本格的普及に向けたICタグ本体の環境耐性能力向上、小型化、多形状化と周辺機器の技術開発について、さらに、ICタグを導入した具体的なシステムについて産業ごとの現状と将来展望までを詳解する。
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総務省情報通信政策局技術政策課研究推進室 |
森田和敏 | 経済産業省商務情報政策局情報経済課 係長 |
和田達夫 | (独)理化学研究所和田超分子科学研究室 主任研究員 |
川井若浩 | オムロン(株)事業開発本部RFID事業開発部開発グループ 技術専門職 |
飯島修 | 東京特殊電線(株)RFIDソリューション・ユニット技術開発グループ GM |
鹿子嶋憲一 | 茨城大学工学部 教授 |
尾保手茂樹 | 茨城大学工学部 助教授 |
宇佐美光雄 | (株)日立製作所中央研究所 主管研究長 |
金子利行 | マクセル精器(株)設計開発本部事業推進部 主任技師 |
坂下仁 | リンテック(株)アドバンストマテリアルズ事業部門情報通信材料部 部長 |
村上貴一 | リンテック(株)アドバンストマテリアルズ事業部門情報通信材料部 営業推進責任者 |
綾木光弘 | 王子製紙(株)情報用紙事業本部カードメディア事業部メディア開発室 室長 |
遠藤貴則 | 三菱マテリアル(株)電子材料事業カンパニー電子デバイス事業部 上席技術主幹 |
井上久仁浩 | デジタル・インフォメーション・テクノロジー(株)新規事業開発本部自動認識推進部 執行役員部長 |
和田達夫 | (独)理化学研究所和田超分子科学研究室 主任研究員 |
小沼良平 | 沖電気工業(株)研究開発本部ユビキタスシステムラボラトリ マネージャー |
伊藤隆司 | 東北大学大学院工学研究科 教授 |
小谷光司 | 東北大学大学院工学研究科 助教授 |
黒木伸一郎 | 東北大学大学院工学研究科 助手 |
金藤敬一 | 九州工業大学大学院生命体工学研究科 教授 |
小坂暢幸 | (株)オークヒル・テクノロジー 代表取締役 |
橋本繁 | 富士通フロンテック(株)流通事業本部システム事業部 事業部長代理 |
山本浩憲 | 富士通フロンテック(株)流通事業本部システム事業部 第四技術部長 |
笹尾豊 | (株)ウェルキャットRFID営業部 部長 |
木村得彦 | (株)ウェルキャットRFID営業部(技術担当) 主任 |
清水洋二 | 日本信号(株)ビジョナリービジネスセンターRFI事業推進部 部長 |
石井泉 | 日本信号(株)ビジョナリービジネスセンターRFI事業推進部 |
出口太志 | パナソニック コミュニケーションズ(株)デバイスカンパニー情報機器カテゴリー技術グループハードチーム 主任技師 |
宮原大和 | (財)流通システム開発センター電子タグ事業部 特別研究員 国土交通省政策統括官付政策調整官室 |
大場光太郎 | (独)産業技術総合研究所知能システム研究部門空間機能研究グループ グループ長 |
関口和洋 | (株)三菱総合研究所社会情報通信研究本部次世代基盤研究グループ プロジェクトマネジャー |
古原和邦 | (独)産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター 主幹研究員 |
川村博光 | ソラン(株)営業推進本部営業推進室コンサルティンググループ 部長 |
伊藤直広 | ソラン(株)営業推進本部営業推進室コンサルティンググループ シニアシステムコンサルタント |
平松真美 | (株)明電舎産業システム事業本部情報通信事業部システムソリューション営業部ITシステム課(トレーサビリティ・GPSグループ) |
伊藤博起 | (株)明電舎産業システム事業本部情報通信事業部システムソリューション営業部ITシステム課 主任 |
渋谷清隆 | (株)エヌ・アンド・アイ・システムズITコンサルティング部 マネージャ |
三原泰一 | (株)エヌ・アンド・アイ・システムズITコンサルティング部 |
木村哲 | 西松建設(株)技術研究所 技術研究部長 |
飯田昭男 | (有)ホップインフォメーションシステム 代表取締役 |
山方茂 | (株)日立情報システムズRFID事業推進部 部長 |
堀間利彦 | (株)NTTデータビジネスイノベーション本部 シニアスペシャリスト |
小林隆 | 丸紅(株)情報産業部門ソリューションビジネス部RFIDプロジェクト課 課長 |
紀伊智顕 | みずほ情報総研(株)システムコンサルティング部 シニアマネジャー |
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序論 本格的普及に向けたICタグの日本における取り組み |
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第1章 電子タグの普及に向けた総務省の戦略について |
1 | はじめに〜電子タグの重要性〜 |
2 | 「ユビキタスネットワーク時代における電子タグの高度利活用に関する調査研究会」の開催 |
3 | 「電子タグの高度利活用技術に関する研究開発」および実証実験の実施 |
4 | 「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」の策定 |
5 | 新たな周波数利用の制度化 |
6 | 日中韓における連携・協力について |
7 | 関連省庁連携 |
8 | 産学官連携 |
9 | おわりに |
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第2章 電子タグの普及に向けた経済産業省の戦略について |
1 | 電子タグ普及政策の位置付け |
2 | 電子タグ普及政策の概要 |
3 | 今後にむけて |
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第1編 次世代ICタグの先端技術開発現状 |
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1 | はじめに |
2 | 次世代ICタグ |
3 | 新素材の開発 |
4 | ICタグの再利用 |
5 | おわりに |
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第1章 UHF帯ICタグへの取り組みと最新ICタグの開発現状 |
第1節 | UHF帯ICタグの特性と将来展望 |
1 | はじめに |
2 | UHF帯ICタグ使用上の技術的課題 |
3 | UHF帯ICタグ普及の課題 |
4 | UHF帯ICタグの今後の展開 |
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第2節 | 最新ICタグの開発 |
1 | アクティブ型ICタグの特性と次世代展望 |
1 | はじめに |
2 | アクティブ型ICタグとは |
3 | アクティブ型ICタグの次世代展望 |
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2 | パッシブ型ICタグの特性と次世代展望 |
1 | はじめに |
2 | パッシブ型ICタグの機能と位置付け |
3 | パッシブ型ICタグの動作と解析 |
4 | パッシブ型ICタグの能力と応用のギャップ |
5 | パッシブ型ICタグに求められる特性―応用とのギャップを埋めるために― |
6 | まとめ |
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第2章 小型化・多形状化への取り組み |
第1節 | 小型ICタグの開発 |
1 | 2.45GHz帯ICタグの取り組み |
1 | 「ミューチップ」の開発思想 |
2 | 「ミューチップ」の回路構成と電気的特性 |
3 | 「ミューチップ」の進化 |
4 | おわりに |
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2 | 13.56MHz帯ICタグの取り組み |
1 | Coil―on―ChipRFIDの概要 |
2 | リーダ/ライタモジュール |
3 | アプリケーション例の紹介 |
4 | 今後の展開 |
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第2節 | 多形状ICタグの開発 |
1 | 粘着ラベル型ICタグ―ICタグ運用の課題とラベル型タグのメリット― |
1 | はじめに |
2 | タグの選定基準 |
3 | タグコストの概念〜タグコスト=ICタグ単価なのか |
4 | 運用フローがICタグに要求する品質・仕様 |
5 | ICタグバリエーションの多様化と納期・リピート対応 |
6 | おわりに |
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2 | ボタン型ICタグ |
1 | ボタン型ICタグ |
2 | ボタン型ICタグの性能 |
3 | 使用プラスチックの種類による耐久性の違い |
4 | 使用ICチップインレットによる耐久性の違い |
5 | 使用ICチップの共振周波数の違いによる機能性の差 |
6 | ボタン型耐熱ICタグ |
7 | 金属対応ボタン型ICタグ |
8 | ボタン型ICタグの開発課題 |
9 | 小型高機能性ボタン型ICタグの開発 |
10 | ボタン型ICタグの用途展望と今後の開発課題と展開 |
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第3章 環境耐性能力向上への取り組み |
第1節 | 耐金属干渉(金属対応型)ICタグ |
1 | はじめに |
2 | ICタグの動作条件 |
3 | 金属のICタグに及ぼす影響 |
4 | ICタグを金属に貼付する技術 |
5 | ICタグの金属板上での通信距離 |
6 | UHF帯(800〜950MHz)、マイクロ波帯(2.45GHz)のオンメタルICタグ |
7 | 代表的オンメタルICタグ |
8 | オンメタルRFIDシステムアプリケーション |
9 | おわりに |
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第2節 | 環境耐性ICタグ |
1 | 現状のICタグの実力と環境耐性ICタグに求めているもの |
2 | 環境耐性ICタグとは |
3 | ICタグホルダの誕生 |
4 | 環境耐性ICタグの耐熱テスト |
5 | 環境耐性ICタグを上手に活用する |
6 | 具体的適用の考察:製造業での活用を考える |
7 | おわりに |
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第4章 複合型ICタグへの取り組み |
第1節 | 光書き込み型IC・リライト複合媒体タグ |
1 | はじめに |
2 | リライト材 |
3 | 複合媒体 |
4 | 複合媒体タグの応用 |
5 | おわりに |
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第2節 | センシング機能搭載型ICタグ |
1 | はじめに |
2 | センシング機能搭載型ICタグ用LSI |
3 | センシング機能搭載型ICタグ用リーダ/ライタ |
4 | アプリケーション例 |
5 | おわりに |
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第5章 実践的導入を目指す低コストICタグへの取り組み |
第1節 | TFT型低コストユビキタス無線ICチ ップ(Uチップ)の研究 |
1 | はじめに |
2 | Uチップの回路構成 |
3 | 高効率電源回路 |
4 | オンチップアンテナ設計 |
5 | 高性能TFT技術 |
6 | 不揮発性メモリ技術 |
7 | おわりに |
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第2節 | ICタグへの展開を考慮した有機エレクトロニクス材料の開発 |
1 | はじめに |
2 | 有機エレクトロニクス材料の特徴 |
3 | 分子構造 |
4 | 作成法と凝集状態 |
5 | 電気的特性とキャリア移動度 |
6 | 有機材料開発の動向 |
7 | MOS型有機電界効果トランジスタ |
8 | おわりに |
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第6章 再利用型ICタグへの取り組み |
1 | はじめに |
2 | 再利用という意味 |
3 | 再利用のICタグへ |
4 | ICタグの形状と再利用 |
5 | 再利用のための仕組み |
6 | 再利用型ICタグとセキュリティ |
7 | 再利用型ICタグへの取り組み |
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第2編 ICタグソリューションを可能にする周辺機器 |
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第1章 UHF帯域における周辺機器設計の課題 |
1 | はじめに |
2 | 周辺機器の役割と種類 |
3 | 周辺機器の適用事例と課題 |
4 | 周辺機器の要件 |
5 | 関連法令 |
6 | 人体・医療機器への影響 |
7 | 高性能化 |
8 | 環境への適合 |
9 | 運用性の改善 |
10 | おわりに |
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第2章 ICタグ普及をサポートするさまざまな周辺機器 |
第1節 | ウェアラブルRFIDリーダ/ライタ |
1 | はじめに |
2 | 仕様 |
3 | 使用方法 |
4 | 外付けアンテナ |
5 | 利用事例および利用例 |
6 | ウェアラブルリーダ/ライタの今後 |
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第2節 | トンネル型リーダ/ライタ |
1 | はじめに |
2 | 取り組みの経緯 |
3 | 技術開発 |
4 | PJM(ISO/IEC 18000―3 mode 2)方式の概要 |
5 | ソリューション例 |
6 | 今後の開発 |
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第3節 | ファイル棚・商品棚用RFIDアンテナ |
1 | はじめに |
2 | PCC A―Type Antennaの概要 |
3 | PCC A―Type Antennaから発する磁界の向きと使用方法 |
4 | PCC B―Type Antennaの概要 |
5 | RFIDの通信性能を司る重要な基本的要因 |
6 | まとめ |
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第3編 ICタグが創るユビキタス社会 |
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第1章 世界標準化団体EPCglobalが推進するICタグ関連技術の標準化 ―本格導入が始まったEPCglobalネットワークシステム― |
1 | EPCglobalの設立 |
2 | GS1のRFID普及の役割 |
3 | EPCglobalネットワークシステムの概要 |
4 | システム運用の準備 |
5 | 新たな仕様開発グループ(WG)の動き |
6 | 国内外での導入状況 |
7 | 経済産業省の実証実験 |
8 | 今後の動向 |
9 | EPCglobalへの加入 |
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第2章 ユニバーサルサービス提供実現を目指す自律移動支援プロジェクト |
1 | はじめに |
2 | システムの概要とコンセプト |
3 | プロジェクトの推進体制 |
4 | 神戸での実証実験 |
5 | 2005年度における実証実験 |
6 | 2006年度の試験的展開について |
7 | おわりに |
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第3章 家庭生活環境でのユビキタス・ロボティクスの実現 |
1 | はじめに |
2 | 知識分散型ロボット制御手法 |
3 | ユビキタス・ロボティクス |
4 | おわりに |
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第4章 国際標準ICタグによる日中韓グローバルサプライチェーンマネジメント実証実験 |
1 | はじめに |
2 | 実証実験の背景と概要 |
3 | 実証実験の実施概要 |
4 | ICタグの運用 |
5 | 実証実験フィールドでの検証 |
6 | UHF帯ICタグの国際利用 |
7 | おわりに |
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第5章 ICタグに対するプライバシ保護技術 |
1 | はじめに |
2 | ICタグに求められるセキュリティ機能要件 |
3 | 第三者による追跡困難性を高める方法 |
4 | IDの読み取りに応答させない方法 |
5 | IDの読み取りに応答させるが、IDの特定を難しくする方法 |
6 | 第三者によるIDの特定のみを難しくする方法 |
7 | 衝突防止制御用のIDを秘匿する方法 |
8 | 比較 |
9 | まとめ |
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第4編 ICタグ導入システムの現状と将来展望 |
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第1章 流通分野におけるICタグシステム |
第1節 | 食品安全管理システム |
1 | はじめに |
2 | RFID内蔵イヤータッグの概要 |
3 | 豚個体トレーサビリティシステムの概要 |
4 | おわりに |
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第2節 | 商品・製品管理システム |
1 | はじめに |
2 | レンタルドレス管理システム「Beare(ベアーレ)」 |
3 | 今後の展望 |
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第2章 セキュリティ・個人情報保護分野におけるICタグシステム |
第1節 | 重要書類管理システム |
1 | 重要書類管理システムの生い立ち |
2 | 重要書類管理システムIFSスタンダードパックの紹介 |
3 | 重要書類管理システム追加オプション |
4 | 重要書類管理システムのコア技術を利用した展開システム例 |
5 | おわりに |
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第2節 | 入退場管理および安全管理システム |
1 | ICタグの建設分野への適用 |
2 | 大規模ショッピングセンター工事における入退場管理 |
3 | トンネル工事現場における入出坑管 |
4 | 清掃工場解体現場における管理区域安全管理 |
5 | トンネル工事現場におけるバッテリーロコ運行管理 |
6 | おわりに |
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第3章 観光産業におけるICタグシステム |
1 | はじめに |
2 | 観光産業におけるICタグシステムの現状 |
3 | 今後の将来展望 |
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第4章 セミナー・イベント会場におけるICタグシステム |
1 | はじめに |
2 | ICタグ活用のメリット |
3 | 市場動向 |
4 | セミナー来場者管理システム「Chipin/Seminar」 |
5 | 特長 |
6 | まとめ |
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第5章 防犯・防災分野におけるICタグシステム |
第1節 | 子ども見守りシステム |
1 | 実験実施の背景 |
2 | 実験の目的 |
3 | 実証実験 |
4 | システムの概要 |
5 | 課題 |
6 | 実用化に向けた課題 |
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第2節 | 傷病者情報集約システム |
1 | はじめに |
2 | 現状のトリアージとその問題点 |
3 | ICタグを用いた傷病者情報集約システム |
4 | 実証実験の結果および導入のメリット |
5 | 今後の展望 |