<セミナー詳細>

セミナーコード:20240612   受講お申し込みは、画面下の「受講申込」ボタンから

★本セミナーでは、水素が引き起こす様々な金属材料の損傷から、提案されている水素脆化機構、
  水素脆化特性評価及び水素可視化法など様々な解析法、防止法例に至るまで、斯界の最前線で
  ご活躍中の秋山博士に詳しく解説頂きます。

高強度鋼の水素脆化とその評価・解析技術
●講 師 東北大学 金属材料研究所 教授 秋山英二 氏
 会 場 
  <講師紹介>
1991-1999 東北大学金属材料研究所
1997-1999 オハイオ州立大学
1999-2001 金属材料技術研究所
2001-2016 物質・材料研究機構
2002-2003 マックスプランク鉄鋼研究所
2016-現在 東北大学金属材料研究所
●日 時 2024年 6月 18日(火) 10:20〜16:20
●会 場 東京・新お茶の水・連合会館(旧 総評会館)・会議室  》》 会場地図はこちら 《《
※急ぎのご連絡は(株)技術情報センター(TEL06-6358-0141)まで!!

※本セミナーは、会場での受講またはライブ配信(Zoom)での受講も可能です。
※セミナー資料(テキスト)はセミナー開催日の直前にデータ(pdf)でお送り致します。
※ライブ配信に関する 》》よくあるご質問はこちら 《《 から。

※アーカイブ受講可能
 (当日受講及びアーカイブ受講の両方をご希望の方はそれぞれ受講料を頂戴致します。)
  1.受講料は同額となります。
  2.恐れ入りますが、講師への質問は受付できません。
  3.開催日より7〜10営業日以降に配信の準備が整いましたらご連絡致します。
  4.ご都合の良い日をお伺いし、視聴用URLなどをお送り致します。
  5.動画の公開期間は公開日より3日間となります。

●受講料 49,940円(1名につき)
(同時複数人数お申込みの場合1名につき44,440円)
※テキスト代、消費税を含む
●主 催 (株)技術情報センター

●セミナープログラム●
<習得知識>


 水素脆化に関する基盤的な知見と、これまでに用いられてきた、あるいは現在提案されている評価法
 水素脆化特性の研究や試験に用いられる基盤的な手法や新規な解析手法
 水素脆化を抑制するための方策
<受講対象>


 鉄鋼材料等の金属材料のメーカーあるいはそれを用いた製品を製造・使用する等産業に関わる方や、国研、試験研究機関等に従事され、水素脆化に関しての課題、あるいは興味、関心を持たれる方。予備知識としては、材料科学に関する基礎的な知識を持たれていることが望ましい。
<講演要旨>


 水素脆化に関する最初の論文が報告されたのは150年程の昔である。水素脆化の問題は、高度経済成長期に建設された長大橋で用いられた高力ボルトの遅れ破壊が問題になったのを契機に、研究が盛んに行われるようになった。今日では、カーボンニュートラルの実現に向けて、我が国の二酸化炭素排出の約2割を占める自動車からの排出を削減するため、車体軽量化のための鋼板の高強度化が進められているが、一般に高強度化によって水素脆化感受性が高まることが懸念される。また、クリーンエネルギーとしての水素利用に伴い、高圧の水素ガス環境にさらされる金属材料の安全性もまた重要な課題となっている。
 本セミナーでは、水素が引き起こす様々な金属材料の損傷や、提案されている機構について触れるとともに、高力ボルト用鋼や鋼板を対象とした水素脆化特性評価法について解説する。また、金属構造材料中への腐食による水素侵入挙動、金属中の水素の定量分析法や、水素脆化プロセスを検討するための水素可視化法などの、様々な解析法についても解説する。
【プログラム】

1.はじめに


2.水素が引き起こす金属の損傷

 2.1 水素侵食
 2.2 白点・毛割れ
 2.3 水素誘起割れと硫化物応力腐食割れ
 2.4 遅れ破壊


3.水素脆化の機構

 3.1 水素の侵入
 3.2 提案されている水素脆化機構


4.水素脆化特性の評価

 4.1 評価法の変遷
 4.2 暴露試験
 4.3 力学特性評価
 4.4 水素侵入特性評価


5.水素脆化解析手法

 5.1 水素昇温脱離分析
 5.2 金属組織観察
 5.3 水素可視化法


6.水素脆化防止法例


7.おわりに


8.質疑応答(適宜)
− 名 刺 交 換 な ど −
セミナー終了後、ご希望の方はお残りいただき、
講師とご受講者間での名刺交換ならびに講師へ個別質問をお受けいたします。

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