| |
第1章 | 非臨床における安全性評価に関するガイドライン |
はじめに |
1 | 安全性薬理試験(ICH S7A 及びS7B) |
1.1 | 安全性薬理コアバッテリー |
1.2 | フォローアップ試験 |
1.3 | 補足的安全性薬理試験 |
1.4 | 安全性薬理試験の実施時期 |
2 | 一般毒性試験(ICH S4及びS4A) |
2.1 | 急性毒性試験 |
2.2 | 反復投与毒性試験 |
2.3 | 一般毒性試験の実施時期 |
3 | 遺伝毒性試験(ICHS2(R1)) |
3.1 | 遺伝毒性試験の標準的組み合わせ |
3.2 | 標準的組み合わせの2種のオプションの詳細 |
3.3 | 遺伝毒性試験の実施時期 |
4 | がん原性試験(ICH S1C(R2)) |
4.1 | 発がん性を検索・評価する方法 |
4.2 | がん原性試験が必要な条件 |
4.3 | がん原性試験の実施時期 |
5 | 生殖発生毒性試験(ICH S5A及びS5(R2)) |
5.1 | 試験の目的 |
5.2 | 試験デザインの選択性 |
5.3 | 生殖発生毒性試験の実施時期 |
6 | 局所刺激性試験 |
7 | その他の毒性試験 |
7.1 | 免疫毒性試験(ICH S8) |
7.1.1 | ガイドラインの適用範囲 |
7.1.2 | 免疫毒性試験の実施時期 |
7.2 | 不純物の安全性確認(ICH Q3A(R2)及びICH Q3B(R2)) |
7.2.1 | 不純物の安全性の確認法 |
7.2.2 | 不純物の安全性確認の実施時期 |
7.3 | その他の試験 |
7.3.1 | 皮膚感作性試験 |
7.3.2 | 皮膚光感作性試験 |
おわりに |
|
第2章 | 非臨床から臨床にむけた早期探索的臨床試験の活用と留意点 |
はじめに |
1 | ICH M3(R2)ガイダンスにおける早期探索的臨床試験 |
1.1 | マイクロドーズ臨床試験 |
1.2 | 準薬効用量または推定薬効用量での単回投与試験 |
1.3 | 薬効用量までの反復投与臨床試験 |
2 | 早期探索的臨床試験の活用 |
2.1 | 早期探索的臨床試験を実施する目的と時期 |
2.2 | 早期探索的臨床試験プロジェクトの進め方 |
2.3 | 早期探索的臨床試験の実施に特有の非臨床試験 |
2.4 | 早期探索的臨床試験プロジェクトの終了因子 |
3 | 早期探索的臨床試験の効果 |
おわりに |
|
第3章 | 臨床試験への移行に必要な非臨床データと有効性/安全性評価〜安全性評価を中心に〜 |
はじめに |
1 | FIH/IND時に必要とされる非臨床安全性試験とその意義 |
1.1 | ガイドラインで規定されている非臨床安全性試験 |
1.2 | 創薬時に実施される探索毒性試験:創薬初期における多方面からの薬効・毒作用の解析のための試験 |
1.3 | 探索的安全性評価のための多様性科学研究(毒性研究・薬物動態研究・物性研究)の必要性 |
1.3.1 | 毒性試験 |
1.3.2 | 薬物動態試験 |
1.3.3 | 物性試験 |
2 | FIH/IND時の安全性評価において考慮すべき事項 |
2.1 | 毒作用の特定 |
2.2 | 薬効の延長線上にある毒作用と薬効の延長上線にない毒作用 |
2.3 | 開発継続に関わる毒作用 |
2.4 | 薬物の全身暴露状態 |
2.5 | 投与用量とTKデータの関係 |
2.6 | 標的部位での暴露状態(暴露量と停滞時間) |
3 | 臨床の場から見た安全性評価 |
3.1 | 無毒性量と毒性量からの安全性評価 |
3.2 | 毒作用の発現機序・発現の程度・回復性からの安全性評価 |
3.3 | 治療係数(TI)からの安全性評価 |
3.4 | 臨床の場から見た安全性管理 |
4 | IND開始前の総合評価 |
5 | FIH/IND実施医療担当者への提言(リスク評価・管理の観点から) |
[追補] |
臨床試験実施前に提供される評価データとその安全性評価の考え方・立ち位置 |
医薬品の早期開発戦略(ハイスループットトキシコロジー)及び分子毒性学的アプローチ |
|
第4章 | ヒト初回投与量設定方法 |
第1節 | 一般医薬品 |
はじめに |
1 | 新規医薬品開発における非臨床試験 |
1.1 | 製造販売承認申請までに実施する非臨床試験 |
1.2 | 第T相臨床試験までに実施する非臨床臨床試験 |
2 | 初回投与量設定に重要なパラメーター |
2.1 | 毒性データ |
2.2 | 薬理データ |
2.3 | 毒性データと薬理データの比較 |
2.4 | ヒト等価用量 |
2.5 | 安全係数 |
3 | ヒト初回投与量の設定 |
3.1 | 早期探索的臨床試験 |
3.2 | 臨床試験 |
3.2.1 | 一般医薬品 |
3.2.2 | 抗悪性腫瘍薬 |
3.2.3 | 初回投与臨床試験における注意点 |
おわりに |
|
第2節 | バイオ医薬品 |
はじめに |
1 | バイオ医薬品のヒト初回投与試験におけるリスク要因 |
1.1 | 作用機序 |
1.2 | 標的分子(作用部位)の特性 |
1.3 | モデル動物の妥当性 |
1.3.1 | 標的分子の発現、組織分布及び一次構造 |
1.3.2 | ヒト及び動物試料を用いた交差反応性 |
1.3.3 | 薬力学的側面 |
1.3.4 | 代謝及び薬物動態学(PK)的側面 |
2 | バイオ医薬品のヒト初回投与量の設定 |
2.1 | NOAELを根拠としたヒト初回投与量設定 |
2.1.1 | 毒性試験の実施 |
2.1.2 | NOAEL及びHEDの算出 |
2.2 | MABELを根拠としたヒト初回投与量設定 |
2.2.1 | MABELの概念 |
2.2.2 | MABELを根拠としたヒト初回投与量設定方法の例 |
2.2.2.1 | 受容体占有率RO(Receptor Occupancy)を用いる方法 |
2.2.2.2 | in vivoのバイオマーカーを指標としたPK/PD解析結果を用いる方法 |
2.2.2.3 | in vitroの薬理試験結果を指標としたPK/PD解析結果を用いる方法 |
おわりに |
|
第3節 | 抗悪性腫瘍薬 |
はじめに |
1 | 抗悪性腫瘍薬の非臨床評価に関するガイドライン |
2 | FIH試験における初回投与量の設定方法 |
2.1 | FDAのガイダンスによるFIH試験の初回投与量設定の例 |
おわりに |
|
第5章 | 第T相臨床試験から第U、V相臨床試験における至適用量の設定と効率的手法 |
はじめに |
1 | 第T相臨床試験 |
1.1 | 単回投与試験 |
1.1.1 | 初回投与量からの増量法 |
1.1.2 | 薬効発現量の推定 |
1.1.3 | 最大投与量の設定 |
1.1.4 | 静脈内投与と経口投与 |
1.2 | 反復投与試験 |
1.2.1 | 単回投与から反復投与の決定 |
1.2.2 | 薬効・副作用の発現と血漿中濃度の関連 |
1.2.3 | 第T相臨床試験で脱落する治験薬 |
2 | 第T相臨床試験から第U、第V相臨床試験へ |
2.1 | ヒトの治験薬の血漿中濃度と非臨床試験における治験薬の血漿中濃度との比較 |
2.2 | 実験動物とヒトにおける薬効・毒性の種差・疾患モデル差の比較検討における治験薬の血漿中濃度の重要性 |
2.3 | 治験薬の投与方法と投与量の設定 |
2.4 | 薬理遺伝学的な個人差への配慮 |
2.5 | 患者における薬物動態及び薬物反応性 |
2.6 | 女性・高齢者・小児への投与 |
2.6.1 | 女性 |
2.6.2 | 高齢者 |
2.6.3 | 小児 |
2.7 | 薬物相互作用に対する配慮 |
2.8 | グローバルな医薬品開発における配慮 |
3 | おわりにあたりて |
まとめ |
|
第6章 | バイオマーカーの探索とPK/PD試験への活用事例〜海外のPharmacometricsの導入を踏まえて〜 |
はじめに |
1 | バイオマーカー |
1.1 | バイオマーカーの定義について |
1.2 | バイオマーカーの分類 |
1.3 | 時間とともに推移するバイオマーカー |
1.4 | predictive biomarker |
1.5 | サロゲートマーカー |
1.6 | バイオマーカーに期待されること |
2 | Pharmacometrics |
2.1 | Pharmacometricsの発展の経緯 |
2.2 | Pharmacometricsの生み出された背景 |
2.3 | Pharmacometricsと統計学の関係 |
2.4 | Pharmacometricsの応用の実例 |
2.5 | mechanism base modelの実例 |
2.6 | 海外での臨床開発の中でのPharmacometricsの位置づけ |
おわりに |
|
第7章 | POC試験を意識した非臨床PK/PDモデルの予測・作成と有効性/安全性の確保 |
1 | PK/PDを取り巻く背景 |
1.1 | Modeling and simulation |
1.2 | 非線形混合効果モデルによるmodeling |
1.3 | 生理学的モデル |
1.4 | 予測の必要性 |
2 | モデル作成による非臨床試験から臨床試験の予測 |
2.1 | モデル化の要素 |
2.2 | 抗菌薬 |
2.3 | 抗がん剤 |
2.4 | 糖尿病薬 |
2.5 | その他 |
3 | 生理学的モデルによる非臨床試験から臨床試験の予測 |
3.1 | 現状 |
3.2 | 生体の予測 |
3.3 | 吸収の予測 |
3.4 | 相互作用の予測 |
3.5 | 生理学的モデルのまとめ |
|
第8章 | ヒト初回投与時におけるリスク要因の特定とリスク評価・低減・回避 |
はじめに |
1 | リスク要因の特定 |
1.1 | ヒト初回投与量設定時のリスク要因 |
1.1.1 | ヒト初回投与量設定時に考慮すべきポイント |
1.2 | ヒト初回投与時のリスク要因 |
1.2.1 | 初回投与時に考慮すべきポイント |
2 | リスクの低減・回避 |
おわりに |
|
第9章 | 非臨床安全性データの信頼性確保と申請資料作成 |
はじめに |
1 | GLPにおける信頼性確保の考え方 |
1.1 | GLPの概要 |
1.1.1 | 職員及び組織 |
1.1.2 | 標準操作手順書の作成 |
1.1.3 | 試験計画の設定、遵守 |
1.1.4 | 試験の報告及び記録 |
1.1.5 | 複数場所試験 |
1.1.6 | 試験施設、設備機器 |
1.2 | GLPの適用される範囲 |
1.3 | 試験の各実施プロセスにおける信頼性確保の留意点 |
1.3.1 | 試験計画−試験計画書の書き振りと試験計画変更書のタイミング− |
1.3.2 | 試験実施−生データの記録と自己チェック− |
1.3.3 | 試験中の異常または予見することができなかった事態の対処 |
1.3.4 | 報告−最終報告書の書き振りと生データとの整合性− |
1.3.5 | 資料保存−試験関係資料の一時保存と資料保存施設への移管− |
1.4 | 業務を標準化することの意味合い |
1.5 | 信頼性保証部門の活動 |
1.6 | GLP適合性調査 |
2 | 非臨床安全性に係る申請資料作成における留意点 |
2.1 | 承認審査におけるGLP非適用試験の扱い |
2.2 | 申請者による外部委託試験の信頼性の確認 |
2.3 | CTDモジュール2の信頼性確保 |
2.4 | グローバル申請における信頼性に関する留意点 |
2.4.1 | GLPの国際性と日米欧のGLP運用の違い |
2.4.2 | GLP試験の信頼性に対する日米英の規制当局の視点 |
2.5 | 承認申請資料の適合性書面調査 |
おわりに |
|
第10章 | グローバル開発のための安全性評価と民族差の要因〜海外データを活用した国内申請〜 |
はじめに |
1 | 医薬品開発における非臨床試験の実施時期 |
1.1 | 規制的な考え方 |
1.2 | 非臨床薬物動態試験の実施時期 |
1.3 | 非臨床薬物動態試験のパッケージ |
2 | 医薬品代謝物の安全性評価 |
2.1 | 医薬品代謝物のレギュラトリーサイエンス |
2.2 | 薬物代謝酵素と問題点 |
2.3 | 代謝物の安全性評価の取り組み |
2.4 | 非臨床試験の実施時期 |
2.5 | 代謝物の安全性評価における課題 |
3 | グローバル開発と国内申請 |
3.1 | 日本における医薬品へのアクセス |
3.2 | 国際共同治験の活性化 |
3.3 | 海外データの活用における日本人データの必要性 |
3.4 | FIHに求められる規制要件 |
3.5 | 本邦でのFIH |
4 | 臨床開発で留意すべき民族差の要因 |
4.1 | 民族的要因と薬物動態特性 |
4.2 | 日中韓における薬物動態データの民族差 |
4.3 | 創薬プロセスへのゲノム科学の応用 |
4.4 | 創薬における安全性研究とPG/TG |
おわりに |