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第1部 | ICH E8(R1)及びE6(R3)に関する最新動向 |
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第1章 | ICH E8(R1)ガイドラインが目指す臨床試験の姿 |
はじめに | |
1. | ICH E8ガイドラインとは |
2. | ICH E8ガイドライン改定の経緯 |
2.1 | GCP renovation |
2.2 | ICH E8(R1)ガイドライン作成の経緯 |
3. | ICH E8(R1)ガイドラインが目指す臨床試験 |
3.1 | ICH E8(R1)ガイドラインの概要 |
3.2 | 臨床試験における質とは |
3.3 | ICH E8(R1)ガイドラインのその他の改定のポイント |
おわりに | |
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第2章 | ICH E6(R3)の動向 |
はじめに: | ICH-E6とは |
1. | GCP renovationの背景 |
2. | 現行のICH-E6(R2)の問題点 |
3. | 公開されたICH-E6(R3)ドラフトの構成 |
4. | ICH-E6(R3)の適用範囲 |
5. | Proportionalityの概念 |
6. | モニタリングの近代化 |
7. | Data Governanceの新設 |
8. | 有害事象の因果関係の考え方 |
9. | Stakeholderの研究への関与 |
10. | Decentralized Clinical Trialへの対応 |
11. | Essential recordsの考え方 |
12. | Annex 2はどうなるか |
おわりに | |
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第2部 | ICH E6(R3)を見据えた臨床試験(臨床研究)デザインにおける 質の設計とリスク管理
〜Quality by Designと質に関する重要な要因(critical to quality factors)〜 |
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第1章 | 臨床試験のデザインの構成要素・データソース |
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第1節 | 臨床試験/臨床研究のクオリティ・バイ・デザイン(QbD)に関する 基本的考え方と計画段階で必要な要素 |
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第1-1項 | 臨床試験(臨床研究)デザインにおける 目標設定とQbDによる質の組み込み、考慮すべきリスクとは。 |
はじめに | |
1. | E8R1によって示された世界;RQからプロトコル作成までの流れ |
2. | 臨床試験をプロジェクトと捉えると |
2.1 | プロジェクトの定義 |
2.2 | 立ち上げプロセス(目標設定とプロジェクト憲章) |
2.3 | 出口目標・プロジェクト期間の設定〜この研究の位置づけは何か? |
2.4 | 品質目標の設定〜臨床試験で求められる品質とは |
2.5 | 品質目標の設定〜適切な品質目標の決定 |
3. | リスクの考え方 |
3.1 | ISO 9000 QMSにおけるリスクの考え方 |
3.2 | プロジェクトマネジメントにおけるリスクの考え方 |
3.2.1 | リスクとは |
3.2.2 | リスクマネジメントとは |
4. | 臨床試験計画段階で考慮すべきリスクとは何か |
おわりに | |
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第1-2項 | 「質に関する重要な要因」への対応 |
はじめに | |
1. | CTQ要因とは |
2. | CTQ要因の特定にあたって |
2.1 | 開かれた対話を支える文化の形成 |
2.2 | 試験に不可欠な活動への集中 |
2.3 | 利害関係者の試験デザインへの関わり |
2.4 | CTQ要因のレビュー |
2.5 | 運用上のCTQ要因 |
3. | CTQ要因を特定するために考慮すべき事項 |
おわりに | |
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第1-3項 | ステークホルダー・エンゲージメント(Stakeholder Engagement) |
はじめに | |
1. | ステークホルダー・エンゲージメントの基本的な考え方 |
1.1 | ステークホルダー・エンゲージメントの概念と導入の背景 |
1.2 | 臨床試験の設計と実施段階でのステークホルダー参画の目的(価値提案) |
2. | ステークホルダー・エンゲージメントのアプローチ方法 |
2.1 | 参画のタイミング |
2.2 | 効果的なエンゲージメント活動(プロセス) |
2.2.1 | ステークホルダーの特定:意義のあるパートナーシップの確立(コミュニティの構築) |
2.2.2 | ステークホルダー・エンゲージメントの計画 |
2.2.3 | ステークホルダー・エンゲージメントのマネジメント:相互利益の実証 |
2.2.4 | 早期かつ頻繁なコラボレーションの実現 |
2.3 | ステークホルダー・エンゲージメントの監視:関与の影響評価 |
3. | Stakeholder Engagementへの障壁と浸透に向けた課題 |
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第1-4項 | 研究計画シノプシスの作成とQbDコミュニケーションプロセス |
はじめに | |
1. | 研究計画の検討 |
1.1 | CQからRQへの変換 |
1.2 | ポジショニングの検討 |
2. | 研究計画シノプシスの作成 |
2.1 | プロトコル骨子の作成 |
2.2 | FINERによるプロトコル骨子の検討 |
3. | QbDコミュニケーションプロセス |
3.1 | QbDコミュニケーションをするための事前整理 |
3.2 | QbDコミュニケーションによるリスクの特定とプロトコル骨子の改善 |
おわりに | |
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第1-5項 | 研究計画の立案〜フルプロトコルの作成のプロセス |
はじめに | |
1. | フルプロトコル案の作成 |
1.1 | フルプロトコルを作成する前に研究者が知っておくこと |
1.2 | フルプルトコル案作成のための検討事項 |
1.2.1 | 研究対象集団の詳細化 |
1.2.2 | 適格基準(選択基準・除外基準)の詳細化 |
1.2.3 | 治療/診断方法、併用薬等の詳細化 |
1.2.4 | スタディカレンダーの詳細化 |
1.2.5 | 安全性情報管理に関する報告・評価の詳細化 |
1.2.6 | 中止基準の詳細化 |
1.2.7 | 有害事象の評価・報告手順の詳細化 |
1.2.8 | 評価項目及び解析方法の詳細化 |
1.2.9 | 統計解析計画の検討 |
1.2.10 | 品質方針の詳細化 |
2. | フルプロトコル案の検討(ブラッシュアップ)-+ |
2.1 | フルプロコル案を検討する際に心掛けるべきこと |
2.2 | フルプロトコル案に対する対話のポイント |
2.2.1 | 研究対象集団に対する検討 |
2.2.2 | 適格基準(選択基準・除外基準)に関する検討 |
2.2.3 | 治療/診断方法、併用薬等の検討 |
2.2.4 | スタディカレンダーの検討 |
2.2.5 | 安全性情報管理に関する報告・評価の検討 |
2.2.6 | 中止基準の検討 |
2.2.7 | 有害事象の評価・報告手順の検討 |
2.2.8 | 評価項目及び解析方法の確定 |
2.2.9 | 統計解析計画の妥当性確認 |
2.2.10 | 品質方針の検討 |
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第2節 | 臨床試験/臨床研究のリスク・ベースド・アプローチ(RBA)に関する 基本的考え方と計画段階で必要な要素 |
はじめに | |
1. | E6R2とICHガイドライン近代化の流れ |
1.1 | ICHガイドライン近代化 |
1.2 | ICH E6R2ガイドライン |
2. | リスク・ベースド・アプローチとは何か |
2.1 | 臨床試験におけるリスク・ベースド・アプローチの変遷 |
2.2 | 臨床試験におけるリスク・ベースド・アプローチ |
2.2.1 | 重要なプロセス及びデータの特定 |
2.2.2 | リスクの特定 |
2.2.3 | リスクの評価 |
2.2.4 | リスクのコントロール |
2.2.5 | リスクコミュニケーション |
2.2.6 | リスクレビュー |
2.2.7 | リスク報告 |
2.3 | リスクに基づく品質マネジメント |
2.3.1 | モニタリングの計画 |
2.3.2 | データマネジメントの計画 |
2.3.3 | 監査の計画 |
3. | 統合された品質リスクマネジメント計画 |
4. | 臨床試験におけるモニタリング |
4.1 | モニタリングの種類と変遷 |
4.1.1 | セントラルモニタリング |
4.1.2 | Off-siteモニタリング |
4.1.3 | On-siteモニタリング |
4.2 | プロセスアプローチ |
おわりに | |
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第3節 | 品質許容限界(QTLs) の設定に関する基本的な考え方と設定すべき項目例 |
はじめに | |
1. | QTLsに関する基本的考え方の整理 |
1.1 | QTLsの定義 |
1.2 | QTLsの設定目的 |
1.3 | QTLsに関連する用語との整理 |
1.3.1 | 質に関する重要な要因(CTQ要因) |
1.3.2 | 品質方針・品質目標 |
1.3.3 | 各用語の関係性整理 |
2. | QTLsの導入状況の紹介 |
2.1 | 導入状況 |
3. | QTLsの決定方法とQTLs例 |
3.1 | 検討時期 |
3.2 | 検討に関わるStakeholderと意思決定プロセス |
3.3 | QTLsの検討方法 |
3.3.1 | 他試験の情報の活用 |
3.3.2 | データによる算出と監視の際の容易さ |
3.3.3 | 試験規模や被験者の登録スピードや参加期間の長さ |
3.4 | QTLs例 |
おわりに | |
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第4節 | 計画段階におけるStakeholder Engagement〜患者市民参画(リテラシー向上) |
はじめに | |
1. | 研究計画におけるStakeholder |
1.1 | 研究の目的とStakeholderとしての患者・市民参画 |
1.2 | 患者・市民参画とは |
2. | 研究計画段階ごとの患者・市民参画 |
2.1 | 適切なResearch Question/明確な目的と目標 |
2.2 | 具体的で実現可能性のある研究方法/正確な評価指標の設定 |
2.3 | 患者とは誰か |
3. | コミュニケーションのための共通言語としてのリテラシーの向上 |
おわりに | |
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第3部 | ICH E6(R3)を視野に入れた臨床試験/臨床研究のマネジメントとQMS実装
〜海外GCP査察動向をふまえて〜 |
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第1章 | ICH E6(R3)を視野に入れた実施段階での臨床試験マネジメント |
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第1節 | 臨床試験/臨床研究QMSの考え方とリスクマネジメント |
1. | QMSとはなにか |
1.1 | ISO 9000 QMSの概念について |
1.1.1 | 言葉の定義 |
1.2 | PMBOKでのプロジェクトマネジメント(実施段階)について |
1.2.1 | 実行プロセスと監視プロセス |
1.2.2 | 実施中のリスクマネジメント |
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第2節 | 臨床試験/臨床研究の実施段階におけるリスク・ベースド・アプローチ(RBA)の実践 |
はじめに | |
1. | 実施段階でのリスクマネジメントの全体像 |
1.1 | 臨床試験における品質マネジメント活動 |
1.2 | 臨床試験におけるPDCAサイクルとリスクマネジメント |
1.3 | 品質マネジメントにおけるプロセスのつながり |
2. | リスクに基づくモニタリング/データレビューの実際 |
2.1 | モニタリング/データレビューの実施 |
2.1.1 | オフサイトモニタリング/データレビュー の実施 |
2.1.2 | オンサイトモニタリングの実施 |
2.1.3 | セントラルモニタリングの実施 |
2.2 | 逸脱等への対応 |
2.3 | モニタリングの報告 |
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第3節 | CAPAと変更管理 |
はじめに | |
1. | 用語の定義 |
2. | CAPAについて |
2.1 | CA,2-2 PA,CAPAの展開の仕方 |
3. | RCAについて |
3.1 | RCA,Fishbone,5Why |
4. | CAPAの実践 |
4.1 | CAPAの実践 |
4.2 | 具体的な事例 |
5. | 変更管理について |
5.1 | 変更管理とは |
5.2 | 変更管理のプロセス |
6. | 継続的改善について |
6.1 | 継続的改善と持続する成功 |
6.2 | 組織のアイデンティティとリーダーシップ |
6.3 | プロセスマネジメント |
6.4 | 組織のパフォーマンス分析と評価 |
6.5 | 改善、学習及びイノベーション |
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第4節 | 実施段階におけるStakeholder Engagement〜患者市民参画(リテラシー向上) |
1. | 患者市民参画 |
2. | 研究対象者の「語り」による患者参画の現状と課題 |
3. | 患者市民参画による共創〜まとめにかえて |
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第2章 | 臨床試験/臨床研究でのQMS要件と実装 |
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第1節 | 品質マネジメントシステム(QMS)とは |
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第1-1項 | 従来型の臨床試験実施のためのQMS |
はじめに | |
1. | QMSを維持するための仕組み |
2. | Sponsorとして備えるべきQMSの要素と実装するプロセス |
2.1 | 治験におけるプロジェクトマネジメント |
2.1.1 | 治験の目的・目標の共有 |
2.1.2 | 治験の要求事項と制約条件 |
2.1.3 | リスクマネジメントと品質マネジメント |
2.1.4 | 実施医療機関におけるリスクマネジメント |
2.1.5 | 治験の品質マネジメント活動 |
2.1.6 | コミュニケーションマネジメント |
2.1.7 | 教育・トレーニング |
2.1.8 | 記録の保存 |
2.1.9 | 知識のマネジメント |
2.1.10 | 振り返り |
2.2 | 品質マネジメントの報告 |
2.3 | Sponsorとして大切なこと |
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第1-2項 | 定常的プロセスのBuilt-in Qualityに関する取り組み |
はじめに | |
1. | Built-in Quality |
1.1 | Built-in Qualityとは |
1.2 | Lean Six Sigmaリーンシックスシグマ |
1.3 | DMAIC |
1.4 | SIPOC |
1.5 | CTQツリー |
2. | プロセスマップ |
2.1 | プロセスマップとは |
2.2 | プロセスマップの作成手順 |
3. | リスクマネジメントによるプロセスの見直し(DMAICによる実務的な改善) |
3.1 | 実施前のプロセスの構築とリスクの明確化 |
3.2 | KAIZEN;実施中のリスクの確認・Issue検出とIssue Management |
3.3 | 注目すべきポイント(タイミング、Stage gate);従来型QMSでも実施すべき内容 |
4. | プロセスマップの実例 |
4.1 | 治験依頼者でのプロセスマップ |
4.2 | 治験実施医療機関でのプロセスマップ |
4.3 | 試験レベルでのFitting。リスクに対応した対話(現場でのRisk Communication) |
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第2節 | 医療機関における臨床試験/臨床研究QMS実践(従来型・DCT) |
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第2-1項 | 医療機関における臨床試験/臨床研究QMS実践(従来型・DCT) |
1. | 治験におけるプロセスアプローチ、医療機関と依頼者への アンケート結果より見えてきた課題と提言 |
1.1 | アンケート調査方法 |
1.2 | アンケート項目 |
1.3 | アンケート結果 |
1.4 | プロセスアプローチのあるべき姿と3つの提言 |
おわりに | |
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第2-2項 | 医療機関におけるQMSマネジメントの実例 |
はじめに | |
1. | 医療機関におけるQMSとは何か |
1.1 | QMSの導入 |
2. | QMS導入事例の紹介 |
2.1 | 導入準備 |
2.2 | 方法 |
2.3 | QMSは概念である |
2.4 | 医療機関でのQMSの準備 |
2.5 | QMSプロセスシート |
2.5.1 | プロセスシートについて |
2.5.2 | プロセスシート雛形作成手順 |
2.5.3 | 臨床試験ごとにプロセスシートを作成 |
2.6 | 依頼者(CRA)との協働 |
おわりに | |
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第2-3項 | Decentralized clinical trial(DCT)でのQMSモデル |
はじめに | |
1. | 日本におけるDCTの現状 |
1.1 | DCTとは |
1.2 | 日本のDCTの現状 |
2. | 大阪大学医学部附属病院の事例の紹介 |
2.1 | 当該試験の内容 |
2.2 | 当該試験におけるQMSへの取り組み |
3. | 国立がん研究センター中央病院の事例の紹介 |
3.1 | 当該試験の内容 |
3.2 | DCT実施におけるQMSについて |
4. | 東京センタークリニックの事例の紹介 |
4.1 | 当院で実施するDCTの内容 |
4.2 | 当院で実施するDCTに関するQMSの内容 |
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第3節 | 監査におけるリスクベースドアプローチ(Risk-based approach) |
1. | はじめに |
2. | 治験の監査 |
3. | 臨床研究の監査 |
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第3章 | 日米欧の規制当局における最近のGCP査察指摘事例と着眼点 |
1. | はじめに |
2. | 当局査察の結果結果と着眼点 |