近年のセンシング技術・デバイスの進化によって、様々なシーンにおいて、連続的・日常的に、無意識・無拘束で人の生体データを取得することが可能になりました。さらに計測されたデータの価値やその有用性に注目が集まり、データを活用した研究やサービス・製品の開発が活発に行われています。特に医療・健康管理・介護等の分野では、その活用が社会的課題の解決に寄与するものとして期待されています。
本書は、取得されたデータを活用した、私たちの暮らしに役立つシステム・サービスの社会実装促進に繋げて頂きたいという想いのもと、主にデータ活用の出口からの話題を提供することを主テーマとして編集されました。
生体データ活用の社会的な価値とニーズ・市場、応用システム開発・運用の取り組みから見えたその有用性と課題、必要なセンサー・計測機器といった本書記載の情報を本分野で新たな研究・事業開発にお取り組まれている方、これから取り組まれる方にぜひお役立て頂ければ幸いです。
本書籍の発刊は、企画時にさまざまな点でご助言をいただいたウェアラブル環境情報ネット推進機構 板生清理事長をはじめとする執筆者の皆様のご理解とご協力のおかげでございます。ここに感謝の意を表します。
(書籍企画担当者)
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総 説 生体データの活用が社会にもたらすもの |
1 | 生体データとITの結合 |
2 | 現状の医療・健康サービスの分類 |
3 | 生体データの活用分野 |
4 | 生体データ活用の最前線 |
5 | 人間情報システムの研究最前線 |
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第1章 | 生体データ活用と成長市場:生体情報センシングの未来予想図 |
1 | ウェアラブル生体情報センシングの意義 |
2 | デジタルヘルスケアと医療ビッグデータ:2025年問題を見据えて |
2.1 | データヘルス計画 |
2.2 | ナショナルデータベース |
2.3 | デジタルヘルスケアを支える生体情報センシング |
3 | 生体データが活躍する分野と市場 |
3.1 | 五感応用・人工感覚 |
3.2 | 脳波応用機器 |
3.3 | インテリジェントスポーツ・スマートスポーツ |
3.4 | 遠隔臨場(TelePresence/TeleExistence) |
3.5 | 画像診断・生体イメージング |
3.6 | インテリジェント義肢・サイバネティックボディ |
3.7 | 3Dプリンタの医学応用 |
3.8 | 遠隔医療・遠隔手術 |
3.9 | メンタルヘルスケア |
3.10 | 地域包括ケア |
3.11 | 生体認証 |
3.12 | 情報芸術(ICTとアートの融合) |
4 | 生体情報データの相互利用 |
5 | 医療ビッグデータに依存しない「Personal AI」バイオセンサ |
6 | 生体情報センシングの未来 |
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第2章 | 生体データの計測原理とスマートセンシングの要素技術 |
1 | 生体データの計測原理 |
1.1 | 心電計測 |
1.1.1 | ウェアラブル心電計 |
1.1.2 | 非接触心拍モニター |
1.2 | 脈波計測 |
1.2.1 | ウェアラブル脈波計 |
1.2.2 | 映像脈波モニター |
1.3 | 血流計測 |
1.4 | 血圧計測 |
1.5 | 皮膚温度計測 |
1.5.1 | 赤外線カメラ |
1.5.2 | ウェアラブル皮膚温度計 |
1.6 | 脳波計測 |
1.7 | 眼球運動計測 |
1.8 | 血糖値計測 |
2 | スマートセンシングの要素技術 |
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第3章 | 医療分野におけるスマートセンシングとその生体データの有用性・応用 |
第1節 | 予防医療に必要な日常生活における生体情報とセンサ・ICT・医療システム |
1 | 健康長寿支援のための予防医療の重要性 |
2 | ウエラブル・センサとは |
2.1 | 血圧測定の課題 |
2.2 | 血圧のウエラブル測定法 |
2.3 | ウエラブル型心拍・加速度計(健康腕時計)とその応用 |
2.4 | その他のウエラブル生体情報センサ |
2.4.1 | ウエラブル心電センサ |
2.4.2 | ウエラブル深部体温計 |
2.4.3 | 指環型パルスオキシメーター(SpO2計) |
2.5 | その他のウエラブ生活センサ・生体センサの今後 |
2.5.1 | カロリー消費量のウエラブル計測 |
2.5.2 | 1日の塩分量や尿中排泄分の計測 |
2.5.3 | 今後必要なウエラブル生体センサ |
3 | ICT・予防医療システム |
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第2節 | 在宅医療における生体情報リアルタイムモニタリングの重要性と臨床応用 |
1 | 医療におけるIOTの活用 |
2 | 生体モニタリングの意義 |
3 | デジタルヘルスの現状 |
4 | 遠隔医療の指針 |
5 | 我々の開発と使用機器 |
5.1 | 携帯心電計(CarPod®) |
5.2 | マット型生体センサー(おだやかタイム®) |
6 | 遠隔医療における生体センサーによるモニタリングの重要性 |
7 | 生体モニタリングを用いた遠隔・在宅医療の実際 |
7.1 | 岡山市介護機器貸与モデル事業委託(H26-H29) |
7.2 | 在宅での看取りの症例 |
7.3 | 心臓移植患者の在宅管理 |
7.4 | 離島医療 |
7.5 | 遠隔モニタリングの導入により、介護度が改善した独居高齢者の例 |
8 | 生体モニタリングを用いた遠隔医療、在宅医療の将来への展望 |
8.1 | 一般の予防医学の面で |
8.2 | 在宅医療の面で |
8.3 | 災害地医療とへき地、離島医療の面で |
8.4 | 介護施設(特別養護老人ホーム・ケアハウス・グループホーム・小規模多機能施設・有料老人ホーム)等、専門医のいない施設での医療の面で |
8.5 | リハビリテーションの分野で |
8.6 | スポーツ医学の分野で |
8.7 | 診療制度の整備 |
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第3節 | ウェアラブル心電計とスマートフォンを用いた心疾患監視・警報システムの開発 |
※IGI Global社より転載許諾を得て掲載 |
1 | システム概要 |
1.1 | システム構成 |
1.1.1 | ワイヤレス心電計 |
1.1.2 | スマートフォン |
1.2 | 装用方法 |
1.3 | デバイス間通信 |
2 | システム動作 |
2.1 | ワイヤレス心電計の動作 |
2.2 | スマートフォンの動作 |
3 | 心電図解析アルゴリズム |
3.1 | R波検出アルゴリズム |
3.2 | 不整脈の検出 |
3.3 | 警報類型 |
3.4 | 加速度計による誤検出防止 |
4 | 実証実験と評価 |
4.1 | R波検出アルゴリズムの検証 |
4.1.1 | 実験環境 |
4.1.2 | 実験結果 |
4.2 | 期外収縮の検出 |
4.2.1 | 実験環境 |
4.2.2 | 実験結果 |
4.3 | バッテリー寿命 |
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第4節 | 遠隔生体情報モニタリングを用いた高齢者見守りの取り組みと睡眠時無呼吸症候群の簡易診断と病態管理への応用 |
1 | 背景 |
1.1 | 一人暮らし高齢者の問題点 |
1.2 | 孤独死 |
1.3 | 高齢者の見守り |
1.4 | ICTを用いた患者見守り |
2 | 睡眠時無呼吸症候群患者の検出 |
3 | 事例 |
3.1 | 対象および方法 |
・自験例:症例1 |
・自験例:症例2 |
・自験例:症例3 |
・自験例:海外からの遠隔モニターのトライアル |
・遠隔からの患者管理(アラート情報等)の実際 |
4 | 考察 |
4.1 | ICTを用いた遠隔見守りの応用 |
4.2 | 遠隔生体情報モニターで必要な要件 |
4.3 | 睡眠時における生体モニターの意義 |
4.4 | SAS患者の遠隔モニタ−の意義 |
5 | 今後の課題 ―遠隔モニターをより有効に生かすためにー |
5.1 | 遠隔モニターの費用的課題 |
5.2 | 遠隔モニター器機への期待 |
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第5節 | スマートフォン/スマートウォッチの計測データを用いた不整脈・脳梗塞の早期発見に向けた取り組み |
1 | 臨床研究の背景 |
2 | 臨床研究の目的 |
3 | アプリケーション全体像 |
3.1 | 質問票セクション |
3.2 | ヘルスケアセクション |
3.3 | 模擬診察セクション |
4 | 臨床研究への参加方法 |
5 | データ収集 |
6 | データ解析 |
7 | データの有用性や解析方法などに関して |
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第6節 | 体温の謎とスマートセンシング |
1 | 体温の謎 |
1.1 | なぜ恒温動物だけが高い体温を持つのか? |
1.2 | なぜ恒温動物だけが精密に体温を調節しているのか? |
1.3 | 恒温動物は何を基準にして体温を決めているのか? |
1.4 | 恒温の有用性 |
2 | 体温計測のはじまり |
2.1 | ヒポクラテス |
2.2 | 古代中国 |
2.3 | サントリオ |
2.4 | 水銀体温計 |
3 | 体温はどこで測るのが良いのか? |
3.1 | さまざまな体温計測法と計測部位 |
3.2 | 目的によって特化した体温計測法 |
3.3 | どこでも測れる体温計 − 熱流補償法による深部体温計 |
3.4 | ピンポイントの生体温度計測 |
4 | 体温のスマートセンシング |
4.1 | ウェアラブル体温計 |
4.2 | ウェアラブル深部体温計 |
4.3 | 赤外線による非接触体温計測 |
4.4 | 植え込み体温センサ |
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第7節 | ウェアラブルセンサによる胎児心拍測定技術の開発 |
1 | 胎児心拍数モニタの動向 |
2 | ウェアラブル胎児心拍数モニタの開発 |
3 | 胎児心拍信号分離技術 |
4 | 胎児心拍信号分離性能の比較 |
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第8節 | ウェアラブル血流量センサとその強皮症・脱水症診断などへの応用 |
1 | ドップラセンサ |
2 | キャリブレーションが必要な管内流れと生体内の血流 |
3 | レーザドップラー血流量センサによる測定とその原理 |
3.1 | レーザドップラ血流計LDFの構造 |
3.2 | 光散乱 |
3.3 | レーザドップラ血流量の算出 |
4 | MEMS血流量センサ |
5 | MEMS血流量センサの適用例 |
5.1 | 運動 |
5.2 | 脱水症の診断 |
5.3 | 飲酒の検知 |
5.4 | 強皮症の診断 |
5.5 | 鶏用MEMS血流量センサ |
5.6 | 心拍変動の検出による自律神経活動の測定 |
6 | 脈波センサとの体動の影響比較 |
7 | SiP(System in Packaging)技術を用いた更なる小型化の実現 |
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第9節 | ウェアラブル身体活動・姿勢モニタリングと理学療法支援への応用 |
1 | ウエアラブル身体活動・姿勢モニター:その必要性とシステム概要 |
1.1 | 社会背景と身体活動・姿勢モニタリングの必要性 |
1.2 | ウェアラブル身体活動・姿勢モニター:ロコモニターの概要 |
2 | ロコモニターによる計測実施例:理学療法支援への応用 |
2.1 | 健常人を対象としたモニター例 |
2.2 | 理学療法支援への応用 |
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第4章 | 健康管理・ヘルスケア分野における生体データの活用 |
第1節 | 脈拍計測技術を活用したウエアラブル機器と健康サービスの展開 |
1 | 脈拍計測技術を活用したウエアラブル機器 |
1.1 | 脈拍計測技術 |
1.1.1 | 光学式脈拍センシング技術 |
1.1.2 | 外来光除去技術 |
1.1.3 | 体動除去技術 |
2 | 脈拍計測技術を活用したウエアラブル機器と健康サービス |
2.1 | コンシューマー市場における活用 |
2.1.1 | コンシューマー市場におけるウエアラブル機器動向 |
2.1.2 | 脈拍計測機能付き活動量計(PULSENSE)の紹介 |
2.2 | 特定保健指導への応用 |
2.2.1 | 特定保健指導 |
2.2.2 | ウエアラブル脈拍計測技術を活用した特定保健指導 |
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第2節 | ウェアラブル生体センサhitoe®とクラウドを活用した従業員の安全管理ソリューション |
1 | ウェアラブル生体センサhitoe®とは |
2 | ウェアラブル活用クラウドソリューション |
3 | 活用事例について |
3.1 | 建設現場での活用 |
3.2 | 空港業務での活用 |
3.3 | 運輸業界での活用 |
3.4 | 医療業界での活用 |
4 | hitoe®作業者みまもりサービスの開始 |
5 | 今後の展開 |
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第3節 | 指尖脈波データの解析から導き出す精神健康度とその応用 |
1 | 生体情報とカオス |
2 | カオス時系列データの測定と解析 |
2.1 | 脈波の測定 |
2.2 | 脈波の非線形解析と最大リアプノフ指数 |
2.2.1 | アトラクタの作成 |
2.2.2 | 最大リアプノフ指数と計算方法 |
3 | 指尖脈波から計算される最大リアプノフ指数は何を意味するか? |
4 | 最大リアプノフ指数は何を意味するか? |
5 | カオス時系列データ解析のLyspectについて |
5.1 | カオス(LLE)の値について |
5.2 | 自律神経バランス(ANB)について |
5.3 | Sample Entropy について |
5.4 | 血管年齢バランスについて |
5.5 | 代表値について |
5.6 | その他の機能 |
6 | リアプノフ指数を用いた心理実験と精神健康度の関係について |
・老人の脈波のカオス解析による認知度とコミュニケーションスキルの分析 |
・子供の脈波のカオス解析と母親の愛着の関係 |
・某会社の被雇用者の脈波と疲労度インデックスの関係 |
・計算作業におけるリアプノフ指数の変化 |
・モニタ監視作業における判断・操作ミスとリアプノフ指数の関係 |
・絵画作業による情動変化 |
・出産時のリアプノフ指数の変化 |
・笑いとリアプノフ指数の関係 |
7 | 精神疾患患者と健常者の比較分析 |
8 | 老人ホームにおけるコミュニケーションの実験 |
9 | スマートフォンなどの測定機器で自己チェックするツールの開発 |
10 | 今後の展望 |
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第4節 | 心拍変動解析・自律神経計測による心身状態の可視化と応用サービス |
1 | 自律神経とは |
1.1 | 自律神経とストレスの関係 |
1.2 | ストレスの定量化手法 |
1.3 | 心拍変動解析による自律神経の定量化 |
1.4 | 自律神経と重篤な病気との関係 |
2 | 自律神経センシングで、あなたの健康を見つめ直す |
2.1 | サービスのコンセプトと解析ロジック |
2.2 | サービスの活用事例 |
2.3 | サービスの将来像 |
2.4 | スマートフォンのカメラによる自律神経センシング |
2.5 | 自律神経のビッグデータから明らかになったこと |
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第5章 | 高齢者見守り・介護・福祉分野における生体データの活用 |
第1節 | モバイル生体センシングによる遠隔見守りサービスの構築 |
1 | モバイル生体センシングによる遠隔見守りサービス |
1.1 | モバイル生体センサの設計と今後の課題 |
1.2 | 見守る側・見守られる側の通信端末のあり方 |
1.3 | 情報共有を実現するセンサ情報通信システムの開発 |
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第2節 | 耳装着型ウエアラブルデバイスを用いた高齢者見守り支援システムの開発 |
1 | earable®のコンセプト |
2 | earable®の表情・咀嚼計測技術 |
3 | 高齢者見守り支援システムの開発 |
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第3節 | バイタルセンサーを用いた施設型見守りシステム |
1 | 背景 |
2 | 介護現場における見守りの現状 |
2.1 | マットセンサ |
2.2 | フットセンサー |
2.3 | タッチセンサー |
2.4 | 光センサー |
2.5 | カメラセンサー |
3 | バイタルセンサーを用いた離床リスク検知センサーシステム |
3.1 | バイタルセンサー |
3.2 | 起き上がり動作(離床リスク)の検知 |
3.3 | 基本設定アプリ |
3.4 | バイタルデータ可視化システム |
4 | 現場の評価と課題 |
4.1 | 現場の評価 |
4.2 | 課題 |
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第4節 | 作業者の腰への負担計測と軽減に向けたセンサ内蔵ウェアの開発 |
1 | 労働安全衛生と腰部負担計測 |
2 | 腰部負担センサ内蔵ウェア |
2.1 | 腰仙椎アライメント推定のためのセンサ構成 |
2.2 | 腰部負担センサ内蔵ウェア |
3 | 腰仙椎アライメントと腰部負担推定手法 |
3.1 | 体格差を考慮した腰仙椎アライメント |
3.2 | 外部負荷を直接計測しない腰部負担推定手法 |
4 | 介護施設での実証試験 |
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第5節 | ウェアラブルセンサを用いた排泄予知システム |
1 | 背景 |
2 | 排泄の仕組みとトラブル |
3 | デバイス概要 |
3.1 | 使用方法・システム構成 |
3.2 | 尿量計測の原理 |
3.3 | 排泄予知のメリット |
3.4 | 類似製品との比較 |
4 | 超音波センシング |
5 | 製品展開・市場分析 |
6 | トライアルの実施 |
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第6節 | 尿発電を用いたおむつ用尿失禁センサシステム |
1 | 尿発電電池 |
2 | おむつ組込型尿発電電池 |
3 | 昇圧機能付き間欠電源供給回路 |
4 | 尿発電を用いた尿失禁センサシステムの試作と評価 |
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第6章 | 安心・安全・快適な住環境の創出に向けた生体データの活用 |
第1節 | 住まいに溶け込む生体情報計測が果たす役割とヘルスケア・スマートタウンへの展開 |
1 | ヘルスケアモニタリングの現状と研究動向 |
1.1 | ホーム・ヘルスケアモニタリングの現状 |
1.2 | 住まいに溶け込む健康モニタリング技術 |
2 | 暮らしの中で健康モニタリング |
2.1 | ベッドでの生体モニタリング |
2.1.1 | 睡眠中の生体情報モニター |
2.1.2 | 体圧分布モニター |
2.2 | 入浴中の生体モニタリング |
2.3 | トイレでの生体モニタリング |
3 | 無意識生体計測技術を基盤としたヘルスケア・ネットワークシステム |
3.1 | 遠隔医療による在宅療養者の健康支援 |
3.2 | ヘルスケア・スマートタウンの実現に向けて |
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第2節 | スマートハウスにおける高齢者・在宅患者の自立生活支援のための健康モニタリングシステムの研究開発〜KIDUKUプロジェクト〜 |
1 | 社会的ニーズと取り組みの目的 |
2 | 取組みについて |
2.1 | データ医療について |
2.2 | スマートハウスに居住する高齢者や患者を対象にした健康モニタリング |
2.3 | 病院・患者宅に拡大した健康モニタリング |
3 | 開発技術およびシステム |
3.1 | 個人に合わせて行動の特徴を定量化する技術 |
3.2 | イベント間の隠れた関係性を抽出する技術 |
3.3 | 健康モニタリングシステム |
4 | その他事例 |
4.1 | 外部環境が歩行パターンに影響を及ぼすことを確認した事例 |
4.2 | シーン把握から被験者本来の歩行パターンの理解を実現 |
4.3 | 運動機能レベル分類を用いた被験者群の違いを確認 |
4.4 | 定量化した運動機能評価テストと日常生活データから患者の回復状況を把握できること |
4.5 | 実験室環境での患者の健康モニタリングを確認 |
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第3節 | 熱画像センサを用いた非接触温冷感センシング |
1 | 温冷感推定原理 |
1.1 | 温冷感と放熱量の関係性 |
1.2 | 放熱量算出方法 |
2 | 温冷感推定技術の有効性 |
3 | 温冷感推定機能を備えたエアコンの実現 |
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第4節 | 生体情報を活用したオフィス空間の空調・照明制御システムの開発 |
1 | 光環境制御下における評価事例 |
1.1 | サーカディアン照明制御 |
1.2 | 被験者実験による評価〜リズムと自己選択性をもたせた照度制御〜 |
1.2.1 | 実験方法 |
1.2.2 | 被験者が曝された光環境 |
1.2.3 | 自律神経系バランスの評価(心拍変動解析による評価) |
2 | 温熱環境制御下における評価事例 |
2.1 | 夜間睡眠時の室温制御 |
2.2 | 被験者実験による評価〜日中活動時の室温制御〜 |
2.2.1 | 実験方法 |
2.2.2 | 深部体温リズムの評価 |
2.2.3 | 自律神経系バランスの評価(心拍変動解析による評価) |
2.2.4 | 自律神経系バランスの評価(唾液中コルチゾール濃度による評価) |
3 | プロジェクトへの適用 |
3.1 | はじめに |
3.2 | 建築概要 |
3.3 | 照明システム |
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第7章 | 自動車のドライバーモニタリングにおける生体データ活用 |
第1節 | ドライバーモニタリングのニーズとドライバー状態検出・推定手法 |
1 | ドライバーモニタリングはなぜニーズが高まっているのか? |
2 | ドライバーモニタリングの方法 |
2.1 | ドライバー向けカメラによるシステム |
2.2 | 生体信号を活用したシステム |
2.2.1 | 脳波を活用したシステム |
2.2.2 | 心拍を活用したシステム |
2.2.3 | 脈波を活用したシステム |
2.2.4 | 発汗を活用したシステム |
2.2.5 | 呼気を活用したシステム |
2.2.6 | 筋電を活用したシステム |
2.3 | ドライバーセンシングシステムで重要なこと |
3 | 血圧を用いたドライバーセンシングシステムの研究紹介 |
3.1 | 血圧を用いたヒヤリハット検出の可能性 |
3.1.1 | 実験環境 |
3.1.2 | 実験結果と考察 |
3.2 | ステアリング装着型血圧センサの開発 |
3.2.1 | 基本設計 |
3.2.2 | 測定原理 |
3.2.3 | 既存技術との比較 |
3.2.4 | 動作の様子 |
3.2.5 | システムの評価 |
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第2節 | イヤークリップ型センサによる脈波データ計測と眠気を予兆で検知・警告するシステム |
1 | 生体データを活用したドライバの覚醒状態把握・眠気検知技術の開発 |
1.1 | ドライバの覚醒状態把握 |
1.2 | 心拍揺らぎによる眠気検知 |
1.3 | 心拍データの計測 |
2 | 眠気検知ウェアラブルデバイス・システムの開発 |
2.1 | 事業用自動車の安全安心 |
2.2 | センサのウェアラブルデバイス化 |
2.3 | 眠気検知アルゴリズムと学習機能 |
2.4 | 眠気検知システムと運行管理システムとの連携 |
2.5 | 眠気検知システムの製品化 |
3 | システム連携とデータ活用 |
3.1 | システム連携 |
3.2 | データ活用の具体例 |
3.2.1 | 業務での疲労・緊張状態 |
3.2.2 | 個人特性 |
3.2.3 | 環境要因 |
3.3 | さらなる連携の広がり |
4 | FEELythmの導入効果 |
4.1 | ドライバをサポート |
4.2 | 運行管理者に現場を見える化 |
5 | 今後の展開 |
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第3節 | 心拍・呼吸を用いた覚醒度推定とその維持向上のためのフィードバックシステム |
1 | ドライバモニタリングへの生体データフィードバックの活用 |
2 | 心拍・呼吸を用いた覚醒度推定 |
2.1 | 心拍を用いた覚醒度推定 |
2.2 | 呼吸を用いた覚醒度推定 |
3 | 心拍同期振動刺激による覚醒度維持・向上システム |
3.1 | 心拍呼吸位相同期 |
3.2 | 心拍呼吸位相同期と血中酸素飽和度との関係 |
3.3 | 呼吸リズムの統制による心拍呼吸位相同期の誘発 |
3.4 | 心拍呼吸位相同期誘発時における血中酸素飽和度の増加 |
3.5 | ドライビングシミュレータによる運転動作時における心拍同期振動刺激の付与 |
4 | 実車搭載に向けて |
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第4節 | 快適性・省エネ化を両立する車内空調システム構築に向けた心拍データの活用検討 |
1 | 研究概要 |
2 | 実験概要 |
3 | データ解析手法 |
3.1 | 解析手法 |
3.2 | サポートベクターマシン |
4 | 実験結果 |
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第8章 | スポーツ分野における生体データ活用 |
第1節 | スポーツ選手のバイタルデータ収集とその活用の有用性−サッカー競技について− |
1 | Game analysis; 2014 FIFA World Cup Brazil Statistics |
1.1 | サッカーにおける測定項目の実際 |
1.2 | データ解析の可視化と効果的表現方法 |
2 | バイタルデータを活用した研究の動向 |
2.1 | リアルタイム・バイタルデータシステム |
2.2 | 選手に負担にならないバイタルセンシング方式の開発 |
2.2.1 | 無線ノードの開発 -2.4GHz ISM 帯と920MHz 帯の比較- |
2.2.2 | サッカーの試合中のバイタルデータの連続収集システムの開発 |
3 | 今後の展望 |
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第2節 | 表面筋電計・モーションセンサを用いたサイバネティックトレーニング |
1 | サイバネティックトレーニング |
2 | 最適動作生成シミュレーション |
2.1 | 筋骨格モデル |
2.2 | 最適化シミュレーション |
2.2.1 | 最適化手法 |
2.2.2 | 最適動作生成例 |
3 | 表面筋電図を利用した生体フィードバック |
3.1 | 実験概要 |
3.2 | 実験結果 |
4 | 最適運動データの全容を知覚するための新たな可視化手法 |
4.1 | 概要 |
4.2 | 身体知マップ生成例 |
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第3節 | センシティブ・ウェアによる動作計測と教示フィードバックシステム |
1 | ヘテロコア光ファイバを用いたセンシティブ・ウェア |
2 | センシティブ・ウェアのフィードバックシステムへの応用 |
2.1 | スポーツ動作のフィードバックシステム |
2.2 | システム概要 |
2.3 | ランニング動作のフィードバックシステム |
2.4 | ゴルフスイング動作のフィードバックシステム |
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第9章 | 生体データからヒトの感性を評価・定量化する〜生理計測情報を用いた製品の感性・心地良さ・快適性の評価〜 |
1 | 妊婦用スキンケア用品の香りに関する感性評価 |
1.1 | はじめに |
1.2 | クリームに適した香りの選定に向けたアンケート |
1.3 | 系統の異なる四つの香りに対する生理的、心理的効果に関する実験〜クリームに適した香り系統の選定〜 |
1.4 | クリームに適する柑橘系の香りの選定 |
1.5 | おわりに |
2 | ガーゼ服の着衣快適性評価 |
2.1 | はじめに |
2.2 | 着衣快適性の評価実験 |
2.3 | 一日を通しての着衣快適性の評価結果 |
2.4 | おわりに |