| |
第1章 | 地熱発電の概要と展望 |
はじめに |
1 | 地球の熱と地熱地域の地下における熱と水の流れ |
2 | 地熱発電システム |
3 | 地熱貯留層の探査法と地熱系モデルの作成 |
4 | 持続可能な地熱資源の開発 |
5 | 地熱エネルギーを何故開発すべきか |
6 | 世界の地熱発電開発の潮流とわが国の地熱発電開発 |
7 | わが国の地熱エネルギー開発における諸問題 |
8 | 再生可能エネルギーの一員としての地熱エネルギー |
おわりに |
|
第2章 | 事業性と事例 |
第1節 | 地熱発電事業の経済性の検討 |
はじめに |
1 | 地熱発電事業に投資する動機 |
1.1 | 地熱発電の歴史 |
1.2 | 地熱発電事業に投資する動機 |
2 | プロジェクト実行プログラム |
2.1 | 有望地点絞込みのフロー |
2.2 | 探査手法の採用順序 |
2.3 | 資源量評価 |
2.4 | 有望地点の抽出 |
2.5 | リード・タイム |
3 | 地熱発電の規模 |
4 | 発電コストの計算 |
4.1 | 発電コスト |
4.2 | 蒸気流量と発電出力 |
4.3 | 掘削費単価 |
4.4 | 地上設備、発電設備単価 |
4.5 | 重点地域地点毎発電コスト計算結果 |
4.6 | 試算例 |
4.7 | 建設費単価 |
5 | 事業採算性 |
6 | リスク・マネージメント |
7 | 地熱発電事業の将来展望 |
おわりに |
|
第2節 | 九州の地熱開発 |
はじめに |
1 | 地熱発電所の位置の地学的背景 |
2 | 九州の地熱開発の歴史 |
3 | 各論 |
3.1 | 事業用地熱発電所 |
3.1.1 | 大岳地熱発電所 立地:国立公園普通地域 |
3.1.2 | 八丁原地熱発電所 立地:国立公園第2・3種特別地域 |
3.1.3 | 大霧地熱発電所 立地:国立公園普通地域 |
3.1.4 | 山川地熱発電所 立地 自然公園外 |
3.1.5 | 滝上地熱発電所 立地 自然公園外 |
3.2 | 自家用地熱発電所 |
3.2.1 | 杉乃井地熱発電所 |
3.2.2 | 霧島国際ホテル地熱発電所 |
3.2.3 | 九重地熱発電所 |
4 | おわりに、そして、将来の展開に向けて |
|
第3節 | 東日本の地熱開発 |
はじめに |
1 | 東日本の地熱発電所 |
1.1 | 松川地熱発電所 |
1.2 | 大沼地熱発電所 |
1.3 | 鬼首地熱発電所 |
1.4 | 葛根田地熱発電所 |
1.5 | 森地熱発電所 |
1.6 | 上の岱地熱発電所 |
1.7 | 澄川地熱発電所 |
1.8 | 柳津西山地熱発電所 |
1.9 | 八丈島地熱発電所 |
2 | 開発経験から見た東日本の地熱系の特徴 |
3 | 東日本の地熱開発の将来展望 |
おわりに |
|
第4節 | 岩手県における再生可能エネルギーの導入 |
1 | はじめに |
1.1 | はじめに |
1.2 | 岩手県の地域特性等 |
1.3 | 東日本大震災津波による被害状況 |
2 | 岩手県における再生可能エネルギーの導入状況 |
2.1 | これまでの導入状況 |
2.1.1 | 導入目標に対する導入実績 |
2.1.2 | 電力需要に対する供給の状況(電力自給率) |
2.2 | 地熱開発の状況 |
3 | 再生可能エネルギー導入に係る動向と課題 |
3.1 | 国等の再生可能エネルギー導入支援策 |
3.1.1 | これまでの国の主な支援制度 |
3.1.2 | これまでの県の主な支援制度 |
3.2 | 再生可能エネルギー導入の主な課題等 |
3.2.1 | 経済性 |
3.2.2 | 系統接続の制約等 |
3.2.3 | 開発のリードタイムの長期化 |
3.2.4 | 開発行為に関する規制等 |
3.3 | 東日本大震災津波で明らかとなった課題 |
4 | 再生可能エネルギー導入促進に向けた今後の施策展開 |
4.1 | 岩手県東日本大震災津波復興計画への対応 |
4.1.1 | 防災のまちづくり |
4.1.2 | 三陸創造プロジェクト |
4.1.3 | 復興の目指す姿を実現するための主要事業 |
4.2 | 再生可能エネルギー導入促進特区 |
4.3 | 大規模電源立地に向けた取組 |
4.3.1 | 大規模太陽光発電の適地調査の実施 |
4.3.2 | 個別プロジェクトに対する側面的支援 |
4.4 | 自立・分散型のエネルギー供給体制の構築に向けた検討 |
4.5 | 新エネルギービジョンの見直し |
おわりに |
|
第5節 | 地熱発電に関する政策・法制度 |
はじめに |
1 | 日本のエネルギー政策における地熱発電の状況 |
1.1 | 戦後から石油ショックに至るまでの日本のエネルギー政策 |
1.2 | 新エネルギー・省エネルギー推進に対する法的整備 |
1.3 | 地球温暖化問題への対策 |
1.4 | 日本のエネルギー政策における地熱発電の位置づけ |
1.4.1 | サンシャイン計画、ニューサンシャイン計画における位置づけ |
1.4.2 | 関連法案等における位置づけ |
2 | 地熱発電導入に関する法規制等について |
2.1 | 電気事業法 |
2.2 | 自然公園法 |
2.3 | 温泉法 |
2.4 | 環境影響評価法 |
2.5 | 各種規制に対する対応 |
おわりに |
|
第6節 | 世界の地熱発電と主要国の概況 |
はじめに |
1 | 世界の地熱発電の概況 |
2 | 世界の地熱利用の概況 |
3 | 主要国における状況 |
|
第3章 | 地熱資源の調査 |
第1節 | 熱源分布調査の概要 |
はじめに |
1 | マグマ性熱源の分布 |
2 | 熱構造の分布 |
3 | 地熱資源量の分布 |
4 | マグマ性熱源の探査法 |
おわりに |
|
第2節 | 地質調査 |
はじめに |
1 | データベースを利用した予察調査 |
1.1 | 地形判読 |
1.2 | 地質判読 |
1.3 | 日本温泉・鉱泉分布図及び一覧 |
1.4 | 地熱資源図による情報収集 |
1.5 | 日本列島及びその周辺域の地温勾配及び地殻熱流量データベース |
1.6 | 全国地熱ポテンシャルマップ |
1.7 | 地熱コア画像データベースの利用 |
2 | 地下温度の調査・探査法 |
2.1 | 温度検層データに基づく地下温度分布の推定 |
2.1.1 | 活動度指数と地熱指数 |
2.1.2 | 緩和法による地下温度推定法 |
2.1.3 | 日本の地温勾配図 |
2.1.4 | 深部温度の統計学的推定 |
2.2 | 間接的に地下温度を推定する方法 |
2.2.1 | 接触変成作用の解析 |
2.2.2 | キューリー点法 |
2.2.3 | 地化学温度法 |
3 | 地熱流体の調査・探査法 |
3.1 | 温泉水調査法 |
3.2 | 噴気ガス調査法 |
3.3 | 変質帯調査 |
3.3.1 | 変質帯調査(その1)−白色変質帯 |
3.3.2 | 変質帯調査(その2)−緑色変質帯 |
3.3.3 | 変質分帯 |
3.3.4 | 比抵抗探査法 |
3.3.5 | 微小地震探査法 |
4 | 貯留層構造の調査・探査法 |
4.1 | 地質構造調査法 |
4.2 | 断裂・熱水鉱物脈調査法 |
4.3 | 重力探査法 |
4.4 | 磁気探査法 |
4.5 | 地震探査法 |
|
第3節 | 断裂系解析 |
はじめに |
1 | 岩石の脆性破壊 |
2 | 断裂の種類 |
3 | 断層表面構造の分類 |
4 | 断裂連結構造 |
5 | 断裂系の解析法 |
6 | 断裂形成時の応力場の復元 |
おわりに |
|
第4節 | 弾性波探査 |
1 | 技術概要と原理 |
1.1 | 弾性波探査とは |
1.2 | 強振幅反射面の観測 |
1.3 | 亀裂・断裂系の配向性の探査 |
2 | 測定方法 |
2.1 | 震源系 |
2.2 | 受振系 |
2.3 | 記録系 |
2.4 | VSP調査 |
2.5 | その他の調査 |
3 | 新技術 |
4 | 実例 |
5 | 課題 |
|
第5節 | 電気・電磁探査 |
はじめに |
1 | 岩石の比抵抗 |
2 | 地熱貯留層の比抵抗構造 |
3 | 電磁探査法 |
3.1 | MT法 |
3.2 | MT法データの解析 |
3.3 | 2次元解析の問題点と3次元解析 |
4 | 調査事例 |
おわりに |
|
第6節 | 地化学探査 |
はじめに |
1 | 熱水対流系の形成と地熱水の起源の推定―循環水の確認 |
1.1 | 地熱流体の起源の推定 |
1.2 | 地熱水の生成(加熱)機構の推定 |
2 | 地熱貯留層温度の推定―より適切な温度把握 |
2.1 | 化学温度計 |
2.2 | 化学温度と反応速度 |
3 | 地熱水の地下での挙動把握―地下での地熱流体の蒸発・混合・流動等 |
3.1 | 熱水系ごとの分類 |
3.2 | 地熱水の混合状態の把握 |
3.2.1 | 混合状態の想定 |
3.2.2 | シリカ濃度−エンタルピー(実測) |
3.2.3 | Cl イオン濃度−エンタルピー(実測、化学温度) |
3.2.4 | その他の混合モデル |
3.3 | 地熱水の流動状態の把握 |
4 | 地熱流体の性状(化学特性、発電利用適合性)の把握 |
5 | 地熱貯留層の地化学モデルと開発ターゲット |
おわりに |
|
第7節 | 地熱貯留層モデリング |
はじめに |
1 | 発電開始前の貯留層数値モデルの構築 |
1.1 | 概念モデル |
1.2 | 坑井を用いた調査と試験 |
1.3 | 自然状態シミュレーション |
1.4 | 生産予測シミュレーション |
1.5 | 貯留層モデルの不確実性 |
2 | 発電開始後における貯留層シミュレーション |
2.1 | 貯留層モニタリング |
2.2 | ヒストリーマッチング |
3 | 貯留層モデリング技術の展望 |
3.1 | 貯留層のキャラクタリゼーション |
3.2 | 地球物理学的モニタリング |
おわりに |
|
第4章 | 掘削 |
第1節 | 地熱井掘削技術の概要 |
はじめに |
1 | 地熱井の分類 |
1.1 | 地温勾配測定井(ヒートホール) |
1.2 | 構造試錐 |
1.3 | 調査井 |
1.4 | 生産井 |
1.5 | 還元井 |
1.6 | その他 |
2 | 掘削準備 |
2.1 | 掘削地点選定 |
2.1.1 | 地形 |
2.1.2 | 道路 |
2.1.3 | 取水 |
2.1.4 | 許認可 |
2.1.5 | その他 |
2.2 | 敷地造成 |
3 | 掘削計画 |
3.1 | ケーシングプログラムと坑口装置 |
3.1.1 | 構造試錐・調査井(スピンドル型掘削機)のケーシングプログラム |
3.1.2 | 調査井・生産井・還元井(ロータリー型掘削機)のケーシングプログラム |
3.1.3 | ケーシング設置深度 |
3.1.4 | 坑口装置 |
3.2 | 掘削工程 |
3.3 | 泥水計画 |
3.3.1 | 掘削泥水の目的 |
3.3.2 | 良好な泥水とは |
3.3.3 | 逸泥対策 |
3.4 | ビット選定 |
3.5 | 傾斜掘削 |
3.6 | セメンチング |
3.6.1 | ケーシングセメンチング |
3.6.2 | 逸泥セメンチング・埋坑セメンチング |
3.6.3 | セメント材料及び添加剤 |
3.7 | 物理検層 |
3.7.1 | 比抵抗検層 |
3.7.2 | 温度検層 |
3.7.3 | プロダクション検層 |
3.7.4 | バックオフ |
3.7.5 | その他 |
3.8 | 採揚・改修作業 |
3.9 | 短期噴出試験・還元試験 |
4 | 地熱井掘削の課題 |
4.1 | 掘削費の削減 |
4.1.1 | 坑井1 本当たりの掘削費の削減 |
4.2.2 | 坑井1 本当たりの生産量・還元量の増大及び長寿命化 |
4.2.3 | その他 |
おわりに |
|
第2節 | 地熱井掘削技術の紹介 |
はじめに |
1 | 空気を用いた掘削 |
1.1 | 空気掘削(Air Drilling) |
1.1.1 | 松川地域M-12 号井の事例 |
1.2 | 空気泥水掘削(Aerated Mud Drilling)・空気清水掘削(Aerated Water Drilling) |
1.2.1 | 空気泥水掘削の実施事例 |
2 | 傾斜掘削 |
2.1 | 傾斜掘削のジオメトリー |
2.2 | 傾斜掘削のオペレーションについて |
2.2.1 | 傾斜掘削に必要なツールス |
2.2.2 | 傾斜・方位・ツールフェイスの測定方式 |
2.3 | ステラブル掘削工法 |
3 | トップドライブ掘削システム |
4 | 生産井スケール防止システム |
4.1 | 生産井薬注システムの事例 |
おわりに |
|
第3節 | 掘削の機材・掘削具 |
はじめに |
1 | 櫓(やぐら) |
1.1 | スタンダード型 |
1.2 | カンチレバー型 |
1.3 | オイルスコープ型 |
1.4 | ブロック型 |
2 | サブストラクチャー |
3 | 掘削機 |
3.1 | ドローワークス |
3.2 | 試錐機 |
3.3 | 補助ブレーキ |
3.3.1 | ハイドロブレーキ |
3.3.2 | エルマゴブレーキ |
3.3.3 | スリップブレーキ |
4 | 泥水ポンプ |
5 | 泥水システム |
5.1 | シェルシェーカー |
5.2 | デ・サンダー |
5.3 | デ・シルター |
5.4 | セントリフュージ |
5.5 | 冷却塔 |
6 | 坑口装置 |
6.1 | 口元装置 |
6.2 | 暴噴防止装置(BOP) |
7 | 掘削ツールス |
7.1 | ビット |
7.1.1 | コアリングビット |
7.1.2 | トリコンビット |
7.2 | スタビィライザー |
7.3 | ドリルカラー |
7.4 | ヘビィーウエートドリルパイプ |
7.5 | ドリルパイプ |
7.6 | ケリー |
7.7 | マッドモーター |
7.8 | ショックガード |
7.9 | ドリリングジャールス |
8 | その他の装置 |
9 | 最近の掘削機の動向 |
9.1 | トップドライブシステム |
9.2 | コイルドチュービングシステム |
9.3 | モニタリングシステム |
9.4 | 遠隔操作システム |
|
第5章 | 発電技術 |
第1節 | 地熱を利用した発電方式の分類とその採用指標 |
はじめに |
1 | 地熱エネルギーの形 |
2 | 地熱発電の方式 |
3 | フラッシュ式またはバイナリー式の採用基準 |
3.1 | フラッシュ式の採用 |
3.2 | バイナリー式の採用 |
4 | 地熱発電所の立地 |
まとめ |
|
第2節 | 蒸気発電 |
はじめに |
1 | 原理 |
1.1 | 背圧式と復水式発電設備 |
1.2 | 過熱蒸気型生産井を利用する発電設備 |
1.3 | シングルフラッシュサイクル |
1.4 | ダブルフラッシュサイクル |
2 | 最適化 |
2.1 | 復水タービンの型式選定 |
2.2 | 主蒸気圧力 |
2.3 | 復水器圧力 |
2.4 | 大気湿球温度 |
3 | 主要構成機器 |
3.1 | 蒸気タービン |
3.2 | 発電機 |
3.2.1 | 腐食性ガスの侵入防止 |
3.2.2 | 絶縁強化 |
3.3 | 復水器 |
3.3.1 | 構造による分類 |
3.3.2 | 配置による分類 |
3.4 | 温水ポンプ |
3.5 | 冷却塔 |
3.5.1 | 通風方式による分類 |
3.5.2 | 流動方向の分類 |
3.6 | 冷却水設備 |
3.6.1 | 循環水システム |
3.6.2 | 補機冷却水システム |
3.7 | 不凝縮ガス抽出装置 |
3.7.1 | 構成機器 |
3.7.2 | エジェクタ |
3.7.3 | 機械式圧縮機 |
4 | 地熱蒸気発電特有の技術 |
4.1 | スケール対策 |
4.2 | 腐食に関わる損傷 |
4.3 | ドレンエロージョン対策 |
|
第3節 | 地熱バイナリー発電 |
はじめに |
1 | バイナリー発電の特長 |
1.1 | 再生可能エネルギーによる安定した発電 |
1.2 | 二酸化炭素を排出しない発電 |
1.3 | 低温熱エネルギーからの発電 |
1.4 | 地熱蒸気を大気放出しない発電 |
2 | 発電システムの原理と構成機器 |
2.1 | タービン |
2.2 | 凝縮器 |
2.3 | 循環ポンプ |
2.4 | 予熱器 |
2.5 | 蒸発器 |
3 | 実例 |
3.1 | 世界の建設実績 |
3.2 | 日本の建設実績 |
4 | 運転 |
4.1 | 全出力運転 |
4.2 | 部分出力運転 |
4.3 | 出力変動 |
4.4 | 遠方常時監視 |
5 | 保守 |
5.1 | 機器の保守と点検 |
5.2 | 媒体補充 |
5.3 | 生産井および還元井の能力回復 |
6 | 新技術 |
6.1 | 媒体 |
6.2 | 媒体シール技術 |
6.3 | パージシステム |
7 | 課題と取組み |
7.1 | 新媒体 |
7.2 | スケール抑制 |
7.3 | 高温岩体発電 |
7.4 | コスト低減 |
おわりに |
|
第4節 | バイナリー発電(温泉発電システム) |
はじめに |
1 | 温泉発電システムの原理 |
1.1 | 温泉バイナリー発電システムの原理 |
1.2 | 低温熱源を利用したバイナリー発電システムの媒体 |
1.3 | 温泉発電で要求される性能とは |
2 | 温泉発電で期待されるサイズ |
3 | 温泉発電システムの実例 |
3.1 | アンモニア水を用いたカリーナサイクルの特徴 |
3.1.1 | カリーナサイクル発電とは |
3.1.2 | カリーナサイクル発電の特長 |
3.1.3 | カリーナサイクルの事例 |
3.2 | カリーナサイクルを用いた温泉発電システムの開発 |
4 | 温泉発電システムの新技術 |
4.1 | 小型高効率の蒸気タービン発電機 |
4.2 | 熱交換器 |
4.3 | 制御・監視システム |
5 | 課題と取り組み |
おわりに |
|
第5節 | 高温岩体発電 |
1 | 高温岩体開発の歴史 |
2 | HDR開発技術 |
3 | HDR開発に関わる最近のトピックス |
|
第6節 | マグマ発電 |
はじめに |
1 | マグマとは |
1.1 | マグマ発電研究開発の経緯 |
2 | 開発技術の現状 |
2.1 | マグマの探査 |
2.2 | マグマ溜まりの掘削 |
2.3 | 熱抽出 |
2.3.1 | 開放系 |
2.3.2 | 閉鎖系 |
2.3.3 | ヒートパイプ |
3 | マグマ発電コスト |
4 | 最近の動向 |
おわりに |
|
第6章 | 運用 |
第1節 | 安定操業のための貯留層管理、モニタリング |
はじめに |
1 | 地熱貯留層管理におけるモニタリング |
1.1 | モニタリングの概要 |
1.2 | 生産ヒストリー |
1.3 | 流体地化学モニタリング |
1.4 | 坑井調査 |
1.5 | 地球物理学的モニタリング |
2 | 地熱貯留層管理における生産対策および還元対策 |
2.1 | 生産能力・還元能力の低下原因の把握 |
2.2 | 地熱貯留層および生産井の挙動の把握と予測 |
2.2.1 | 数学モデルによる地熱貯留層の挙動予測 |
2.2.2 | 生産井の挙動予測 |
2.3 | 生産対策および還元対策 |
2.4 | 八丁原地熱発電所の生産対策の事例 |
3 | 澄川地熱発電所のモニタリングと地熱貯留層管理 |
3.1 | 澄川地熱発電所のモニタリング |
3.1.1 | 澄川地熱発電所の概要と開発方針 |
3.1.2 | モニタリング項目 |
3.1.3 | 生産ヒストリー |
3.2 | 地熱貯留層管理 |
3.2.1 | 生産能力低下の原因 |
3.2.2 | 還元能力低下の原因 |
3.3 | 生産対策および還元対策 |
3.3.1 | 生産対策 |
3.3.2 | 還元対策 |
3.4 | 今後の取り組み |
おわりに |
|
第2節 | 坑井の維持、管理 |
はじめに |
1 | 坑井モニタリング |
1.1 | 掘削直後モニタリング |
1.2 | 操業時モニタリング |
1.2.1 | 地上モニタリング |
1.2.2 | 坑井内モニタリング |
2 | 異常時の対応:応急対策 |
2.1 | スケーリングによる坑内閉塞 |
2.1.1 | 生産井内 |
2.1.2 | 還元井内 |
2.2 | 岩片等による坑内閉塞 |
2.2.1 | 生産井内 |
2.3 | 坑井内損傷 |
3 | 予防措置:恒久対策 |
3.1 | スケール対策 |
3.1.1 | 生産井内炭酸塩スケール |
3.1.2 | 還元井内シリカスケール |
3.2 | 腐食対策 |
3.2.1 | 生産井内対策 |
3.2.2 | 地上設備内対策 |
おわりに |
|
第3節 | 地熱エネルギーの利用におけるスケール生成と対策 |
はじめに |
1 | スケールの生成機構および生成抑制について |
1.1 | シリカスケール |
1.1.1 | シリカスケールの生成機構 |
1.1.2 | シリカスケールの生成抑制方法 |
1.2 | カルサイトスケール |
1.2.1 | カルサイトスケールの生成機構 |
1.2.2 | カルサイトスケールの生成抑制方法 |
2 | 生成したスケールの除去方法 |
おわりに |
|
第4節 | 地熱発電所冷却塔ファンの運用改善について |
はじめに |
1 | 冷却塔の氷柱に関する課題 |
2 | 氷柱に対する従来の取組み |
3 | 改善策の検討 |
4 | 冷却塔ファン逆回転による氷柱自動解凍 |
5 | 冷却塔ファン減速運転による所内電力低減 |
6 | ノイズの発生と対策 |
まとめ |
|
第5節 | 温泉への影響と共生について |
はじめに |
1 | 温泉への影響についての基本的考え方 |
2 | 地上の水系に例えた地熱貯留層と温泉帯水層の関係 |
3 | 不透水層の状態からみた地熱貯留層と温泉帯水層の関係 |
4 | データに基づく管理の重要性と地域理解を得るポイント |
5 | 地域の信頼を得るための具体的共存策 |
おわりに |
|
第7章 | 発電以外の熱利用 |
第1節 | 地熱直接利用の概要と具体例 |
はじめに |
1 | 地熱直接利用の概要 |
1.1 | 直接利用の定義 |
1.1.1 | 地熱の直接利用の定義 |
1.1.2 | 温泉の定義 |
1.2 | 地熱直接利用における各温度段階の用途 |
1.3 | 国内における地熱直接利用の状況 |
1.4 | 海外における地熱直接利用の状況 |
2 | 直接利用の用途 |
2.1 | 暖房・冷房 |
2.1.1 | 暖房利用 |
2.1.2 | 冷房利用 |
2.1.3 | カスケード利用 |
2.2 | ヒートポンプによる熱利用 |
2.2.1 | 児童館での利用例 |
2.3 | 農業利用 |
2.3.1 | 温泉熱を利用した事例 |
2.3.2 | 温熱ハウスにて地熱を利用した場合のランニングコスト |
2.4 | 道路融雪 |
2.5 | 魚介類養殖 |
3 | 発電と組み合わせた直接利用の効果 |
4 | 地熱の直接利用が地域にもたらす恵み |
|
第2節 | 地中熱利用の概要と未来像 |
はじめに |
1 | 地中熱とは |
2 | 利用の仕方 |
2.1 | 熱伝導 |
2.2 | 空気循環 |
2.3 | 水循環 |
2.4 | 地中熱ヒートパイプ |
2.5 | 地中熱ヒートポンプシステム |
2.5.1 | クローズドループ |
2.5.2 | オープンループ |
3 | 地中熱ヒートポンプシステムの普及状況 |
4 | 地中熱エネルギーのポテンシャル |
5 | 環境性に優れたシステム |
6 | 普及に向けて −地中熱を利用したコミュニティ− |
おわりに |