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農薬の創製研究の動向    
―安全で環境に優しい農薬開発の展開―    
Trend in Pesticide Discovery Research
-Development of Safer and Environmentally Friendly Pesticides-
[コードNo.2018T069]

※ 本書籍はご試読頂けません ※

■監修/ 梅津憲治
■体裁/ B5判 377ページ
■発行/ 2018年3月30日 (株)シーエムシー出版
■定価/ 95,040円(税・送料込価格)
■ISBNコード/ 978-4-7813-1319-1

 
★農薬の開発戦略と世界の農業生産と市場を解説!
★殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤および製剤、生物農薬、フェロモン、天然物農薬、ゲノミクス、インフォマティクスまでを網羅解説!
★効能が大きく、人や環境に対する安全性が高く、標的生物のみに活性を発現する農薬の開発動向を詳説し、世界最強の日本の新規農薬開発の動向を漏れなく網羅!

キーワード

病害虫・雑草による被害/効能と安全性の高い農薬/作物保護剤/ケミカルクラス別除草剤/後発農薬/QoI剤/DMI剤/抵抗性管理/植物寄生性線虫/防除スペクトラム/超長鎖脂肪酸伸長酵素/土壌微生物の研究/SLのD環部/国際アグリバイオ事業団/クリスパー・キャス9/ゲノム編集/PAMP誘導免疫/ゲノム創農薬/かび毒生産制御剤/放出制御技術/総合的害虫管理/発生予察/交信撹乱/LBVS/新しい育種技術(NPBT)/PFVS


刊行にあたって

 世界の人口は2017年に73億人に達し、2050年には97億人まで増加すると予測されている。世界的な人口増加が続く中、安全かつ高品質な食糧の供給は地球的規模の重要課題である。ドイツの科学者Oerekが世界の19の地域別にコムギ、イネ、トウモロコシ、ジャガイモ、ダイズおよびワタに関して実施した調査結果によれば、2001年〜2003年における雑草、害虫その他のanimal pests(ダニ、線虫、ネズミ類、ナメクジ、カタツムリ、鳥など)や病害による被害は、世界平均でみると、コムギ、ダイズおよびワタで26〜29%、トウモロコシ31%、コメ37%、ジャガイモで40%であった。農業の生産性を安定的に向上させて十分な食糧を確保するためには、病害虫や雑草の防除剤の適切な使用が如何に重要かを如実に示している。優れた農薬の開発は、世界共通の食料問題の解決に直結していると言っても過言ではなく、日夜、新規農薬の創製研究にいそしむ農学、農薬科学研究者の果たす役割は極めて大きい。

 本書は各種農薬開発の全般的動向とトピックス、市場動向、登録制度、ゲノム創薬、製剤技術、生物農薬とIPM、構造活性相関、農薬と天然物、遺伝子組換え作物、中国の動向など様々な角度から農薬開発の現状と将来をまとめた。本書が、新規農薬の創製に携わる研究者・技術者および農薬製品の研究開発、マーケッティング担当の方々にお役に立てば幸甚である。
本書「序章」より抜粋・改変

著者一覧

梅津憲治吉備国際大学/OATアグリオ(株)
坂本典保住友化学(株)
椋本藤夫住友化学(株)
真鍋明夫(株)住化技術情報センター
服部光雄日本曹達(株)
伏木田地石原産業(株)
阿部ゆずか石原産業(株)
諏訪明之日本農薬(株)
中野元文日本農薬(株)
藤岡伸祐日本農薬(株)
堀越亮Meiji Seika ファルマ(株)
冨澤元博東京農業大学
山本敦司日本曹達(株)
白井裕一OATアグリオ(株)
玉井龍二クミアイ化学工業(株)
大野修二クミアイ化学工業(株)
河合清クミアイ化学工業(株)
中谷昌央クミアイ化学工業(株)
平松基弘北興化学工業(株)(現OATアグリオ(株) )
滝川浩郷神戸大学
杉本幸裕神戸大学
尾山和彦Meiji Seika ファルマ(株)
三冨正明法政大学(元Meiji Seika ファルマ(株))
三芳秀人京都大学
高野義孝京都大学
鳴坂義弘岡山県農林水産総合センター
本山高幸(国研)理化学研究所
長田裕之(国研)理化学研究所
大河内武夫三井化学アグロ(株)
辻孝三製剤技研
小原裕三(国研)農業・食品産業技術総合研究機構
和田哲夫アリスタライフサイエンス(株)
里見純アリスタライフサイエンス(株)
須藤修アリスタライフサイエンス(株)
清田洋正岡山大学
中川好秋京都大学
赤松美紀京都大学
田部井豊(国研)農業・食品産業技術総合研究機構
Xusheng ShaoEast China University of Science and Technology
Xuhong QianEast China University of Science and Technology;Chinese Academy of Engineering
Xiaoyong XuEast China University of Science and Technology
Zhong LiEast China University of Science and Technology
Philip W. LeeEast China University of Science and Technology

目 次

序章 農薬の開発戦略の変遷〜本書の構成〜
第1章新規農薬の研究開発の世界的動向
1はじめに
2作物保護剤、作物保護方法開発の背景
2.1グローバルな背景
2.2農薬の規制動向と農薬登録
3作物保護剤、作物保護方法の研究開発動向
3.1農薬有効成分の特許出願からみた研究動向
3.2研究開発投資と商品化の動向
3.3生物農薬
3.4非生物的ストレスへの対処
3.5熱帯感染症への取り組み
3.6遺伝子組み換え(GM)作物関連
4企業動向
4.1農薬研究開発費と新規農薬有効成分発明
4.2大手6社のM&A
5おわりに
第2章世界の農業生産と農薬市場の動向
1はじめに
2農業生産の現状と今後
2.1世界の状況
2.2日本の状況
3世界の農薬市場
3.1世界の市場
3.2日本の市場
4おわりに
第3章国内外の農薬登録制度:最近の動向
1はじめに
2日本における農薬登録制度について
2.1農薬登録制度の変遷
2.2農薬登録制度・規制の概要
2.3農薬登録に関する最近の動向
3ヨーロッパにおける農薬登録制度について
3.1農薬登録制度の変遷
3.2農薬登録制度の概要
3.3Regulation(EC)No.1107/2009の特徴
4アメリカにおける農薬登録制度について
4.1農薬登録制度の変遷
4.2農薬登録制度の概要と特徴
第4章殺菌剤の開発動向
1殺菌剤の研究開発の全般的動向
1.1はじめに
1.2新規なcomplexV阻害剤
1.3べと病・疫病防除剤
1.4新規な灰色かび病・菌核病防除剤
1.5新規なうどんこ病防除剤
1.6新規な水稲用殺菌剤
1.7新規なDMI剤
1.8その他の開発剤
1.9殺菌剤耐性菌の出現と、今後有望視される殺菌剤の新規標的
1.10おわりに
2SDHI剤の開発動向
2.1はじめに
2.2SDHI剤の開発の歴史と構造的特徴
2.3各薬剤の開発動向
2.4耐性菌の発生状況
2.5おわりに
第5章殺虫剤の開発動向
1殺虫剤の研究開発の全般的動向
1.1はじめに
1.2ネオニコチノイド系剤
1.3メソイオン系剤
1.4ジアミド系剤
1.5フロメトキン(flometoquin)
1.6フルキサメタミド(fluxametamide)
1.7ブロフラニリド(broflanilide)
1.8ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)
1.9スピロピジオン(spiropidion)
1.10チクロピラゾフロル(tyclopyrazoflor)
1.11アフィドピロペン(afidopyropen)
1.12オキサゾスルフィル(oxazosulfyl)
1.13おわりに
2ジアミド系殺虫剤の開発動向
2.1創製経緯
2.2作用機構
2.3作用特性
2.4抵抗性の現状
2.5新規剤の開発動向
3ニコチン性殺虫剤の開発動向
3.1ニコチン性殺虫剤の歴史的背景
3.2ネオニコチノイド剤の市場動向
3.3新規剤の開発状況
3.4ニコチン性殺虫剤の環境影響
3.5作用機序
3.6今後の展望
第6章殺ダニ剤の開発とハダニ類防除技術の最近の動向
1はじめに
2ハダニ類の防除マーケット
3殺ダニ剤の開発と普及の推移
4新規の殺ダニ剤と殺ダニ活性を持つ殺虫剤
4.1ミトコンドリア電子伝達系複合体U阻害剤(25A,25B)
4.2アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(23)
4.3フルキサメタミド(NC-515)
4.4アシノナピル(NA-89)
5化学合成農薬以外の殺ダニ活性を持つ農薬
5.1調合油乳剤(サフオイル乳剤®)
5.2ポリグリセリン脂肪酸エステル(フーモン®)
6最後に―殺ダニ剤抵抗性管理を見据えて―
第7章殺線虫剤の開発動向
1はじめに
2くん蒸剤および非くん蒸剤の変遷
2.1くん蒸剤
2.2非くん蒸剤
3その他の線虫防除技術
3.1ネコブセンチュウ防除
3.2ネグサレセンチュウ防除
3.3シストセンチュウ防除
3.4対抗植物による防除
4国内における殺線虫剤の現状
5最近の殺線虫剤の開発動向
5.1フルオピラム(Fluopyram)
5.2チオキサザフェン(Tioxazafen)
5.3フルエンスルホン(Fluensulfone)
5.4フルアザインドリジン(Fluazaindolizine)
6おわりに
第8章除草剤および植物成長調節剤の開発動向
1除草剤および植物成長調節剤の開発動向
1.1はじめに
1.2アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害型除草剤
1.3アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害型除草剤
1.4ヒドロキシフェニルピルビン酸(HPPD)阻害型除草剤
1.5プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ(PPO)阻害型除草剤
1.6超長鎖脂肪酸伸長酵素(VLCFAE)阻害型除草剤
1.7フィトエンデサチュラーゼ(PDS)阻害型除草剤
1.8光合成阻害剤
1.9オーキシン様除草剤
1.10作用未知の新規剤
1.11最近の特許化合物
1.12薬害軽減剤の動向
1.13植物成長調節剤の動向
2ピロキサスルホンの開発
2.1はじめに
2.2ピロキサスルホンの創製
2.3ピロキサスルホンの合成
2.4ピロキサスルホンの物理化学的性状
2.5ピロキサスルホンの生物活性
2.6ピロキサスルホンの作用機構
2.7ピロキサスルホン製品の普及
第9章天然物由来および天然物関連の農薬開発動向
1天然物由来農薬の開発の変遷と最近の開発動向
1.1はじめに
1.2気門封鎖剤
1.3植物抽出物の農薬としての利用
1.4天然物をモデルにした農薬の創製
1.5抗生物質および抗生物質由来の農薬
1.6植物の抵抗性誘導物質
1.7アレロパシー(他感物質)の農薬としての利用
1.8寄生性植物
1.9ウィルス防除剤
1.10鉱物由来の農薬
1.11おわりに
2根寄生雑草防除剤の開発研究
2.1はじめに
2.2ストライガの生存戦略
2.3自殺発芽誘導
2.4ブレイクスルー
2.5実証試験
2.6まとめ
3アフィドピロペンの開発
3.1アフィドピロペンの創出経緯および開発状況
3.2殺虫効果の特徴
3.3作用機作
3.4作物に対する安全性
3.5標的外昆虫に対する影響
3.6おわりに
第10章ゲノム情報を基にした農薬の創製研究および病害虫防除技術
1全般的動向
1.1ゲノム情報を基にした病害虫防除技術
1.2ゲノム情報を基にした農薬の創製研究
1.3農薬企業の取り組むべき課題
2ミトコンドリア膜輸送体を標的とする農薬シーズ化合物の探索
2.1はじめに
2.2ミトコンドリア膜輸送体とは
2.3膜輸送体を阻害する化合物をスクリーニングするアッセイ系の概要
2.4ミトコンドリア膜輸送体パラログの存在と機能解析
2.5異種生物の膜輸送体の酵母ミトコンドリアでの機能発現
2.6リン酸輸送体を生物種選択的に阻害する化合物ML316
2.7おわりに
3感染制御型農薬の可能性〜エフェクター分泌阻害剤の開発研究を例に〜
3.1はじめに
3.2感染制御剤のメリット
3.3エフェクターとは
3.4エフェクター分泌阻害剤のスクリーニング
3.5病原菌レポーターラインを用いたスクリーニング系の利点と今後の展望
4植物の抵抗力を利用した病害防除技術
4.1はじめに
4.2プラントアクティベーターとは
4.3植物の抵抗反応を利用した病害防除の試み
4.4標的分子の設定
4.5プラントアクティベーター候補のスクリーニング
4.6今後の展望
第11章ケミカルバイオロジーによる農薬の創製研究
1はじめに
2ケミカルバイオロジー研究基盤
2.1天然化合物ライブラリー
2.2化合物アレイ
2.3プロテオームプロファイリングによる作用標的解析(ChemProteoBase)
3ケミカルバイオロジー研究基盤を活用した農薬探索研究の例
3.1かび毒生産制御薬剤
3.2植物抵抗性誘導薬剤
3.3アブシジン酸アンタゴニスト
4天然化合物ライブラリー拡充のための研究
4.1放線菌からの二次代謝産物発掘
4.2糸状菌からの二次代謝産物発掘
5おわりに
第12章製剤・施用法の基礎とその最新技術動向
1農薬製剤とは
2製剤の第1の目的は、農薬を実際に使用できる形にすること
3農薬製剤の目的の拡大
4製剤設計の重要性
5新規製剤の開発
6安全性の向上
6.1人畜毒性の低減
6.2作業者の被曝の低減
6.3環境負荷の低減
7省力化技術
7.11キロ粒剤
7.2ジャンボ剤
7.3豆つぶ剤
7.4除草剤フロアブル製剤の原液散布
7.5育苗箱処理
7.6田植同時処理
7.7乗用管理機搭載散布機を用いた散布
7.8航空防除、無人ヘリコプター防除と産業用マルチローター
8特殊な製剤・施用技術
8.1土壌くん蒸剤
8.2静電付加式噴霧機
9今後の製剤・施用法
第13章生物農薬とIPM
1生物農薬とバイオスティミュラントの現状
1.1生物農薬
1.2現場における生物農薬の利用状況
1.3バイオスティミュラントの現状と課題
2フェロモン剤の動向
2.1序論:フェロモンの特徴
2.2フェロモンの農薬利用
2.3フェロモンの化学構造
2.4フェロモン製剤
2.5フェロモン製剤の施用
2.6おわりに
3IPMにおける化学農薬の役割
3.1はじめに
3.2IPMの定義と化学農薬との係わり
3.3化学農薬を利用したIPM事例の検証
3.4IPMならびに化学的防除、生物的防除および物理的防除の市場規模
3.5おわりに
第14章農薬の構造活性相関研究―新規農薬の創製を目指して
1はじめに
2In silico技術を用いた分子設計
2.1LBDDとSBDDの応用
2.2LBDDの応用
2.3SBDDの応用(ブラシノライド様活性化合物の探索)
3農薬の動態および毒性の構造活性相関
4まとめ
第15章遺伝子組換え作物の動向
1はじめに
2遺伝子組換え農作物の栽培と我が国への輸入
2.1トウモロコシ
2.2ダイズ
2.3ナタネ
2.4ワタ
2.5アルファルファ
2.6パパイヤ
2.7ジャガイモ
2.8テンサイ
2.9カーネーション
2.10バラ
3遺伝子組換え農作物の開発動向
3.1害虫抵抗性ナス
3.2リンゴ
3.3ゴールデンライス
3.4機能性作物
4日本における栽培などの状況
5新しい育種技術
5.1ゲノム編集技術
5.2接ぎ木によるエピゲノム編集バレイショ
5.3ODMによる除草剤耐性ナタネ
5.4新しい育種技術に関する規制の国際的動向
6今後の展望
第16章中国における農薬創製研究の動向 Progress on the Research and Development of Green Pesticides in China
1Background
2Program Introduction
3Progress for Research and Development of Pesticides
3.1Main achievements
3.2Establishment of molecular design for green pesticides
3.3Plant and animal model of evaluating ecology, environment and bioactivity
3.4Trace amount, visualization measurement model of the mode of action of pesticides
3.5Establishment of compared biochemistry and chemical biology
3.6Research on target differences of different species
3.7Targets finding based on bioinformatics
4Research and development of commercialization products
4.1The research and development of cis-neonicotinoid Cycloxaprid
4.2The research, development and application of novel plant antiviral agent Dufulin
4.3The research, development and application of novel fungicide Borrelidin
5Closing remarks - Future research directions



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