第1講 日産ADバン天然ガス自動車の開発
吉川 嘉郎 日産車体(株) 技術開発室 部長格専任
1.日産自動車(株)の環境への取組み
1.1 日産自動車(株)の環境に対するスタンス
1.2 日産自動車(株)の取組み
1.3 「環境と走り3−2−1」達成レベル
1.4 主な代替燃料車の技術的評価
1.5 天然ガス自動車普及の意義
2.日産・新型ADバンCNG車
2.1 9の革新
2.1.1 ULEV ― 超−低排出ガス車 ―
2.1.2 航続距離
2.1.3 広い荷室
2.1.4 高い安全性、信頼性
2.1.5 動力性能
2.1.6 インライン化量産
2.1.7 サービス体制
2.1.8 高品質
2.1.9 衝突安全性
2.2 新型ADバンCNG車の優れた性能
2.2.1 車両レイアウト
2.2.2 排気性能
2.2.3 航続距離
2.2.4 動力性能
2.2.5 積載量
2.2.6 点検・整備性
2.2.7 安全性
2.2.8 高品質
2.3 燃料系システム
2.4 車両重量増加
2.5 排出ガス
2.6 排気ガスと燃費の両立
2.7 エンジンシステム
2.8 燃料系安全制御
2.9 ランニングコスト
2.10 衝突安全性能
2.11 燃料メーター
2.12 燃料系・点検整備性
第2講 自動車の低公害化と代替燃料技術に関する現状と将来動向
大聖 泰弘 早稲田大学 理工学部 機械工学科 教授
1.はじめに
2.わが国の現状
2.1 環境悪化問題
2.2 自動車排出ガス規制
2.3 CO2低減対策
2.4 日本における低公害車の取組み
2.5 アメリカにおける低公害車の取組み
3.ガソリン車とディーゼル車の対応技術
3.1 ガソリンエンジン
3.2 ディーゼルエンジン
4.各種の低公害車、代替燃料車、低燃費車の対応技術と課題
4.1 電気自動車の現状
4.2 EUの取組み
4.3 ハイブリッド電気自動車
4.4 天然ガス自動車
5.低公害車と代替燃料車の普及に向けての方策
第3講 メタンハイドレートと自動車用燃料の将来
兼子 弘 東京ガス(株) 研究開発部 研究企画グループ 担当部長
1.資源としてのメタンハイドレート
1.1 メタンハイドレートの研究の歴史
1.2 メタンハイドレートの概要
1.3 メタンハイドレートの外見
1.4 海底と凍土地帯のメタンハイドレート
1.5 メタンハイドレートの構造と物性
1.6 メタンハイドレートの現状
1.7 日本のメタンハイドレート
1.8 資源の定義
1.9 今後の日本の天然ガス利用
1.10 LNG対パイプラインの経済性
2.エネルギー輸送手段としてのハイドレート
2.1 ハイドレートによるガス貯蔵
2.2 ハイドレートの搬送
2.3 ハイドレートの結晶構造
2.4 まとめ
3.ポスト石油時代の燃料は何か
3.1 アメリカの代替燃料
3.2 ガソリンの将来
3.3 軽油の将来
3.4 燃料電池
4.まとめ
第4講 圧縮天然ガス自動車の普及に向けたインフラ整備の現状と
課題について
齊藤 憲一 東京ガス(株)天然ガス自動車部普及推進グループ
(社)日本ガス協会天然ガス自動車プロジェクト部 部長
1.はじめに
2.天然ガスと天然ガス自動車
2.1 天然ガス
2.2 天然ガス自動車(NGV)
2.2.1 種類
2.2.2 構造
2.2.3 クリーンな排気ガス
2.2.4 広い使用用途
2.2.5 充填設備
2.2.6 普及状況
3.圧縮天然ガス充填設備
3.1 天然ガススタンド(急速充填設備)
3.2 昇圧供給装置(小型充填機)
3.3 その他の充填設備
3.3.1 大型時間充填設備(トリックル充填)
3.3.2 カードル(容器を束ねたもの)充填設備(マザー・ドータ)
3.3.3 その他
4.天然ガススタンドの現状
4.1 天然ガススタンドの法整備・規制緩和
4.2 天然ガススタンドの技術開発
5.天然ガススタンドのインフラ整備状況
5.1 天然ガススタンドの種別
5.1.1 エコ・ステーション
5.1.2 自家用・専用スタンド
5.2 充填設備普及状況
6.天然ガス自動車用ガス料金・CNG価格について
7.天然ガススタンドの課題とその解決に向けて
7.1 技術開発の推進とスタンド標準仕様
7.2 天然ガススタンドのネットワーク化
8.おわりに
第5講 通商産業省のクリーンエネルギー自動車への取組みについて
木野 正登 前通商産業省資源エネルギー庁石炭・新エネルギー部新エネルギー対策課、
現経済産業省資源エネルギー庁原子力安全保安院鉱山保安課課長補佐
1.はじめに
2.クリーンエネルギー自動車の普及について
2.1 クリーンエネルギー自動車の定義
2.2 クリーンエネルギー自動車の普及の意義
2.3 各種クリーンエネルギー自動車の特徴
2.3.1 電気自動車
2.3.2 ハイブリッド自動車
2.3.3 天然ガス自動車
2.3.4 メタノール自動車
2.4 クリーンエネルギー自動車普及状況
2.4.1 自動車
2.4.2 燃料供給施設
2.5 海外の普及状況
2.5.1 世界の天然ガス自動車普及状況
2.5.2 イタリア・アメリカ・アルゼンチンの普及状況
2.6 クリーンエネルギー自動車普及事業の概要
2.6.1 趣旨
2.6.2 事業内容
2.7 地域新エネルギー導入促進事業
3.新たなクリーンエネルギー自動車への取組みについて
3.1 通商産業省の取組み
3.1.1 固体高分子型燃料電池の基礎技術開発
3.1.2 WE−NET
3.1.3 燃料電池普及基盤整備事業
3.1.4 燃料電池実用化技術開発
3.1.5 燃料電池実用化戦略研究会の開催
3.2 燃料電池実用化戦略研究会の概要
3.2.1 1999年12月に立ち上げ
3.2.2 検討事項
4.燃料電池自動車の燃料選定
4.1 燃料電池自動車の燃料選定にあたっての検討内容
4.2 燃料電池自動車の燃料選定にあたっての視点
4.3 車両側からの視点
4.3.1 車両としての基本的性能
4.3.2 車両における燃料管理上の安全性
4.4 燃料供給側からの視点
4.4.1 既存の燃料供給インフラとの関係
4.4.2 燃料製造、供給の容易性、改質容易性
4.4.3 燃料供給サイトにおける安全性
4.5 政策上の視点
4.5.1 エネルギーセキュリティ−の関係など
4.5.2 大気保全、地球環境保全との整合性
4.6 評価・今後に向けた考え方
4.6.1 現状評価
4.6.2 評価時期の設定
4.6.3 アクション・プラン
5.おわりに
第6講 天然ガスを利用する燃料電池自動車用水素貯蔵・供給インフラ技術
市川 勝 北海道大学 触媒化学研究センター 教授
1.はじめに
2.燃料電池自動車
2.1 実用化の課題
2.2 燃料電池用水素供給システム
2.2.1 純水素型システム
2.2.2 メタノール・ガソリン改質型システム
2.3 液体水素燃料電池自動車の構造
2.4 水素エネルギー社会
2.5 燃料電池発電システムの基本構成
2.6 水蒸気改質システムにおける問題点
2.7 燃料電池の種類と水素供給システム
2.8 水素製造法とコスト
3.天然ガスのクリーン資源化技術
3.1 天然ガスからクリーン水素と石油原料を作る製造技術開発
3.2 天然ガスの液化燃料化
3.3 メタンの直接改質法
3.3.1 メタンの改質反応の平衡組成
3.3.2 触媒技術に必要な周期律表
3.3.3 複合ゼオライト触媒の働き
3.3.4 添加二酸化炭素の役割
3.4 「天然ガス化学」期待に点火
3.5 水素製造法の比較
3.6 シクロヘキサン・デカリン脱水素反応法
3.6.1 シクロヘキサン・デカリンを用いる燃料電池用水素供給インフラ
3.6.2 シクロヘキサン脱水素反応法の平衡反応率など
3.6.3 ケミカルハイドを利用する水素供給システム
3.7 水素供給システムの比較
3.8 水素燃料供給スタンドの比較
3.9 各種燃料電池自動車の比較
3.10 各種供給施設の比較
3.11 燃料電池自動車以外への利用
3.11.1 自動販売機
3.11.2 家庭用自家発電
3.12 分散型燃料電池用共通水素供給インフラの開発
4.おわりに
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