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<セミナー詳細>

セミナーコード:20180409   このセミナーの受付は終了しています


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★本セミナーでは、灰(石炭灰、バイオマス灰、ごみ焼却灰、汚泥焼却灰)の有効利用への取組みと
 技術・研究開発動向について、斯界の最前線でご活躍中の講師陣に詳説頂きます。
★4月17日のみ、4月27日のみのご受講も受け付けております。

灰【石炭灰、バイオマス灰、焼却灰(ゴミ・汚泥)】の
有効利用への取組みと技術/研究開発動向
●講 師 (一財)石炭エネルギーセンター 技術開発部 次長 松田裕光 氏
●講 師 東京電力ホールディングス(株)
経営技術戦略研究所 技術開発部 材料・化学エリア
兼 福島廃炉技術開発推進室 主幹研究員
梅田陽子 氏
●講 師 前橋工科大学工学部 社会環境工学科 准教授 佐川孝広 氏
●講 師 (株)フジタ 技術センター 環境研究部 主任研究員 久保田 洋 氏
●講 師 (株)ゼロテクノ 代表取締役
大分大学名誉教授
佐藤嘉昭 氏
●講 師 (一財)電力中央研究所 エネルギー技術研究所
火力運用保守領域  上席研究員
日恵井佳子 氏
●講 師 (株)森のエネルギー研究所 チーフプランナー 大矢 仁 氏
●講 師 JFEエンジニアリング(株)
環境本部 PPP事業部 技術室
明石哲夫 氏
●講 師 (国研)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター
循環利用・適正処理処分技術研究室 室長
肴倉宏史 氏
●講 師 (国研)産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター
触媒固定化設計チーム 主任研究員
深谷訓久 氏
●講 師 三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)
プラント事業部 エンジニアリング総括部長
白井利昌 氏
●講 師 神戸市建設局 下水道部 水質計画担当課長 梶本 力 氏
●講 師 日本燐酸(株) 新事業企画マネージャー 用山徳美 氏
●日 時 2018年 4月 17日(火) 9:30〜17:00
2018年 4月 27日(金) 9:30〜17:00
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!
●受講料 ◆2日間(4月17日と27日)受講  79,920円
  【1名につき(※受講者が4月17日 と 4月27日で異なる場合でも可)】
◆4月17日のみ受講  49,680円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】
◆4月27日のみ受講  49,680円
  【1名につき(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,280円)】
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
4月17日(火)
9:30
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10:20
T.石炭ガス化溶融スラグの利用技術と骨材としての規格化推進

 JCOALは、高効率次世代火力として期待されている、石炭ガス化複合発電(IGCC)プラントから副生する石炭ガス化溶融スラグの有効利用推進に向け、コンクリート用細骨材(砂代替)としての規格化の検討をNEDO委託事業として行っている。同ガス化スラグが有効利用されることで、IGCCの経済的競争力が確保され、国内での普及ならびに海外展開が進み、CO2対策に貢献できるとともに、天然の砂や岩石(砕砂原料)の使用量が削減され、環境破壊を抑えることができる。同スラグの特性と細骨材としての適用性ならびに規格化に向けた取り組みについて紹介する。

 1.石炭ガス化溶融スラグの特性
 2.コンクリート用細骨材としての適用性
 3.スラグ骨材としての規格化
 4.利用拡大に向けた取り組み
 5.質疑応答・名刺交換
(松田 氏)
10:30
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11:20
U.マイクロ波を応用した石炭灰由来ゼオライトの簡易合成

 石炭灰の有効利用技術の一つとして、アルカリ条件下で加熱してゼオライトを合成する技術が知られている。本発表では、従来よりも短時間かつ安価で合成することを目的としたマイクロ波を用いた石炭灰ゼオライトの合成の試み、生成したゼオライトの除染材への適用の試み、さらには、環境負荷を低減させることを目的とした反応溶液リサイクル合成法の試みについてご紹介する。

 1.マイクロ波を用いた石炭灰由来ゼオライトの合成、性能評価
 2.石炭灰由来ゼオライトの除染材への適用
 3.製造廃液の低減を目指した反応溶液リサイクル合成法
 4.従来法との消費エネルギーの比較
 5.質疑応答・名刺交換
(梅田 氏)
11:30
|
12:20
V.木質バイオマス焼却灰の建設材料への適用

 建設材料への適用に要求される灰の特性について概説し、木質バイオマス焼却灰のポゾラン反応性の評価、セメント混和材およびジオポリマーの活性フィラーへの適用事例を紹介する。

 1.建設材料への適用に求められる灰の特性
 2.木質バイオマス焼却灰のポゾラン反応性の評価
 3.木質バイオマス焼却灰のセメント混和材およびジオポリマー活性フィラーへの適用
 4.質疑応答・名刺交換
(佐川 氏)
13:10
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13:50
W.焼却灰の塩類等の溶出挙動とオンサイト安定化促進処理
 〜一般廃棄物を中心に木質バイオマス焼却灰を含め〜


 焼却灰の安定化処理は、最終処分場の負荷軽減やリサイクルの促進において重要な技術である。本発表では、安定化処理の基礎となる焼却灰中の塩類等の溶出性について、一般廃棄物や木質バイオマス由来の焼却灰のデータを交えて解説する。安定化促進処理としての散水・通気処理の効果について、カラム試験の結果を説明するとともに、同処理をオンサイトで実施する技術の実証試験結果についても紹介する。

 1.焼却灰の溶出性評価
 2.散水・通気処理の効果
 3.オンサイト安定化促進処理
 4.質疑応答・名刺交換
(久保田 氏)
14:00
|
14:50
X.高品質な加熱改質フライアッシュ(CfFA)の製法と適用事例

 石炭火力発電所から排出されるフライアッシュはコンクリートの品質向上に寄与する混和材料(JIS A 6201 コンクリート用混和材料)として古くから認知されているが、広く一般に普及しないまま今日に至っている。その理由の一つとして、フライアッシュ中に含まれる未燃カーボン量(未燃カーボン量は強熱減量と非常に高い相関があり、一般に強熱減量で代替)が常に変動することが挙げられる。 そこで、本発表では、強熱減量が1%以下の加熱改質フライアッシュ(Carbon-free Fly Ash)の製造方法とCfFAの特徴、CfFAを混和したコンクリートの特性、それに、実構造物への適用例、について紹介する。

 1.フライアッシュの現状
 2.加熱改質処理方法とCfFAの特徴
 3.CfFAコンクリートの特性
 4.実構造物への適用例
 5.質疑応答・名刺交換
(佐藤 氏)
15:00
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15:50
Y.未焼成貝殻砕粉を配合した港湾土木用途フライアッシュ混合材料の研究開発

 電気事業から大量に発生するフライアッシュと、これと同様に有効利用が望まれるホタテ貝殻等漁業系副産物を配合した港湾土木資材(FA−Shell Block)の研究開発について紹介する。

 1.フライアッシュと貝殻砕粉の粉体物性
 2.FA−Shell Blockの調製方法
 3.材料強度物性ならびに実海水下での生物親和性 他
 4.質疑応答・名刺交換
(日恵井 氏)
16:00
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17:00
Z.木質バイオマス燃焼灰の利用可能性について

 木質バイオマス利用が増加している昨今、燃料利用に伴い発生する燃焼灰の処理が課題となっている。
 多くの場合は産業廃棄物として処理されているが、ピュアな木材のみの燃焼により発生した燃焼灰は有効利用が可能である。
 本講演では木質バイオマス燃焼灰を有効利用するための条件について整理し、行政による指針等の策定状況や、木質バイオマス燃焼灰の有効利用事例などを紹介する。


 1.木質バイオマス燃焼灰有効利用のための条件整理
 2.行政による指針等策定状況
 3.木質バイオマス燃焼灰の利用事例
 4.質疑応答・名刺交換
(大矢 氏)
4月27日(金)
9:30
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10:30
T.都市ごみ溶融スラグの有効利用事例とJIS化の取組み

 都市ごみ溶融スラグ(エコスラグ)の全国の生産状況ならびに有効利用状況と、代表的な溶融スラグ有効利用事例を、日本産業機械工業会のエコスラグ利用普及委員会の最新の調査報告をもとに紹介する。また、溶融スラグの有効利用の普及のため進めてきたJIS化ならびにJIS改正の規格化への取組について紹介する。

 1.溶融スラグの全国の生産状況
 2.溶融スラグの全国の利用状況
 3.溶融スラグの有効利用事例
 4.溶融スラグのJIS化とJIS改正の取組
 5.溶融スラグの利用促進に向けての課題と展望
 6.質疑応答・名刺交換
(明石 氏)
10:40
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11:40
U.都市ごみ焼却残渣の有効利用に関する課題と展望

 PART1では、都市ごみ焼却残渣の発生と有効利用の現状について基本的な情報を解説するとともに、焼却過程における有用・有害元素の挙動について解説する。PART2では、海外における焼却残渣の有効利用の実態について、欧州と台湾を主な事例として紹介する。PART3では、今後の展望を示す。

 1.都市ごみ焼却残渣の発生と有効利用の現状と課題
 2.海外における焼却残渣の有効利用の実態
 3.都市ごみ焼却残渣有効利用の今後の展望
 4.質疑応答・名刺交換
(肴倉 氏)
12:30
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13:30
V.砂・燃焼灰・溶融スラグを原料とする機能性素材の開発

 砂や植物の燃焼灰、都市ごみ焼却灰由来の溶融スラグなど、安価で豊富に存在するケイ素源を利用して、ケイ素化学産業の基幹原料に変換する技術について紹介する。

 1.ケイ素化学産業の構造と課題
 2.砂や植物の燃焼灰を原料とするケイ素化学産業基幹原料の製造
 3.都市ごみ焼却灰由来の溶融スラグを原料とする機能性材料の製造
 4.質疑応答・名刺交換
(深谷 氏)
13:40
|
14:40
W.焼却主灰の水洗脱塩によるセメント原料化

 都市ごみ焼却施設から排出される焼却主灰をセメント原料化する際に、問題となる塩素分低減に着目した焼却灰の水洗脱塩システム『SMASHシステム』の開発経緯から概要、そして実機プラントでの焼却主灰の有効利用状況について紹介する。

 1.はじめに
 2.開発経緯
 3.システム概要
 4.実機プラント概要
 5.有効利用状況
 6.質疑応答・名刺交換
(白井 氏)
14:50
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15:50
X.神戸市における下水汚泥焼却灰のアスファルトフィラーへの利用

 神戸市では、平成13年から民間プラントでの下水汚泥焼却灰入り「アスファルト合材」製造事業を実施し、現在では焼却灰有効利用の柱となっている。今回は、本事業の技術面よりも、むしろ事業としての特徴―――ささやかな規模ではあるが、経済性と有効利用を両立している―――である事業の「仕組み」の面から、スタートから公共工事での原則使用に至るまでの経緯を中心に本事業の特徴を紹介したい。
(梶本 氏)
16:00
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17:00
Y.下水汚泥焼却灰からの肥料用リン酸製造事業

 日本は肥料用のリン酸製造の原料であるリン鉱石はすべて海外から輸入している。リン資源の循環型社会の実現に向け、講演者らは国内の未利用リン資源としてリン賦存量の大きい下水汚泥の焼却灰のリン酸製造への再資源化事業に取り組み、焼却灰の使用量3,000t/年(リン鉱石に対して2.5%混合使用)の再資源化事業を計画した。平成25年からリン酸製造プラントにて計画年間3,000t使用にて商業的な使用を開始した。本講演では、焼却灰のリン酸製造原料として実験室規模の適用性評価試験から実用化にいたるまでのアプローチと再資源事業計画の概要、そしてその現在の状況と今後の課題について紹介する。

 1.はじめに
 2.リン資源を巡る環境
 3.焼却灰の利用の動機
 4.焼却灰使用事業の概要
 5.事業化までの経緯
 6.焼却灰の実用運転の状況
 7.燐酸製造において
   焼却灰使用増量のための技術課題

 8.終わりに
   燐酸メーカーのリンリサイクルにおける役割

 9.質疑応答・名刺交換
(用山 氏)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。