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有機EL照明用材料の開発と評価技術

[コードNo.10STA058]

■体裁/ B5判上製本 164ページ
■発行/ 2010年 7月 29日 S&T出版(株)
■定価/ 55,000円(税込価格)
■ISBNコード/ 978-4-903413-92-1

★LED照明に続く次世代照明 早期に市場要求を満たすための課題と対策
★特性向上及び高効率化へむけた材料開発と分析技術


著者

赤星治 元 東北デバイス(株)
今野英雄 (独)産業技術総合研究所
長谷部浩一新日鐵化学(株)
遠藤礼隆 九州大学
八尋正幸 九州大学
安達千波矢九州大学
大森裕 大阪大学
辻勇人 東京大学
田中剛 東ソー(株)
柳博 山梨大学
細野秀雄 東京工業大学
森竜雄 名古屋大学
高橋善和 (株)TI
坪井泰住 京都産業大学
岡田博正 (株)アイテス
任陽陽 (株)アイテス
高野和美 (株)アイテス
鳥居康子 岩谷化学工業(株)
島田敏宏 北海道大学
河本康太郎(株)テクノローグ

目次

1章 有機EL照明実用化に向けた技術動向と材料への要求特性

1 生産プロセスと材料の相関
2 特性改善と材料ファクター
3 特性改善と封止プロセス
4 応用とアプリケーションの拡大
2章 材料による有機EL照明の高性能化

1節青色燐光材料
1 フェニルピリジン系イリジウム錯体
1.1フェニルピリジン配位子のピリジン環への電子供与性置換基の導入
1.2フェニルピリジン配位子のフェニル基への電子吸引性置換基の導入
1.3補助配位子の導入
2 フェニルピラゾール系イリジウム錯体
3 フェニルトリアゾール系イリジウム錯体
4 カルベン系イリジウム錯体
5 ピリジルピラゾール系イリジウム錯体
6 ピリジルトリアゾール系イリジウム錯体
7 フェニルイミダゾール系イリジウム錯体
2節赤・緑リン光材料
1 燐光発光と蛍光発光
2 燐光ホスト材料
3 新日鐵化学の燐光ホスト材料開発
3.1燐光赤色ホスト材料
3.2燐光緑色ホスト材料
3.3燐光緑色ホスト材料の応用
3節純青色発光を目指したカルベン型Ir錯体の光物性
1 研究背景
2 カルベン型Ir錯体の溶液中におけるPL特性
3 ホスト-ゲスト共蒸着薄膜におけるPL特性
4 ワイドエネルギーギャップを有するホスト材料を用いたホスト-ゲスト共蒸着膜のPL特性
5 ワイドエネルギーギャップを有するホスト材料を発光層に用いたOLEDのEL特性
4節高分子発光材料
1 有機EL用高分子発光材料
2 印刷技術による有機ELの作製と高輝度化
3 ポリフルオレン高分子用いた白色有機ELの作製
5節ホモ接合有機EL素子材料
1 有機EL構造の変遷
2 CZBDFを用いたホモ接合素子
3 材料特性の考察:他の両極性材料との比較
4 合成モジュール
6節電子輸送材料
1 電子輸送材料の開発経緯
2 電子輸送材料に求められる物性
3 有機EL素子特性
3.1発光特性
3.2寿命特性
3.3燐光素子特性
7節電子注入電極としてのC12A7エレクトライド
1 C12A7エレクトライドとは
2 薄膜作製
3 電子注入障壁と注入特性
3章 有機EL白色化のための層構造技術

1 白色化とは?
2 白色有機ELの素子構造
3 発光層でのキャリア・励起子挙動
4 報告例に見る発光層の構造
5 照明デバイスへの課題
4章 フレキシブル有機EL照明製造の最適条件

1 有機材料の高速成膜の検討
2 有機EL用高速成膜装置の設計製作
3 膜厚分布
4 有機多層膜の作製
5 蒸着材料の蒸発特性
6 EL素子の作製
7 バリア膜の作製
5章 有機EL照明開発に必要な分析技術

1節有機EL素子の青色発光用ホスト材料の評価
1 CBPとmCPカルバゾル誘導体
1.1発光スペクトル
1.2三重項T1準位とエネルギー移動
1.3逆エネルギー移動
1.4mCPの弱点
2 改良型CBP
3 カルボゾルシリル系ホスト
3.1CzSi
3.2SimCP
3.3SimCP2
4 SimCP2優位性の理由
4.1ガラス転移温度とキャリア移動度
4.2項間交差
2節有機EL素子の欠陥検出法と修復法
1 有機EL素子の欠陥箇所検出方法
1.1EMMS法
2 有機EL素子検査装置EX03
3 故障解析に必要なマーキング
4 有機EL素子の欠陥箇所修復方法
5 リーク発光の分光解析
3節有機金属錯体の合成と評価:発光性電子輸送材料Alq3
1 Alq3の合成
2 粉末の発光スペクトル
3 溶液での吸収発光スペクトル
4 NMR スペクトル
5 アニール効果と昇華効果
6 有機EL素子への応用とデバイス評価
4節有機EL封止材の水蒸気透過率の精密計測
1 10-6g/m2dayとはどのような量か
2 これまでの測定法
2.1差圧法
2.2重量測定法(カップ法)
2.3クロマトグラフィ
2.4カルシウム法
2.5電気化学的検出法
2.6赤外分光法
2.7大気圧気体の質量分析法
3 冷却トラップを用いた新しい方法
3.1考え方
3.2冷却トラップの温度とキャリヤガスの検討
3.3測定手順
3.4装置内壁処理の重要性
3.5実験結果
4 コンピュータ・シミュレーションへの期待
5節有機EL照明の光特性と寿命・安定性評価
1 固体光源の発達と照明用への展開
2 光源の光特性を評価するための光の量と質
3 有機EL光源の評価に重要な光特性の測定・評価
3.1 光度
3.1.1光度測定方法とLEDおよび有機ELに適用する上での要検討点
3.1.2CIEによるLED光度測定方法
3.1.3光度標準用LED光源
3.2 全光束
3.2.1一般照明用光源における全光束測定の重要性
3.2.2球形光束計によるLED全光束測定上の要検討点
3.2.3有機EL全光束測定上の要検討点
3.2.4全光束測定用標準
3.3 輝度
3.3.1輝度測定の重要性
3.3.2LED光源の輝度測定上の要検討点
3.4 光の質− 分光分布、色度、相関色温度、ピーク波長、演色評価数 など
3.4.1有機EL、LED光源の質の測定評価の重要性
3.4.2有機EL、LED の分光分布の測定
4 光源の寿命とその評価
4.1 光源の寿命とその定義
4.1.1光源の寿命
4.1.2照明用光源の寿命の概念と定義
4.2 光源の寿命の要因
4.2.1真空システム光源の寿命の要因
4.2.2固体素子光源の寿命の要因
4.3 光源の寿命の実際と国際規格



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