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最新 高分子による表面機能設計

[コードNo.03NTS069]

■体裁/ B5判 上製 248頁
■発行/ 2003年 9月 3日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 25,080円(税込価格)


高分子材料の表面機能を静的、動的に分析し、濡れ性、接着性、防汚性、反射防止、電磁波遮蔽、高硬度などの付与、改質、改良の例を詳述。
市場のニーズに合わせた製品開発、物作りのための最適な表面機能設計の最前線についてまとめた。


執筆者一覧(執筆順)

小川悦代 昭和学院短期大学 人間生活学科 教授
黒田孝二 大日本印刷(株) 技術開発センター 物性分析研究所 所長
中山陽一 (株)東レリサーチセンター 技術企画室 室長
宮下徳治 東北大学 多元物質科学研究所 多元ナノ材料研究センター長/教授
佐藤数行 ダイキン工業(株) 化学事業部 第二研究開発部 主事
尾山卓司 旭硝子(株) 中央研究所 主幹研究員
竹内安正 (株)国際基盤材料研究所 代表取締役社長

構成と内容

序文
1.高分子表面機能ソリューションのための動的挙動解析   −21世紀科学の創成から産業再興と次世代活性化へ−
 1. はじめに   1.1. 分析センターの活動コンセプト   1.2. 研究開発と分析センターの発展  2. 21世紀のモノづくりソリューション   2.1. ナノテクノロジーは印刷産業の基盤技術   2.2. モノづくりソリューションに必要な川上川下産業間知識の相互融合  3. 印刷産業における工程中の材料挙動解析   3.1. 材料挙動の動的解析の基本方針   3.2. 解析の具体例    3.2.1. 紫外線硬化反応プロセス    3.2.2. ポリイミド溶液の乾燥成膜挙動のモデル化    3.2.3. 液晶カラーフィルタ   3.3. モノづくり改革へソリューションパワーを引き出すビジュアル化    3.3.1. 水性インクの転移挙動のビジュアル化の試み   3.4. 21世紀型科学体系のあり方   3.5. 材料挙動を予測するダイナミクスの重要性      〜物質特有のリズムとのハーモニー〜   3.6. 21世紀の活力=次世代のソリューション能力活性化に必要なもの  4. おわりに 〜総合科学への道〜
2.高分子表面分析の展望
 1. はじめに  2. 表面分析の概要  3. 有機・高分子材料の代表的な各表面分析手法   3.1. X線光電子分光法(ESCA)    3.1.1. ESCAの特徴        3.1.2. X線光電子分光スペクトル    3.1.3. 気相化学修飾法      3.1.4. ESCAの適用例    3.1.5. ESCAの現状と将来   3.2. 飛行時間型2次イオン質量分析計(TOF−SIMS)    3.2.1. TOF-SIMSの原理と特徴   3.2.2. TOF-SIMSの適用例    3.2.3. TOF-SIMSの今後の展望   3.3. 走査型プローブ顕微鏡(SPM)    3.3.1. SPMの概要    3.3.2. 原子間力顕微鏡(AFM)と磁気力顕微鏡(MFM)    3.3.3. マイクロサーマルアナライザー(μTA)    3.3.4. 探針としてのカーボンナノチューブ(CNT)    3.3.5. Non−contact Mode AFM    3.3.6. SPMによる分子の操作    3.3.7. 高感度センサーとしてのカンチレバーの活用  4. 有機・高分子材料用の深さ分析  5. 今後期待される他の分析手法   5.1. 透過型電子顕微鏡(TEM)   5.2. 走査型アトムプローブ(SAP)  6. まとめ
3.高分子ナノシートを用いたボトムアップナノテクノロジー   −分子系ナノデバイスを目指して−
 1. はじめに  2. ナノ表面修飾と集積、組織化   2.1. トップダウンナノテクノロジーとボトムアップナノテクノロジー   2.2. ハイブリッドナノ材料の基本的な考え方   2.3. ナノ表面修飾技術    2.3.1. Self−Assembled Monolayer(自己組織化膜)(SAM)    2.3.2. 交互吸着法(layer by layer;LBL)    2.3.3. 表面化学修飾法   2.4. Langmuir−Blodgett法(LB法)  3. 高分子ナノシートを用いたナノ界面の修飾   3.1. 反応性ナノシートの作製   3.2. 不溶性ナノコーティングフィルム   3.3. 撥水性、潤滑性ナノシート  4. 電子・光機能高分子ナノシートデバイス   4.1. 導電性ナノシート      4.2. 光電変換ナノシートデバイス   4.3. エバネッセント波励起を利用したデバイス  5. 集積ナノシートの光駆動型論理演算回路への展開   5.1. 色素を用いた光駆動型論理演算回路の概念   5.2. 光駆動型論理演算回路のナノシートアレイ  6. 生体、分子認識ナノシート   6.1. 生体、分子認識ナノシートの作製  6.2. アミノ酸含有ナノシートの構造   6.3. 分子認識タンパクの導入  7. センサー機能ナノシート   7.1. pHセンシング   7.2. 航空宇宙のための流体センシング(圧力、温度センシング)  8. ハイブリッドナノシート   8.1. 金粒子を用いたナノシートの作製  8.2. ナノ粒子の吸着のパターニング  9. 高分子ナノシートテクノロジーの今後の展開
4.フッ素系複合膜による表面改質   −防汚性と高硬度の付与−
 1. はじめに  2. 研究概要  3. ナイロン基材におけるSB性発現機構    −ナイロン基材の表面状態、染色汚染の防止技術−  4. フッ素系複合膜の調製とその表面特性  5. フッ素系複合膜のカーペット用表面改質剤としての応用  6. おわりに
5.高分子フィルムの反射防止処理と電磁波遮蔽
 1. はじめに  2. 成膜技術の種類   2.1. スパッタリング法  2.2. 真空蒸着法  3. ディスプレイのマーケット  4. ディスプレイの種類とAR処理の手法   4.1. CRT用の表面処理   4.2. LCD用の表面処理  4.3. PDP用の表面処理  5. CRT用の表面処理   5.1. CRTの原理と反射防止膜     5.2. 吸収膜を含む2層膜による実験(WARAS)   5.3. フィルムWARAS         5.4. RFプラズマ処理とアンダーコート   5.5. ARフィルムに要求される特性  5.6. 防汚コート  6. LCD用の表面処理  7. PDP用の表面処理   7.1. PDPの原理と電極遮蔽      7.2. 反射防止   7.3. NIRカット           7.4. 銀/誘電体多層膜の光学特性  8. おわりに
6.液晶分子の配向制御とラビングレス技術
 1. はじめに  2. ラビング用配向膜の進展と課題  3. 液晶配向機構  4. 光配向技術の開発経緯  5. 光二量化技術  6. カルコン系液晶光配向膜の開発  7. 液晶光配向技術の実用化  8. 液晶光配向技術の実用化と展望



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