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治験と臨床研究の
SOPライティング技法並びに
GCP要求事項と適合性調査対応

〜読み手が理解しやすい文章作成とGCP特有の言葉・当局が当たり前とする作法への対応〜
【医薬品、医療機器、再生医療等製品、臨床研究に対応済み】

[コードNo.24STP172]

■体裁/ B5判並製本 181頁
■発行/ 2024年 9月 27日 サイエンス&テクノロジー(株)
■定価/ 44,000円(税・送料込価格)
■ISBNコード/ 978-4-86428-310-6

【本書の読み方】


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サイエンス&テクノロジー(株)より

【今日読んで、明日にはすぐに活かせる技術が満載】

これからSOPを作成する方だけでなく、SOPの改訂、廃棄など維持管理を担当している方にも必携。
また、SOPを全部または一部でも委託する企業の方にむけて、SOPライティングの基礎やGCP特有の言葉・
当局が当たり前とする作法など、役に立つ情報が満載の書籍です。

【本書の「SOPライティング」とは?】

「SOPライティング」は単に文字を書き並べるだけではなく,「分かりやすく」したり「説得力」を持たせたりする必要があることを大事である。
他のアカデミックライティングやメディカルライティングとは異なり,SOP は必要に応じて改訂する可能性があることから,SOPライティングでは改訂を念頭に置いて作成しなければならない。
したがって,理解しやすいだけではなく,改訂もしやすいSOP の作り方のことを「SOPライティング」と呼ぶ。 (第2章抜粋)

【どのようなことが書いてある?】

『読み手にとって理解しやすい文章の書き方は?』、『理解しやすく改訂しやすいSOPの作成方法は?』、『どのような様式・ページ設定がよい?使用フォントとサイズは?』などのライティング技法の解説から、『GCPに対応するSOPの維持管理は?』、『治験を実施するにはどのようなSOPが必要なの?』といった規制対応についても、多数の事例を用いながら、わかりやすいように解説!

また、講師が実際に受けた質問や業務で必要となる関連知識を<STEP UP>として、PMDAチェックリストと文書の日付など、知っておくと便利な事柄などを<NOTE>として多数解説!

書籍趣旨

 SOPは業務手順書や標準操作手順書などと呼ばれており,医薬品業界では遵守しなければならない文書であることは言うまでもない。
GCPやGLPあるいはGMPなどの,いわゆるGxPsといわれる規制要件で求められる基準において,必ずSOPを作成し遵守することが求められている。SOPは業務を適切に行うために読むものであるがゆえに,読み手にとって理解しやすい文章で作成されていなければならない。

 本書の前半では,理解しやすく改訂しやすいSOPの作成技術,いわゆるSOPライティングとSOPの維持管理の方法を詳述する。これはGxPs全般に共通することではあるが,後半ではGxPsの中でもGCP,すなわち,治験を実施するにはどのようなSOPが必要なのかを,特に治験依頼者の視点で紹介する。

 GCPの理解が深くなければGCPのSOPを作成することができないのは言うまでもない。本書ではGCP省令の条文に沿って,GCPが意味するところを詳説しながら,SOPに盛り込むべき事柄を紹介していく。したがってGCPの逐条解説という観点でも本書は参考になるだろう。

 日本のGCPは治験に限定しているが,ICH-GCP(ICH-E6)の対象は臨床試験であって治験に限定していない。本書ではGCP省令で求めるSOPを中心とし,臨床研究に関わる企業が作成するSOPについても触れる。そして文末で,GCP特有の言葉やSOPライティングで使用する言葉について説明する。
<はじめに より>

著者

株式会社エスアールディ 信頼性保証室 参与   大場 誠一 氏

【主なご経歴】
旧GCP施行当時から国内の製薬企業で試験監査室長としてGCPとGLPの監査を担当。
その後の欧州系製薬企業では信頼性保証室長としてGCPとGLPの監査の他、GMPとGPMSPの監査に携わる。
そして後の米系CRO(開発業務受託機関)ではQA DirectorとしてGCP監査の責任者。
現在は国内CROでGCPと臨床研究の監査、さらにGCP教育やSOPライティングの受託業務を専門としている。
またGCPに関連した執筆や多くのセミナーでの講演活動、さらにDVDやe-ラーニングを用いたGCP教育に携わるなど、30年以上にわたってGCPに深く関わり続けている。

【主なご研究・ご業務】
・企業主導/医師主導治験の監査(医薬品、医療機器、再生医療等製品)
・臨床研究の監査(臨床研究法、医学系指針)
・GCP-SOPライティング(医薬品、医療機器、再生医療等製品)
・臨床研究SOPライティング(企業発案型共同臨床研究)

【業界での関連活動】
国内の製薬企業在職時には、日本製薬工業協会の基礎研究部会と臨床評価部会に所属。
日本QA研究会では設立時にGLP部会に所属、次いで設立されたGCP部会では幹事、編集委員長、情報委員長、広報委員長を歴任。

目次

第1章SOPの意義と目的
1.SOPとは
   STEP UP 旧GCPとSOP
2.治験と科学と再現性
   STEP UP モニタリングの変遷
3.申請資料の信頼性の基準
   STEP UP 新医薬品のGCP実地調査・適合性書面調査
第2章SOPのライティング技術
1.SOPライティングとは
   STEP UP SOPライティングの特徴
2.SOPライティングの技法
 2.1分かる文章
 2.2分かりやすいデザイン
 2.3ステップバイステップの記載
 2.4公用文を参考
 2.5用字用語の統一
 2.6一文一義
 2.7客観的な記載
 2.8主語と述語
 2.9箇条書き
 2.10読点
 2.11「 」の活用
 2.12修飾語の位置
   STEP UP 公用文作成の要領
   NOTE 統一書式
第3章SOPの作成と管理
1.SOPの構成
 1.1文書体系とSOP
 1.2GCP組織の構築とSOP
   NOTE PMDAチェックリストと文書の日付
 1.3SOPの種類とSOPリスト
 1.4SOPの記載項目
 1.4.1表紙、ヘッダー、フッター
 1.4.1.1名称(表題)、SOP番号
 1.4.1.2発効日
 1.4.1.3ヘッダー、フッター
 1.4.2本文
 1.4.2.1目的、趣旨
 1.4.2.2用語の定義
 1.4.2.3適用範囲(対象)、役割及び責務
 1.4.2.4手順
 1.4.2.5様式
 1.4.2.6留意事項、特記事項
 1.4.2.7関連文書(関連SOP)、添付資料、参考資料
 1.4.2.8附則
 1.4.3後付け
 1.4.3.1制定・改訂履歴
 1.4.3.2作成者、点検者、承認者
 1.5SOPの書式
 1.5.1ページ設定
 1.5.2項目番号
 1.6SOPの点検と承認
 1.6.1自己レビューとPeer Review
 1.6.2承認者
   STEP UP 21 CFR
2.SOPの教育と維持管理
 2.1SOPの周知と教育
 2.2SOPの改廃と保管管理
 2.2.1SOPの見直し
 2.2.2SOPの配付
 2.2.3SOPの廃止と無効
 2.2.4SOPの保存
   NOTE 電子署名
   STEP UP マニュアルの作成
3.GCP監査と規制当局調査でのSOP提示
 3.1GCP監査
 3.2規制当局の調査
   STEP UP 規制当局調査での指摘事例
4.SOP作成の外部委託
 4.1SOP作成の委託先の調査選定
 4.2SOP作成の委託の流れ
 4.3委託する際の留意点
   STEP UP SOP作成に関するCROとの委受託契約
第4章医薬品GCPで必要なSOP
1.GCP省令の構成
   STEP UP 医薬品医療機器等法とGCP省令
2.治験依頼者に必要なSOP
 2.1GCP省令第4条の記述
 2.1.1担当者の指名(割当て)手順
 2.1.2教育訓練の手順
 2.1.3品質マネジメントの手順
 2.1.4Root cause analysisとCAPAに関する手順
 2.1.5症例報告書の変更又は修正の手引きの作成に関する手順
 2.1.5.1手引きの作成手順
 2.1.5.2治験依頼者が指名した者が行う手順
 2.2治験の依頼に係るSOP
 2.2.1医学専門家の指名の手順
 2.2.2実施医療機関等の選定手順
 2.2.2.1実施医療機関等
 2.2.2.2実施医療機関の要件
 2.2.2.3治験審査委員会の要件
 2.2.2.4治験責任医師の選定
 2.2.3治験実施計画書の作成手順
 2.2.3.1治験実施計画書の記載事項
 2.2.3.2治験実施計画書の案の保存
 2.2.3.3GCP省令第50条及び第55条に係る記載
 2.2.3.4治験責任医師との同意
 2.2.3.5治験実施計画書の分冊
 2.2.4治験薬概要書の作成と改訂に関する手順
   NOTE ニュルンベルク綱領とヘルシンキ宣言
 2.2.5説明文書案の作成に関する手順
 2.2.6治験の依頼に係る手順
 2.2.7治験薬の事前交付の禁止に係る手順
 2.2.8CROへの業務委託に関する手順
 2.2.8.1治験の依頼及び管理
 2.2.8.2要件調査
 2.2.8.3要件調査票(チェックリスト)の作成
 2.2.8.4業務の委受託契約
 2.2.8.5ベンダーの管理手順
 2.2.8.6再委託業務の監督に係る手順
 2.2.9治験の契約に関する手順
   NOTE GCPの4本柱
 2.2.10被験者に対する補償措置に関する手順
 2.3治験の管理に係るSOP
 2.3.1治験使用薬の管理に係る手順
  1)治験薬の容器と被包に記載しなければならない事項
  2)治験薬の容器と被包に記載してはならない事項
  3)盲検下の治験
  4)治験薬管理手順書の作成
  5)治験薬の出納管理
  6)実施医療機関の治験薬使用薬管理手順の確認
 2.3.2治験薬の製造と交付に係る手順
  1)治験薬関連業者の活用
  2)治験薬の製造
  3)治験薬の製造記録
  4)治験薬の保管手順
  5)治験薬の運搬手順
  6)治験薬の交付と回収の手順
  7)治験薬の使用期限の延長に係る手順
 2.3.3治験調整医師の委嘱に係る手順
   NOTE 治験総括医師
   STEP UP 治験に係る文書又は記録
 2.3.4効果安全性評価委員の設置に係る手順
 2.3.5安全性情報の管理に係る手順
 2.3.6モニタリングの手順
 2.3.6.1モニターの要件
 2.3.6.2モニターの教育訓練
 2.3.6.3モニターの責務
 2.3.6.4リスクに基づくモニタリング手順
 2.3.6.5モニタリング計画書の記載
 2.3.6.6モニタリング報告書の記載事項
 2.3.6.7モニタリング報告書の点検とフォローアップ
 2.3.7監査手順書の記載
 2.3.7.1監査担当者の要件
 2.3.7.2監査様式の制定
 2.3.7.3個々の治験の監査手順
 2.3.7.4システム監査の手順
 2.3.7.5監査計画書の記載項目
 2.3.7.6監査報告書の記載項目
 2.3.7.7監査証明書の記載項目
 2.3.7.8医療機関監査の手順
   STEP UP 監査の種類
 2.3.8治験の中止等の手順
 2.3.9総括報告書の作成に係る手順
 2.3.10記録の保存等に係る手順
 2.3.11資料保管施設に係る手順
 2.3.12電子データ処理システムの手順
 2.4治験の依頼及び管理に係るその他の手順
 2.5CROに全部委託する治験依頼者のSOP
   STEP UP 治験依頼者が作成しているSOPの例
3.実施医療機関と治験審査委員会のSOP
 3.1実施医療機関のSOP
 3.2治験審査委員会のSOP
 3.3治験施設支援機関のSOP
   STEP UP IRBと実施医療機関の教育訓練
   NOTE 迅速審査と継続審査
4.医師主導治験のSOP
 4.1自ら治験を実施する者のSOP
 4.2モニタリングと監査のSOP
   STEP UP 医師主導の治験の実施の基準に関する省令
5.CROのSOP
   STEP UP CROに丸投げ
   NOTE GCP制定の経緯
第5章医療機器GCPと再生医療等製品GCPのSOP
1.医療機器GCPのSOP
   STEP UP 医療機器治験の同意撤回
   NOTE いろいろなISO
2.再生医療等製品GCPのSOP
第6章臨床研究のSOP
1.臨床研究における規制・制度
   NOTE 医療資格の国家試験問題
2.企業が関わる臨床研究のSOP作成
 2.1特定臨床研究に関する手順
 2.2研究資金等の提供と契約の締結に関するSOP
 2.3医薬品等の管理に関するSOP
 2.3.1臨床研究の計画に関する手順
 2.3.2臨床研究の実施の依頼の手順
 2.3.3補償と賠償の手順
 2.3.4研究責任医師の責務への支援に関する手順
 2.4CROへの業務委託に関する手順
 2.5記録の保存に関する手順
   STEP UP 治験に関する原則的事項と治験の補償制度
第7章GCPとSOPに使われる用語
1.GCP用語とSOP用語
   STEP UP SOP用語
2.GCPで使われている言葉
 2.1文書と記録
 2.2保存と保管
 2.3指名と任命
 2.4代諾者
 2.5意思決定手続き
 2.6品質管理、品質マネジメント
 2.7医師主導の治験、医師主導型治験、医師主導治験
 2.8記載整備
 2.9直ちに、速やかに、遅滞なく
 2.10「聞く」と「聴く」
 2.11法令用語 or 霞が関文学?
   STEP UP 逸脱と不適合
3.SOPに使用する用語
 3.1文と文章
 3.2関わる、係わる
 3.3読替え、読み替える
 3.4記入と記載
 3.5的確、適確、適格
 3.6配付と配布
 3.7付と附
 3.8意思、意志
 3.9遵守と順守
 3.10委員長に事故のあるとき
   STEP UP SOPのNG例



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