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<セミナー詳細>

セミナーコード:20121018  このセミナーの受付は終了しています


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★メタン発酵(バイオガス化)による発電・エネルギー生産が買取制度(FIT)も追い風となり注目されています。
★本セミナーでは、メタン発酵・バイオガスシステムの基本から、具体的な各種設備・技術(前処理・発酵槽・攪拌、
 バイオガス精製・利用、消化液処理など)又、運転管理・トラブル対策、新しい展開について、斯界の第一線で
 ご活躍中の李博士に詳説頂きます。

メタン発酵とバイオガス利・活用技術
〜メカニズム・全体概要から、前処理・発酵設備とバイオガス精製・利用技術、
消化液処理・運転管理(トラブル対策)、新しい展開まで〜
●講 師 東北大学大学院 環境科学研究科
都市・地域環境システム学分野 准教授
工学博士 技術士(衛生工学部門・上下水道部門)
李 玉友 氏
  <講師紹介>
1990年3月、東北大学工学博士学位を取得する。
これまで一貫して排水処理・廃棄物処理を中心とした環境保全工学の研究に従事し、
大学及び企業において、排水・廃棄物の嫌気性生物処理・バイオガス回収技術に
関する幅広い研究と技術開発を行ってきた。
特にメタン発酵の分野において国内外で注目される研究成果を挙げ、メタン発酵関連の
技術審議・評価委員を務めるなど、環境保全、バイオマス利・活用の推進に深く関わっている。

●日 時 2012年 10月 19日(金) 10:15〜16:15
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
T.メタン発酵のメカニズムとバイオガスシステムについて

 1.バイオマスのメタン発酵について
  (1)メタン発酵における有機物の分解過程
  (2)微生物学的認識(反応段階と関与菌群)
  (3)メタン発酵における微生物の群集構造
  (4)メタン発酵の化学量論とその応用
  (5)メタン発酵における温度の影響
  (6)中温発酵と高温発酵の比較
  (7)メタン発酵の二相モデル
  (8)メタン発酵における菌体増殖収率および最大分解率
 2.メタン発酵(バイオガス)のシステム
  (1)メタン発酵システムの基本構成
  (2)バイオガスシステム構成の設備・装置
  (3)システム事例
  (4)原料調査
  (5)バイオガス生成量の概算とエネルギー利用
  (6)経済性検討


U.メタン発酵処理システムと最近の技術動向

 1.前処理設備と技術
  (1)前処理の目的と機器構成
  (2)家畜排泄物の搬入と受入
  (3)脱水機
  (4)生ごみの搬入と受入
  (5)破砕機・分別機
  (6)調質と貯留
   〜調整槽(濃度調整・原料混合)、調質の一例〜
 2.メタン発酵設備と技術
  (1)メタン発酵槽
   @固定床式メタン発酵処理システム
   AUASBとEGSB型メタン発酵システム
   B完全混合型メタン発酵処理システム
   C膜分離式メタン発酵処理システム
   D乾式メタン発酵処理システム(横型、縦型)
  (2)攪拌の問題と方法
   〜ポンプ循環、ガス攪拌、機械攪拌、BIMA型攪拌(水力)、以上の手段の組合せ
   @ガス攪拌式完全混合型反応槽
   A機械攪拌方式のメタン発酵槽
   B複合攪拌
   C無動力攪拌型反応槽(BIMA)
   Dポンプ循環による攪拌
  (3)ガスホルダについて
  (4)熱交換設備について


V.バイオガスの精製・利用と消化液後処理技術

 1.バイオガスの性状
  (1)バイオガスの生成量と組成
  (2)バイオガスの成分濃度
  (3)バイオガスのカロリーと燃焼特性
 2.バイオガスの精製技術
  (1)脱硫技術
  (2)脱炭酸
  (3)脱アンモニア
  (4)シロキサン除去
  (5)バイオガス精製・濃縮ユニット
  (6)ガス精製設備
 3.バイオガスの有効利用
  (1)ガス利用フロー
  (2)ガスエンジン発電について
   〜実績、発電効率、熱回収率など〜
  (3)マイクロガスタービン発電について
   〜実績、発電効率、熱回収率など〜
  (4)燃料電池発電について
   〜実績、発電効率、熱回収率など〜
  (5)消化ガスの貯蔵
  (6)余剰バイオガス燃焼装置
  (7)下水汚泥消化のケース
   〜消化槽採用数と消化ガス利用率の推移、汚泥処理センター処理全体フロー、
    消化ガス発電による電力自給率など〜
 4.消化液の液肥利用
  (1)液肥の製造と貯蔵
  (2)液肥利用可能性
  (3)地域に適したモデルの検討
 5.消化液の処理技術
  (1)脱水処理
  (2)乾燥処理
  (3)脱水ケーキのコンポスト化
  (4)脱水ろ過の処理
  (5)オキシデーションディッチ法


W.メタン発酵処理システムの運転管理とトラブル対策

 1.トラブルの要因と対策
  (1)スタートアップ障害(種汚泥、馴致)と対策
  (2)有機酸の蓄積・酸敗と対策(臭気、腐食性ガス)
 2.難分解性原料(セルロース系原料)の処理
 3.トラブルを引き起こす阻害物質と対策
  (1)アンモニア阻害の温度影響
  (2)阻害物質の影響
  (3)酸敗現象
  (4)過負荷現象
  (5)基質栄養バランス
  (6)メタン生成経路に関与する酵素からみた微量元素の必要性
  (7)回分実験における微量金属添加の必要性評価(実験結果)
  (8)中温連続運転結果(微量金属添加効果)
  (9)微量金属添加量の理論計算の結果


X.新しい展開

 1.新しいエネルギー政策におけるメタン発酵の位置づけ
 2.膜分離メタン発酵法
 3.水素・メタン二段発酵
 4.メタン発酵による都市下水処理システムの変革


Y.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。