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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130206   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★レアメタルを含む金属類含有排水(廃液)をただ処理するのではなく、選択的に処理・回収する技術とは?!
★本セミナーでは、金属類を選択的に回収するプロセスを構築するために最も安価な手法である沈殿法から、経済性・環境性の
 両立に向けた具体的な処理・回収・リサイクル技術の各手法(イオン交換樹脂、高機能金属吸着材、機能性分離メディア、コケ、
 ポリチオアミド)について、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

排水(廃液)中レアメタル及び重金属類の
処理・回収・リサイクル技術
〜水酸化物沈殿法、硫化物沈殿法、イオン交換樹脂、高機能金属吸着材、
機能性分離メディア、コケ、ポリチオアミドによる各種技術・手法について〜
●講 師 早稲田大学 創造理工学部
環境資源工学科 准教授 博士(工学)
所 千晴 氏
●講 師 ピュロライト・インターナショナル(株)
テクニカルサービスマネージャー 博士(Ph.D.)
伊藤正義 氏
●講 師 日本フイルコン(株)
総合研究開発部 新規事業開発部
加藤敏文 氏
●講 師 茨城県工業技術センター
先端技術部門
加藤 健 氏
●講 師 (独)理化学研究所 植物科学研究センター
生産機能研究グループ 上級研究員 博士(理学)
井藤賀 操 氏
●講 師 筑波大学 大学院数理物質科学研究科
教授 博士(工学)
神原貴樹 氏
●日 時 2013年 2月 22日(金) 9:30〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●

9:30
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10:30
T.レアメタルを含む金属類排水(廃液)処理回収技術
 〜水酸化物沈殿法、硫化物沈殿法について〜


 1.金属イオンの分離回収方法
  (1)凝集沈殿法(水酸化物法、硫化物法、炭酸法、シュウ酸法)
  (2)イオン交換法
  (3)溶媒抽出法
  (4)セメンテーション
  (5)晶析法
 2.水酸化物沈殿法の機構
  (1)化学平衡計算による考察と実際
  (2)共沈法と吸着法
  (3)表面錯体とイオン交換の違い
  (4)固体分析による処理機構の考察法(XRD、FT-IR、XAFS、NMR)
 3.硫化物沈殿法の機構
  (1)化学平衡計算による考察と実際
  (2)硫化物沈殿法の実際(銅、ニッケル、ヒ素を例に)
 4.水酸化物沈殿法のモデル化
  (1)表面錯体モデルとイオン交換モデル
  (2)ソフトウエアの紹介
  (3)解析例の紹介1(酸性坑廃水)
  (4)解析例の紹介2(ホウ素排水処理)
 5.質疑応答・名刺交換

(所 千晴 氏)
10:40
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11:40
U.イオン交換樹脂による排水中の金属除去・回収技術

 1.イオン交換樹脂
  (1)機能と特徴
  (2)用途の紹介
 2.キレート樹脂について
  (1)キレート機能と特徴
  (2)用途の紹介
 3.排水の有害金属の除去と重金属等の回収
  (1)メッキ排水のクロム酸および金
  (2)モリブデン
  (3)水銀
  (4)その他重金属類
  (5)ホウ素
 4.質疑応答・名刺交換
(伊藤正義 氏)
12:30
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13:30
V.高機能金属吸着材の開発とレアメタル回収事例
 〜希薄な排水からの回収技術〜


 1.開発背景
  (1)金属資源利用の現状
  (2)液中金属回収の必要性
  (3)キレート樹脂と課題
 2.高機能吸着材「ポリキレート樹脂」の開発
  (1)基材樹脂の最適化
  (2)官能基の最適化
  (3)ポリキレート樹脂の吸着特性
 3.ポリキレートカートリッジの開発
  (1)缶体充填による弊害
  (2)高速・低圧損処理へのアプローチ
  (3)ポリキレートカートリッジの吸着特性
 4.適用事例
  (1)無電解銅めっき水洗水からの銅除去
  (2)無電解ニッケルめっき廃液からの銅除去
  (3)貴金属めっき水洗水からの金、パラジウム回収
 5.質疑応答・名刺交換
(加藤敏文 氏)
13:40
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14:40
W.機能性分離メディアによる希少金属回収システムの開発

 1.希少金属と分離・濃縮技術
 2.高原子価金属イオンの相互分離に対する金属分離用高分子ゲル吸着剤の開発
 3.安息香酸置換基を有するpH刺激応答性
   ポリマーによる希少金属の分離・回収特性
 4.携帯電話液晶からのインジウム分離・濃縮を中心とした均一液液抽出法による
   希少金属リサイクルへの可能性

 5.質疑応答・名刺交換
(加藤 健 氏)
14:50
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15:50
X.金属資源回収可能なコケ植物の研究と開発

 1.金属回収素材としてのコケ植物について
 2.重金属回収能力とその評価法について
 3.レアメタル回収能力とその実際
 4.質疑応答・名刺交換
(井藤賀 操 氏)
16:00
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17:00
Y.ポリチオアミドによる有価金属の捕集・回収技術

 1.アミドとチオアミド
 2.ポリチオアミドの合成
  (1) ヴィルゲロット・キンドラー反応
  (2) 3成分カップリング反応によるポリチオアミドの合成
  (3) 高分子反応
 3.ポリチオアミドによる有価金属の分離回収(事例紹介)
 4.ポリチオアミドによる水銀の分離回収(事例紹介)
 5.その他の機能・展開
  (1) 金属錯体
  (2) 環境応答性
 6.質疑応答・名刺交換
(神原貴樹 氏)