○全固体電池で変わること、変わらないことは...
○現在の液系電解質の限界は、性能、安全性とコストか
○研究例は多いが、途中で消えて行く事例が多い、その原因は
○全固体セルの電気化学的なポイント、判らないことが多数
○イオンPATH形成に、新たな材料系への期待
○安全性試験の規格は、新たに制定するのか、あるいは無用なのか
○脱炭素世代のEV電池は、液系か固体系か、あるいは棲み分けか
○可能な限り試算の数値で、作用機序とモデルで全固体電池への期待を解説
2021年2月の現在、コロナ禍の最中に、各国の産業再生は新たな目標を模索している。この半年程を見ても、CO2 削減の政策強化、EVなど自動車の電動化促進など、目新しくはないが待ったなしの課題が掲げられている。
ターゲットは各国の電力インフラのCO2 削減と、自動車の環境負荷削減である。後者は最終的には水素エネルギーと燃料電池車FCVへの転換ではあろう。しかしこの先10年ほどはリチウムイオン電池が主役であり、その性能とコスト、何よりもその安全性(発火事故)の解決である。
この様な背景から、全固体リチウムイオン電池の開発と実用化は、最も期待されるアイテムとなった。この1年間でも、電子部品としての小型全固体電池は既に量産・販売が開始している。自動車用途で先行しているトヨタ自動車(株)は最近の発表では、2025年を目処に全固体電池車の発売をアナウンスしている。
本テーマに関して、極めて断片的な情報はあふれているが、中長期の実用レベルを判断する定量的な、数値情報は乏しい。本書では副題に掲げたアイテムに関して、液系リチウムイオン電池の開発と製造・販売の経験を元に、全固体リチウムイオン電池の可能性も含めて紹介したい。
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第1章 | リチウムイオン(二次)電池の現状、求められる特性と限界 |
1.1 | EVの拡大と総量1,000GWhレベルへの推移 |
1.1.1 | 世界2019通期EV、PHVの販売台数と電池総量 |
1.1.2 | EU域、10年後にガソリン車全廃、zEVに置換え |
1.1.3 | 中国、10年後にガソリン車全廃、全数NEV化 |
1.1.4 | EV用電池の年間生産、兆円/年 数値データ |
1.1.5 | EV用電池の所要量(試算)、GWh/年 |
1.1.6 | EV用電池の年間生産、兆円/年 |
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1.2 | エネルギー特性、パワー特性とサイクル寿命 |
1.2.1 | タイプ別のセルの特性と向上(モデル) |
1.2.2 | セルの内部抵抗と放電挙動モデル |
1.2.3 | 回生充電モデルと内部抵抗 mΩ |
1.2.4 | EV用製品セルの入出力特性vs.SOC |
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1.3 | 安全性の課題(総論); リスクとハザード |
1.3.1 | RISK&HAZARD(1)、電池とシステム |
1.3.2 | RISK&HAZARD(2)、電池とシステム |
1.3.3 | リチウムイオン電池の発火・破裂事故の原因 |
1.3.4 | リチウムイオン電池のリスクとハザード |
1.3.5 | リチウムイオン電池の“釘刺試験”(発火例) |
1.3.6 | EV発火事例(自然発火ほか) |
1.3.7 | セルとモジュールのRISKとHAZARD |
1.3.8 | 二次電池の安全性に関する小型、中型と大型 |
1.3.9 | 安全と危険(1 設計と時間経過) |
1.3.10 | 安全と危険(2 容量と充電) |
1.3.11 | リチウムイオンの安全性と材料・設計・運用 |
1.3.12 | 安全性に関する情報の流れ |
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1.4 | 電池コスト、元素資源と廃電池処理への対応 |
1.4.1 | 電池総量GWhあたりの重量(1,000kg/GWh) |
1.4.2 | 電池総量GWhあたりの元素資源量、NMC3元系正極材 |
1.4.3 | 電池総量GWhに対するLi、Co、Mn所要量、NMC622 |
1.4.4 | 使用済み廃電池数量、日経紙2019/10/26 |
1.4.5 | EV電池リサイクル量と電池生産量実績 GWh |
1.4.6 | EV電池リサイクル量と電池生産量の予測 GWh |
1.4.7 | EV等の電池所要量と廃電池発生の試算 |
1.4.8 | 廃リチウムイオン電池正極層の処理例(1) |
1.4.9 | 廃リチウムイオン電池正極層の処理例(2) |
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1.5 | 全固体リチウムイオン電池への期待 |
1.5.1 | 蓄電デバイスの東西・南北 |
1.5.2 | 全固体リチウムイオン・セルへの期待 |
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第2章 | 固体電解質と液体電解質、リチウムイオン電池の共通点と特異性 |
2.1 | リチウムイオン(二次)電池の構成、構造と基本特性 |
2.1.1 | リチウムイオン電池の特徴 |
2.1.2 | セルの正常動作領域と正・負極電位 |
2.1.3 | セルの構成と電解質溶液1.2Mの分布 |
2.1.4 | 液系電解液(質)から全固体電解質へ |
2.1.5 | セルの構造、電流と熱伝導(1) |
2.1.6 | セルの構造、電流と熱伝導(2)扁平捲回電極体、2ヶ収納 左右集電 |
2.1.7 | (比較)マンガン乾電池の構造(水系電解液) |
2.1.8 | 液系電解液(質)セルの単位電極面積(実測モデル) |
2.1.9 | 液系電解液(質)セルの単位電極面積(実測モデル) |
2.1.10 | 仮説1、セルの電極面積cm2/Ahはイオン伝導度に比例 |
2.1.11 | 仮説1(数値データ)、セルの電極面積cm2/Ahはイオン伝導度に比例 |
2.1.12 | 仮説2、セルの電極面積cm2/Whはイオン伝導度に比例、充電電圧に反比例 |
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2.2 | 液体電解質の特性、イオン伝導度と電気化学 |
2.2.1 | リチウムイオン=非水溶液(有機電解液)電池 |
2.2.2 | 論文紹介;電解液の特性 |
2.2.3 | 電解液の粘度(電解質混合前) |
2.2.4 | 汎用有機電解液のイオン伝導度、温度変化 |
2.2.5 | 電解液系のLiイオン伝導度 |
2.2.6 | ECベース電解液組成とイオン伝度 |
2.2.7 | 電解質溶液系のイメージ(1) |
2.2.8 | 電解質溶液系のイメージ(2) |
2.2.9 | 固体電解質のイメージ(まとめ) |
2.2.10 | 仁科モデル、山形大学工学部 |
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2.3 | 固体と半固体電解質の種類;化学式量、イオン伝導度と温度特性 |
2.3.1 | 文献引用、東京工業大学 |
2.3.2 | 固体電解質の化学式とイオン電導度(1) |
2.3.3 | 固体電解質の化学式とイオン電導度(2) |
2.3.4 | その他の固体電解質、LICGCとLLTO |
2.3.5 | 固体電解質を構成する元素と比較 |
2.3.6 | 固体電解質と比較物質の特性(1) |
2.3.7 | 固体電解質と比較物質の特性(2) |
2.3.8 | 電解質のイオン伝導度(理化学値とデバイス値)、固体と液体 |
2.3.9 | 電解質のイオン伝導度(理化学値)、固体と液体 |
2.3.10 | 電解質のイオン伝導度(デバイス値)、固体と液体 |
2.3.11 | 電解質のイオン伝導度(デバイス値)、LLZ固体電解質 |
2.3.12 | まとめ、固体電解質の温度と電池の機能モデル |
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2.4 | イオン伝導と電気伝導の形成;正極/電解質/負極の界面問題 |
2.4.1 | 集電箔/活物質/電解液(質) |
2.4.2 | 固液ハイブリッド電解質セル |
2.4.3 | 固体粒子間のLi+移動、模式図(1) |
2.4.4 | 固体粒子間の接触界面、模式図(2) |
2.4.5 | 固体粒子間の接触界面、模式図(3) |
2.4.6 | 固体電解質と正極材との界面形成(1) |
2.4.7 | 固体電解質と負極材との界面形成(2) |
2.4.8 | リチウムイオン電池(セル)の構成 |
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2.5 | 正・負極材の選定;モルフォロジーと異方性 |
2.5.1 | 汎用正極剤の電気伝導度 |
2.5.2 | 汎用正極材とイオン伝導性 |
2.5.3 | 電気伝導度とイオン伝導度、セルの構成(1) |
2.5.4 | 電気伝導度とイオン伝導度、セルの構成(2) |
2.5.5 | NMC 三元系正極材 |
2.5.6 | ニッケル系正極材の粒子形状 |
2.5.7 | ゾルーゲル法+噴霧熱分解法による正極の合成 |
2.5.8 | 噴霧造粒・焼成系の正極活物質と同電極板 |
2.5.9 | 実用・正極Li-化合物の粒径と比表面積 |
2.5.10 | LFP(リン酸鉄リチウム)の特性例 |
2.5.11 | LNCA正極材190mAh/g製品の改良事例 |
2.5.12 | 炭素系負極の模式図(文献引用) |
2.5.13 | 炭素・黒鉛系負極材の異方性と特性 |
2.5.14 | 炭素系負極材の特性;粒径と比表面積 |
2.5.15 | 負極材料の形状 |
2.5.16 | ハードカーボン電極の空隙率、試算 |
2.5.17 | 天然黒鉛(精製)原料と電極板表面 |
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2.6 | 関連事項;電解質系のイオンの輸率ほか |
2.6.1 | セパレータ内のイオン伝導度と輸率 |
2.6.2 | 電気化学的な要件 まとめ |
2.6.3 | 追補 電気化学的な要件 |
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第3章 | リチウムイオン電池の安全性と対策(各論) |
3.1 | 電池事故の経緯; 民生用とEV等自動車 |
3.1.1 | リチウムイオン電池の事故件数と対策の経緯 |
3.1.2 | (独法)NITEの製品事故情報(速報版) |
3.1.3 | 中国のEV生産台数と電池GWh出荷 |
3.1.4 | EVなどの発火事故と電池の危害(ハザード) |
3.1.5 | EVの年間生産(世界)と累積モデル推定 |
3.1.6 | EV発火事故の台数と発生率ppm試算(累積値) |
3.1.7 | 安全性試験の想定領域(概念図) |
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3.2 | 電解液の諸問題; 耐電圧、解分ガス化、発火と破裂 |
3.2.1 | ニッケル水素電池の“ノイマン機構” |
3.2.2 | 汎用有機電解液の電気分解領域 |
3.2.3 | 有機電解液のHOMO、LUMO |
3.2.4 | 電解液のHOMO、LUMOと電極電位 |
3.2.5 | 各種電解質の特性;電圧とイオン伝導度 |
3.2.6 | EV電池システムに滞留・蓄積したガスの引火・爆発 |
3.2.7 | 過充電セル(膨張)の経過 |
3.2.8 | ラミネート型セルのガス膨張 |
3.2.9 | 過放電セルのガス分析;水素、可燃性炭化水素ほか |
3.2.10 | 過充電セルの分解ガス |
3.2.11 | 過放電セルの分解ガス |
3.2.12 | まとめ、電解液系がクリアすべき問題点 |
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3.3 | 電池の使用条件; 温度、サイクル劣化、過充電と過放電 |
3.3.1 | √サイクル数vs.放電容量維持率 25、45℃ |
3.3.2 | √サイクル数vs.内部抵抗上昇率 % 25、45℃ |
3.3.3 | セルの定格領域外での異常現象(1)(推定を含む) |
3.3.4 | セルの定格領域外での異常現象(2)(推定を含む) |
3.3.5 | 過充電 30A/定格20A=1.5C CC充電 |
3.3.6 | 過充・放電の挙動想定 |
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3.4 | 安全性規制と試験規格;電気用品安全法、UL、UN輸送基準)ほか |
3.4.1 | 安全性試験に関する日本国内の経緯 |
3.4.2 | 安全性試験に関するJIS規格の分担(1) |
3.4.3 | 安全性試験に関するJIS規格の分担(2) |
3.4.4 | 電気用品安全法と新技術基準(2008当初運用) |
3.4.5 | リチウムイオン電池の(新)「技術基準」とJIS試験 |
3.4.6 | 強制内部短絡試験(JIS C 8714改訂) |
3.4.7 | 電気用品安全法PSEマーク(アシスト自転車) |
3.4.8 | ULの業務と役割 |
3.4.9 | UL 1642 安全性試験項目と概要(1) |
3.4.10 | UL 1642 安全性試験項目と概要(2) |
3.4.11 | UN国連危険物輸送基準勧告(オレンジブックV) |
3.4.12 | リチウムイオン電池の輸送ラベル |
3.4.13 | UNの安全性試験項目(T1-T4)(PartV.38,3) |
3.4.14 | UNの安全性試験項目(T5-T8)(PartV.38,3) |
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3.5 | 全固体リチウムイオン電池がクリアすべき安全性の課題 |
3.5.1 | 全固体リチウムイオン電池の安全性試験(UNモデル) |
3.5.2 | UNの安全性試験(#1 T1-T4)で..イメージ |
3.5.3 | UNの安全性試験(#2 T5-T8)で..イメージ |
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3.6 | 硫化水素とフッ化水素のケミカル・ハザード |
3.6.1 | 文献引用、固体電解質の化学式 |
3.6.2 | 硫化系電解質からのH2S発生量計算 |
3.6.3 | 硫化物系固体電解質のSulfur Wt%と特性 |
3.6.4 | Sulfur Wt% vs. イオン伝導度 mS/cm |
3.6.5 | リチウムイオン電池と電解質の量 |
3.6.6 | 車内のH2S濃度試算 |
3.6.7 | 試算(1)、LGPS経由のH2Sと空間濃度 mg/m3 |
3.6.8 | 試算(2)、LGPS経由のH2Sと空間濃度 ppm |
3.6.9 | 硫化水素H2S、フッ化水素HFの溶解度(水) Wt% |
3.6.10 | LC50(半致死量濃度) |
3.6.11 | まとめ、硫化物系全固体電池のEV |
3.6.12 | 厚生労働省、毒物劇物の指定や運搬等の基準 |
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3.7 | 参考資料; 消防法の危険物ほか |
3.7.1 | 有機電解液の沸点、引火点と消防法の分類 |
3.7.2 | 第四類引火性液体(消防法危険物)指定数量 |
3.7.3 | 18650円筒型セルの危険物該当電解液量 |
3.7.4 | 20Ahラミネート型セルの危険物該当電解液量 |
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第4章 | 全固体リチウムイオン電池の研究と開発事例 |
4.1 | 研究開発レベルの事例 |
4.1.1 | 資料 出光興産(株) 全固体電池 |
4.1.2 | 資料 日立造船(株) 全固体電池 |
4.1.3 | 資料 日立造船(株) 全固体電池 |
4.1.4 | 資料 日立造船(株) 全固体電池 |
4.1.5 | 資料 Prologium(台湾・台北) |
4.1.6 | 資料 Prologium(台湾・台北) |
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4.2 | SMDなど小型全固体電池の商品化 |
4.2.1 | 国内電池メーカーと品目(定置と小型)2015-2020 |
4.2.2 | 小型全固体セル(電子部品)の商品化 |
4.2.3 | セラミック系企業 特許(特開、特願)件数 |
4.2.4 | (株)村田製作所の全固体電池 |
4.2.5 | セラチャージ TDK(株) |
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4.3 | EVなど自動車分野の実用化 |
4.3.1 | 全固体リチウムイオン電池の用途分野、モデル |
4.3.2 | 自動車用全固体電池、開発情報〜2021/1Q |
4.3.3 | 国内電池メーカーと生産品目(大型)2015-2020 |
4.3.4 | PCUと冷却システム 日産LEAF EV |
4.3.5 | トヨタPRIUS/HVの冷却装置 |
4.3.6 | 冷却システム トヨタPRIUS/PHV |
4.3.7 | ダイムラーHVの電池配置と冷却方法(2005) |
4.3.8 | DAIMLERのHV車、電池配置と冷却方法(2) |
4.3.9 | 熱制御型PHV/HV 全固体電池システム |
4.3.10 | まとめ、温度と電池の機能モデル |
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4.4 | 開発企業一覧、〜2018、2019〜2020 |
4.4.1 | 全固体リチウムイオン電池 2018 |
4.4.2 | 全固体リチウムイオン電池 2019 |
4.4.3 | 全固体リチウムイオン電池 2020 |
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4.5 | 特許公開件数と動向(日本特許庁分) |
4.5.1 | IPC国際特許分類、H01M/**** |
4.5.2 | 特許情報検索 |
4.5.3 | 硫化物系固体電解質と電池、国内特許公開数 |
4.5.4 | 酸化物系固体電解質と電池、国内特許公開数 |
4.5.5 | その他の固体電解質、LICGCとLLTO |
4.5.6 | その他の固体電解質と電池、国内特許公開数 |
4.5.7 | トヨタ自動車の出願 2015〜2020 |
4.5.8 | トヨタ自動車の出願 2000〜2015 |
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第5章 | 全固体リチウムイオン電池の用途分野と特徴 |
5.1 | 医療機器など高度安全性システム |
5.1.1 | ECMO体外式膜型人工肺 |
5.1.2 | 医療機器の具体例と電源配備 |
5.1.3 | 医療機器の非常電源(JIS T 1022の規定) |
5.1.4 | 充電維持システム ブロックダイヤグラム |
5.1.5 | 医療機器の規制に関する国際比較 |
5.1.6 | EU 医療機器指令93/42/EECの概要 |
5.1.7 | 医療用電子機器の規制(薬機法) |
5.1.8 | 医療機器電池、IECとJIS |
5.1.9 | 薬事法から薬機法へ |
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5.2 | 住宅用ソーラ蓄電システム |
5.2.1 | リチウムイオン電池の用途分野 |
5.2.2 | リチウムイオン電池(セル)のサイクル劣化 |
5.2.3 | 電池ユニットの設置場所(戸建)と安全性 |
5.2.4 | 電池ユニットの配置例(室内) |
5.2.5 | ZEHスキーム、パナソニック(株)のPR |
5.2.6 | ZEHスキーム、旭化成(株)のPR |
5.2.7 | EVとHome併用(1) (米)TESLA社 |
5.2.8 | EVとHome併用(2) (独)Daimler社 |
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5.3 | EV、PHVとHVの動力電源 |
5.3.1 | 全固体リチウムイオン電池の用途分野、モデル |
5.3.2 | 最近の製品電池の比容量(1)、2018-2019 |
5.3.3 | 最近の製品電池の比容量(2)、2018-2019 |
5.3.4 | EV電池ユニットの冷却方式 |
5.3.5 | セルの形状と冷却方式(HV、PHVとEV) |
5.3.6 | HV、PHVとEVにおける電池システムと冷却(1) |
5.3.7 | HV、PHVとEVにおける電池システムと冷却(2) |
5.3.8 | 日産自動車LEAF、平板型電池システム |
5.3.9 | (米)TESLA・motor Model-Sの水冷方式 |
5.3.10 | Audi eーTRON EVの間接液体冷却方式(1) |
5.3.11 | Audi eーTRON EVの間接液体冷却方式(2) |
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5.4 | コネクテッドカーと自動運転分野 |
5.4.1 | e Call (EU) BOSCH社事例 |
5.4.2 | デンソー(株)の事例 |
5.4.3 | エリーパワー(株)の開発事例 |
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5.5 | その他の用途と付加価値レベル |
5.5.1 | 全固体リチウムイオン電池の用途分野、モデル |
5.5.2 | 生産・販売MWh vs. 販売金額百万円 |
5.5.3 | 10Whクラスセルの用途分野は |
5.5.4 | 10Wh、3Ahクラスセルの用途分野は |
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第6章 | 全固体リチウムイオン電池のコスト課題 |
6.1 | 電解液系リチウムイオン電池のコスト構成 |
6.1.1 | EV用電池の生産計画と投資規模(データ) |
6.1.2 | EV用電池の生産計画と投資規模(グラフ) |
6.1.3 | 電池生産のコストモデル(算定基礎) |
6.1.4 | 電池生産のコストモデル(設備金額) |
6.1.5 | 電池生産のコストモデル(設備金額増、原材料費減) |
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6.2 | 固体電解質系リチウムイオン電池のケース(セパレータレス、電解液レス) |
6.2.1 | GWhあたり正負極材その他部材所要量(実際値) |
6.2.2 | 全固体セルの原料・部材の重量、置換部分の重量 |
6.2.3 | 全固体セルの原料・部材の重量、置換部分の体積 |
6.2.4 | セルの原材料コスト表、液系 vs.固体 |
6.2.5 | 全固体セルvs.液電解質セル、計算の仮定 |
6.2.6 | 電池の原材料コスト差額、液系 vs.固体 |
6.2.7 | 全固体セル vs. 液電解質セル、まとめ |
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6.3 | EV用途2030年の電池総量との対比 |
6.3.1 | EV年間生産台数と電池総量(試算データ) |
6.3.2 | EV年間生産台数と電池総量(リニアグラフ) |
6.3.3 | EV年間生産台数と電池総量(対数グラフ) |
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第7章 | 電池の構造と製造プロセスの合理化 |
7.1 | 電池の外装型式、円筒、角槽と平板(ラミネート) |
7.1.1 | セルの構造と熱伝導(放熱) |
7.1.2 | 電池(セル)の外装型式と電極板製造 |
7.1.3 | 大形リチウムイオン電池(セル)の外装型式と特性(1) |
7.1.4 | 大形リチウムイオン電池(セル)の外装型式と特性(2) |
7.1.5 | セルの外装型式と主な用途 2010以降 |
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7.2 | 双極子セルへの可能性 |
7.2.1 | 双極子(バイポーラー)型リチウムイオン電池 |
7.2.2 | 双極子型リチウムイオン・セル構成 |
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7.3 | 現行の製造プロセスと不合理性 |
7.3.1 | リチウムイオン電池の製造全工程 |
7.3.2 | 全工程の原料、部材と工程のステップ |
7.3.3 | 製造設備と工程費(大型セルの製造) |
7.3.4 | 電池の製造工程と水分レベル (1)現工程 |
7.3.5 | 電池の製造工程と水分レベル (2)全固体電池 |
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7.4 | 湿式から乾式プロセスへの移行 |
7.4.1 | 乾式プロセスへの転換(1) |
7.4.2 | 乾式プロセスへの転換(2) |
7.4.3 | 電極板の塗工>乾燥の効率モデル |
7.4.4 | 電極板塗工の速度と目付量モデル |
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第8章 | 全固体リチウムイオン電池における新たな材料市場 |
8.1 | 正極材と負極材 |
8.1.1 | リチウムイオン電池における正極と負極、主役と脇役 |
8.1.2 | EV用正極材の比較と選定 |
8.1.3 | 正極材製品の放電容量(1) |
8.1.4 | 正極材製品の放電容量(2) |
8.1.5 | 電池メーカーでの正極材評価ステップ |
8.1.6 | 二元、三元系正極材の組成とトレンド |
8.1.7 | 58th電池討論会、全固体セルの研究 |
8.1.8 | 全固体セルの容量mAh/gとmWh/g |
8.1.9 | 全固体セルの容量、リチウム過剰系正極材 |
8.1.10 | 充放電データからmWh/g容量の推定方法(1) |
8.1.11 | 充放電データからmWh/g容量の推定方法(2) |
8.1.12 | 全固体セルの正・負極材の選択.. |
8.1.13 | 液体正・負極、Sulfur正極/Li負極 |
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8.2 | 導電助材;アセチレンBKとVGCF(R) |
8.2.1 | 導電剤の機能と配合 |
8.2.2 | 導電性カーボンのSEM 1,000倍 スケール=10μm |
8.2.3 | 比表面積の高い炭素物質 |
8.2.4 | 導電剤の選択と混合例 |
8.2.5 | 気相成長炭素繊維VGCF(R) |
8.2.6 | 導電剤の選択と混合 |
8.2.7 | VGCF(気相成長炭素繊維)の分散 |
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8.3 | PVDFなど電極バインダー |
8.3.1 | PVDF ホモポリマー、コポリマー |
8.3.2 | バインダーポリマーの融点(乾燥後) |
8.3.3 | ポリマーの酸素指数(難燃性) |
8.3.4 | PVDFの誘電率、特異的に高い |
8.3.5 | PVDF結晶(球晶)と結晶核 |
8.3.6 | 導電助剤とバインダー、機能の発現 |
8.3.7 | 低温懸濁重合、Suspension-PVDFの内部 |
8.3.8 | PVDF粒径、KF Solef Arkema |
8.3.9 | KUREHA KFポリマー PVDF (1) |
8.3.10 | KUREHA KFポリマー PVDF (2) |
8.3.11 | KUREHA KFポリマー PVDF (3) |
8.3.12 | Solef PVDF グレード(1) |
8.3.13 | Solef PVDF グレード(2) |
8.3.14 | Solef 5130 高分子量 バインダー |
8.3.15 | Solef 5140 超高分子量 バインダー |
8.3.16 | 固体電解質系におけるPVDFの利用 |
8.3.17 | 特開2020-184706 トヨタ/クレハ |
8.3.18 | 特開2020-184706 トヨタ/クレハ |
8.3.19 | 特開2020-184706 トヨタ/クレハ |
8.3.20 | 特開2019-91632 トヨタ |
8.3.21 | PVDFホモとコポリマーの結晶(偏光顕微鏡) |
8.3.22 | PVDFの粘弾性スペクトロメーター |
8.3.23 | 粘弾性スペクトル PVDFホモポリ、コポリ |
8.3.24 | PVDF(ホモ&コポリマー)ゲルの粘弾性スペクトロメーター |
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8.4 | イオン性液体 |
8.4.1 | イオン性液体のCV曲線(耐電圧) |
8.4.2 | イオン性液体のCVデータTFSI |
8.4.3 | イオン性液体のアニオン |
8.4.4 | イオン性液体の特性 |
8.4.5 | イオン性液体+Liカチオン |
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第9章 | まとめ |
9.1 | 二次電池のパラダイム・シフト |
9.1.1 | 二次電池の比容量(理論計算値) |
9.1.2 | 化学二次電池の理論値(比容量、出力電圧) |
9.1.3 | 二次電池の変遷、S字カーブと包絡線(1) |
9.1.4 | 二次電池の変遷、S字カーブと包絡線(2) |
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9.2 | 実用化へのシナリオ |
9.2.1 | NEDOの全固体電池ロードマップ(1) |
9.2.2 | NEDOの全固体電池ロードマップ(2) |
9.2.3 | EV用リチウムイオン電池、シナリオ#1 |
9.2.4 | EV用リチウムイオン電池、シナリオ#2 |
9.2.5 | EV用リチウムイオン電池、シナリオ#3 |
9.2.6 | トヨタ自動車(株)の全固体電池への取り組み 2017-2018 |
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第10章 | 参考資料一覧 |