試験による効果検証
(1)パイロット試験
(2)プラセボ対照二重目隠し試験
2.4規制関連
2.5おわりに
3DHA結合リン脂質とその含有油脂の機能と開発
3.1概要
3.1.1原料の選択
3.1.2魚卵の原料組成
3.1.3魚卵油の脂質
3.1.4魚卵油の酸化安定性
3.2素材の作用機序、効果
3.2.1作用機序の提案
3.2.2作用機序の解明の手段
3.3応用
3.3.1試験素材
3.3.2生理機能の証明
(1)脂質代謝改善効果
(2)レム睡眠増加効果
(3)接触性皮膚炎モデルラットによる評価
3.4おわりに
4DHA/EPA
4.1序論―魚食の疫学研究―
4.2「ブレインフード」と「ムードフード」
4.3エイコサペンタエン酸の血小板凝集抑制作用と医薬品化
4.4ドコサヘキサエン酸(DHA)の中枢神経系作用
4.5ω3系脂肪酸による炎症性脂質メディエイター産生の制御
4.6ω3系脂肪酸と血流改善と血圧コントロール
4.7新型ω3「クリルオイル」
4.7.1脳の老化防止
4.7.2高脂血症の改善
4.7.3肝機能の改善
4.7.4生殖機能の向上
4.7.5心筋梗塞の予防
4.7.6関節症にも有効
5藻類由来DHAの特徴と脳機能向上効果
5.1藻類由来DHAの特徴
5.2藻類由来DHAの開発と経緯
5.3藻類の培養と藻類由来DHAの製造
5.4DHAが足りなくなる日
5.5藻類由来DHAを使用した臨床試験
5.6藻類由来DHAの使用の実際
6ココナッツオイル
6.1はじめに
6.2脂肪と脂肪酸の代謝
6.3ココナッツオイル
6.4難治性てんかんとケトン食療法
6.5糖尿病とアルツハイマー病
6.6アルツハイマー病のココナッツオイル療法
6.7アルツハイマー病と中鎖脂肪酸
6.8MCTオイル(AC-1202)のアルツハイマー病患者での治験
6.9日本人アルツハイマー病患者に対するAC-1202のパイロット試験
6.10その他の神経疾患
7中鎖脂肪酸の脳機能への影響
7.1概要
7.2素材の作用機序、効果
7.2.1中鎖脂肪酸の消化吸収と代謝
7.2.2中鎖脂肪酸の安全性
7.2.3脳の非常用エネルギー源ケトン体
7.2.4アルツハイマー病は第3の糖尿病
7.2.5アルツハイマー病患者への中鎖脂肪酸投与効果
7.3応用
7.3.1ケトン体生成源としての中鎖脂肪酸
7.3.2中鎖脂肪酸の社旗的意義
8αGPC(グリセロホスホコリン)のメンタルパフォーマンスへの作用
8.1はじめに
8.2構造
8.3GPCの製造
8.4グリセロホスホコリンの栄養学的役割
8.5GPCの安全性について
8.6GPCの体内動態
8.7GPCの生理機能について
8.8結論
8.9日本におけるアルファGPCの市場
9ミルクセラミド(MC-5)
9.1はじめに
9.2ミルクセラミド(MC-5)
9.3スフィンゴミエリンと脳機能
9.4MC-5摂取による記憶学習行動試験
9.5MC-5の記憶学習能に対する作用機序
第2章アミノ酸・ペプチド
1機能性アミノ酸・テアニン―緑茶に含まれるテアニンの栄養生理的な効果―
1.1緑茶特有アミノ酸のテアニンとは
1.2テアニンと脳との関わり
1.2.1テアニンのドーパミン放出促進作用
1.2.2ラットを用いたテアニンによる脳神経作用(記憶学習能)
1.2.3ヒトを用いたテアニンによる脳神経作用
(1)テアニンはリラクゼーションを誘導する
(2)女性のイライラ解消:月経前症候群(PMS: Premenstrual syndrome)
(3)テアニンの睡眠改善効果
1.3環状テアニンについて
1.3.1緑茶中の環状テアニン量
1.3.2環状テアニンの合成
1.3.3環状テアニンの味について
1.4環状テアニンの機能性について
1.5おわりに
2「L-カルニチン」の脳機能改善について
2.1はじめに
2.2L-カルニチンとは
2.2.1L-カルニチンの供給源
2.2.2L-カルニチンと脳機能のメカニズム
2.3L-カルニチンの老齢脳機能改善効果
2.3.1実験方法
2.3.2結果
(1)血清および脳内カルニチン濃度
(2)大脳皮質シナプス活性への効果
2.3.3結論
2.4超高齢者へのL-カルニチン摂取試験
2.4.1実験方法
2.4.2結果
2.4.3結論
2.5おわりに
3ナットウキナーゼ
3.1起源および由来
3.2構造および特性
3.3ナットウキナーゼ活性測定法
3.4安全性
3.5血栓症とナットウキナーゼの生理活性
3.6おわりに
4大豆ペプチド
4.1はじめに
4.2大豆ペプチド摂取による認知機能改善効果
4.3大豆ペプチド摂取による脳内神経伝達物質変化
4.4大豆ペプチド摂取による神経保護効果
4.5おわりに
第3章植物エキス
1イチョウ葉エキスの認知機能について
1.1はじめに
1.2GBEの成分組成
1.3GBEの作用機序
1.4GBEの臨床試験
1.4.1認知症患者を対象とした試験
1.4.2健常者を対象とした試験
1.4.3大規模臨床試験
1.5GBEの機能性表示食品
1.6おわりに
2柑橘類成分ノビレチンの抗認知症機能性食品開発研究に必要な薬理学的エビデンス
2.1緒言
2.2素材の効果および作用機序
2.2.1ノビレチンの一般薬理作用
2.2.2記憶障害モデル動物におけるノビレチンによる改善効果の薬理学的検証
(1)マウス
(2)ラット
2.2.3分子・細胞レベルにおけるノビレチンの作用解析
(1)ラット海馬初代培養神経細胞および海馬CA1領域スライス
(2)ラット副腎褐色細胞腫由来細胞株PC12およびその亜種PC12D
(3)ヒト神経芽細胞腫由来細胞株SK-N-SHなどの細胞
(4)ヒトiPS細胞由来ADモデル神経細胞
2.3応用開発研究
3γ-オリザノール
3.1γ-オリザノールとは
3.2γ-オリザノールの生理機能
3.3γ-オリザノールの脳機能改善効果
3.4γ-オリザノールの食嗜好性の制御作用(脳内報酬系の正常化)
3.5おわりに
4アミセノン(ヤマブシタケ抽出素材)
4.1概要
4.2作用機序、効果
4.3応用
4.3.1認知症と軽度認知機能障害
4.3.2意欲向上への応用
4.3.3睡眠の質改善
4.3.4その他
5山芋ジオスゲニンの認知症予防に対する効果
5.1はじめに
5.2ジオスゲニンとは
5.3アミロイドβタンパク質の増加抑制ならびに軸索の変性改善による認知症予防
5.4ホルモン産生促進による認知症予防
5.5抗炎症による認知症予防
5.6まとめ
6VINEATROL 20Mの脳機能改善について
6.1概要
6.2素材の作用機序、効果
6.2.1抗アミロイド作用
6.2.2抗酸化作用
6.2.3アポトーシス因子の抑制作用
6.2.4SIRT-1活性化によるアンチエイジング作用
6.3まとめ
7レスベラトロールと脳機能
7.1概要
7.1.1RSVの発見と構造
7.1.2RSVの分析とブドウにおける分布
7.2素材の作用機序、効果
7.2.1赤ワインの疫学データ
7.2.2アルツハイマー病について
7.2.3RSVの脳神経保護効果
7.3応用
7.4おわりに
8ANM176(R)はアルツハイマー病の改善と予防に役立つ可能性がある
8.1概要
8.2ANM176(R)の作用機構
8.3応用
9水抽出型(膜濃縮)カシスポリフェノール(AC10)
9.1はじめに
9.2カシスとは
9.3水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)とは
9.4水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の特長と機能性
9.5水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)による脳血流改善機能
9.6水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)による脳末梢血管拡張作用機序
9.7水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)によるアミロイド斑形成抑制作用
9.8水抽出型 カシスポリフェノール(AC10)の安全性
9.9おわりに
10抗酸化ポリフェノールによる脳機能改善効果
10.1はじめに
10.2ゴマリグナンによるin vitro系での脳機能改善効果
10.3ショウジョウバエを用いた個体レベルでの老化予防研究
10.4高カカオチョコレートを用いた大規模ヒト臨床試験
11フェルラ酸
11.1概要
11.2フェルラ酸の作用機序、作用
11.2.1抗酸化作用、抗炎症作用
11.2.2アミロイドβに対する作用
11.2.3脳機能保護作用
11.2.4リン酸化タウ低下作用
11.3応用
第4章その他
1PQQ
1.1概要
1.2PQQの作用機序、効果
1.2.1化学的性質と作用
1.2.2PQQの効果
1.3応用(ヒト試験)
1.3.1認識力・認知力改善
1.3.2コエンザイムQ10との併用効果
1.3.3気分あるいは睡眠に対する効果
2トコフェロール、トコトリエノール
2.1はじめに
2.2ビタミンEの発見と種類と作用
2.3脳神経系におけるα-トコフェロール
2.4脳神経系におけるγ-トコフェロール、トコトリエノール
3GABA
3.1はじめに
3.2GABA摂取による脳機能改善効果
3.3方法
3.3.1被験品
3.3.2被験者
(1)選択基準
(2)除外基準
3.3.3試験スケジュールおよび摂取方法
3.3.4検査方法
(1)即時記憶領域
(2)視空間・構成領域
(3)言語領域
(4)集中力領域
(5)遅延記憶領域
3.3.5統計処理
3.4結果
3.4.1被験者背景
3.4.2アーバンス神経心理テスト:下位テストの評価点推移
3.4.3アーバンス神経心理テスト:5認知領域の評価点推移
3.5考察
3.6おわりに
4Lactobacillus helveticus発酵乳
4.1はじめに
4.2酸乳の動物に対する有効性
4.2.1記憶障害予防作用(単回投与)
4.2.2学習記憶力向上作用(単回投与)
4.2.3学習記憶力向上作用(長期投与)
4.3メカニズム
4.4乳酸菌飲料のヒトに対する有効性
4.4.1日本語版アーバンス神経心理テストを用いた記憶力・集中力評価
4.4.2コグヘルスを用いた記憶力・集中力評価
4.5まとめ



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