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バラスト水規制とバラスト水処理装置の開発事例
〜国際条約の動きから各種処理システムの比較・評価および展望まで〜
Trends of Ballast Water Regulations and Development of Ballast Water Treatment System

[コードNo.08NTS209]

■体裁/ B5判・268頁
■発行/ 2008年 9月 3日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 44,000円(税込価格)


■バラスト水規制の動向、海洋細菌の生態およびバラスト水管理の考え方、現在開発されている処理システムの開発事例、
 さらに今後の技術開発のポイントにいたるまで詳説!

※本書は、(株)エヌ・ティー・エス主催によるセミナー『バラスト水規制とバラスト水処理装置の開発事例〜国際条約の動き
 から各種処理システムの比較・評価および展望まで〜』(開催日:2008年1月29、30日)を、講演録として編集したものです。
 なお、書籍化するにあたり、環境問題と造船への影響、関心が高い開発事例(第1講、第14講)を新たに執筆原稿として
 追加し、より一層の充実を図りました。


執筆者

福代康夫 東京大学
久野勝秀 (財)日本海事協会
大村卓朗 東京大学
三村治夫 神戸大学大学院
二ノ倉彰一(社)日本海難防止協会
猪子正邦 JFEエンジニアリング(株)
岡本幸彦 JFEエンジニアリング(株)
深谷一郎 三菱化工機(株)
武村清和 (株)日立プラントテクノロジー
田中正博 OptiMarin AS 日本代表/(株)トリオマリンテック
吉成富男 アルファ・ラバル(株)
中井英治 (株)エース・クリーン
若尾芳治 (株)片山化学工業研究所
藤木信彦 (株)大晃産業
中村成興 TECHCROSS INC. Mike JW Lee(訳者:アタカ大機(株))
吉田勝美 (株)水圏科学コンサルタント

詳細目次

第1講バラスト水管理条約とバラスト水管理システム
1はじめに
210m以上の生物の排出基準と問題点
3細菌の排出基準と問題点
4型式承認
5おわりに
第2講バラスト水規制の動向と今後の見通し
1 バラスト水管理条約
2 バラスト水管理法
3 バラスト水の交換
4 バラスト水排出基準値
5 適用予想隻数
6 バラスト水処理装置の承認
7 活性物質の承認
8 バラスト水処理装置開発および承認状況
9 条約に関する進捗状況
10バラスト水処理装置の課題
11バラスト水交換を実施している国
第3講バラスト水中の生物計数と処理装置の性能評価
〜バラスト水管理システム承認の際の生物分析方法も含めて〜
1はじめに
2バラスト水中の生物
3バラスト水管理条約のバラスト水排出基準
4陸上試験・船上試験における処理装置の性能評価
5処理装置の性能評価実施グループ
第4講海洋細菌の特徴とバラスト水管理のポイント
1はじめに
2伝染病コレラと船舶バラスト水
3船舶バラスト水の実態調査
4おわりに
第5講スペシャルパイプ方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2SP−HYBRIDとは
3システムイメージ
4システム構成
5実船搭載例
6船上試験
7G8陸上試験
8おわりに
第6講フィルタ/薬剤/キャビテーション方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2開発環境
3基本コンセプト
4自主陸上試験結果
5実船への適用検討
6おわりに
第7講イナートガス方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2開発経緯
3特長
4システム構成
5船舶搭載例
6おわりに
第8講凝集磁気分離方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2システムの概要
3実証試験
4船上試験
5開発工程
6おわりに
第9講フィルタ/紫外線方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2開発経過
3IMO Certification/Type Approval取得の見通し
4OptiMarin Ballast Systemの概略
5セールスポイント
6MicroKill Filter
7MicroKill UV
8Power Panel & Control Panel
9おわりに
第10講二酸化チタン光触媒方式によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2PureBallastの特長
3PureBallastの概要
4IMO承認
5おわりに
第11講二酸化塩素によるバラスト水処理システムの開発事例
〜二酸化塩素によるバラスト水処理システムの概要と現況報告〜
1はじめに
2コンセプト
3二酸化塩素の特徴
4システムの設置
5二酸化塩素の効果と環境への影響
6システム承認の状況と今後の活動
7おわりに
第12講薬剤(PERACLEAN®Ocean)によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2性質
3製品の供給
4本船での貯蔵
5EPA(アメリカ環境保護庁)の登録
6性能
7組み合わせシステム
8IMO(国際海事機関)などの登録状況
9ポスト・トリートメント
10おわりに
第13講濾過/熱処理(熱回収方式)によるバラスト水処理システムの開発事例
1はじめに
2システムの特長と利点
3熱回収方式
4プレート式熱交換器
5システムの構造
6実験装置
7プラントの性能確認
8生細胞の耐熱性試験
9水質分析
10総合評価
11今後の課題
第14講電気分解方式“Electro-Cleen™ System”によるバラスト水処理の開発事例
1はじめに
2処理方式と作用メカニズム
3効果の検証1−陸上試験
4効果の検証2−船上試験
5実船への搭載
6腐食試験結果
7フロー&制御
8ECSの特長
9システムの構成
10おわりに
第15講バラスト水処理技術の比較・評価と今後の技術開発のポイント
〜処理特性・環境負荷性・経済性〜
1はじめに
2バラスト水処理技術に求められること
3バラスト水処理技術の基本原理
4バラスト水処理技術の開発動向
5バラスト水処理技術の比較・評価
6アメリカにおけるバラスト水排出基準
7本書で紹介された技術の現状
特別企画 パネルディスカッション
1スペシャルパイプ方式−(社)日本海難防止協会
2フィルタ/薬剤/キャビテーション方式−JFEエンジニアリング(株)
3イナートガス方式−三菱化工機(株)
4凝集磁気分離方式−(株)日立プラントテクノロジー
5フィルタ/紫外線方式−(株)トリオマリンテック
6二酸化チタン光触媒方式−アルファ・ラバル(株)
7二酸化塩素−(株)エース・クリーン
8薬剤(PERACLEAN®Ocean)−(株)片山化学工業研究所
9濾過/熱処理(熱回収方式)−(株)大晃産業
10おわりに



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