T.海外における水関連ビジネスの市場動向とビジネス戦略
−吉村氏からのメッセージ−
世界では多くの国が水問題に直面しており、水関連産業は有望な市場となりつつ
ある。年平均6%の市場伸び率であり、途上国では12%伸びが期待されている。
今回は海外水関連ビジネス市場の動向と、グローバル水企業の戦略の紹介、地球温
暖化に伴う水関連ビジネス、特に水処理膜を用いた海水淡水化やMBR(膜式活性
汚泥法)を紹介する。また国内水関連企業の具体的戦略を紹介する。
1.海外水需要の実態
(1)世界人口と水使用量
(2)世界の水需要の将来見通し
2.地球温暖化と水資源
(1)温暖化・水資源への影響は
(2)水資源の確保
(3)海水淡水化法
(4)下水処理水の再利用(シンガポール・ニューウォータ計画)
3.海外水関連ビジネス
(1)世界水関連ビジネスの伸び・市場予測
(2)各国の水市場(米国、欧州、南米、アジア)
(3)世界水ビジネスを狙う巨大企業(GE、シーメンス)
4.国内水関連企業の戦略動向
(1)縮小する国内上下水道市場
(2)維持管理ビジネス強化
(3)国内各社のO&Mビジネス強化策
(4)水処理膜会社の戦略(東レ、日東電工、帝人、旭化成、他)
5.国内企業の生き残り策は
(1)維持管理ビジネスの問題点
(2)新ビジネスモデル(PPP、マルチインフラ)
(3)上下水道インフラファンド
6.質疑応答
(吉村 氏)
U.中東における水関連ビジネスのポイント
1.水関連ビジネスの市場動向と今後の見通し
(1)水事情 〜水資源の不足、水質汚濁の現況〜
(2)水処理の現況 〜海水淡水化および都市下水再生利用〜
(3)水関連ビジネス市場の現況と今後の見通し
(4)国内外の水関連企業の動向
2.水関連ビジネスの進め方とそのポイント
(1)求められる技術・システムとは
@海水淡水化技術 〜RO(逆浸透法)、蒸発法(MSF、MED)など〜
A工業用水及び下・排水の再利用技術
Bその他(かん水淡水化、漏水防止など)
(2)参入の具体策
@日本企業の弱点とは
A水・電力供給事業(IWPP)について
B参入方式について 〜BOOなど〜
C成功例と失敗例
3.質疑応答
(岩堀 氏)
V.中国における水関連ビジネスの市場動向とビジネスチャンス
1.水質汚染の実態と水質規制の方向
(1)水質汚染の実態
@中国における水問題の特徴
A水質汚染と水資源の地域格差
(2)環境保護政策に伴う水質規制の方向 〜産業排水、地表水、再生水〜
(3)水需要の拡大と水関連産業の育成及び外資導入の動き
2.水関連ビジネスの市場予測とビジネスチャンス
(1)中国の水関連技術及び設備の現況 〜技術・設備レベル〜
(2)水関連ビジネスの現況と市場予測
@都市給水ビジネス
A都市下水処理ビジネス
B産業排水処理ビジネス
Cその他(分析機器、モニタリング機器など)
(3)水関連技術のニーズとビジネスチャンス
@薬剤・材料関連
A装置・システム関連
3.水関連ビジネスの参入戦略
(1)規制を含めた政策と市場の読み方
(2)ターゲットの捉え方
(3)参入方式 〜BOT、TOTなど〜
(4)中国の商習慣への対応 〜中国市場特有のリスクも含めて〜
4.質疑応答
(今西 氏)
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