TOP セミナー 書籍 社内研修 セミナーQ&A 書籍Q&A お問い合せ 会社概要

<セミナー詳細>

セミナーコード:20130604   このセミナーの受付は終了しています

≫「関連セミナー実績」


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、熱交換器設計のための総合的な基礎知識を始め、伝熱設計・振動解析のポイント、具体的な伝熱促進方法、
 設計プログラム・最適設計・適用規格・強度計算・構造設計・大型対応など伝熱設計及び機械設計の実際に至るまで、斯界の
 第一線でご活躍中の酒井氏、馬氏両講師に解説頂きます。

熱交換器の設計入門
〜エネルギー・環境関連、石油精製、石油化学、その他各種プラントの中で
使用される熱交換器の伝熱設計と機械設計のポイントについて詳説〜
●講 師 東洋エンジニアリング(株)
エンジニアリング統括本部
技術部長
技術士(機械部門)
酒井健二 氏
  ≪講師紹介≫
<職  歴>
S49年4月、東京工業大学修士課程を卒業後、東洋エンジニアリング(株)に入社。
H5年6月からH19年11月まで技師長を任命される。
H7年4月からH12年6月まで圧力容器担当部長を兼務する。
H19年12月より技術部長を任命される。
<業務内容>
入社以来一貫して圧力容器・熱交換器に関するエンジニアリングや機器開発を担当してきた。
現在は東洋エンジニアリング(株)において技術部長として圧力容器・熱交換器を中心とした
機器に関わる全社的な技術責任を負う立場にある。
また経済産業省、日本工業標準調査会の委員を始めとして圧力容器業界の委員会に数多く
参加している。
<受  賞>
H4年2月、新規開発した重質油分解反応器に対して燃料協会賞受賞。
H8年6月、新規開発したメタノール合成反応器に対して石油学会賞受賞。
<専門分野>
石油精製、石油化学、肥料プラント等の圧力容器・熱交換器関連のエンジニアリング、
ならびに新規プロセス用の反応器、熱交換器等の開発。
<保有資格>
技術士(機械部門)登録番号第50235号。(社)溶接協会溶接管理技術者特別級。

●講 師 東洋エンジニアリング(株)
エンジニアリング統括本部
機械エンジニアリング部
テクニカルエキスパート
工学博士
HTRI日本会員会長
馬 英 氏
  ≪講師紹介≫
<職  歴>
H1年3月、北海道大学博士課程を修了。
H7年11月に東洋エンジニアリング(株)に入社。
H15年6月よりテクニカルエキスパートを任命される。
<業務内容>
入社以来一貫して熱交換器の伝熱設計を担当してきた。
現在は東洋エンジニアリング(株)において伝熱設計技術の維持・向上、メーカ設計伝熱機器の
情報入手・評価、伝熱に関連する研究開発への参加等の活動を行う立場にある。
社外では工業規模熱交換器の伝熱メカニズムを研究し、設計プログラムを開発している世界で
有名な研究機関HTRI(本社はアメリカ)のタスクフォースメンバー、日本会員組織の会長を務め
ている。
<専門分野>
石油精製、石油化学、肥料プラント、下流化学品等、あらゆるプラントの熱交換器伝熱設計、
ならびに流動・伝熱関連の研究開発。
財団法人省エネルギーセンターより出版された「熱交換器ハンドブック」を執筆(共著)した。
●日 時 2013年 6月 13日(木) 10:00〜16:30
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,980円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,730円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
【受講対象】

エネルギー・環境関連、化学・石油化学など、各種プラントにおいて熱交換器を扱う、あるいは熱交換器に関心のあるエンジニア・技術・研究・開発・設計・生産・施設・運転管理のご担当の方など。
【予備知識】

上記対象者で工学の基礎に関する知識のある方であれば専門知識は特に必要ございません。
【習得知識】

工業用として使われる熱交換器の種類とその構造、伝熱設計の基本とその最適設計方法、機械設計の基本と熱交換器エンジニアリングの流れなどについて、より実際的な知識を習得することが出来る。
【講師の言葉】

 熱交換器(Heat Exchanger)は、文字通り、温度の異なる媒体間で熱を交換する機器の総称である。熱交換器は、エネルギー変換や物質変換プロセスに関わる大規模システムにおいて中枢機器の一つであると同時に、われわれの日常生活を見回しても、冷蔵庫、エアコン、湯沸器、自動車は言うまでもなく、パソコンやオーディオ装置といった本来は熱エネルギーの利用を目的でない機器にも内蔵されている、最も身近な機器の一つといえる。
 このように、熱交換器の適用対象は極めて広く、温度・圧力条件や作動流体も千差万別でその種類は非常に多い。
 ここではエネルギー・環境関連、石油精製、石油化学、その他の各種プラントの中で使用される熱交換器を中心にその種類や特徴、そして多管式熱交換器などの伝熱設計や構造設計の手順とそのポイント、最適設計のための配慮事項、更には近年要請されている熱交換器の大型化や使用条件の過酷化に対応するヒントなどを解説する。
【プログラム】

T.熱交換器の基礎知識と設計の考え方

 1.熱交換器の原理と構造
  (1)原理
  (2)基本構造 〜ノズル、各部品とその役割〜
  (3)伝熱機構 〜伝導伝熱、対流伝熱、輻射伝熱〜
  (4)流動特性と伝熱特性
 2.熱交換器の種類と特徴
  (1)多管式熱交換器
  (2)二重管式熱交換器
  (3)コイル形(単管式)熱交換器
  (4)プレート式熱交換器
  (5)空冷式熱交換器
  (6)特殊熱交換器
 3.熱交換器設計の考え方
  (1)設計フロー
  (2)伝熱性能に関する因子とは
  (3)強度設計に関する因子とは
  (4)構造設計に関する因子とは


U.熱交換器設計の手順

 1.伝熱設計のポイント
  (1)熱バランス、温度差、伝熱係数の求め方
  (2)対数平均温度差と温度差補正係数の求め方
  (3)管内外熱伝達率と流動損失の求め方
  (4)熱交換器のサイジング 〜形式選定、チューブサイズと配列〜
  (5)伝熱性能のチェックポイント
  (6)振動のチェックポイント
 2.熱交換器強度・構造設計のポイント
  (1)設計要求の確認
  (2)各部の強度設計 〜管板の板厚、本体フランジの最適設計〜
  (3)各部の構造設計
  (4)熱応力に対する考慮 〜熱衝撃対策、管板内温度差対策など〜
  (5)大型熱交換器設計の注意点
 3.熱交換器最適設計のポイント
  (1)伝熱係数を向上させる方法
  (2)圧力損失を減らす方法
  (3)プロセス条件の見直し 〜最適温度差、最適冷却水流量、メタル温度〜
  (4)保守を容易にする設計 〜管板の設計、管継ぎ手の設計〜
  (5)漏れに対する信頼性を向上させる方法 〜フランジの設計、特殊ボルト〜


V.熱交換器設計の実際

 1.伝熱設計プログラム 〜HTRI、HTFS〜
 2.適用規格 〜特定設備検査規則ASME、Sec.VIII、TEMA〜
 3.各部の材料選定
 4.強度計算プログラム
 5.熱交換器の製作と検査


W.質疑応答
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。

関連セミナー実績

2012. 8.23 熱交換器の設計入門
2011.10.13 熱交換器の設計入門
2010.12. 7 熱交換器の設計入門
2009.12. 9 熱交換器の設計入門
2008.12.10 熱交換器の設計入門
2008. 2.14 熱交換器の設計入門