| |
第1講 | 我々はどのような有用物質を、どのようにして微細藻から得られるのか? 岡田茂(東京大学) |
|
1. | はじめに |
2. | 水圏のバイオマスの利用 |
3. | 燃料としての水圏のバイオマス |
4. | 微細藻という生物 |
5. | 環境に対する適応 |
6. | エネルギー資源としての利用 |
6.1 | メタン発酵・エタノール発酵 |
6.2 | 水素ガス生産 |
6.3 | 脂質の利用 |
6.3.1 | 珪藻 |
6.3.2 | ワックスエステル |
6.3.3 | 炭化水素 |
7. | 生産性について |
8. | おわりに |
|
第2講 | 重イオンビーム照射とバイオ燃料増産株作出に関する新技術 河野重行(東京大学) |
|
1. | はじめに |
2. | 藻類学と国内市場 |
2.1 | 研究の目的 |
2.2 | 世界の培養施設 |
2.3 | キートケロスとアスタキサンチン |
2.4 | 筆者らの研究の背景 |
3. | ヘマトコッカス |
3.1 | ヘマトコッカスと環境ストレス |
3.2 | 三次元立体構築法と物質生産 |
4. | クロレラ |
4.1 | クロレラの物質生産 |
4.2 | 物質生産シフトと実用性 |
5. | 重イオンビーム照射 |
5.1 | 仁科センターと重イオンビーム |
5.2 | ヘマトコッカスと汎用CalMorph |
5.3 | クロレラの突然変異有用株 |
6. | 将来展望─藻類バイオとバイオガスステーション |
|
第3講 | 未利用廃熱を利用する微細藻類バイオオイルの省エネルギー抽出技術 神田英輝(名古屋大学) |
|
1. | はじめに |
2. | オイル抽出技術における課題 |
3. | 燃料生産事業に要する培養液の処理規模 |
4. | 乾燥工程の課題 |
5. | Wet extractionの検討 |
6. | DME extraction |
7. | おわりに |
|
第4講 | ユーグレナによるバイオ燃料生産基盤技術の開発 石川孝博(島根大学)/田茂井政宏(近畿大学)/鈴木健吾((株)ユーグレナ)/ 重岡成(近畿大学) |
|
1. | はじめに |
2. | ユーグレナの特性 |
3. | ユーグレナが生産するエネルギー貯蔵物質 |
3-1. | パラミロン |
3-2. | ワックスエステル |
3-3. | ワックスエステル発酵 |
4. | 高濃度炭酸ガス耐性 |
5. | ユーグレナの大量培養 |
6. | ユーグレナの形質転換とバイマス増産への取組み |
7. | 今後の課題と展望 |
|
第5講 | 藻類オイル大量生産への問題点と解決のためのアプローチ 中嶋信美(独立行政法人国立環境研究所) |
|
1. | はじめに |
2. | エネルギー資源の将来 |
3. | 藻類のエネルギー源としての可能性 |
3.1 | 研究対象とされている藻類 |
3.2 | ボトリオコッカス |
4. | ボトリオコッカスのオイル生合成機構の解明 |
5. | ボトリオコッカスの除草剤耐性株の獲得 |
6. | アメリカの動向 |
7. | おわりに |
|
第6講 | 微細藻類の高密度・大量生産技術の開発 増田篤稔(ヤンマー(株)) |
|
1. | はじめに |
2. | 微細藻類培養システム設計における基礎的知見および要素 |
2.1 | 培養槽における光合成とシステム設計での環境制御項目概要 |
2.2 | 光放射環境 |
2.3 | 溶存ガス環境 |
2.4 | システム設計 |
3. | 環境要素の設計と定量方法 |
3.1 | システム設計における主要要素 |
3.2 | 培養槽における光放射環境の設計方法と実用性の検討 |
3.3 | 高機能培養器に必要な設計要因 |
3.3.1 | 培養器内部の光放射環境の定量方法 |
3.3.2 | 解析方法 |
3.3.3 | 効率的なシステム設計 |
4. | 実用プラントにおける餌料用微細藻類培養システム開発 |
4.1 | プラント条件 |
4.2 | 餌料用微細藻類培養システムの留意点と設計 |
4.2.1 | 餌料用微細藻類培養システムの留意点 |
4.2.2 | 培養システムの設計 |
4.3 | 実用プラントと評価 |
4.3.1 | 実用プラント |
4.3.2 | プラント評価 |
5. | おわりに |
|
第7講 | シアノバクテリアを用いたバイオ燃料生産技術の開発 蘆田弘樹(神戸大学) |
|
1. | はじめに |
2. | シアノバクテリア |
3. | シアノバクテリアにおける光合成炭素固定機構 |
3.1 | 光合成におけるルビスコの機能 |
3.2 | シアノバクテリアのルビスコ酵素特性 |
3.3 | シアノバクテリアのCO2濃縮機構 |
4. | シアノバクテリアによるバイオ燃料生産 |
4.1 | エタノール |
4.2 | イソブチルアルデヒド/イソブタノール |
4.3 | 遊離脂肪酸 |
4.4 | 1-ブタノール |
4.5 | イソプレン |
5. | シアノバクテリアによるバイオ燃料生産の展望 |
5.1 | 光合成CO2固定能の強化 |
5.2 | 導入酵素の最適な選択 |
5.3 | 目的物質に対する耐性強化 |
6. | おわりに |
|
第8講 | 光合成微生物の光合成メカニズムに関与するタンパク質機構の解明 広瀬侑(豊橋技術科学大学)/池内昌彦(東京大学) |
|
1. | はじめに |
2. | 光化学系U複合体 |
3. | 光化学系T複合体 |
4. | シトクロムb6/f複合体 |
5. | NDH様複合体 |
6. | 光捕集アンテナ装置:フィコビリソーム |
7. | 光合成調節メカニズム:シアノバクテリアの補色順化のしくみの解明 |
7.1 | 補色順化 |
7.2 | 新規光受容体「シアノバクテリオクロム」 |
7.3 | 補色順化にかかわるシアノバクテリオクロムCcaS/RcaE |
7.4 | フィコビリソームの調節 |
7.5 | 補色順化機構の多様性と進化系統 |
8 | 今後の展望 |
|
第9講 | 脂質産生微細藻類の探索・収集・選定と保存方法 関口弘志(独立行政法人製品評価技術基盤機構) |
|
1. | はじめに |
2. | 脂質産生藻類の収集 |
2.1 | はじめに |
2.2 | 新規収集の概要―条件検討 |
2.2.1 | 条件検討:サンプリング場所 |
2.2.2 | 条件検討:予備培養条件 |
2.2.3 | 条件検討:単離作業 |
2.3 | 新規収集の実際 |
3. | 脂質産生藻類の各種分析 |
3.1 | はじめに |
3.2 | 必要とされる情報(分析項目) |
3.3.1 | 分析:株の同定 |
3.3.2 | 分析:産生脂質の定性・定量 |
3.3.3 | 分析:増殖特性 |
3.3.4 | 筆者らの分析フロー |
4. | (脂質産生)藻類の保存 |
4.1 | はじめに |
4.2 | 継代保存 |
4.3 | 凍結保存 |
4.4 | おわりに |
5. | 株の評価 |
5.1 | 評価にあたって |
5.2 | 現状における株の評価 |
5.3 | 将来に向けて |
6. | おわりに |