ご購入は、画面下の「書籍購入」ボタンから
廃棄物講演録シリーズ
廃棄物の破砕・選別技術と開発動向
[コードNo.97091001]
■体裁/ |
B5判 全段組み 160頁 上製函入 |
■発行/ |
1997年 9月30日 (株)エヌ・ティー・エス |
■定価/ |
37,400円(税込価格) |
★本書は、(株)技術情報センターの主催による
「廃棄物の破砕・選別技術最前線」セミナー(開催日1997年3月17〜18日)
を講演録として編集したものです。
構成と内容
第1講 廃棄物の破砕・分粒・選別技術
大和田 秀二 早稲田大学工学部教授 工学博士
1.廃棄物の処理とリサイクル問題
1.1 社会システムにおける資源の流れ 1.2 廃棄物資源に関わる生産活動
2.リサイクリングと環境の関係
2.1 環境調和型リサイクリングと環境破壊型リサイクリング
2.2 最適リサイクル率
2.3 最適汚染量
3.リサイクリングにおける選別システムの概念
3.1 ソフトセパレーションとハードセパレーション
3.2 廃棄物処理の技術工程
3.3 省エネルギー型システムの研究例(自動車排ガス浄化触媒の場合)
3.3.1 排ガス浄化触媒の構造
3.3.2 白金族元素回収におけるソフトセパレーションの導入
4.廃棄物の粉砕技術
4.1 粉砕の分類
4.2 粉砕の原理
4.2.1 粉砕のエネルギー則 4.2.2 限界比表面積
4.3 装置の選定に関わる事項
4.3.1 粉砕機の概要 4.3.2 乾式粉砕と湿式粉砕
4.3.3 開回路粉砕と閉回路粉砕 4.3.4 特異な原料物性
5.廃棄物の分粒技術
5.1 篩分け
5.1.1 通過確率と試行数 5.1.2 実効目開き
5.1.3 振動の遠心効果 5.1.4 装置
5.2 風力および水力による分級
5.2.1 粒子の沈降速度 5.2.2 沈降速度と粒子径の関係
5.2.3 沈降速度と粒子密度の関係 5.2.4 密度による異種粒子の分離
6.廃棄物の選別技術
6.1 選別技術の概要
6.1.1 バルク物性を利用する選別 6.1.2 表面物性を利用する選別
6.2 比重選別
6.2.1 重選(重液選別) 6.2.2 ジグ選別 6.2.3 薄流選別
6.3 磁選(磁力選別)
6.3.1 原理 6.3.2 装置
6.4 渦電流選別
6.4.1 原理 6.4.2 装置
6.5 静電選別
6.5.1 原理 6.5.2 装置
6.6 浮選(浮遊選別)
6.6.1 原理 6.6.2 装置
7.分粒・選別成績の評価法
7.1 (総合)分離効率 7.2 部分分離効率曲線
第2講 廃棄物の高効率選別システムの開発事例
吉永 陽一 日本鋼管株式会社基盤技術研究所
計測制御研究部機械システムチーム
主任研究員課長
1.日本の廃棄物処理の現状
2.リサイクル選別システム
2.1 リサイクルのための選別フロー
2.2 リサイクルシステムに求められるニーズ
2.3 廃棄物の選別システムに求められる機能
2.4 破砕技術
2.5 選別技術
2.5.1 磁力選別機 2.5.2 アルミ選別機
2.5.3 篩選別機 2.5.4 風力選別機
3.分別ごみ資源化処理システム
3.1 分別ごみ資源化システムに求められるニーズ
3.2 分別ごみ資源化処理システム
3.2.1 破袋システム 3.2.2 資源化物選別システム
3.2.3 びん色選別システム
3.3 ごみ固形燃料(RDF)化システム
3.3.1 ごみ固形燃料(RDF)化の概要
3.3.2 RDF化システムでの破砕・選別技術
3.3.3 揺動選別機
第3講 廃プラスチックの遠心式分別装置の実証事例
屋城 修 株式会社荏原製作所
環境システム事業部技術第一部副部長
1.はじめに
2.廃プラスチックリサイクルのための分離・分別技術
2.1 容器包装リサイクル法の廃プラスチックの分離・分別のニーズ
2.2 分離・分別技術の開発動向
3.遠心分離式廃プラスチック分別回収システムの実証事例
3.1 廃プラスチック分別回収について
3.2 遠心分別方法の原理
3.3 遠心分別方法の特長
3.4 遠心分離機の構造
3.5 処理能力
3.6 分別能力
3.6.1 実証試験機 3.6.2 実証試験第一段階
3.6.3 実証試験第二段階 3.6.4 複合物
3.7 適用廃プラスチック
3.8 維持管理
3.9 経済性
4.おわりに
第4講 近赤外分光法によるプラスチック分別技術
天野 敏男 オプト技研株式会社 代表取締役
1.分別技術とその必要性
2.近赤外線
2.1 吸光現象 2.2 吸光スペクトル
3.近赤外分光分析技術の新規性
3.1 分光方式 3.2 判別解析
4.プラスチック材質判別計
4.1 分別装置 4.2 プラスチック材質判別技術の使途検討
5.判別分別技術について
5.1 ニュートラルネットワーク法
5.2 多次元空間距離(Mahalanobis Distance)・判別分析
6.まとめ
第5講 コマツの建設系廃棄物の破砕・選別システムの開発事例
田村 幸夫 コマツ 建機事業本部 営業本部
環境リサイクル営業部 部長
1.はじめに
2.建設系廃棄物とは
2.1 建設系廃棄物の種類別排出量とアスファルトコンクリートガラ、
コンクリートガラへの取り組み
2.2 混合廃棄物分野と残土リサイクル分野への取り組み
3.コマツの建設系廃棄物リサイクル商品の紹介
3.1 建設機械による自然破壊とコマツの今後の展望
3.2 木造家屋解体による廃棄物のリサイクル機の開発
(建設系廃棄物リサイクル機の第一歩)
3.2.1 一般家屋解体で発生する廃棄物について
3.2.2 ガラパゴスBR60の開発
3.2.3 BR60の問題点
3.2.4 BR60によるリサイクル材の品質
3.3 コンクリートビル解体ガラの自走式破砕機の開発
3.3.1 企画構想(アイデア)から商品像への発展
3.3.2 自走式破砕機(BR200J)の設計ポイント
3.3.3 自走式破砕機ガラパゴスの事例について
4.最終処分されるプラスチック類への取り組み
(ジョークラッシャからシュレッダー破砕機へ)
4.1 BR200Sの構造
5.第二世代の自走式破砕機の開発
6.アメリカの建設系廃棄物のリサイクル事例(付録)
7.おわりに(当社のこれからの方向)
第6講 ガラスおよびガラスびん自動選別システムの開発事例
木村 隆 住友金属工業株式会社 プラントエンジニアリング事業部
環境プラント部 専任部長
1.はじめに
2.ガラスびん選別技術の最近の動向
2.1 ガラスびんリサイクルの動向
2.2 資源ごみのリサイクルプラント例
2.3 ガラスびん色選別システムの開発の経緯
2.4 ガラスびん色選別システムの開発に求められたポイント
3.ガラスびん色選別システム
3.1 ガラスびん色選別システムの構成
3.2 びん類事前選別装置
3.3 ガラスびんの色選別装置
3.3.1 色選別装置の構成 3.3.2 色識別方式
3.3.3 識別能力 3.3.4 色識別装置の実機試験
3.3.5 実機試験結果 3.3.6 実機試験の問題点
3.4.カレット色選別装置
3.4.1 カレット色選別ダクト 3.4.2 カレット色選別装置の構成
3.4.3 カレット前処理装置 3.4.4 カレット色選別装置の試験
3.5 カレット砂化装置
3.5.1 カレット砂化装置の開発経緯 3.5.2 カレット砂化装置の構成
3.5.3 カレット砂の用途
3.5.4 カレット砂の粒度分布と比重の比較
3.5.5 カレット砂化装置の納入事例(立川市総合リサイクルセンター)
4.まとめ
|
|
|
|
■ お問い合わせの前に『よくあるご質問(書籍)』をご一読下さいませ ■
■ セミナー・講習会のご案内はこちらでございます ■
株式会社 技術情報センター 〒530-0038 大阪市北区紅梅町2-18 南森町共同ビル 3F
TEL:06−6358−0141 FAX:06−6358−0134
|