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<セミナー詳細>

セミナーコード:20110106   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、結晶性物質を取り扱う晶析操作の基礎から、新しい測定機器を使った晶析・結晶化現象の解析法、結晶品質の
 作り込みを行うためのアプローチ方法と晶析操作の改良・トラブル対策を含めた具体的な操作・装置設計・スケールアップについて、
 斯界の第一線でご活躍中の滝山博士に、演習を交えわかりやすく解説頂きます!!

結晶化技術(晶析操作)
〜基礎・解析法から応用・実践法まで〜
●講 師 東京農工大学 大学院
生物システム応用科学府 准教授
博士(工学)
滝山博志 氏
●日 時 2011年 1月 25日(火) 10:30〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・5F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
−講師の言葉−

 有機合成での再結晶化、材料創製での固相形成、排水処理工程での沈殿など、意識の有無に関わらず結晶性物質を取り扱うプロセスとその機会は多くなってきており、結晶性物質の応用範囲も多様化してきています。しかし、結晶性物質を対象とする限り、核化・成長を取り扱う「晶析操作」や、固相の「分析操作」そして固液混合系を扱う装置の「スケールアップ」などは、問題解決をするために必要な共通の技術基盤となります。
 本セミナーでは結晶性物質を取り扱う晶析操作の基礎および解析法から、結晶品質の作り込みを行うための晶析操作の応用および実践法を例題を挙げながら解説します。
どうやれば、晶析の基礎を実践に応用できるようになるのか、また結晶品質の作り込みには、どんな技術があるかを模索している技術・研究者の方が対象です。医薬・食品など普段から晶析を取り扱っている分野の方々のみならず、結晶性製品あるいは固体製品を扱っている方々の参加を歓迎いたします。
T.晶析プロセスの目的とその応用
 −固相や結晶を扱う分野と晶析操作との接点を探る−


 1.晶析操作はどんな分野で使用されているのか
 2.晶析操作の目的と原理
 3.ラボ実験と実機運転との違い


U.結晶化現象の理解とその解析法
 −結晶化現象の再整理と基礎データ取得方法を理解する−


 1.結晶を析出させる操作とは
 2.固液平衡と結晶化推進力
 3.X線回折データから何が読み取れるのか
 4.熱分析データから何が読み取れるのか
 5.核発生速度の解析
 6.成長速度の解析
 7.粒径分布と母集団密度
 8.結晶純度
 9.演習で理解する晶析速度論

V.固相析出に内在する問題点
 −結晶品質に関わる具体的な問題解決アプローチ−


 1.結晶の品質が一定しない
   −結晶多形現象とは−
 2.結晶の純度が上がらない
   −不純物取り込みとは−
 3.結晶の形が変わってしまった
   −結晶の形態変化とは−
 4.結晶の大きさをコントロールできない
   −結晶粒子群の粒径分布制御とは−
 5.演習で理解する結晶化現象


W.晶析装置における操作設計法とスケールアップ
 −結晶品質を晶析装置で作り込むためのポイント−


 1.晶析プロセスの特徴
 2.晶析操作の基本
 3.過飽和制御方針
 4.晶癖と媒晶剤
 5.晶析操作設計の留意点
 6.晶析装置のスケールアップのポイント
 7.晶析のスケールアップに関わる最近の技術
 8.演習で理解する結晶品質制御


X.晶析操作の改良及びトラブル対策

 1.結晶性物質の安定製造
 2.粒径分布改良
 3.製品結晶の形態制御
 4.製品結晶の多形制御
 5.不純物低減対策


Y.最新のトピックスとオンラインセンサー利用技術

 1.オンライン粒度解析センサー
 2.濁度計で推定する準安定領域
 3.光学装置(FT-IR、ラマン)利用技術


Z.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。