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<セミナー詳細>

セミナーコード:20130416   このセミナーの受付は終了しています


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★中低温排熱・排水など未利用エネルギー回収の機運が高まっており、関連製品など新しい技術開発も進展しています。
★本セミナーでは、バイナリー発電など低位熱エネルギー回収に関するポイントから、各種発電・システム(低沸点媒体タービン、
 蒸気タービンバイナリーコンバインドサイクル、化学再生発電システム、ロータリー熱エンジン)とその応用技術について、
 斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

低〜中温排熱発電技術と応用
●講 師 神鋼リサーチ(株) 主席研究員
元(株)神戸製鋼所 機械事業部門 開発企画室 室長
上原一浩 氏
●講 師 日本工業大学 工学部
ものづくり環境学科 教授
博士(工学)
丹澤祥晃 氏
●講 師 (有)イノリューション技研 代表取締役 岡田宣好 氏
  <講師と会社紹介>
(1) 1970 年三菱重工業(株)広島造船所入社、本社原動機技術センター、
横浜製作所原動機部、環境技術部を歴任、
蒸気タービン設計からスタートして、
ガスタービン&エンジン業務を経験して発電プラント屋となる。
(2) 2001 年早期退職、半年後に(有)イノリューション技研設立
(3) イノリューション技研主要業務;各種小型発電、省エネプラントの企画、
提案&実用化(エンジニアリング)
・ESCO(省エネルギー)の調査、排ガス(廃熱)及び廃温水の有効利用コンサルタント
・各種既設プラント熱利用改造エンジニアリング、熱エネルギーシステム構築委託研究
・小型ボイラータービン発電設備、ごみ発電、スーパーごみ発電、バイオマス発電
・汎用発電機を駆使したコージェネレーション、ランキンサイクル全般
●講 師 早稲田大学 理工学術院 創造理工学部
総合機械工学科 教授
(元)(株)東芝 電力・社会システム技術開発センター
博士(工学)・技術士(機械部門)
中垣隆雄 氏
  <講師紹介>
1992年〜2007年、(株)東芝にて新発電システムの研究に従事後、
2007年より早稲田大学准教授、2012年より現職。
●講 師 (株)ダ・ビンチ 代表取締役
東京大学大学院工学系研究科 共同研究員
(独)理化学研究所 客員研究員
東 謙治 氏
  <講師紹介>
2005年、東大阪宇宙開発協同組合 熱系研究員(NEDO)。
2006年、東京大学大学院工学系研究科 共同研究員(在職中)。
東京大学での共同研究テーマ:ロータリー熱エンジン、マグネチックヒートポンプ
2012年、(独)理化学研究所 チームリーダー:光熱エネルギー電力化研究チーム(在職中)
理化学研究所での研究テーマ:太陽光熱エネルギーの電力化研究
●日 時 2013年 4月 25日(木) 10:00〜16:40
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
11:00
T.小型蒸気発電、バイナリー発電について

 1.蒸気発電システムについて
 2.バイナリー発電システムについて
 3.カリーナサイクル
 4.ランキンサイクル
 5.ピンチテクノロジ
 6.さまざまなタービン
  6-1 軸流タービン
  6-2 ラジアルタービン
  6-3 スクリュータービン
 7.スチームスター
 8.マイクロバイナリー
 9.低沸点媒体
 10.工事手続きのポイント
 11.工場での排熱利用例のご紹介
 12.質疑応答・名刺交換
(上原 氏)
11:10
|
12:10
U.低沸点媒体タービンによる低温排熱(温泉熱利用)発電に関する実験調査
 〜装置の構築と運転〜


 1.低沸点媒体タービン発電の概要
 2.温泉熱利用発電のいくつかの事例
 3.低温排熱(温泉熱利用)発電実験の背景と目的
 4.実験装置(20kW)の構築と運転
 5.実験結果と温水温度、流量に関する考察
 6.質疑応答
(丹澤 氏)
13:00
|
14:00
V.蒸気タービンバイナリーコンバインドサイクル他

 1.カルノーサイクル(1分)、ランキンサイクル概要説明(7分)
 2.バイナリー発電概要(2分)
 3.各種バイナリーコンバインドシステムについて(15分)
  〜システムの構成・特徴、性能評価、導入事例
 4.台湾製バイナリー発電機について(10分)
  〜特徴、性能評価、導入事例
 5.GE製バイナリー発電機について(10分)
  〜特徴、性能評価、導入事例
 6.質疑応答・名刺交換(15分)
(岡田 氏)
14:10
|
15:20
W.中低温排熱の化学反応によるエクセルギー再生と発電システムへの応用

 熱交換器の不可逆性から,単なるエンタルピー移動だけでは排熱利用に自ずと限界があるが,水蒸気改質や部分酸化などの化学反応に取り込んで発電することで,排熱の「質」の向上,すなわちエクセルギーを再生できる。本発表では,この「化学再生発電システム」について研究成果を紹介する。

 1.理論編
  ・化学・熱・電気エネルギー相互変換
  ・METI 省エネルギー技術戦略での位置づけ
  ・化学→熱→電気 変換パスの限界
  ・化学反応と組み合わせた熱利用の拡大概念
  ・エクセルギー再生のイメージ
  ・エクセルギー再生理解の図式例:変換ダイヤグラム、熱力学コンパス
  ・不可逆熱の利用からみた燃料電池
 2.実践編
  ・廃熱温度と化学再生の燃料・適用先
  ・化学再生サイクル
   ―システム構成
   ―天然ガスCRGTの熱・物質収支の例
   ―CRGT CHPシステムの出力特性
   ―温度による効率と出力の変化
   ―蒸気量による効率と出力の変化
   ―MWクラスの排熱回収機器
   ―外部廃熱化学再生システム 低温排熱利用のためのDME利用
   ―DME化学再生発電システム実証試験
   ―DME−改質ガス燃焼
   ―外部廃熱用低温触媒研究 CO高選択性触媒試験結果
  ・電気化学部分酸化によるエクセルギー再生
   ―炭化水素の部分酸化と熱取り込み比
   ―MGT+EPOxシステム
   ―SOFCモデル
   ―SOFCの発電効率と排熱再生効率
   ―システム性能計算
  ・まとめ
 3.質疑応答・名刺交換
(中垣 氏)
15:30
|
16:40
X.ロータリー熱エンジンによる利用困難な低温排熱からの発電技術の開発

 低温の廃棄熱はエネルギーの墓場と表現される程に利用が困難なエネルギーであり、大気などに放出して処理してきました。しかし、地球温暖化や原発削減を考えた場合に、膨大な量の低温排熱を有効な資源として、熱仕事効率は悪くとも活用する必要性があります。そのような未利用熱資源や廃棄熱を有効に利用するためのシステムとして、ランキンサイクルに容積型のエンジンを搭載して電力へのエネルギー変換に取り組んでいます。

 今回は低温熱源から効率良く電力に変換する技術として、当社のロータリー熱エンジンの特徴やシステム設計のポイントなどを説明します。

 1.ランキン・サイクルについて
 2.エキスパンダの種類と特徴
 3.容積型エンジンの利点
 4.外燃型ロータリーエンジン
 5.熱交換器の選定
 6.ヒートマスバランス
 7.自己消費電力について
 8.熱仕事効率と熱利用効率
 9.異なる沸点の作動流体の組合せによる高効率化
 10.太陽光熱エネルギーの電力化
 11.バイオマス発電への応用
 12.今後の課題
 13.コスト・経済性について
 14.質疑応答・名刺交換
(東 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。