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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120101   このセミナーの受付は終了しています

★本セミナーでは、焼結品(粉末冶金製品)の成形・焼結技術に焦点をあて、各種の基本的な原理・応用と新しい焼結法、
 また雰囲気焼結炉及び真空焼結炉の特徴・仕様要件決定の考え方ならびに省エネ・トラブル対策に至るまで事例を交え、
 斯界の最前線でご活躍中の三浦氏、石原氏に詳しく解説頂きます。

焼結(焼成)技術の基礎と実践活用
〜成形・焼結の原理・応用から、新しい焼結技術、
雰囲気・真空焼結炉の仕様決定の留意点、省エネ・トラブル対策まで〜
●講 師 九州大学大学院 工学研究院
機械工学部門 加工プロセス講座 教授
九州大学 工学府
ものづくり工学教育研究センター長
工学博士
三浦秀士 氏
  <委員・学会活動等>
社団法人 日本塑性加工学会 粉体加工成形プロセス分科会 主査、
社団法人 粉体粉末冶金協会 副会長、粉体成形分科会 主査、
社団法人 日本鉄鋼協会 評議員、創形創質工学部会 粉粒体工学フォーラム 座長、
社団法人 日本機械学会 フェロー、機械材料・材料加工84期部門長、など。

●講 師 (株)ファインシンター
SBC部 技術開発室 担当員
石原尚斉 氏
●講 師 (株)ファインシンター
開発生技部 設備室 主担当員
松澤洋一 氏
●日 時 2012年 1月 31日(火) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・総評会館・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【講演要旨】

 粉末冶金(Powder Metallurgy:以下P/Mと略記する)は、焼結(金属やセラミックスなどの粉末から特異な性質を引き出すために高温(融点以下の温度)にて粒子同士を接合するもので、成分系によっては液相を介する焼結もある)という現象を利用した金属加工法であり、高度工業社会における素材や製品の製造法の1つとして重要な役割を果たしている。
 P/Mの最大の魅力は粉末を成形・焼結することによって直接最終製品形状に成形(Near Net あるいは Net Shaping)できることであり、材料特性、組成、熱処理および微細組織においてかなりの自由度を持っていることから、溶製法では発現し得ない特性が得られるとともに経済的に量産できることも利点である。このような特徴を有するP/M法により、ギヤやベアリング、コネクティングロット(自動車用)などの各種機械構造用部品をはじめとして、超硬チップや金型などの切削・耐摩耗工具材料、WやMoなどの高融点金属材料、フィルターや生体用インプラントなどの多孔質材料、電気回路開閉器やパンタグラフすり板などの電気接点・集電材料、磁性コアやセンサーリングなどの磁性材料が生産されている。
 従来より、高密度で高性能なP/M製品を目指して、粉末の製造から成形、焼結、後加工に至る各プロセスの改良や新しい技術の開発が多種多様な形で行われているが、まず本講では、成形・焼結技術に焦点を絞り、それらの基本的な原理から応用に至るまで概説し、ついで斬新でかつユニークなレーザーやプラズマ、マイクロ波などを使った焼結について紹介する。
 また、鉄系の焼結部品に用いられる雰囲気焼結炉、およびステンレス材・MIM部品の生産に用いられる真空焼結炉について、主な仕様要件決定の考え方と特徴、また省エネ対策やトラブル対策事例についても紹介する。
【プログラム】

1.粉末冶金とは


2.新しいプレス成形技術

 2.1 CNC粉末成形
 2.2 温間成形


3.バインダを利用した成形技術

 3.1 金属粉末射出成形(MIM)
 3.2 超音波粉末成形


4.静水圧成形技術

 4.1 冷間静水圧成形(CIP)
 4.2 熱間静水圧成形(HIP)
 4.3 擬静水圧成形
 4.4 反応熱間静水圧成形


5.粉末鍛造


6.その他の成形技術

 6.1 粉末圧延
 6.2 爆発成形
 6.3 噴霧成形


7.粉末焼結の原理

 7.1 単一成分系固相焼結
 7.2 多成分系固相焼結
 7.3 液相焼結
 7.4 反応焼結


8.新しい焼結技術

 8.1 レーザー焼結
 8.2 プラズマ焼結
 8.3 マイクロ波焼結


9.焼結炉の種類と特徴


10.雰囲気焼結炉

 10.1 基本仕様の考え方
 10.2 稼働条件
 10.3 品質


11.真空焼結炉

 11.1 真空焼結の基本
 11.2 炉の構造と条件


12.省エネ事例

 12.1 雰囲気炉
 12.2 真空炉
 12.3 品質関係

13.トラブル事例

 13.1 雰囲気・真空炉


14.質疑応答(適宜)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。