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家畜排せつ物の処理・リサイクルとエネルギー利用
最新浄化・処理技術からバイオマス利用、法対策、有効利用事例まで


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[コードNo.20040181]

■体裁/ B5判 全段組・312頁
■発行/ 2004年 1月 5日
(株)エヌ・ティー・エス
■定価/ 47,960円(税込価格)

★家畜排せつ物法により2003年の10月末までにふん尿処理施設を整備しなければならなくなった。その法制度、脱臭浄化
  技術、リサイクルシステム、エネルギー利用、今後のビジネス展望を解説。
★本書は、(株)技術情報センター主催による「家畜排泄物(家畜ふん尿)の処理とエネルギー利用」(開催日:2003年2月19日)、
 「家畜排泄物(家畜ふん尿)の処理・リサイクルと環境対策」(開催日:2003年8月25、26日)を講演録として編集したものです。

執筆者一覧(執筆順)

羽賀清典 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所 企画調整部 中小家畜研究官
藤野純一 国立環境研究所 社会環境システム領域 統合評価モデル研究室 研究員
中川悦光 京都府八木町 農林振興課 課長補佐
三崎卓也 三井造船(株) 鉄構・物流事業本部 技術部 主管
岡庭良安 住友重機械工業(株) プラント・環境事業本部 環境衛生施設事業センター 部長
須藤隆一 生態工学研究所 代表 埼玉県環境科学国際センター 総長
亀岡俊則 (財)畜産環境整備機構 畜産環境技術研究所 特別研究員
石橋保 栗田工業(株) 環境事業部 設計一部 設計一課 主任技師
宮坂邦夫 日立金属(株) 環境システムカンパニー 環境技術センター センター長
澤山茂樹 (独)産業技術総合研究所 エネルギー利用研究部門 バイオマス研究グループ 主任研究員
佐古猛 静岡大学 工学部 物質工学科 教授
道宗直昭 (株)農業・生物系特定産業技術研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター 畜産工学研究部 飼養管理工学研究 主任研究員
中村作二郎伊藤忠林業(株) 専務取締役 水処理事業担当

詳細目次

第1講家畜排せつ物の処理・リサイクルに関する法制度および技術開発の動向と今後の展望(羽賀清典)
1はじめに
2「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」
2.1法施行までの流れ
2.2基本的枠組み
2.3施設の整備
3家畜排せつ物のバイオマス利用
3.1「バイオマス・ニッポン」
3.2バイオマスへの取り組み
4家畜排せつ物の特徴
4.1ふん尿の排せつ量
4.2ふん尿の回収
4.3家畜ふん尿の処理方法とリサイクル
5堆肥化によるリサイクル
5.1概要
5.2堆肥化施設
5.3堆肥化の技術的課題
5.4堆肥の流通利用の課題
5.5堆肥の品質
5.6耕種農家のニーズ
6エネルギー生産によるリサイクル
6.1概要
6.2メタン発酵
7炭化処理
8微生物資材
9まとめ
 
第2講家畜排せつ物のエネルギー利用システムの評価と今後の展開(藤野純一)
1はじめに
2(社)日本エネルギー学会バイオマス部会での取り組みと畜産系バイオマスの位置付け
2.1(社)日本エネルギー学会バイオマス部会の概要
2.2(社)日本エネルギー学会バイオマス部会の目的
3家畜排せつ物の発生と利用形態
3.1家畜排せつ物の利用背景
3.2家畜排せつ物のポテンシャル
4バイオエネルギー
4.1バイオエネルギー供給可能量見積もり
4.2トップダウン方式の見直し
4.3ボトムアップ方式での見積もり
4.4他の見積もりとの比較検討
5エネルギー利用
5.1家畜排せつ物によるエネルギー利用可能量の推計
5.2エネルギー利用システムの評価
5.3家畜排せつ物のエネルギープラントの建設で考慮すべき点
5.4短期ビジョン
5.5中・長期ビジョン
6まとめ
 
第3講家畜排せつ物などの中・高温メタン発酵処理および消化ガス発電システムの運転実績と液肥利用(中川悦光)
1はじめに
2新エネルギー導入の経緯
2.1八木町の畜産事業の概要
2.2八木町の有機性廃棄物の発生状況
2.3エコロジーセンター
3消化槽
3.1消化槽の構造
3.2消化槽の仕組み
4発電機
4.1発電機の概要
4.2発電・受電力の比率
4.3電力実績
5液肥利用システム
5.1堆肥・液肥の製造工程
5.2液肥利用の実用化
5.3液肥の成分と効果
6収入と支出
7今後の展開
 
第4講バイオガスプラントによる資源循環型家畜排せつ物リサイクルシステムとエネルギー利用(三崎卓也)
1はじめに
2バイオガス
2.1バイオガスプラントの基本思想
2.2バイオガスの性状
2.3バイオガスによる発電
3バイオガスプラント
3.1バイオガスプラントの構造
3.2バイオガスプラントの処理性能
3.3バイオガス発電によるエネルギー回収
4バイオガスプラントの現状
4.1バイオガスプラントの環境対策
4.2バイオガスプラントの事業採算性
4.3帯広バイオガスプラント
5バイオガスプラントに関する各種研究
6バイオガスプラントビジネスの課題
7まとめ
 
第5講膜分離メタン発酵システムによる家畜排せつ物の処理(岡庭良安)
1はじめに
2膜分離メタン発酵処理システムの開発
2.1膜分離メタン発酵システムとは
2.2メタン発酵システムの開発
3回転平膜分離装置
3.1回転平膜分離装置の概要
3.2処理方法
4膜分離メタン発酵の効果
5今後の展望
6まとめ
 
第6講家畜排せつ物の排出実態・法規制の動向と対策技術の評価(須藤隆一)
1はじめに
2日本の水域の富栄養化
3畜舎排水の特徴
4畜舎排水対策のあり方
5畜舎排水のリサイクル・処理技術
6畜舎排水対策の課題
7おわりに
 
第7講家畜排せつ物の焼却および炭化処理と焼却灰・炭化物の有効利用(亀岡俊則)
1はじめに
2畜産環境整備促進特別プロジェクト
3家畜ふん尿の排出量の推定
4家畜ふん堆肥の生産量とその材料
5家畜ふんの焼却および炭化処理
5.1家畜ふんの焼却原理
5.2主な焼却処理施設
5.3畜産の現場で使用されている焼却事例
5.4家畜ふんの炭化処理
5.5焼却および炭化処理の経済性の検討
6おわりに
 
第8講地域特性に合った家畜排せつ物の複合資源回収型処理システムの開発事例(石橋保)
―乾式メタン発酵および炭化による処理とリサイクル―
1はじめに
2目的
3乾式メタン発酵プロセスについて
4炭化プロセスについて
5屋久島パイロットプラントの概要
6乾式メタン発酵システムの適用事例
7適用市場
8まとめ
9おわりに
 
第9講家畜排せつ物の高品質コンポスト化有効利用と尿処理(宮坂邦夫)
1はじめに
2家畜排せつ物の高品質コンポスト化有効利用と尿処理
2.1家畜排せつ物の利用
2.2発酵促進のポイント
2.3臭気対策
2.4コンポスト堆肥の品質管理ポイント
2.5尿処理のポイント
3埼玉県川本町高品質堆肥施設の稼動状況
3.1リサイクルシステムの構築
3.2コンポスト施設
3.3尿処理施設
 
第10講家畜排せつ物のメタン発酵処理とエネルギー利用(澤山茂樹)
1バイオエネルギー・メタン発酵の現状
2メタン発酵処理特性
2.1メタン発酵の原理とメタン発酵微生物の特徴
2.2メタン発酵における阻害要因とその対応
3高速メタン発酵処理のポイント
3.1メタ発酵の技術課題と高速処理のポイント
3.2メタン発酵システム事例
4バイオガス・残渣利用のポイント
4.1バイオガス利用技術
4.2バイオガスのクリーニング
4.3残渣利用のポイント
5今後の研究開発
 
第11講家畜排せつ物の超臨界中燃焼と熱エネルギーの有効利用技術(佐古猛)
1はじめに
2超臨界流体とは、超臨界水とは
2.1超臨界流体とは
2.2超臨界水とは
3超臨界水酸化による家畜排せつ物の無公害燃焼・エネルギー回収技術
4超臨界水による家畜排せつ物のガス化・水素製造
5おわりに
 
第12講家畜排せつ物の臭気特性と脱臭技術(道宗直昭)
1はじめに
2臭気物質と悪臭防止法
3臭気発生源における臭気の特徴
4臭気の捕集および換気方法と換気量
5各種の脱臭技術
5.1水洗法
5.2吸着法
5.3燃焼法
5.4オゾン酸化法
5.5生物脱臭法
6おわりに
 
第13講家畜排せつ物の浄化技術(中村作二郎)
1はじめに
2養豚廃水の特性
2.1廃水の汚濁負荷
2.2飼養規模別廃水量
2.3各種廃水における原水水質
2.4養豚戸数と養豚飼養頭数
3廃水処理施設
3.1納入実績
3.2コスト
3.3普及率
3.4共同利用施設
3.5用地問題
3.6活性汚泥法
3.7メタン発酵スラリー
3.8ふん尿処理に求められる設備
3.9リモートモニタリングシステム
4おわりに



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