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<セミナー詳細>

セミナーコード:20080627   このセミナーの受付は終了しています

★今年の4月から40歳以上の被保険者・被扶養者に対して、メタボリックシンドロームに着目
 した生活習慣病予防のための健診・保健指導が実施され、市場における肥満・メタボリック
 シンドローム対策に関する注目がさらに高まっている。
★その様な状況の中、この肥満・メタボリックシンドローム対策の救世主と成り得るアディポネ
 クチン研究への期待も非常に大きなものとなっている。
★本セミナーでは、このアディポネクチン研究への理解を深め、関連商品開発への足がかりに
 繋げていただきたく、肥満メカニズムの解析から肥満・メタボリックシンドロームの予防・治療
 に効果のある食品成分や医薬品開発に至るまで、最先端の研究をされておられる山内教授
 に解りやすく解説いただきます。

アディポネクチン研究の現状と今後の動向
〜肥満・メタボリックシンドローム対策の商品開発に向けて〜

●講 師 東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科
東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター
統合的分子代謝疾患科学講座 特任准教授
医学博士
山内敏正 氏 
<講師紹介>
1992年、東京大学医学部卒業。
1998年、医学博士号取得。
日本学術振興会特別研究員などを経て、
2003年より東大病院 糖尿病・代謝内科 文部科学教官助手。
2004年10月より、東大病院 22世紀医療センター
統合的分子代謝疾患科学講座 特任准教授、現在に至る。
<研究テーマ>
肥満によるインスリン抵抗性・メタボリックシンドローム・
糖尿病発症におけるPPARやアディポカインの役割解明。
最近は、アディポネクチン受容体AdipoR1・AdipoR2の
生体内での組織毎の役割・機能分担解明やアゴニストの
開発に力を注いでいる。
●日 時 2008年 6月 12日(木) 10:00〜16:00
(受付は講義開始時間の30分前からとさせていただきます。)
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F・404室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、喫茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター


T.肥満メカニズムの解析
 1.肥満の概要  2.肥満の分類   (1)脂肪細胞の状態での分類   (2)体型での分類   (3)原因疾患の有無による分類  3.肥満の要因   (1)遺伝素因    (2)環境要因
U.高血糖・高血圧・脂質異常症・メタボリックシンドローム   について
 1.高血糖   〜高血糖の概要・原因・症状〜  2.高血圧   〜高血圧の概要・原因・症状〜  3.脂質異常症   〜脂質異常症の概要・原因・症状〜  4.メタボリックシンドロームの概要
V.アディポカインについて
 1.悪玉アディポカイン   (1)TNF-α   (2)FFA   (3)PAI-1   (4)HB-EGF   (5)MCP-1  2.善玉アディポカイン   (1)レプチン   (2)アディポネクチン
W.アディポネクチンと受容体について
 1.アディポネクチンの役割   (1)インスリン感受性の向上   (2)抗動脈硬化作用    〜脂質取り込み抑制、抗炎症作用、血管平滑筋増殖抑制作用など〜  2.切断されて生じる球状アディポネクチンは高活性型  3. アディポネクチンの多量体構造と活性の連関  4.食欲を促進する中枢神経系作用  5.アディポネクチンの受容体の構造  6.アディポネクチンと受容体の結合状態  7.オスモチンによる受容体の活性化   〜AMPキナーゼの活性化、抗糖尿病作用〜  8.アディポネクチンとオスモチンの立体構造の比較
X.肥満・メタボリックシンドロームの予防・治療に効果のある   食品成分
 1.アディポネクチン値を上げる食品   〜EPA、大豆タンパクなど〜  2.高活性型である高分子量アディポネクチンを増加させる食事法  3.アディポネクチンの受容体のリガンドとなる食品成分   〜同定状況と研究動向〜
Y.肥満・メタボリックシンドロームの予防・治療に効果のある   医薬品開発
 1.アディポネクチンの医薬品化   (1)アディポネクチンの補充   (2)アディポネクチンの活性領域の探索・利用   (3)高活性型の球状アディポネクチン合成酵素の探索   (4)受容体に結合する細胞成分の探索    〜アディポネクチンとホモロジーを有する分子の可能性〜   (5)受容体から細胞内に伝えられるシグナルの制御  2.アディポネクチン値を上げるあるいは高活性化する医薬品   〜PPAR-γアゴニスト、ARB 等〜  3. アディポネクチン受容体を上げる医薬品   〜PPAR-αアゴニスト、ARB 等〜  4. 肥満・メタボリックシンドロームの予防に有用な診断薬開発   〜高活性型高分子量アディポネクチン測定法の開発と応用例〜
Z.質疑応答

−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。