●産業分野における余剰エネルギーの利用と、民生分野におけるエネルギーの有効利用を実現するための「熱エネルギー」「電気エネルギー」「化学エネルギー」の貯蔵および輸送技術の開発動向、系統連携技術を、応用面や事例とあわせて解説!
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内山洋司 | 筑波大学 大学院システム情報工学研究科 教授 |
小泉孝行 | 東京電力(株) 技術開発研究所 電力貯蔵ソリューショングループ 主任 |
堤香津雄 | 川崎重工業(株) 車両カンパニー技術本部 開発部 担当部長 |
辰巳国昭 | (独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 蓄電デバイス研究グループ グループ長 |
松井啓真 | (株)指月電機製作所 開発本部FARADCAP技術本部 部長 |
山野佳哉 | (株)指月電機製作所 開発本部FARADCAP技術本部 担当部長 |
嶋田隆一 | 東京工業大学 統合研究院 ソリューション研究機構 教授 |
佐藤義久 | 大同工業大学 工学部 教授 |
伊東洋一 | マイウェイ技研(株) ユニット開発グループ・リーダ |
長屋重夫 | 中部電力(株) 技術開発本部 電力技術研究所 超電導グループ長/研究主査 |
藤井康正 | 東京大学 大学院工学系研究科 教授 |
合田忠弘 | 九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授 |
毛利邦彦 | (株) eL-Power Technology 取締役 技術部長/筑波大学 大学院システム情報工学研究科 非常勤講師 |
浅野浩志 | 東京大学 大学院工学系研究科 教授 |
垣内博行 | (株)三菱化学 科学技術研究センター |
稲葉英男 | 津山工業高等専門学校 校長 |
岩井良博 | 三機工業(株) 環境システム事業部 環境事業推進室 室長 |
青木勇 | (株)神鋼環境ソリューション 技術開発本部 プロセス技術開発部 廃棄物処理室 課長 |
池上康之 | 佐賀大学 海洋エネルギー研究センター 准教授 |
長野克則 | 北海道大学 大学院工学研究科 教授 |
粕谷敦 | (株)竹中工務店 大阪本店設計部設備部門 課長代理 |
岸本昭 | 岡山大学 大学院自然科学研究科 教授 |
濱本芳徳 | 九州大学 大学院工学研究院 准教授 |
加藤之貴 | 東京工業大学 原子炉工学研究所 准教授 |
秋澤淳 | 東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 教授 |
琵琶哲志 | 東北大学 大学院工学研究科 准教授 |
中田俊彦 | 東北大学 大学院工学研究科 教授 |
藤田原野 | 東北大学 大学院工学研究科 |
高野俊夫 | JFEコンテイナー(株) GSE事業部 参与/GSE事業部長 |
松岡美治 | 岩谷産業(株) 水素エネルギー部 シニア・マネージャー |
栗山信宏 | (独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門新エネルギー媒体研究グループ グループ長 |
市川勝 | 北海道大学名誉教授 |
藤元薫 | 北九州市立大学 国際環境工学部 教授 |
田中忠良 | (財)省エネルギーセンター エネルギー環境技術本部技術部 部長 |
青柳祐介 | 大阪ガス(株) エネルギー開発部環境・燃焼技術チーム 副課長 |
矢部孝 | 東京工業大学 大学院理工学研究科 教授 |
舟橋良次 | (独)産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 主任研究員 |
浦田さおり | (独)科学技術振興機構 CREST技術員(2008年4月より、(独)産業技術総合研究所ナノテクノロジー研究部門) |
中丸正 | 地域社会パートナーズ(株) 代表取締役/エグゼクティブパートナー |
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第1編 エネルギー貯蔵・輸送技術の開発動向 |
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1 | はじめに |
2 | エネルギー輸送 |
3 | エネルギー・電力貯蔵 |
4 | まとめ |
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第2編 電気エネルギー編 |
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第1章 | 電池電力貯蔵技術 |
第1節 | ナトリウム─硫黄電池(NAS電池) |
1 | はじめに |
2 | NAS電池の動作原理・構造・特徴 |
3 | 課題と対応策 |
4 | NAS電池システムの用途と設置事例 |
5 | 導入実績 |
6 | まとめ |
第2節 | ニッケル水素電池 |
1 | 概要 |
2 | ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵による省エネルギー |
3 | ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵によるディマンド削減 |
4 | ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵による安全・安心 |
5 | ニッケル水素電池を利用したエネルギー貯蔵によるアメニティー |
6 | ニッケル水素電池の課題と今後の発展性 |
第3節 | リチウムイオン電池 |
1 | リチウムイオン二次電池の特徴 |
2 | リチウムイオン二次電池の大容量用途への可能性 |
3 | 大容量リチウムイオン二次電池に向けた多様な電極材料の可能性 |
4 | おわりに |
第4節 | 電気二重層キャパシタ |
1 | はじめに |
2 | 原理と基本構造 |
3 | エネルギーと出力 |
4 | キャパシタの機能・性能、用途 |
5 | 導入事例 |
6 | まとめ |
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第2章 | 電力貯蔵技術 |
第1節 | フライホイール |
1 | フライホイールの歴史 |
2 | FWES の原理と特徴 |
3 | 他の貯蔵要素との比較 |
4 | 実用化事例 |
5 | 開発動向 |
6 | おわりに |
第2節 | 超電導磁気エネルギー貯蔵(SMES) |
1 | SMES の基本構造 |
2 | 開発の現状 |
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第3章 | 経済性からみた電力貯蔵システムの評価 |
1 | はじめに |
2 | 負荷平準化の経済価値 |
3 | 電力市場の不規則な価格変動を利用した電力取引 |
4 | 電力供給障害抑制の経済評価 |
5 | おわりに |
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第4章 | 新しい電力供給システム |
第1節 | マイクログリッドシステムの構築 |
1 | ネットワーク電源と分散型電源の共生 |
2 | マイクログリッドの定義とその構成 |
3 | 単独運転・自立運転と単独運転防止 |
4 | 制御目標と電力品質 |
5 | 制御技術と保護技術 |
6 | 商用系統への接続時の諸課題 |
7 | おわりに |
第2節 | マイクログリッドシステムの経済性評価と事業性について |
1 | はじめに |
2 | マイクログリッドシステムの事業モデル |
3 | マイクログリッド事業モデルの基本的な考え方 |
4 | 基本モデルをベースに考慮すべき事業化要件 |
5 | マイクログリッドの経済性評価の方法 |
6 | マイクログリッドの試算モデル |
7 | マイクログリッドの試算事例とその評価 |
8 | 報告に対する事業主体の判断 |
9 | 新規事業モデルによるマイクログリッドの事業化について |
10 | まとめ |
第3節 | 電力貯蔵を含む分散型エネルギーシステムの最適経済運用 |
1 | はじめに |
2 | 分散型電力貯蔵技術の利用方法 |
3 | マイクログリッドの運用問題 |
4 | 蓄電池の経済性 |
5 | おわりに |
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第3編 熱エネルギー編 |
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第1章 | 潜熱蓄熱材、化学蓄熱材の開発動向 |
1 | はじめに |
2 | 潜熱蓄熱材、化学蓄熱材の開発動向 |
3 | 各種候補材料の特徴 |
4 | おわりに |
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第2章 | 潜熱の蓄熱輸送技術 |
第1節 | 機能性二次冷媒による熱輸送技術 |
1 | 冷熱エネルギー輸送技術開発の動向 |
2 | 二次冷媒の種類とその特徴 |
3 | 二次冷媒を輸送システムへ適用した場合に要求される機能 |
4 | 機能性二次冷媒の技術開発の現状と展望 |
5 | 機能性二次冷媒の今後の展開 |
第2節 | 潜熱蓄熱輸送システム「トランスヒートコンテナ」の開発 |
1 | はじめに |
2 | トランスヒートコンテナ技術の特徴 |
3 | 導入実績および国内への適用 |
4 | 実証試験概要 |
5 | 導入事例 |
6 | おわりに |
第3節 | 直接接触潜熱蓄熱技術を用いた廃熱輸送システムの開発 |
1 | 高効率蓄熱輸送システム「サーモウェイ」の技術概要 |
2 | 高性能蓄熱装置の原理 |
3 | 高効率蓄熱輸送システム「サーモウェイ」の特徴 |
4 | 「サーモウェイ」の用途 |
5 | 「サーモウェイ」の適用例 |
第4節 | アンモニア/ 水を利用したエネルギー変換装置の開発 |
1 | はじめに |
2 | アンモニア/ 水を用いた発電システムの特徴と課題 |
3 | アンモニア/ 水を用いたエネルギー変換装置の現状と実績 |
4 | アンモニア/ 水を用いた海洋温度差発電システムの研究開発 |
5 | おわりに |
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第3章 | 顕熱の蓄熱と輸送技術 |
第1節 | 地中熱利用システム〜大規模地中熱ヒートポンプシステム〜 |
1 | はじめに |
2 | 地中熱とは |
3 | 地中熱利用の方法と地中熱ヒートポンプ |
4 | GSHP の設計法 |
5 | 大規模地中熱源ヒートポンプシステム |
6 | 大口径鋼管基礎杭利用GSHP の運転例 |
7 | まとめ |
第2節 | 躯体蓄熱システム |
1 | 躯体蓄熱システムの背景と目的 |
2 | 躯体蓄熱システムの種類と特徴 |
3 | 躯体蓄熱システムの実施事例 (ドームシティガスビル、大阪市中区) |
4 | 躯体蓄熱システムの実施事例 (JTB ビル、大阪市中央区) |
5 | おわりに |
第3節 | 真空断熱材技術 |
1 | 省エネルギーと断熱 |
2 | 保冷・保温に生かされる魔法瓶の技術 |
3 | 魔法瓶を大型化する─冷蔵庫の断熱壁 |
4 | 窓ガラス─景観を損ねることなく真空断熱 |
5 | 高温真空断熱─真空耐火物への挑戦 |
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第4章 | 吸収・吸着熱輸送 |
第1節 | 吸収・吸着デシカント材による熱輸送技術 |
1 | 原理と特性 |
2 | 吸収現象を応用した熱輸送変換システム |
3 | 吸着現象を応用した熱輸送変換システム |
4 | おわりに |
第2節 | 水蒸気脱着型蓄熱材による熱輸送技術 |
1 | はじめに |
2 | 化学蓄熱の適用温度域 |
3 | 化学蓄熱のための反応系の選択 |
4 | 水蒸気脱着型化学蓄熱による熱輸送の可能性 |
5 | 水蒸気脱着型化学蓄熱材の開発事例 |
6 | おわりに |
第3節 | 吸収ヒートポンプを応用した熱輸送および貯蔵技術 |
1 | はじめに |
2 | 溶液輸送型吸収ヒートポンプによる熱輸送の原理 |
3 | 溶液輸送型吸収ヒートポンプの実験による熱輸送性能実証 |
4 | 溶液輸送型吸収ヒートポンプによる温熱輸送への応用 |
5 | 溶液輸送型吸収ヒートポンプの熱輸送距離 |
6 | 溶液貯蔵型吸収ヒートポンプによる蓄熱への展開 |
7 | おわりに |
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第5章 | 熱音響エネルギー変換技術 |
1 | はじめに |
2 | 熱音響デバイスの歴史と現状 |
3 | エネルギー流に基づく熱音響デバイスの分類 |
4 | 熱音響エネルギー変換の原理 |
5 | 熱音響デバイスの展望 |
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第6章 | 熱貯蔵を考慮した地域熱供給システムの設計 |
1 | はじめに |
2 | 地域熱供給システムの意義と役割 |
3 | 地域熱供給システム設計手法 |
4 | 解析結果の代表例 |
5 | おわりに |
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第4編 化学エネルギー編 |
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第1章 | 水素貯蔵・輸送技術 |
第1節 | 高圧水素ガスの貯蔵・輸送技術 |
1 | はじめに |
2 | 水素エネルギーの導入の方向性 |
3 | 高圧水素貯蔵用複合容器の技術の現状 |
4 | 高圧水素貯蔵用複合容器の技術の内容 |
5 | 高圧水素貯蔵用複合容器の技術開発の取り組み状況 |
6 | 高圧水素貯蔵用複合容器の技術課題 |
7 | まとめ |
第2節 | 液体水素貯蔵・輸送技術 |
1 | はじめに |
2 | 液体水素の物性 |
3 | 水素の液化技術 |
4 | 液体水素の貯蔵・輸送システム |
5 | 液体水素の貯蔵・輸送技術 |
6 | おわりに |
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第2章 | 水素吸蔵・輸送技術〜水素吸蔵合金・水素貯蔵材料〜 |
1 | はじめに |
2 | 水素貯蔵材料の概要 |
3 | 水素貯蔵材料による水素貯蔵容器 |
4 | おわりに |
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第3章 | エネルギー貯蔵材料としての有機ハイドライドと再生型水素電池の開発 |
1 | はじめに |
2 | 有機ハイドライドの水素貯蔵および運搬性能 |
3 | 有機ハイドライドを利用する高密度エネルギー貯蔵技術 |
4 | 高容量の有機ハイドライド再生型水素電池の研究開発 |
5 | 有機ハイドライド再生型水素電池の出力特性 |
6 | 有機ハイドライドの選択と再生型電池の出力性能 |
7 | 有機ハイドライド蓄電池の充電性能 |
8 | 有機ハイドライド熱再生型電池の開発 |
9 | 有機ハイドライド再生型水素電池の特徴と応用 |
10 | 有機ハイドライド蓄電池の実用化開発と展開 |
11 | おわりに |
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第4章 | DME |
1 | エネルギー媒体としてのDME |
2 | DMEの製造 |
3 | DMEの流通システム |
4 | DMEの利用 |
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第5編 トライジェネレーションと熱・電気一体エネルギー貯蔵技術 |
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第1章 | トライジェネレーションシステムと熱・電気一体貯蔵 |
1 | トライジェネレーション |
2 | エネルギー貯蔵 |
3 | ソーラートライジェネレーションシステムの今後の展開 |
4 | おわりに |
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第2章 | トリジェネレーション |
1 | はじめに |
2 | 工業用トリジェネレーション |
3 | 農業用トリジェネレーション |
4 | 今後の課題 |
5 | おわりに |
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第3章 | 太陽光励起レーザー/ 水/ マグネシウムエネルギー供給システム |
1 | はじめに |
2 | マグネシウムの加水反応 |
3 | マグネシウム還元 |
4 | 水を抜きにエネルギーを語れない |
5 | 実用化ロードマップ |
6 | さらなる夢 |
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第4章 | 酸化物熱電発電技術の新展開 |
1 | はじめに |
2 | 熱電発電のメカニズムと特長 |
3 | 熱電材料 |
4 | 熱電発電 |
5 | 実機搭載 |
6 | おわりに |
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第6編 エネルギー貯蔵輸送の展望 〜エネルギー政策・市場から見た事業開発〜 |
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1 | 国の動向 |
2 | エネルギーの貯蔵・輸送─今後の展開 |
3 | おわりに |