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<セミナー詳細>

セミナーコード:20140812   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、低温排熱や低温排水などの有効利活用に関する各種ヒートポンプ及び蓄熱技術について、
 具体的な実施例・適用例を交え、斯界の第一線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

〜各種ヒートポンプ(吸収式、圧縮式、ターボ冷凍機、温水ターボ、空冷、蒸気供給)、
蓄熱技術(トランスヒートコンテナ、AQSOA)による〜
低温排熱(排水等)回収・利活用のための
要素技術・システムと高効率化に向けた開発及び適用事例
●講 師 早稲田大学 理工学術院
基幹理工学部 機械科学・航空学科 教授
環境エネルギー技術総合研究所 所長
博士(工学)
齋藤 潔 氏
  <講師紹介>
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術委員。
経済産業省総合資源エネルギー調査会臨時委員。
日本冷凍空調学会理事。
資源エネルギー庁「給湯機器の測定方法等検討事業検討委員会」委員長。
ルームエアコンJIS検討特別委員会委員。
●講 師 三機工業(株) エネルギーソリューションセンター
環境エネルギー推進部 部長
博士(環境学)
技術士(衛生工学・水道・総合技術監理部門)
岩井良博 氏
●講 師 三菱重工業(株) 機械・設備システムドメイン
冷熱事業部 大型冷凍機技術部 設計課 主任
淵本 剛 氏
●講 師 (株)神戸製鋼所 冷熱エネルギー部
技術室 ヒートポンプグループ 課長
飯塚晃一朗 氏
●講 師 三菱樹脂(株) 新規事業推進部
AQSOAグループ 担当部長
博士(工学)
窪川清一 氏
  <講師紹介>
三菱重工業(株)広島研究所、三菱化学(株)、三菱化学エンジニアリング(株)
にて蓄熱システム事業、三菱樹脂(株)にて吸着材事業に携わる。
現在、低温排熱利用技術を主とする環境エネルギー事業開発を主担。
●講 師 (株)日立製作所
日立研究所 機械研究センタ 主任研究員
藤居達郎 氏
●日 時 2014年 8月 22日(金) 9:30〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
9:30
|
10:40
T.圧縮式ヒートポンプの産業排熱の効果的活用に向けた技術開発

 1.圧縮式サイクル
 2.圧縮式サイクルの性能評価指標
 3.圧縮式の基本特性
 4.圧縮式サイクルの性能向上方策
 5.用途拡大
 6.排熱回収によるヒートポンプ単体としての理論的可能性と制約条件
 7.排熱を活用したヒートポンプを含むシステム全体としての現状と今後の可能性


U.吸収式ヒートポンプの産業排熱の効果的活用に向けた技術開発

 1.吸収式サイクル
 2.吸収式冷凍サイクルの性能
 3.吸収式冷凍サイクルの基本特性
 4.吸収式ヒートポンプサイクル
 5.吸収式冷凍機、ヒートポンプの技術開発動向
  〜単効用形、二重効用形、三重効用形、ジェネリンク、第一種吸収式、第二種吸収式
 6.機器性能
  〜COP、制御性・運転管理、制約条件(使用冷媒、スペース等)、経済性・環境負荷性
 7.機器選定のポイント
  〜選定の基本的な考え方、高効率運転方法、低コスト化
 8.高性能化技術
  〜再生可能エネルギー利用、新媒体
 9.排熱活用方法ならびに現状と今後の可能性
 10.質疑応答・名刺交換
(齋藤 氏)
10:50
|
11:40
V.潜熱蓄熱技術による200℃以下の低温排熱活用技術と事例

<講演要旨>
 これまで回収コストがかかり、また利用先が限定されるため、環境中に放出されていた低温排熱を効率よく回収・蓄熱し、利用する技術について説明する。特に当社独時の技術であるトランスヒートコンテナを中心に、これまでの実績と今後の展開について説明する。

 1.システムの特徴
 2.定置式システムへの応用
 3.国内関連法規への対応
 4.経済性評価
 5.導入事例
 6.関連補助金制度
 7.新たな取り組み
  〜太陽熱との組み合わせ、簡易移送型潜熱蓄熱装置
 8.今後の展望
 9.質疑応答・名刺交換
(岩井 氏)
12:30
|
13:30
W.排熱回収およびヒートポンプ熱源機器について

 1.ターボ圧縮機を用いた冷凍機(ターボ冷凍機)について
  (1)ターボ冷凍機の特徴
  (2)ターボ冷凍機の原理(冷凍サイクル等)
  (3)圧縮機について
 2.ターボ冷凍機の暖房用途への適用
  (1)熱回収型ターボ冷凍機
  (2)ターボヒートポンプ
  (3)適用事例
 3.温水ターボヒートポンプについて
  (1)温水ヒートポンプの特徴
  (2)温水ヒートポンプの原理
  (3)適用事例
 4.スクロール圧縮機を用いた空冷ヒートポンプについて
  (1)空冷ヒートポンプの特徴
  (2)空冷ヒートポンプの原理
  (3)適用事例
 5.質疑応答・名刺交換
(淵本 氏)
13:40
|
14:40
X.低温排水を利用した120〜165℃蒸気供給ヒートポンプの開発と導入事例

 1.蒸気供給ヒートポンプの概要と開発の背景
 2.蒸気供給ヒートポンプの構成及び特徴
  (1)ユニット構成
  (2)高温対応技術
   @圧縮機
   A冷媒・冷凍機油
   B取出蒸気圧力制御
  (3)性能
 3.蒸気供給ヒートポンプの導入分野とメリット
 4.蒸気供給ヒートポンプの導入事例
  (1)燃料用バイオエタノールについて
  (2)蒸気供給ヒートポンプ導入効果
 5.質疑応答・名刺交換
(飯塚 氏)
14:50
|
15:40
Y.潜熱蓄熱技術による産業排熱の有効利用に向けた開発動向と事例

<講演要旨>
 氷まくらや湯たんぽに代表されるように“蓄熱”という概念はその言葉が生まれるずっと以前から存在している。しかし最近ではこの身近な蓄熱技術がエネルギーシステムの高効率化や地球環境保護の観点において、エネルギーの時空的アンバランスに起因する諸問題を解決しうる一手段として重要な役割を果たすようになってきている。ここでは主に実用に供してきた潜熱蓄熱技術を適用した用途例やその課題点について紹介する。また開発中の水蒸気吸着材の吸着熱を利用する蓄熱技術について紹介する。

 1.潜熱蓄熱技術の原理と顕熱蓄熱との違いやその特徴
 2.これまでに検討・実用化されてきた潜熱蓄熱材料・蓄熱システム
  (1)電力負荷平準化システム
  (2)熱負荷平準化システム
 3.潜熱蓄熱技術の課題と研究開発の方向性
  (1)中温度(60〜120℃)に融点を持つ潜熱蓄熱材
  (2)高出力化、小型化、軽量化
  (3)コーポレートファイナンス
 4.水蒸気吸着材AQSOA(アクソア)を適用した低温排熱利用技術
  (1)AQSOAとは
  (2)吸着式冷凍機
  (3)デシカント除湿機
  (4)蓄熱技術への応用
 5.質疑応答・名刺交換
(窪川 氏)
15:50
|
16:50
Z.吸収式ヒートポンプによる低温排熱の有効利用と実用事例

<講演要旨>
 吸収式ヒートポンプは一般空調用の吸収式冷凍機技術を基礎として、電力をほとんど用いずに熱によって駆動される特徴を生かし、排熱を有効に活用して空調用の冷水や温水、産業用の蒸気などを生成する機器である。近年では低温排熱を中心とした熱エネルギーの活用需要が増大し、排熱投入型吸収式冷凍機、第二種吸収式ヒートポンプ、二重効用冷温水同時供給ヒートポンプ等の複合、応用サイクルが開発、実用化されている。作動媒体はいずれも冷媒に水、吸収剤として臭化リチウム水溶液を用いている。本稿では、低温排熱利用機器を中心に、これらのヒートポンプの種類と実用事例について紹介する。

 1.吸収式ヒートポンプによる低温排熱の有効利用
  (1)排熱温度からみた吸収式ヒートポンプの種類
  (2)各種吸収式ヒートポンプの代表的な用途
 2.排熱利用システムの実用事例
  (1)冷暖房用途における吸収式ヒートポンプの実用事例
   @温水焚一重効用吸収式冷凍機を用いたシステム
   A排熱投入型吸収冷温水機を用いたシステム
   B冷温水同時供給吸収式ヒートポンプを用いたシステム
  (2)産業用途における吸収式ヒートポンプの実用事例
   @低温吸収式冷凍機の実用事例
   A第一種吸収式ヒートポンプの実用事例
   B第二種吸収式ヒートポンプの実用事例
 3.おわりに
 4.質疑応答・名刺交換
(藤居 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。