第1講 シルセスキオキサン
〜有機―無機複合体のビルディングブロックとしての可能性〜
伊藤 真樹 ダウコーニング アジア(株) 研究・情報センター
AssociateResearch Scientist
1.はじめに
2.シルセスキオキサンの合成法
3.ポリシルセスキオキサンの構造解析
4.シルセスキオキサンを構成要素とした有機―無機複合体
4.1 官能基を持った不完全縮合ケージを用いたもの
4.2 一官能性八量体ケージを用いたもの
4.3 八官能性八量体ケージを用いたもの
4.4 ポリシルセスキオキサンを用いた有機―無機複合体
4.5 有機基により連結されたトリアルコキシシランを用いたもの
5.おわりに
第2講 ゾル―ゲル法を利用した精密複合設計
越智 光一 関西大学工学部応用化学科教授
1.はじめに
2.エポキシ―シリカハイブリッド材料の調製とその特徴
2.1 アルコキサイドの縮合反応
2.2 ハイブリッド体における水素結合
2.3 エポキシ―シリカハイブリッド体の調教
3.エポキシ―シリカハイブリッド体の材料特性
3.1 ハイブリッド体の粘弾性特性と相構造
3.2 ハイブリッド体の材料特性
4.おわりに
第3講 有機―無機複合体のキャラクタリゼーションの新しい取り組み
柴山 充弘 東京大学物性研究所附属中性子散乱研究施設教授
1.はじめに
2.光散乱によるゲル化解析
2.1 ゲル化点の測定法
2.2 静的光散乱と動的光散乱
2.2.1 原理
2.2.2 測定結果
2.3 高分子溶液と高分子ゲルの光散乱
2.4 動的光散乱の測定
2.4.1 TMOSにおける動的光散乱の測定
2.4.2 牛乳を用いた動的光散乱の解析
2.4.3 成熟ゲルと未成熟ゲル
2.4.4 モノマー濃度を変化させての解析
2.4.5 架橋剤の有無による分布関数の違い
2.5 ゾル―ゲル転移
3.シリカゲルのゲル化解析
3.1 ゲル化点決定の4手法の確認
3.1.1 TMOSのゲル化過程
3.1.2 アクリルアミドのゲル化過程
3.1.3 ゲル化過程決定の4手法のまとめ
3.2 酸性および塩基性触媒を用いて得られるゲル化過程の比較
3.3 有機―無機ポリマーハイブリッド
3.3.1 ポリマーハイブリッド
3.3.2 ポリマー存在時におけるTMOS
3.4 IPNゲル
3.4.1 TMOSで単体のゲル化過程
3.4.2 スチレンとジビニルベンゼン共重合体のゲル化過程
3.5 シリカゲルのゲル化解析のまとめ
4.結論
5.おわりに
第4講 バイオアクティブナノ複合材料
尾坂 明義 岡山大学工学部生物機能工学科教授
1.はじめに
2.セラミックスについて
2.1 セラミックスの特徴
2.2 生体活性
3.セラミックス・ポリマー複合体
3.1 セラミックスとポリマーの接点
3.2 使用材料
3.3 ビニルトリメトキシシラン(VTMS)について
3.4 ポリマーの複合
4.天然ポリマー系ハイブリッド
4.1 ゼラチン―シロキサンハイブリッドの試み
4.2 フリーズドライによる多孔化ハイブリッド
5.グラフティング
6.おわりに
第5講 ジメチルシロキサン系有機―無機ハイブリッド
片山 真吾 新日本製鐵(株) 技術開発本部先端技術研究所 界面制御研究部主任研究員
1.はじめに
2.金属アルコキシドを利用した無機成分の導入
2.1 金属アルコキシドを利用した溶液の反応
2.2 ハイブリッドの作製
2.3 ハイブリッド内の無機成分の形態
3.有機―無機ハイブリッドの機械的特性および応用
4.おわりに
第6講 ゾル―ゲル法による
有機―無機ハイブリッドポリマーバリヤーコーティング包材
吉井 詢二 古林紙工(株) 技術顧問
1.はじめに
2.ゾル―ゲル法のメリット・デメリット
3.アメリカでの開発事例
4.日本における開発事例
5.おわりに
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