第1講 多糖類の化粧品への応用
株式会社資生堂 基盤研究センター 基剤開発研究所長 梁木 利男
1.はじめに
2.カプセル化基剤(寒天)
3.高分子増粘剤(レオザン)
4.セット剤高分子(カードラン)
5.高分子保湿剤(アセチル化ヒアルロン酸)
6.最後に
第2講 介護用具に利用される高分子
株式会社竹虎 社会福祉研究部 部長 飯島 幹夫
1.はじめに
2.会社概要
3.高齢者人口の増加とライフスタイルの変化
3.1 先進諸国の高齢化率推移と予測 3.2 年令区分別人口の推移と将来推計
3.3 寝たきり高齢者数などの将来推計 3.4 超高齢化社会の創造
4.福祉用具の市場規模
4.1 福祉用具市場規模の推移 4.2 福祉用具産業の市場規模
5.当社開発発掘商品
5.1 ピレンパンツ 5.2 スーパーソフラピレン 5.3 フドーねまき
5.4 マインバスター 5.5 かるがる(天井走行リフト/据置型リフト)
6.これから求められる福祉用具
6.1 障害者用の商品から一般品へ 6.2 介護保険対象品目
7.福祉用具の開発ポイント
8.おわりに
第3講 高分子を利用したAIDSワクチン
鹿児島大学 工学部 応用化学工学科 教授 明石 満
1.はじめに
2.コア−コロナ型高分子ナノスフェアの合成と構造
3.レクチン固定化ナノスフェアとエイズウイルス捕捉
4.エイズウイルス捕捉高分子ナノスフェアを用いるワクチン
第4講 人工肺用ポリマー材料の開発
テルモ株式会社 甲府東工場 素材開発課 主任技術員 望月 明
1.はじめに
1.1 人工心肺システムの主な構成
1.2 人工心肺の利用される場面
1.3 人工心肺の生体適合性付与に求められる項目
1.4 血液適合性材料設計コンセプト
2.血液適合性のin vitro評価
2.1 静的状態 2.2 動的吸着挙動
3.in vitro人血循環評価
3.1 評価条件 3.2 人工肺評価
4.PMEA血液適合性の起源
4.1 含水率依存性 4.2 PMEA−PHEMA共重合比依存性
4.3 水の三つの構造 4.4 水の構造と血液適合性
4.5 血液適合性に対する仮説
5.おわりに
6.謝辞
第5講 臨床からの高分子材料への期待
東京女子医科大学 日本心臓血圧研究所 心臓血管外科 講師 西田 博
1.はじめに
2.臨床の現場から見た「人工臓器」の現状(1)
3.臨床の現場から見た「人工臓器」の現状(2)
4.バイオ・ゲノム
5.臨床の現場から見た人工臓器の現状
6.人工血管
6.1 小口径人工血管 6.2 再生血管 6.3 人工弁
7.各種接着剤の現状
8.夢の材料
8.1 診断用材料
8.2 吸収される時に強い炎症を伴わない吸収性材料
8.3 生体機能を生体と同等あるいは生体以上に発揮しうる材料
9.おわりに
第6講 命を守る高分子膜
早稲田大学 理工学部 応用化学科 教授 酒井 清孝
1.はじめに
2.人工腎臓
3.透析器
4.透析膜
5.まとめ
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