|
序論 自動車電動化に向けての最新動向と課題、次世代電池に対する期待(境 哲男) |
1. | はじめに |
2. | 自動車メーカー各社の対応状況 |
3. | 電池生産量の増大と今後の課題 |
4. | 今後の展望 |
|
第1章 | 解析/性能診断技術 |
第1節 | 高分解能電流経路映像化システムの開発(木村建次郎、鈴木章吾、松田聖樹、美馬勇輝、木村憲明) |
1. | はじめに |
2. | 背景 |
3. | 蓄電池外部の磁場の空間分布の計測結果から蓄電池内電流の空間分布を決定する理論 |
4. | コンピュータによる数値的-導電率再構成 |
5. | 結論 |
|
第2節 | 電池内部での電極挙動その場観察手法の開発と成果(荒井創) |
1. | はじめに |
2. | バルク遷移挙動の観察 |
3. | 電極内反応分布の観察 |
4. | 界面挙動の観察 |
5. | おわりに |
|
第3節 | MDシミュレーションと空間分割表式による電気伝導度の全原子解析(松林伸幸) |
1. | はじめに |
2. | 電気伝導度の空間分割 |
3. | 水溶液とイオン液体の解析 |
4. | おわりに |
|
第4節 | 電池反応シミュレーションソフトを用いての解析技術(佐伯卓哉) |
1. | はじめに |
2. | 多孔性電極理論 |
3. | 内部抵抗成分の分離・定式化 |
4. | さまざまな電極のモデル化 |
5. | 電気化学インピーダンス分光法(EIS) |
6. | パック・モジュール解析 |
|
第5節 | 電池劣化シミュレーション分析技術(幸琢寛) |
1. | はじめに |
2. | LIBの劣化要因 |
3. | 電池シミュレーションの概略 |
4. | dV/dQ曲線を利用したシミュレーションの準備 |
5. | サイクル劣化シミュレーション |
6. | 反応分布のあるdV/dQの解析事例 |
7. | おわりに |
|
第6節 | LC -MS及びDART-MSを用いた電解液及び電極表面の組成分析(劉奕宏) |
1. | はじめに |
2. | DART-MSの作動原理及び電池材料分析での応用 |
3. | VCの添加による電池の性能への影響 |
4. | LC-MSによる電解液の分析 |
5. | DART-MSによる電極表面の分析 |
6. | 電極表面のリン酸エステルの生成反応機構 |
7. | おわりに |
|
第2章 | 正極材料の開発 |
第1節 | ガラス結晶化法による鉄リン酸塩系二次電池正極材料の開発(本間剛、小松高行) |
1. | はじめに |
2. | 結晶化ガラスによるリン酸鉄系正極の合成 |
3. | マンガンリン酸系における特異な結晶化 |
4. | 非晶質リン酸鉄ナトリウムの電気化学特性 |
5. | おわりに |
|
第2節 | レドックス導電性ポリ硫化炭素系正極材料の開発(金澤昭彦) |
1. | リチウムイオン二次電池における硫黄系正極材料 |
2. | 有機イオウ系高分子材料 |
3. | 化学合成ポリ硫化炭素の開発 |
4. | ポリ硫化炭素のリチウムイオン二次電池用正極材への応用 |
5. | まとめと今後の展望 |
|
第3節 | ナフタザリン骨格を有する高容量有機正極材料の開発(八尾勝) |
1. | はじめに |
2. | 低分子性キノン類を用いたリチウム二次電池 |
3. | 課題と展望 |
|
第3章 | 負極材料の開発 |
第1節 | 水素化マグネシウムを用いた全固体リチウムイオン電池負極材料の開発(市川貴之) |
1. | はじめに |
2. | 水素貯蔵材料としての水素化マグネシウムと水素化ホウ素リチウム |
3. | 固体電解質としての水素化ホウ素リチウムと負極材料としての水素化マグネシウム |
4. | 水素マグネシウムの負極特性 |
5. | 今後の展開 |
|
第2節 | シリコン/カーボンナノ複合体電極材料の開発(松本健俊) |
1. | シリコン/カーボンナノ複合体電極材料の開発の狙い |
2. | シリコンとカーボンの混合 |
3. | シリコン表面のカーボンコートによるシリコン/カーボン複合体の作製 |
4. | 新規シリコン材料とカーボンの複合化 |
5. | おわりに |
|
第3節 | シリコン系負極の開発とイオン液体の適用(道見康弘、薄井洋行、坂口裕樹) |
1. | はじめに |
2. | イオン液体電解液のカチオンの最適化 |
3. | イオン液体電解液のアニオンの最適化 |
4. | コンポジット電極へのイオン液体電解液の適応性 |
5. | おわりに |
|
第4節 | シリコン負極用無機系バインダの開発(向井孝志、山下直人、池内勇太、坂本太地) |
1. | はじめに |
2. | バインダの分類と無機系バインダ |
3. | ケイ酸系無機バインダを用いたSi負極の特性 |
4. | リン酸系バインダを用いたSi負極の特性 |
5. | ケイ酸系バインダをコートしたSi負極の開発と充放電特性 |
6. | ケイ酸系バインダをコートしたSi負極の釘刺し安全性 |
7. | おわりに |
|
第4章 | 新規電解液の開発 |
第1節 | 電位窓が3Vを超える水系電解液の開発と水系キャパシタの新展開(冨安博、朴潤烈、新子比呂志) |
1. | はじめに |
2. | 水の構造と電気分解 |
3. | 水のNMR測定 |
4. | CV測定 |
5. | 電解液としての飽和過塩素酸ナトリウム水溶液 |
6. | 安全性評価 |
7. | おわりに |
|
第2節 | 高温作動Li(Na)イオン二次電池に向けた溶融塩電解液の開発(窪田啓吾) |
1. | はじめに |
2. | 高温作動電池および溶融塩電解液のコンセプト |
3. | 溶融塩電解液の熱物性 |
4. | 溶融塩の電気化学安定性 |
5. | 溶融塩電解液の輸送物性 |
6. | おわりに-今後の課題 |
|
第3節 | 異常に高いリチウムイオン輸率を示すイオン液体/ホウ素二成分系電解質(松見紀佳) |
1. | はじめに |
2. | イオン液体/ホウ酸エステル二成分系電解液の創出 |
3. | おわりに |
|
第5章 | 固体電解質および固体電池の開発 |
第1節 | アルジロダイト型硫化物固体電解質の開発(井手仁彦) |
1. | はじめに |
2. | 三井金属における硫化物系全固体電池材料の開発 |
3. | アルジロダイト型硫化物固体電解質 |
4. | 硫化物系固体電解質の電気化学特性 |
5. | 全固体電池技術実現で期待される電池性能 |
6. | 層状正極を用いた全固体電池の高充電圧電池特性 |
7. | 高電位正極LNMOを用いた全固体電池の高充電圧電池特性 |
8. | アルジロダイト型硫化物固体電解質の化学的安定性 |
|
第2節 | 酸化物系固体電解質「LICGC」の開発(印田靖) |
1. | はじめに |
2. | 酸化物系固体電解質 |
3. | リチウムイオン伝導性ガラスセラミックス(LICGCTM) |
4. | リチウムイオン伝導性ガラスセラミックスの空気電池用電解質としての応用 |
5. | 新しいガラスセラミックス電解質(LICGCTM:焼結体-01) |
|
第3節 | 高速イオン伝導体の開発(吉尾正史) |
1. | はじめに |
2. | ポリエーテル系高分子電解質 |
3. | ポリアニオン型リチウム塩系高分子電解質 |
4. | イオン液体系高分子電解質 |
5. | 分子自己組織化を活用するナノ構造高分子電解質 |
6. | おわりに |
|
第6章 | 革新的二次電池の開発 |
第1節 | 高エネルギー密度マグネシウム二次電池の開発(折笠有基) |
1. | はじめに |
2. | ポリアニオン化合物を用いた正極材料の設計 |
3. | まとめ |
|
第2節 | カルシウムイオン二次電池の開発(櫻井庸司、東城友都、稲田亮史) |
1. | はじめに |
2. | カルシウムイオン電池用正極材料の設計指針 |
3. | 一次元トンネル構造材料の評価例(FeF3・0.33H2O) |
4. | 二次元層状構造材料の評価例(Ca0.5CoO2) |
5. | 三次元フレームワーク構造材料の評価例(プルシアンブルー類似体;PBA) |
6. | おわりに |
|
第3節 | アルミニウム金属二次電池の開発(津田哲哉、陳致堯、桑畑進) |
1. | はじめに |
2. | 電解液 |
3. | アルミニウム金属負極 |
4. | さまざまな正極活物質 |
5. | まとめ |
|
第4節 | アルミニウム-空気二次電池の開発(森良平) |
1. | はじめに |
2. | 研究背景 |
3. | 結果と考察 |
4. | まとめ |
|
第5節 | 高温型金属-空気二次電池 SHUTTLE BatteryTMの開発(紺野昭生、中原康雄、的場智彦、可知直芳、塚本壽) |
1. | 背景 |
2. | SHUTTLE BatteryTMとは |
3. | ボタン型SOFCを用いたSHUTTLE Batteryの充放電サイクル試験 |
4. | SHUTTLE Batteryを用いた大型蓄電設備 |
5. | SHUTTLE Batteryと「水素社会」 |
6. | 結言 |
|
第6節 | 亜鉛-空気二次電池の開発(宮崎晃平、宮原雄人、福塚友和、安部武志) |
1. | 亜鉛金属負極 |
2. | 空気極 |
3. | まとめ |
|
第7節 | リチウム空気電池用のカーボンナノチューブ空気極の開発(野村晃敬、久保佳実) |
1. | はじめに |
2. | リチウム空気電池の空気極 |
3. | 巨大なセル容量を可能にするCNTシート空気極 |
4. | 今後の展望 |
|
第8節 | デュアルカーボン電池の開発(石原達己) |
1. | はじめに |
2. | 黒鉛にインターカレートするアニオン種と電子状態 |
3. | アニオンのインターカレーション反応を用いた電池 |
4. | おわりに |
|
第9節 | 鉄系集電箔を用いた高容量NCA正極/Si負極電池の開発(森下正典、境哲男、海野裕人) |
1. | はじめに |
2. | NCA正極 |
3. | Si負極 |
4. | レーザーのよる鉄系集電箔の切断技術 |
5. | おわりに |
|
第7章 | 国内と欧州の開発動向 |
第1節 | 車載用次世代型二次電池開発戦略と今後の展望(魚崎浩平、片山慎也) |
1. | 科学技術振興機構(JST)次世代蓄電池研究加速プロジェクト(ALCA-SPRING) |
2. | 各チームの取組みと成果 |
3. | 今後のとり進めについて |
|
第2節 | BMWの電動化に向けた取り組みと求められる電池性能(荻原秀樹、Georg Steinhoff、Peter Lamp) |
1. | はじめに |
2. | BMWの電動化に向けた取り組み |
3. | 求められる電池性能 |
4. | 展望 |