T.バラスト水規制の動向及びシステム承認のポイントと
今後の見通し
1.バラスト水による海洋汚染の実態
(1)バラスト水の生態系への影響
(2)バラスト水の有害性及び危険性
2.バラスト水規制の動向
(1)IMO(国際海事機関)による義務化
(2)条約発効による市場規模(2兆円)
(3)今後の見通し(バラスト水管理の義務が生じる期日について)
3.バラスト水管理条約及びバラスト水排出基準のポイントと今後の見通し
(1)バラスト水管理条約
@バラスト水管理条約(船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び
管理のための国際条約)とその発効要件
A条約関連ガイドラインの動向
(2)バラスト水排出基準のポイント
(3)諸外国の動きと日本の現況
(4)今後の見通し
4.バラスト水処理システム承認のポイントと今後の見通し
(1)バラスト水処理システム承認の手順
〜図面承認、処理装置の型式承認、システム全体の承認〜
@バラスト水管理システム承認のためのガイドライン
A活性物質を使用するバラスト水管理システム承認のための手順
(2)バラスト水管理システムの要件及び試験方法と判定基準
@設計基準
A環境試験
B陸上試験
C船上試験
(3)今後の見通し
U.バラスト水処理技術の特徴・比較と効果的な組み合わせ方
1.バラスト水の特徴と処理における基本的な考え方
(1)バラスト水の特徴
〜動物プランクトン、植物プランクトン、大腸菌、腸球菌、
病原性コレラ(O−1およびO−139)〜
(2)処理における基本的な考え方
@対象となる生物に合った処理のポイント
A水量・濃度を考慮した処理のポイント
Bサイズの違う生物を効率よく処理するには?
(3)生物数の計測と処理後の検証について
@検証に係わるガイドライン
A生物の生存力(viability)の判断基準
2.バラスト水処理装置の選定と留意点
(1)船舶の種類、海水の性状からみた処理装置の選定
(2)装置搭載に伴うバラストタンクの設計
3.バラスト水処理技術の特徴と最近の開発動向
(1)物理的除去
(2)機械的殺滅
(3)熱処理
(4)化学的処理
(5)複合技術処理
(6)その他
4.海外におけるバラスト水処理装置の開発動向
(1)SEDNA System(ドイツ)
(2)Electro-Clean System(韓国)
(3)Ecto Sys(スウェーデン)
(4)その他
5.バラスト水処理技術の比較・評価のポイント
(1)処理能力
(2)取り扱い性及び維持管理性
(3)経済性
6.多段階処理のポイント(ハイブリッドシステムの構築法)
〜フィルター濾過、遠心分離などの物理的処理と紫外線・オゾン・
過酸化水素などの化学的処理を効果的に組み合わせるには?〜
7.併用システムによるバラスト水処理技術の事例紹介
V.質疑応答
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