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<セミナー詳細>

セミナーコード:20150416   このセミナーの受付は終了しています


      ※別画面で開きます
★本セミナーでは、燃料電池自動車(FCV)搭載用、水素輸送車両搭載用、水素貯蔵用高圧容器、タンク
 に焦点をあて、要求仕様、技術基準、製造方法ならびに、高圧鋼製蓄圧器、水素吸蔵合金低圧タンク、
 ハイブリッド水素容器、高圧水素ガスバリア材など、開発トレンドや設計留意点、技術課題を織り交ぜ、
 斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。

−燃料電池車(FCV)搭載用、水素ステーション用などを含めた−
高圧水素容器、タンクに関する技術開発動向と
要求仕様・規格及び設計留意点、展望
〜CFRP複合容器、アルミライナー、容器・配管用非金属材料、
高圧鋼製蓄圧器、水素吸蔵合金低圧タンク、ハイブリッド容器・バリア材料など〜
●講 師 JFEコンテイナー(株)
参与 高圧ガス容器事業部長
高野俊夫 氏
  【講師略歴】
JFEコンテイナー(株)にて、天然ガス自動車搭載用容器の開発、
燃料電池自動車搭載用容器の開発及びNEDO受託開発にて、
水素ステーション用スチールライナー複合容器の開発に従事。
現在に至る。

【専門】
金属材料、高圧水素貯蔵用CFRP容器の設計・製造、
天然ガス貯蔵用鋼製容器の設計・製造
技術士(金属分野)、博士(工学)

【本テーマ関連学協会での活動】
機械学会 圧水素機器研究分科会メンバー
(一社)日本産業機械工業会エンジニアリング部会 水素検討委員会 委員

●講 師 (株)日本製鋼所
研究開発本部 副本部長
博士(工学)
伊藤秀明 氏
●講 師 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
エネルギー・環境領域 電池技術研究部門
新エネルギー媒体研究グループ グループ長
博士(工学)
竹市信彦 氏
●講 師 日本合成化学工業(株)
研究開発本部 中央研究所
コアテクノロジー研究室長
渋谷光夫 氏
●日 時 2015年 4月 16日(木) 10:00〜16:50
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・4F会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む

<アカデミック割引>
【大学等の学校法人格を有している団体に在籍する方には割引制度があります。
 詳しくはこちらをご覧いただくか06-6358-0141までお問い合わせ下さいませ。】
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:00
T.自動車搭載用及び輸送及び水素ステーション貯蔵用高圧容器の
  要求仕様・規格と技術課題


<要旨>
 本講座では、以下の4点について解説する。
 @燃料電池自動車に水素を供給するシステムを構成する、燃料電池自動車搭載用、
  水素輸送車両搭載用及び水素貯蔵用高圧容器の要求仕様、関連する技術基準
 A容器・配管用非金属材料の基本物性
 B各種高圧容器の製造方法、要求仕様
 C各種高圧容器の開発のトレンドと技術課題

<プログラム>
 1.はじめに
 2.水素の供給プロセス
 3.容器・配管用非金属材料の基本物性
 4.各種の高圧水素容器
 5.CFRP高圧複合容器の製造方法
  (1)アルミニュウム合金(A6061)ライナの製造方法
  (2)ブラスティックライナ(PL)の製造方法
  (3)CFRP層の製造方法
 6.水素の急速充填時の温度挙動
 7.CFPP複合容器への要求仕様
  (1)各種の試験項目とその目的・概念
  (2)CNGV及びFCV搭載容器用技術基準の比較
 8.CFRP複合容器の設計上の留意点
  (1)CFRP層の設計
  (2)Type3 ライナ用アルミニュウム合金(A6061-T6)
   @水素脆化
  (3)Type4ライナ用プラスティック(PL)
   @口金用ステンレスの水素脆化
   A低熱伝導率
   B水素透過性能
   C繰返し高圧水素環境下でのPLライナの耐久性
 9.今後の課題
  (1)海外の技術基準の動向
  (2)規制緩和への取組
  (3)鉄鋼材料の高圧水素容器への適用
  (4)Type4容器用PLライナの耐久性の検証と開発
 10.まとめ
 11.質疑応答・名刺交換
(高野 氏)
13:00
|
14:10
U.水素ステーション用高圧鋼製蓄圧器、水素吸蔵合金を用いた
  低圧タンクの現状と今後の課題


 1.Cr-Mo鋼の蓄圧器への適用
 2.鋼製蓄圧器材料の安全性評価
 3.鋼製蓄圧器の軽量化に向けて
 4.水素吸蔵合金の特性
 5.水素吸蔵合金を用いた低圧タンク
 6.水素貯蔵に関わる今後の課題
 7.質疑応答・名刺交換
(伊藤 氏)
14:20
|
15:30
V.ハイブリッド水素容器の開発とその特性

<要旨>
 燃料電池を動力源として搭載した燃料電池自動車の燃料として水素が注目されている。
 燃料電池自動車は、ガソリン自動車と同等の航続距離を確保することが望まれ、それを可能とする水素貯蔵システムが必要である。しかし、従来の方法では、水素貯蔵特性、利便性、安全性、コストなどの面で一長一短があり決め手に欠いている。
 本セミナーでは、軽量複合高圧容器と水素貯蔵材料を組み合せたハイブリッド水素貯蔵容器、及び、本容器を用いた小型で軽量な水素貯蔵システムの設計や構築に関して紹介する。また、本水素貯蔵システムに必要な水素貯蔵材料や水素貯蔵システムの安全性に関しても紹介する予定である。

<プログラム>
 1.従来の水素貯蔵システム
  (1)高圧圧縮水素貯蔵
  (2)液化水素貯蔵
  (3)水素貯蔵材料による水素貯蔵
 2.ハイブリッド水素貯蔵システム
  (1)水素貯蔵システムの課題
  (2)ハイブリッド水素貯蔵容器の概要
  (3)ハイブリッド水素貯蔵容器の特性
  (4)ハイブリッド水素貯蔵システムの開発
  (5)水素貯蔵材料の特性と開発
  (6)ハイブリッド水素貯蔵システムの安全性
 3.まとめと課題
 4.質疑応答・名刺交換
(竹市 氏)
15:40
|
16:50
W.高圧水素ガスバリア材の開発と今後の課題

<要旨>
 アモルファスビニルアルコール系樹脂やエチレンビニルアルコール系樹脂は、PEの20万倍〜7000倍ものガスバリア性を示す機能性材料であるが、高圧下(70MPa〜)水素環境下で使用するにあたり結晶領域と併せて非晶領域の理解が不可欠である。
 今回、ガスバリア材の分子空隙サイズを支配する各因子の一般的考察と併せて、水素透過度と固体NMR13C核スピン-格子緩和時間T1Cによる分子運動性の調査及び水素耐性と柔軟性を付与するためのポリビニルアルコール系樹脂のポリマーアロイ化検討例やナイロン系樹脂評価例などを紹介する。

<プログラム>
 1.はじめに
  (1)水素耐性を有する樹脂開発に関わる留意ポイント
  (2)水素バリア性及び耐ブリスタについて
 2.樹脂の水素透過度と分子運動性の関係
  (1)酸素透過度と自由体積空孔サイズの関係
  (2)高性能ガスバリア材の設計思想
  (3)アモルファスビニルアルコール系樹脂
 3.高圧水素ガス溶解量及び耐ブリスタ性を有するポリマーアロイの設計
  (1)水素耐性を有するバリア樹脂の選定
  (2)ポリマーアロイの設計
  (3)70MPa曝露試験前後のポリマーアロイの分子運動性と水素バリア性への影響
  (4)SSRT(水素脆化感受性)、形態観察
 4.高圧水素ガスバリア性の検証
  (1)高圧水素用多層ホースでの検討例
  (2)超高圧ガス用複合材料容器用バリア材試験片による性能評価
 5.まとめと課題
 6.質疑応答・名刺交換
(渋谷 氏)
−名刺交換会−
セミナー終了後、ご希望の方はお残り頂き、講師と参加者間での名刺交換会を実施させて頂きます。