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<セミナー詳細>

セミナーコード:20120611  このセミナーの受付は終了しています

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★本セミナーでは、水処理における膜ろ過技術に焦点を当て、膜ろ過プロセスを検討するための基礎知識、膜表面や
 近傍での現象の理解から、ろ過対象液の評価、膜ろ過プロセス設計及び、運転管理のポイントなどについて、斯界の
 第一線でご活躍中の中村博士に詳しく解説頂きます。

水処理用膜ろ過プロセスの基礎と応用
〜膜ろ過に必要な基礎知識から膜とろ過対象液の評価、
膜ろ過プロセス設計・運転管理のポイントを含め平易に解説〜
●講 師 横浜国立大学大学院
工学研究院 機能の創生部門
准教授
博士(工学)
中村一穂 氏
●日 時 2012年 6月 15日(金) 10:15〜16:45
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

膜関連・ろ材メーカー、水処理など環境関連・化学・食品・医薬・その他、膜ろ過が必要なエンジニア・技術・研究・設計・施設・運転管理のご担当の方など。
【予備知識】

上記対象者であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

膜ろ過がなぜ必要か?膜ろ過で何ができるか?
関係する基礎的な学問分野
膜の近傍で生じている現象の理解
ラボ実験でのデータの取り方と解析例
ファウリング現象の特徴と対策の考え方
【講師の言葉】

 膜ろ過技術は、分離膜の性能向上や処理水の水質の高さから、様々な分野で急速に応用が進んでいます。実際のプロセスでは、膜の目詰まりなどによるファウリング現象などのトラブルも多く、運転管理上大きな問題となっています。ファウリング現象は多くの因子が複雑に関係する現象であり、その対策にも多角的な知識や考え方が必要となります。本講座では、膜ろ過プロセスの設計やトラブル対策などへのヒントとなる基礎知識や考え方の習得を目指します。
【プログラム】

T.膜ろ過技術の概要

 1.膜ろ過がなぜ必要か?膜ろ過で何ができるか?
 2.膜・膜モジュールの種類と特徴 〜膜の種類・細孔構造・分離機能など
  (1)精密ろ過膜(MF膜)
  (2)限外ろ過膜(UF膜)
  (3)ナノろ過膜(NF膜)
  (4)逆浸透膜(RO膜)
  (5)膜モジュールの形式
 3.代表的な膜ろ過プロセス
  (1)浄水プロセス
  (2)MBR
  (3)海水淡水化
  (4)排水リサイクル
  (5)食品プロセスほか


U.膜ろ過プロセスを考えるために必要な基礎知識

 1.膜素材・構造
 2.界面物理化学
 3.溶液・微粒子懸濁液
 4.分散と凝集
 5.レオロジー
 6.圧力損失
 7.移動現象
 8.微生物とそのコントロール
 9.プロセス工学
 10.洗浄技術


V.膜表面や近傍で生じている現象の理解

 1.膜面近傍における物質の挙動
 2.膜を透過する物質と膜に阻止される物質
 3.濃度分極
 4.吸着
 5.細孔閉塞
 6.ケーク層
 7.バイオファウリング
 8.劣化


W.膜とろ過対象液の評価

 1.膜構造・表面物性の評価
  (1)細孔径の評価
  (2)表面物性の評価 〜親疎水性、荷電特性〜
 2.ろ過対象液の評価
  (1)含有物質分析
  (2)分子量分布
  (3)粒子径分布
  (4)凝集・分散特性
  (5)ゼータ電位
  (6)濃度、MLSS


X.膜ろ過プロセス設計

 1.膜ろ過プロセスの概要
 2.膜およびモジュールの評価と選定
  (1)膜ろ過試験と膜の分離性能(阻止率と透過流束)
  (2)膜の選定と留意点
  (3)モジュールの選定と留意点
 3.原水評価と前処理工程の留意点
  (1)前処理工程がなぜ必要か
  (2)原水評価
  (3)前処理工程の例


Y.膜ろ過プロセスの運転管理

 1.膜の劣化とファウリングの特徴
  (1)ファウリングの原因物質
  (2)バイオファウリング
 2.ファウリングの対策技術
 3.膜洗浄技術の概要
 4.運転時に発生するトラブル


Z.膜ろ過プロセスのグローバル化の現状

 1.アジアにおける膜ろ過プロセスの期待
 2.ヨーロッパにおけるMBRプラントの現状


[.最近の研究開発動向



\.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2011. 5.25 水処理用膜ろ過プロセスの基礎と応用