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<セミナー詳細>

セミナーコード:20180218   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、下記の方々を受講対象に植物工場の5つの事項からみた黒字化のポイント、
 最適なLED照射方法(執行法)ならびに事例からみた成功・失敗分析、これからの狙い目など
 ハード・ソフト両面について、丸尾氏、執行氏、三輪氏から詳説頂きます。
 @植物工場「プラント開発」「栽培設備開発」への新規参入を考えている方。
 A既に「プラント販売」「栽培設備販売」を行っておりレベル向上を目指す方。
 B「植物工場を運営・野菜販売」など新規参入を考えている方。
 C既に「植物工場を運営・野菜販売」などしており、設備・事業のレベル向上を目指す方。

植物工場黒字化・生産効率向上法と
失敗しない進め方(失敗・成功事例分析)
●講 師 千葉大学大学院
園芸学研究科 教授
丸尾 達 氏
●講 師 山口大学大学院
創成科学研究科(農学系学域) 教授
執行正義 氏
●講 師 (株)日本総合研究所
創発戦略センター シニアスペシャリスト(農学)
三輪泰史 氏
●日 時 2018年 2月 20日(火) 10:00〜16:20
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 49,680円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)
※テキスト代、昼食代、お茶代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
10:00
|
12:00
T.植物工場黒字化の近道:専用品種の利用・育成の現状と可能性について

 太陽光利用型植物工場、完全人工光型植物工場いずれのタイプの植物工場でもコスト縮減が最大の課題である。
 講座では、植物工場のコスト縮減に最も有効な手法であると思われる専用品種の利用・育成に関わる手法・基本コンセプト、可能性、現状と課題等について下記の5つのポイントに集中して講義する。
ポイント@ 人工光型植物工場における専用品種導入の意義と事例紹介
ポイントA 太陽光型植物工場における専用品種導入の意義と事例紹介
ポイントB 専用品種選定のポイント
ポイントC 専用品種育成の可能性、具体的な方法
ポイントD 植物工場の育種利用


 1.はじめに
  1.1 本講義の狙い(専用品種の利用・育成の現状と可能性)について
  1.2 植物工場の定義
  1.3 太陽光利用型植物工場の特性課題
  1.4 人工光型植物工場の課題
  1.5 植物工場の最近の話題について
 2.人工光型植物工場における専用品種導入の意義と事例紹介
  2.1 何故専用品種の導入が有効か?(人工光型植物工場)
  2.2 導入によりどのような効果が期待できるか?(人工光型植物工場)
  2.3 レタス工場における事例と可能性
  2.4 専用品種導入による生産性向上の可能性と限界について(人工光型植物工場)
 3.太陽光型植物工場における専用品種導入の意義と事例紹介
  3.1 何故専用品種の導入が有効か? (太陽光利用型植物工場)
  3.2 導入によりどのような効果が期待できるか?(太陽光利用型植物工場)
  3.3 葉菜類工場における事例と可能性
  3.4 果菜類工場における事例と可能性
  3.5 専用品種導入による生産性向上の可能性と限界について(太陽光利用型植物工場)
 4.専用品種選定のポイント
  4.1 人工光型植物工場における専用品種選定のポイント1
  4.2 人工光型植物工場における専用品種選定のポイント2
  4.3 太陽光型植物工場における専用品種選定のポイント1
  4.4 太陽光型植物工場における専用品種選定のポイント2
 5.専用品種育成の可能性、具体的な方法
  5.1 専用品種の育種は可能か?
  5.2 レタスの育種方法について
  5.3 レタス育種のポイント
  5.4 必要なコスト・時間
 6.植物工場の育種利用
  6.1 植物工場を育種に使うメリット
  6.2 世界の動き
  6.3 フェノタイピングとビッグデータマイニング技術の活用と育種効率の飛躍的向上
  6.4 世代促進技術
 7.まとめ
  7.1 植物工場専用品種の導入の意義とその威力について
  7.2 植物工場の育種的利用について
 8.質疑応答・名刺交換
(丸尾 氏)
13:00
|
14:30
U.植物工場の生産効率向上(執行法)

 植物工場、特に、完全閉鎖型施設の場合、植物の成長に利用される外的要因(水、養分、大気、光など)を全てコントロールできるので、計画的な農業生産を押し進める上で有効なツールと思われる。しかし、建設・稼動に掛かるコストの費用配分を考える上で鍵となる新技術を開発する必要があり、新たなアイディアを次々と生み出して生産現場に投入できる工場経営者が最終的には生き残り、持続可能な食料生産に貢献するモデルを創造することになるのだろう。以上より、山口大学農学部の野菜園芸学研究室では、新規LED照射技術等を植物工場での野菜生産に適用することを目指し、様々な品目を植物材料として小型人工気象器や植物工場での各種栽培試験を実施している。

 1.植物工場における光環境制御
 2.ユニークな照明装置の開発
 3.様々なLEDを利用したリーフレタスの栽培方法と高付加価値化技術の開発
  3.1 白色LED,赤色LEDおよび赤色LED+αを用いた可能性試験
  3.2 近紫外LEDによる高付加価値化試験
 4.赤色と青色のLEDがリーフレタスの生育に及ぼす影響について
 5.赤色と青色のLEDの交互照射がリーフレタスの生育に及ぼす影響について
 6.植物工場研究の今後の展望
 7.質疑応答・名刺交換
(執行 氏)
14:50
|
16:20
V.失敗しない植物工場ビジネスの進め方と成功・失敗事例分析

 農業参入企業や大手農業法人を中心に、植物工場に対する投資が引き続き積極的に行われている。植物工場ビジネスに成功して更なる設備増強を進める事業者がいる一方で、一部の植物工場は経営不振により破綻に至るケースも散見される。
 成功事例・失敗事例を踏まえると、綿密な事業戦略を立案し、適切な技術や事業パートナーを選定すれば、植物工場ビジネスの成功確率が大幅に上がることが分かる。裏を返せば、事前の検討が不十分なまま、単にメーカーから植物工場設備を購入するだけでは植物工場ビジネスで成功を収めることは不可能である。
 本講義では先行事例を題材に取り上げつつ、植物工場ビジネスで成功するための戦略・計画の立案について解説する。


 1.植物工場ビジネスの市場動向、政策動向
  1.1 植物工場マーケットの概観
  1.2 植物工場に関する政策動向・規制緩和
 2.儲かる植物工場ビジネスとは?
  2.1 「植物工場は儲からない」説をどう捉えるべきか
  2.2 儲かる植物工場ビジネスのための事業戦略
  2.3 植物工場のポテンシャルを活かした商品戦略、マーケティング
  2.4 植物工場の人材戦略
 3.先進事例はなぜ成功できたのか?(成功・失敗事例の分析)
  3.1 先進事例にみる成功要因(マーケティング、技術、ビジネスモデル等)
  3.2 失敗事例はどのようにして起きてしまったのか
 4.収益向上のための先進技術の使いこなし方
  4.1 植物工場で普及が期待される先進技術
  4.2 潜在ニーズを掘り起こすオーダーメイド型植物工場
  4.3 植物工場メーカーのサポートメニューの有効活用
 5.質疑応答・名刺交換
(三輪 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。