Ⅰ.金属はなぜ、錆びるのか ~ステンレス鋼の耐食性を考える前に~
1.腐食機構(電気化学反応による腐食メカニズム)
2.防食法
Ⅱ.ステンレス鋼の種類と特性
1.ステンレス鋼の本質
(1)基本特性
(2)耐食性 ~不働態皮膜とその安定性~
(3)腐食形態とメカニズム
①湿食腐食(全面腐食・局部腐食)
②乾式腐食(高温腐食)
2.ステンレス鋼の種類と特徴
(1)フェライト系
(2)オーステナイト系
(3)二層系
(4)析出硬化型
(5)スーパーステンレス鋼
Ⅲ.ステンレス鋼の選び方・使い方のポイント
1.使用条件に応じたステンレス鋼の選び方・使い方のポイント
(1)耐酸用ステンレス鋼
(2)耐孔食性・耐すきま腐食性ステンレス鋼
(3)耐応力腐食割れ性ステンレス鋼
(4)温水用ステンレス鋼
(5)高温用ステンレス鋼
(6)高強度用ステンレス鋼
2.ステンレス鋼の耐食性評価法
3.各環境でのステンレス鋼の選び方・使い方のポイント
(1)酸性環境 ~排煙脱硫装置等環境プラント、各種排ガス浄化装置など~
(2)大気環境 ~建築外装・金属屋根、車両など~
(3)水・高温水環境 ~上・下水設備、温水器から原子力発電設備まで~
(4)海水環境 ~海洋構造物、海水利用機器(製塩装置など)~
(5)化学環境 ~各種化学プラント(低温から高温環境)~
(6)各種廃棄物処理環境 ~ごみ焼却、廃プラスチック、廃木材処理設備など~
Ⅳ.ステンレス鋼の腐食メカニズムとトラブル対策
1.ステンレス鋼の腐食に及ぼす金属学的因子
2.ステンレス鋼の溶接接合と耐食性
3.ステンレス鋼の二次加工と耐食性
4.腐食形態とトラブル対策の実際
(1)全面腐食
(2)局部腐食 ~孔食、すきま腐食、粒界腐食、応力腐食割れ、露点腐食など~
(3)その他の腐食 ~異種金属腐食、通気差腐食、微生物腐食など~
(4)高温腐食 ~酸化、浸炭、硫化、塩化、窒化、ホットコロージョンなど~
Ⅴ.質疑応答
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