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<セミナー詳細>

セミナーコード:20150219   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、午前(T部)に、水素含有ガスを燃料として発電するガスタービンについて、その開発状況と
 最新燃焼技術を三菱日立パワーシステムズの浅井様より、午後(U・V部)は、超臨界CO2ガスタービンによる
 高効率発電技術と、超臨界CO2サイクルを利用した火力発電システムについて、東京工業大学の宇多村先生、
 東芝の高橋様より、詳説頂きます。

新しいタービンと要素技術開発の動向と展望
〜水素含有ガスを燃料として発電する
ガスタービン技術(水素燃料対応ガスタービン)、
超臨界CO2ガスタービンによる高効率発電、
超臨界CO2サイクルを利用した火力発電システム〜
●講 師 三菱日立パワーシステムズ(株)  研究所
火力システム研究部 燃焼研究グループ
主席研究員
浅井智広 氏
  <略歴>
大阪府立大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻を卒業後、
2002年、(株)日立製作所 電力・電機開発研究所に入所。
以後、ガスタービン燃焼器の研究開発に従事。
2014年、三菱日立パワーシステムズ(株)に移籍。現在に至る。
<専門分野>
 ・流体力学、燃焼工学
 ・水素リッチ燃料焚きガスタービン燃焼器
 ・低質油焚きガスタービン燃焼器
<活動実績>
 ・動力エネルギー国際会議(ICOPE-15)論文委員(2014年〜)
 ・日本機械学会動力エネルギーシステム部門広報委員(2014年〜)

●講 師 東京工業大学 環境エネルギー機構
エネルギーセンター 高度エネルギー利用部門
原子炉工学研究所 研究員
(元)同大学 特任教授
工学博士
宇多村元昭 氏
  <略歴>
東京大学工学部原子力工学科卒業後、(株)日立製作所日立研究所に入所。
20年原子力安全研究、10年ガスタービンの設計・開発に従事した。
ALSTOM(Switzerland)を経て2004年東京工業大学客員教授に就任、
太陽熱発電、超臨界CO2ガスタービンの研究に従事。
2014年4月より同大学 研究員。現在に至る。
<専門および得意な分野・研究>
 エネルギー学、熱力学、ヒートポンプ
 超臨界CO2を作動媒体とする熱サイクルと熱交換器の設計
 ガスタービン吸気噴霧冷却システム
<本テーマ関連学協会でのご活動>
 ASME TURBO EXPOでの論文発表、パネラー
 ASME Fellow(2011〜)
●講 師 (株)東芝
電力システム社 火力・水力事業部
火力プロジェクト部 プロジェクト第二担当
高橋武雄 氏
●日 時 2015年 2月 18日(水) 10:30〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆1日受講            49,680円
 【1名につき(※テキスト代、消費税を含む)】
 (受講者が午前と午後で異なる場合でも可)
◆午前(T部)のみ受講    32,400円
 【1名につき(※テキスト代、消費税を含む)】
◆午後(U・V部)のみ受講  38,880円
 【1名につき(※テキスト代、消費税を含む)】

<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。
 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:30
|
12:30
T.水素燃料対応ガスタービン最新燃焼技術

<講演要旨>
 水素は将来の低炭素社会に向けた重要なエネルギー選択のひとつとして注目を集めている。
 本講演では、特に水素含有ガスを燃料として発電するガスタービンに焦点を当て、当社が開発中の最新燃焼技術の内容とその開発状況、そして今後の展開を概説する。

<プログラム>
 1.当社のガスタービンラインナップと運転実績
  ・ラインナップ
  ・運転実績
 2.水素燃料対応ガスタービン最新燃焼技術
  ・背景と技術課題
  ・水素燃料対応ガスタービン最新燃焼技術
  ・燃焼器の開発状況
  ・今後の展開
 3.質疑応答・名刺交換
(浅井 氏)
13:30
|
15:30
U.超臨界CO2ガスタービンによる高効率発電技術の現状と展望

<講師より>
 講師の研究グループは2011年4月、超臨界CO2ガスタービン発電の実証に世界で初めて成功した。
 本セミナーでは、この情報の開示を含め、理論から実践までを体系的に説明する。伝熱のプロなら、超臨界CO2ガスタービンを用いて、イメージするアプリケーションの概念設計ができる。アマテュアなら、従来の蒸気タービンやガスタービンと何処がちがうかを把握でき、新規の適用先を概念的に検討できるようになる。

<プログラム>
 1.超臨界状態とは?
  (1)物質の臨界点
  (2)臨界点近傍での物質の振る舞い
  (3)CO2の特性
 2.超臨界CO2ガスタービンの発電原理
  (1)実ガスでのガスタービンの正味仕事
  (2)圧縮係数の温度・圧力依存性
 3.熱サイクル
  (1)単純閉サイクルの特性と限界
  (2)分流サイクルによる特性改善
  (3)排熱回収サイクル
 4.再生熱交換器の設計
  (1)再生サイクルにおける再生効率の重要性
  (2)高性能・低圧損の伝熱面の開発
  (3)物性値が器内で大きく変化する場合の新設計法
 5.試験用ターボマシンの設計
  (1)翼車の型式選定と寸法最適化
  (2)動作線の導出
  (3)軸受け設計
 6.10kWベンチスケール試験
  (1)実験方法
  (2)ターボ機械特性の実測結果
   @圧縮機動力低減の実証
   A連続発電の実証
   B機器効率
   C風損ロス
  (3)再生熱交換器の特性の実測結果
  (4)スケールアップ機の特性予測
 7.再生可能エネルギー開発への適用
  (1)太陽熱発電
  (2)バイオマス発電
  (3)直接サイクルとCO2回収技術への応用
 8.米国サンディア国立研究所の研究事例紹介
 9.まとめと質疑応答、名刺交換
(宇多村 氏)
15:50
|
16:50
V.超臨界CO2サイクルを利用した火力発電システム

<講演要旨>
 地球温暖化対策(CO2排出削減)は火力発電システムの開発において継続的に取り組むべき最も重要な課題のひとつである。
 現在、東芝が開発を進めている環境にやさしい新しいコンセプトのCO2回収型超臨界CO2火力発電システムについて概説する。

<プログラム>
 1.CO2排出削減技術の必要性
 2.超臨界CO2サイクルを利用した火力発電システムとは
  ・熱サイクルの仕組み
  ・発電システムの特長
 3.技術開発課題と開発状況
  ・技術開発のホイント
  ・タービン・燃焼器の開発状況
 4.今後の展開
 5.質疑応答・名刺交換
(高橋 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。