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スペシャリティポリマー
〜要求特性を満たすナノレベルの材料設計〜

[コードNo.03NTS073]

■体裁/ B5判 上製 204頁
■発行/ 2003年 5月29日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 25,520円(税込価格)


(社)高分子学会主催「ポリマーフロンティア21 スペシャリティポリマー −最高性能・極限機能の設計と実現−」セミナー
(2003年1月)を編集。
スペシャリティポリマー材料の最新の開発動向と、要求される性能・機能を分子構造にさかのぼり、操作・制御することにより新機能を満たす分子設計の方法を解説。
スペシャリティ化に対する考え方は、異分野の方にも共通するものがあり開発のヒントになる。


執筆者

川崎 徹 有限会社カワサキテクノリサーチ代表取締役
田辺 隆喜 JSR株式会社筑波研究所主任研究員
志熊 治雄 出光石油化学株式会社総合開発センター材料研究所主任研究員
中條 澄 K・C・リサーチ代表
西川 雄大 理化学研究所フロンティア研究システム散逸階層構造研究チーム
加納 義久 古河電気工業株式会社環境・エネルギー研究所ナノテクセンター主席研究員/チーム長

詳細目次

第1講 スペシャリティポリマーの現状と展望
1. はじめに 2. 高性能高分子と機能性高分子 3. 導電性高分子の応用研究と注目点 4. ポリマー自体の熱伝導率の改善と用途 5. 誘電体とポリマー 6. 期待される透明ポリマー
第2講 光硬化性樹脂の設計を例とした、スペシャリティ化の考え方
1. はじめに 2. 光硬化性樹脂  2.1 光硬化材料とは  2.2 UV硬化性の材料の特徴  2.3 変形、反りのメカニズム 3. 光学用ハードコート  3.1 ハードコート材料としての応用  3.2 有機/無機ハイブリッドハードコートの概念  3.3 有機/無機ハイブリッドハードコート材料の特性  3.4 有機/無機ハイブリッドハードコートの反り  3.5 有機/無機ハイブリッドハードコートの付加機能  3.6 光学用ハイブリッドハードコートの応用例   3.6.1 反射防止材料の原理   3.6.2 反射防止材料としての応用 4. ハードコートの塗工手法  4.1 塗布膜厚制御因子  4.2 有機/無機ハイブリッドハードコートの設計と特性 5. 光造形  5.1 光造形技術  5.2 光造形用樹脂に要求される特性  5.3 光造形技術の具体例  5.4 光造形用樹脂に要求される性能 6. 樹脂の重合反応形態とその特徴  6.1 照射量と反応率  6.2 エポキシ系樹脂の特徴 7. オキセタン  7.1 オキセタンの特徴  7.2 光カチオン重合性 8. 靱性改良材料  8.1 ABSの特性  8.2 ゴム弾性の発現  8.3 ダイレクト型射出成形 9. まとめ
第3講 ポリマーの分岐構造とレオロジー制御の最先端
1. はじめに  1.1 プラスチック成形 2. レオロジー制御の特性 3. 各種触媒機能とポリマーの構造 4. 長鎖分岐 5. 重合法  5.1 LCB-PP  5.2 PPS 6. 展開
第4講 ナノコンポジットの材料設計の現状と将来への期待
1. はじめに 2. ポリマー系ナノコンポジットの現状  2.1 ナノテクノロジーの定義  2.2 研究される理由  2.3 性能  2.4 用途   2.4.1 高性能成形材料   2.4.2 高機能材料  2.5 製造法   2.5.1 層剥離型ナノコンポジットの一般的な製造法   2.5.2 製造要因   2.5.3 構成物質   2.5.4 製造方法およびナノコンポジットの構造解析   2.5.5 2、3の補足事項    a)有機変性クレーの選択法    b)有機変性クレーの熱安定性の改良    c)押出機の構造と押出条件    d)相溶化剤の影響 3. ポリマー系ナノコンポジットの最近のトピックス  3.1 PP/クレー系ナノコンポジット  3.2 TPO/スメクタイト系ナノコンポジット  3.3 特殊な有機変性クレーを用いたPS系ナノコンポジット  3.4 EVOH/クレー系ナノコンポジット  3.5 ポリ乳酸系ナノコンポジット 4. ポリマー系ナノコンポジットの将来への期待
第5講 多孔性高分子薄膜の作製と応用展開
1. ハニカムフィルムの形成メカニズム 2. 多孔性高分子薄膜について  2.1 多孔性高分子膜の作製  2.2 ハニカムフィルムに関する研究   2.2.1 ハニカムフィルムの発見    2.2.2 その他の研究例  2.3 ハニカムフィルムの形成メカニズム  2.4 ハニカムフィルムと高分子  2.5 ハニカムフィルムの構造制御   2.5.1 フィルム作製方法   2.5.2 ハニカムフィルムの構造制御   2.5.3 両親媒性高分子以外の高分子からのハニカムフィルム作製   2.5.4 延伸による細孔の形状制御  2.6 ハニカムフィルムへのリガンド分子の導入 3. ハニカムフィルムの生体組織工学への展開  3.1 生体組織工学におけるバイオインターフェイス   3.1.1 マイクロパターン化細胞培養基板の研究例   3.1.2 ハニカムフィルムによるマイクロパターン化表面の作製  3.2 ハニカムフィルムをマトリックスに用いる組織再生   3.2.1 肝細胞組織の構築   3.2.2 血管組織の構築   3.2.3 心筋組織の構築 4. まとめ
第6講 粘接着剤の高機能化・多機能化
1. はじめに 2. 半導体製造工程と使用される粘着テープの要求特性  2.1 半導体製造工程と使用される粘接着テープ  2.2 UV硬化技術とポリマーブレンドによる粘着力の制御  2.3 剛体振り子型粘弾性装置 3. 半導体製造工程で使用されるテープの変遷  3.1 半導体製造用テープの開発ロードマップ  3.2 ウエハ汚染の分析方法  3.3 ダイシングテープの帯電防止化 4. 半導体用高機能性粘着テープ  4.1 バンプ対応保護テープ・チッピング防止ダイシングテープ  4.2 実装プロセス用粘接着フィルム  4.3 ダイボンディングテープ対応UVテープ 5. 傾斜ドメイン粘着剤  5.1 傾斜機能材料について  5.2 高分子傾斜機能材料における応用の可能性  5.3 傾斜ドメイン粘着剤の発見  5.4 傾斜ドメイン粘着剤における研究の変遷  5.5 傾斜ドメイン構造の制御  5.6 傾斜ドメイン構造の形成因子 6. おわりに



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